10月17日 反差別・人権セミナー

　倉敷市であった“反差別・人権セミナー”に行きました。
　オープニングは、倉敷フィリピーノサークルによるダンスと歌。「イゴロット」という山岳民族の踊りを倖田來未の曲とコラボレーションしたダンスにはびっくりしました。驚きすぎて、とてもきれいな衣装でステキな踊りだったのですけど、写真を取り損ねました（>_<）。
　今年は世界人権宣言が採択されたから60周年。アイヌ民族、在日韓国人、被差別出身というそれぞれの立場から、人権課題の現状と課題をさぐるシンポジウムが興味深かったです。マイナスのイメージの混血をダブルと前向きにとらえるアイヌの人の娘たち、日韓の試合に日本を応援する在日の子どもたち、の人たちの自尊感情回復が鍵だと被差別の人。差別の問題を個人での解決（責任）に置き換えようとする風潮のなかで、日本の国内法のなかに民族法を位置づけたい、人権擁護救済法が必要だという共通テーマが浮かび上がります。
　厳しい差別と闘ってきたパネラーたちが、それぞれの子どもたちのことを語り、次世代を想う優しい眼差しが印象に残るシンポジウムでした。