寒い日に外出先から家に戻り、温かいお茶を飲むとホッとしませんか。
むかし読んだかの“夏目漱石”の「草枕」に、こんな一節がありました。
「濃く甘く、湯加減に出た、重い露を、舌の先へ一しずく落として味って見るのは
閑人敵意の韻事である」。 日常の生活で連日落ち着かぬ日々の暮らしが続く‥
せめてお茶を飲むときぐらいは、風情を味わいたいものです。
今はオミクロン型が大流行中で個人的に自粛中。 家の中でカミさんとジッとにら
めっこ?ばかりではしょうがないので、ユーチューブを見ていたら煎茶の入れ方
なるものを見つけカミさんと一緒に眺めてみた。
教えていたのは、表千家教授で、日本茶インストラクターの“三木さん”。 おい
しい煎茶の入れ方教えていた。 物好きなのでチョッと覗いちゃいました。
おいしいお茶を脳には、」まずは茶葉選びから。 ただ、素人には分かりにくいの
で、ふだんは「なんとなく高級そう」なパッケージに入っており、値段もほどほ
どのものを適当に選んでいる人が多いという。
「お茶の味は、ほぼ値段に比例します」と三木さん。 お好きな人は、100㌘
あたり1500円以上のものを選ぶという。
カミさんと、1500円!、思わず「高い」と感じてしまいました。
「でもお茶一杯に使う茶葉は2㌘。 一杯当たりに換算すれば、30円です」と
三木さん。 そう言われてみれば、納得できるような気もした。
できればお茶の専門店で、1本1本
の茶葉が松葉のように細く、色が鮮
やかなものを選ぶとよいとおっしゃ
っていました。湯を入れるとき、ポ
ットややかんから直接、熱湯を急須
に入れてはいけませんよ。
「煎茶をおいしく入れられるお湯の
温度は50~80度です」うま味が
多く含まれる高級茶ほど、低い温度
で入れるとおいしくなるという。ま
ず湯飲みに湯を注ぎ、それを急須に
注げば、元の温度から20度ぐらい
下がるという。 お茶の出をよくし
ようとして、急須をぐるぐる回すの
も厳禁。 揺らすことでうまみ成分
だけでなく苦み成分も溶け出し、苦いお茶になってしまうからだそうだ。
お茶の味は、「アミノ酸」「カテキン」「カフェイン」の三つの成分で決まる。
うま味を決めるのはアミノ酸で、全体の半分を「テアニン」というアミノ酸が占め
る。 テアニンを摂取する路、脳がリラックスした状態のときに出る「α波」が
多く出る、という研究結果が報告されているそうです。
カテキンはポリフェノールの一種で、お茶に渋みをもたらす。 国立がん研究セン
ターを始め、生活習慣病の予防に効果あがるのではないかという研究報告が相次
ぐ。 抗酸化作用や抗菌作用が報告されており、うがいの効果がより出やすいと
される。
お茶に苦みをもたらすのがカフェイン。 カフェインは覚醒作用があることがよく
知られているが、テアニンがその作用を抑えるという。 「熱いお湯で入れると
カフェインが多く出てしまうため、夜寝る前の熱いお茶はやめたほうがいい」。
急須にお湯を入れたら、1~2分蒸らす。 その後、湯飲みに移すときは、必ず
最後の1滴まで入れて欲しいと、三木さんは話しています。
「最後の1滴が濃くておいしいのです」 実は最後まで入れるのにはもう一つ
理由がある。 水分が残ったままだとカテキンやカフェインの成分が出てしまい
2煎目以降がおいしくなくなってしまうからだという。 急須の中が蒸れないよ
うに、ふたをちょっとずらしておくといいそうです。
少しアホなジイさんなので早速、金もないのに高級は茶葉を買い、三木さんの言う
とおりにお茶を入れてみて驚きました。 ふだん飲んでいるお茶に比べて、山吹
色のきれいな色に、さわやかな香りが感じられた。 それに味などには無頓着な
私ににも独特のうまみが舌の上に広がった感じがした。
たががお茶と思っていましたが、改めて日本茶の良さを感じ‥されどお茶だな~
と真に感じることができました。 日本茶、おいしいものです。
むかし読んだかの“夏目漱石”の「草枕」に、こんな一節がありました。
