ツバキの一種で今の時期、茶花として重用され、庭木としても貴重な花のようだ。「お茶命」の当家のカミさんが、実家で不要となったものを頂いてきて、当家で6年目を迎えているのがこの「シロワビスケ」。背丈を越えた高さに成長し、今花のピークを迎えている。近くには、昨年埼玉県花園町の園芸センターで売られていた花が薄赤(薄紫?)の「ワビスケ」も植えられているが、まだ木が生長しておらず蕾もつけていない状態。
ツバキ科の常緑低木。花が赤系のものをワビスケ(侘助)とよぶ。私は白花タイプが好きだ。清々しい白の色に加え、花びらを完全に開かない慎ましやかさが嬉しい。今時、垣根や庭に華やかに咲き誇るサザンカとは違う優しさががあると思いません?
花の名は千利休の下僕「侘助」からとったものという説があるそうだ。花の少なくなる時期だけに、茶花としても重要な存在なのだろう。