「ツマトリソウ」何だか響きの良い名まえ。日光白根山の頂上直下の急登にあった。
山野草というより、高山植物。ブナ帯の林、低木帯の草原などに、群生せずポツポツ
と咲く小型の植物。特別可愛い花と言うわけではないが、花の名など何故か気にかかる。
ツマ=「妻」「褄」「端」などの漢字がある。妻は言うまでもなく、嫁さんのこと。褄は少々難しく、辞書を開くと「着物の襟下にあたる衽(おくみ)の減りの部分」ということ。
「褄をとる」と言う言葉があるが、芸者になると言うことだそうだ。端は角とか端の方
という意味だろう。褄鳥草?妻取草?芸者草?・・・。どれを当てはめてもしっくりこない。
花の名をつけた人が、登山道でこの花に出合ったら結婚できたとか、恋人ができたとか
何か良いことがあって命名したのではとしか考えられない!!!