2回目までが渋めだったので、今回は派手目に。彼、見た目が派手ですから(爆)※最近痩せたらしい。
イングヴェイに一家言を持っている人はおそらく日本に一番多いと思うが、私はあえてチャレンジャー精神で斬ってみたい。というのも、一般的に凄く評価の低いこのアルバムと次回紹介するアルバムが特にお気に入りだからだ。
イングヴェイは単純なファン層しかいないようで彼に何を求めるかは人それぞれであったりする。1)ギタープレイ、2)ネオ・クラシカル・ロックの盟主、3)様式美HRの後継者、4)単なるメロディアスロックの優秀な作曲者、5)自分はまだ太っていないとするための比較対象、6)奥さんのセクシーショット。
あたりだと思われるのだが、私はそれぞれにピンとくるものがあるものの、彼に一番求めたいのは王道のHRではなく、北欧色が滲み出たときの女々しくも極上のメロディアスハードロックなのである。勿論イングヴェイはスウェーデン出身。若くしてアメリカに移住したとはいえ、同じ頃には完全に音楽的なアイデンティティを確立しきっていた彼にとって音楽の背景は常に北欧にある。というかあってほしい。
その意味で、今回紹介する「Fire and ice」は実にバランスがとれた作品だと思うのである。因みに次回紹介予定なのは同じイングヴェイの「Eclipse」。何故「Fire and ice」がバランスがとれいているのかといえば、(次回詳しく述べるが)「Eclipse」こそ北欧色が最も色濃く反映された、いわば異端の作品で、この「Fire and ice」は本来のアグレッシヴな彼と(北欧色が強い作品と)の中間点のようなアルバムだと思うからなのだ。人によってはそれを中途半端と呼ぶのかと思うが、私はバランスがとれていると勝手に判断する(笑)
よくこのアルバム評で耳にするのは「楽曲によっての(出来の)バラツキが目立つ」というものだ。それには激しく同意する。確かに、良い曲とそうでない曲の落差は激しく、私も推しておいてなんだが、ほとんど見向きもしない曲も多い。
更にいえば、次回内容と重複してしまうが、相変わらずギタープレイは(最高潮時と比べると)キレがない。ソロはテニスのラリーでちょっとずつ打ち負けていくのと同じようにちょっとずつ反応が鈍い感じだ。音楽的には陳腐な表現だが、例えとしては分かりやすいな(笑)
だが、それよりもやはり魅力なのは(アグレッシヴながらも)透明感に溢れる楽曲群、そして、ヨラン・エドマンの女々しい、ナヨナヨとしたヴォーカルだ。ヨランについては次回にまわすとして、今回は最後に純粋に楽曲について触れて次回に期待をもたせたりして~。
まずは
“No mercy”
“Forever is a long time”
というファストチューン。これがもう堪らんくらい良い。“No mercy”にはもうすっかりおなじみとなった大バッハの“管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067~バディネリ”が挿入されているわけだが、驚くほど突如挿入されるわりには何の違和感もない。傍若無人にギターを被せてくるのが彼の生業でもあるというのに、ここでは理性的だったりする。そのあたりもこのアルバムの好きなところだ。“Forever is a long time”というヒネリの無いタイトルの曲はもう王道を突っ走る。彼のファストチューンの中では、いや、全ての楽曲の中でも3本の指に入るくらい好きだったりする。
“How many miles to Babylon”
はエキゾチックな趣きが魅力のミディアムテンポの曲だが、これが実に(イングヴェイにしては)理性的で整合感があって良い。
“Final curtain”
これはどこぞで、「この曲はいらないねえ」なんて言ってるのを聞いたか、見たかで覚えているがとんで茄子!!! エンディングらしい重厚でヘヴィな雰囲気は、最後まで突っ走る傾向の強い@イングヴェイのアルバムの中のエンディング曲としてはかなり完成度が高く、私など大好きで大好きで仕方が無いですたい(ただギターソロはちょっぴりお座なり)
“Broken glass”日本盤のみボーナストラック
そして、この曲はボーナストラックなのだが、これがボーナスであれとあれとあれとあれとあれが本編に収録なんてオカしい!!とひそかに思っているのだが、日本人の大抵はこのボーナス聴いてそう思っているに違いない。記憶が曖昧で申し訳ないのだが、この曲は当時のガールフレンドのために書いた曲だったっけ? う~ん、そのあたりが分かると更に何故私がこの曲が好きなのかが判明する。女性Vo向けにつくった曲だとしたら、そのアクの無さが良いのだということだ。透明感溢れるメロディアスな北欧メタル。このイメージを質の高いイングヴェイが実践するということの素晴らしさである。
思わずノリノリになってしまった。次回もよろぴくです~。
【トレーニング中の選曲】
“How many miles to Babylon”
“Cry no more”
“No mercy”
“Fire and ice”
“Forever is a long time”
“Final curtain”
“Broken glass”※ボーナストラック
計34分50秒
