啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

ヤエムグラの仲間

2010-07-11 10:20:49 | 山野草
「ヤエムグラ」は雑草の王様のひとつ。畑のくろから荒地や廃屋周辺などどこでも咲く。
この花から私は、荒れた廃墟や手入れのされていない畑など連想する。寂しい野草。
ところが、仲間には目立たないが小さく、清楚な花を持つ種類がある。

トキの島の私の実家の周辺では、輪状に葉が8枚つく「クルマバソウ」が中心。
早春に小さな白い花を咲かせ、群生する。群馬県内の山をあちこち歩くが、あまり見た
ことが無い。この写真は、花咲湿原から三合平へ下る登山道沿いに咲いていた。

「クルマムグラ」は葉が6枚。花が咲くのは遅い春から初夏。クルマバソウより低い
場所に咲くようだ。ほとんど似ているので、興味のある人で無いと、気付かないだろう。

「オオバノヨツバムグラ」は前記の種より、さらに高い場所に咲く。会津駒ヶ岳に
登った時に、この草が多くあったのを覚えている。

この3種類が、一緒に自生していたのが武尊牧場から田代、花咲の湿原周辺。会津駒には
3種ともあったと思うが、最近注意して見る様になっても、同時に見るケースは少ない。
1、クルマバソウ

2、クルマムグラ

3、オオバノヨツバムグラ

コメント
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