農業じゆう人

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「すご技」

2022年02月12日 12時33分12秒 | 話題
  わずか半年前のことです。 でも、かなり昔の出来事のように感じてしまう。
  昨年夏の東京五輪でのことです。 様々な問題が発生しすったもんだがあり
   最終的には、開催をめぐっても世間の賛否も割れる状態になった。 
  それでも選手の躍動や、大会スタッフ、ボランティアのおもてなしに私たち
   は拍手をおくったものだ。 (私はあまり見なかったが‥‥)

  どこかの市長さんが、女子ソフトボール選手の金メダルをかじって物議を醸
   したその翌日。 昨年8月5日にスケートボード男子の競技があった。
   冬季五輪スノーボードで2大会連続銀メダル輝いた“平野歩夢選手”が、代
   表の座をつかみ「夏冬二刀流」に挑んだのです。 結果は14位。 決勝 
   進出は逃したが、攻めの滑りを貫いた。

  本業のスノーボードでは、すでに安定した地位を築いている。 北京五輪で
   悲願の王座を目指すなら、無謀な挑戦だ、とささやく人もいたのも事実。
   半年後の本番に向け、調整が遅れる懸念があるからだ。 平野さんは、東
   京五輪の競技を終え、こんな謎めいたコメントを残した。 「人はいろん
   な負荷がかかればかかるほど身軽になる」

  昨日の決勝の最終滑走。 平野さんは五輪史上初の高難度の技を身軽に決め
   逆転で金メダルをつかんだ。 ミスは許されない。 でも大技を成功させ
   なければ‥‥。 手に汗握る場面にくぎ付けになった。 ここで想起させ
   るのが昨夏の言葉です。 二刀流への挑戦は、夢に向かって歩むため、あ
   えて自身に課した負荷だったのだろうか。
   それにも加えて、2回目の採点には他国の皆さんらも納得いかないという
   試練に接しても決して動揺することなく冷静に再びあの大技にチャレンジ
   ピタリと決める心。 引退された体操の“内村選手”の鉄棒の演技などもそ
   うですが、いざというときにも自信を持って出せる「すご技」を持ってい
   るのは強いな~と感じさせられました。