「濃く甘く、湯加減に出た、重い露を、舌の先へ一しずく落として味って見るのは
閑人敵意の韻事である」。 日常の生活で連日落ち着かぬ日々の暮らしが続く‥
せめてお茶を飲むときぐらいは、風情を味わいたいものです。
今はオミクロン型が大流行中で個人的に自粛中。 家の中でカミさんとジッとにら
めっこ?ばかりではしょうがないので、ユーチューブを見ていたら煎茶の入れ方
なるものを見つけカミさんと一緒に眺めてみた。
教えていたのは、表千家教授で、日本茶インストラクターの“三木さん”。 おい
しい煎茶の入れ方教えていた。 物好きなのでチョッと覗いちゃいました。
おいしいお茶を脳には、」まずは茶葉選びから。 ただ、素人には分かりにくいの
で、ふだんは「なんとなく高級そう」なパッケージに入っており、値段もほどほ
どのものを適当に選んでいる人が多いという。
「お茶の味は、ほぼ値段に比例します」と三木さん。 お好きな人は、100㌘
あたり1500円以上のものを選ぶという。
カミさんと、1500円!、思わず「高い」と感じてしまいました。
「でもお茶一杯に使う茶葉は2㌘。 一杯当たりに換算すれば、30円です」と
三木さん。 そう言われてみれば、納得できるような気もした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/51/d09ba86f5c661920a0aa49ae1df75d41.jpg)
の茶葉が松葉のように細く、色が鮮
やかなものを選ぶとよいとおっしゃ
っていました。湯を入れるとき、ポ
ットややかんから直接、熱湯を急須
に入れてはいけませんよ。
「煎茶をおいしく入れられるお湯の
温度は50~80度です」うま味が
多く含まれる高級茶ほど、低い温度
で入れるとおいしくなるという。ま
ず湯飲みに湯を注ぎ、それを急須に
注げば、元の温度から20度ぐらい
下がるという。 お茶の出をよくし
ようとして、急須をぐるぐる回すの
も厳禁。 揺らすことでうまみ成分
だけでなく苦み成分も溶け出し、苦いお茶になってしまうからだそうだ。
お茶の味は、「アミノ酸」「カテキン」「カフェイン」の三つの成分で決まる。
うま味を決めるのはアミノ酸で、全体の半分を「テアニン」というアミノ酸が占め
る。 テアニンを摂取する路、脳がリラックスした状態のときに出る「α波」が
多く出る、という研究結果が報告されているそうです。
カテキンはポリフェノールの一種で、お茶に渋みをもたらす。 国立がん研究セン
ターを始め、生活習慣病の予防に効果あがるのではないかという研究報告が相次
ぐ。 抗酸化作用や抗菌作用が報告されており、うがいの効果がより出やすいと
される。
お茶に苦みをもたらすのがカフェイン。 カフェインは覚醒作用があることがよく
知られているが、テアニンがその作用を抑えるという。 「熱いお湯で入れると
カフェインが多く出てしまうため、夜寝る前の熱いお茶はやめたほうがいい」。
急須にお湯を入れたら、1~2分蒸らす。 その後、湯飲みに移すときは、必ず
最後の1滴まで入れて欲しいと、三木さんは話しています。
「最後の1滴が濃くておいしいのです」 実は最後まで入れるのにはもう一つ
理由がある。 水分が残ったままだとカテキンやカフェインの成分が出てしまい
2煎目以降がおいしくなくなってしまうからだという。 急須の中が蒸れないよ
うに、ふたをちょっとずらしておくといいそうです。
少しアホなジイさんなので早速、金もないのに高級は茶葉を買い、三木さんの言う
とおりにお茶を入れてみて驚きました。 ふだん飲んでいるお茶に比べて、山吹
色のきれいな色に、さわやかな香りが感じられた。 それに味などには無頓着な
私ににも独特のうまみが舌の上に広がった感じがした。
たががお茶と思っていましたが、改めて日本茶の良さを感じ‥されどお茶だな~
と真に感じることができました。 日本茶、おいしいものです。