イングヴェイに一家言を持っている人はおそらく日本に一番多いと思うが、私はあえてチャレンジャー精神で斬ってみたい。というのも、一般的に凄く評価の低いこのアルバムと次回紹介するアルバムが特にお気に入りだからだ。
イングヴェイは単純なファン層しかいないようで彼に何を求めるかは人それぞれであったりする。1)ギタープレイ、2)ネオ・クラシカル・ロックの盟主、3)様式美HRの後継者、4)単なるメロディアスロックの優秀な作曲者、5)自分はまだ太っていないとするための比較対象、6)奥さんのセクシーショット。
あたりだと思われるのだが、私はそれぞれにピンとくるものがあるものの、彼に一番求めたいのは王道のHRではなく、北欧色が滲み出たときの女々しくも極上のメロディアスハードロックなのである。勿論イングヴェイはスウェーデン出身。若くしてアメリカに移住したとはいえ、同じ頃には完全に音楽的なアイデンティティを確立しきっていた彼にとって音楽の背景は常に北欧にある。というかあってほしい。
その意味で、今回紹介する「Fire and ice」は実にバランスがとれた作品だと思うのである。因みに次回紹介予定なのは同じイングヴェイの「Eclipse」。何故「Fire and ice」がバランスがとれいているのかといえば、(次回詳しく述べるが)「Eclipse」こそ北欧色が最も色濃く反映された、いわば異端の作品で、この「Fire and ice」は本来のアグレッシヴな彼と(北欧色が強い作品と)の中間点のようなアルバムだと思うからなのだ。人によってはそれを中途半端と呼ぶのかと思うが、私はバランスがとれていると勝手に判断する(笑)
よくこのアルバム評で耳にするのは「楽曲によっての(出来の)バラツキが目立つ」というものだ。それには激しく同意する。確かに、良い曲とそうでない曲の落差は激しく、私も推しておいてなんだが、ほとんど見向きもしない曲も多い。
更にいえば、次回内容と重複してしまうが、相変わらずギタープレイは(最高潮時と比べると)キレがない。ソロはテニスのラリーでちょっとずつ打ち負けていくのと同じようにちょっとずつ反応が鈍い感じだ。音楽的には陳腐な表現だが、例えとしては分かりやすいな(笑)
だが、それよりもやはり魅力なのは(アグレッシヴながらも)透明感に溢れる楽曲群、そして、ヨラン・エドマンの女々しい、ナヨナヨとしたヴォーカルだ。ヨランについては次回にまわすとして、今回は最後に純粋に楽曲について触れて次回に期待をもたせたりして~。
まずは
“No mercy”
“Forever is a long time”
というファストチューン。これがもう堪らんくらい良い。“No mercy”にはもうすっかりおなじみとなった大バッハの“管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067~バディネリ”が挿入されているわけだが、驚くほど突如挿入されるわりには何の違和感もない。傍若無人にギターを被せてくるのが彼の生業でもあるというのに、ここでは理性的だったりする。そのあたりもこのアルバムの好きなところだ。“Forever is a long time”というヒネリの無いタイトルの曲はもう王道を突っ走る。彼のファストチューンの中では、いや、全ての楽曲の中でも3本の指に入るくらい好きだったりする。
“How many miles to Babylon”
はエキゾチックな趣きが魅力のミディアムテンポの曲だが、これが実に(イングヴェイにしては)理性的で整合感があって良い。
“Final curtain”
これはどこぞで、「この曲はいらないねえ」なんて言ってるのを聞いたか、見たかで覚えているがとんで茄子!!! エンディングらしい重厚でヘヴィな雰囲気は、最後まで突っ走る傾向の強い@イングヴェイのアルバムの中のエンディング曲としてはかなり完成度が高く、私など大好きで大好きで仕方が無いですたい(ただギターソロはちょっぴりお座なり)
“Broken glass”日本盤のみボーナストラック
そして、この曲はボーナストラックなのだが、これがボーナスであれとあれとあれとあれとあれが本編に収録なんてオカしい!!とひそかに思っているのだが、日本人の大抵はこのボーナス聴いてそう思っているに違いない。記憶が曖昧で申し訳ないのだが、この曲は当時のガールフレンドのために書いた曲だったっけ? う~ん、そのあたりが分かると更に何故私がこの曲が好きなのかが判明する。女性Vo向けにつくった曲だとしたら、そのアクの無さが良いのだということだ。透明感溢れるメロディアスな北欧メタル。このイメージを質の高いイングヴェイが実践するということの素晴らしさである。
思わずノリノリになってしまった。次回もよろぴくです~。
【トレーニング中の選曲】
“How many miles to Babylon”
“Cry no more”
“No mercy”
“Fire and ice”
“Forever is a long time”
“Final curtain”
“Broken glass”※ボーナストラック
計34分50秒
まあ同じファンでも人それぞれですが・・
同じ価値観持っている人がいて嬉しいです♪
そのうち「Eclipse」もやるのでお暇なら
読んでみてください。
あと、音楽カテゴリに反応してくれる人が
ほとんどいなかったので超嬉しいです(笑)