昔、流行歌に「酒飲み音頭」というのがあった。 酒好きな人が1年中何かの理由をつけて酒が
飲めるという歌だ。 このように「酒は百薬の長」なとといいながら、お酒を楽しむ人が結構
いらっしゃるようだ。 中国の漢の時代の歴史書「漢書」の「食貨志」に登場する言葉だ。
お酒の性質や味についての記述は中国の古い薬物学の本「神農本草経」にもある。 その
効能は古くから認められていた。 例えば胃を温めてその機能を回復させる「調胃」、
体を温めて寒さを取り除く「散寒」、血行をよくして月経不順を解消する「通経」など
が挙げられる。 漢方薬が効きやすいように、お酒を少し入れることもあるという。
現代の研究でも血液循環改善、食欲増進、利尿、消毒、鎮痛、
精神安定といった効果が認められている。 ただしこれは適量
(純アルコール換算で1日当たり20㌘程度)を摂取した場合だ。飲み
過ぎれば、膵炎、肝障害、胃炎、食道炎、心筋症、脳障害な
ど様々な悪影響が出る。 アルコールは肝臓でアセトアルデ
ヒドに分解される。アセトアルデヒドは酵素の働きによって
さらに酢酸へと分解されるが、うまく分解されないと血管が
拡張し、顔が赤くなる。 頭痛や吐き気といった不快な症状の原因にもなる。
アセトアルデヒドを分解する酵素の働きが弱かったり、なかったりする人もいる。 そうい
う人がお酒を飲み過ぎると、食道がんのリスクが高まる。 お酒を飲んで顔が赤くなる人
(フラッシャーと呼ぶ)は特に注意してほしいそうです。
アルコールは体内のビタミンB1や葉酸、マグネシウム、カリウムなどの減少につながる。
長期間摂取し続ければ、ビタミンAの貯蔵ができなくなり、ビタミンDの吸収障害なども
引き起こす。 ミネラルのひとつ、セレンが減少すれば、老化が進んでしまうという。
お酒を飲むときは良質のタンパク質を含む脂身の少ない肉類、魚介類、卵、大豆製品、ビタ
ミンやミネラルを含む野菜・キノコ・海藻などの食品をゆっくり食べながらにしょう。
飲んでも顔が赤くならない人が「少飲」「淡飲」を心がければ百薬の長になります。
お酒の好きな皆さん、特にはこんなことにも心がけてはいかがでしょうか。
飲めるという歌だ。 このように「酒は百薬の長」なとといいながら、お酒を楽しむ人が結構
いらっしゃるようだ。 中国の漢の時代の歴史書「漢書」の「食貨志」に登場する言葉だ。
お酒の性質や味についての記述は中国の古い薬物学の本「神農本草経」にもある。 その
効能は古くから認められていた。 例えば胃を温めてその機能を回復させる「調胃」、
体を温めて寒さを取り除く「散寒」、血行をよくして月経不順を解消する「通経」など
が挙げられる。 漢方薬が効きやすいように、お酒を少し入れることもあるという。
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精神安定といった効果が認められている。 ただしこれは適量
(純アルコール換算で1日当たり20㌘程度)を摂取した場合だ。飲み
過ぎれば、膵炎、肝障害、胃炎、食道炎、心筋症、脳障害な
ど様々な悪影響が出る。 アルコールは肝臓でアセトアルデ
ヒドに分解される。アセトアルデヒドは酵素の働きによって
さらに酢酸へと分解されるが、うまく分解されないと血管が
拡張し、顔が赤くなる。 頭痛や吐き気といった不快な症状の原因にもなる。
アセトアルデヒドを分解する酵素の働きが弱かったり、なかったりする人もいる。 そうい
う人がお酒を飲み過ぎると、食道がんのリスクが高まる。 お酒を飲んで顔が赤くなる人
(フラッシャーと呼ぶ)は特に注意してほしいそうです。
アルコールは体内のビタミンB1や葉酸、マグネシウム、カリウムなどの減少につながる。
長期間摂取し続ければ、ビタミンAの貯蔵ができなくなり、ビタミンDの吸収障害なども
引き起こす。 ミネラルのひとつ、セレンが減少すれば、老化が進んでしまうという。
お酒を飲むときは良質のタンパク質を含む脂身の少ない肉類、魚介類、卵、大豆製品、ビタ
ミンやミネラルを含む野菜・キノコ・海藻などの食品をゆっくり食べながらにしょう。
飲んでも顔が赤くならない人が「少飲」「淡飲」を心がければ百薬の長になります。
お酒の好きな皆さん、特にはこんなことにも心がけてはいかがでしょうか。