岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

7月25日 「10代の性の健康」支援ネットワーク

2010-07-25 | おにき日記


 「10代の性の健康」支援ネットワーク/ゆいネット岡山に、昨年度から参加をしています。社団法人日本女医会の皆さんが中心になって行っておられるもので、産婦人科・小児科のお医者さんたちが中心とあって、実態に即応したものです。支援のためには、お医者さんだけでなく、行政・警察・教員・研究者・当事者(&大学生たち)etc、あらゆる立場からの支援ネットワーク連携が必要だともたれています。

 午前中は、意見・情報交換と、今後、取り組むべきポイントについての話し合い。インターネットが普及して情報が氾濫しているなか、正しい情報が得にくくなっているという大学生たちの声。相談できる人はいいが、できない人をどう支援につないでいくことができるのか。相談があったときに関係機関のワンストップサービス的なものが必要…etc。

 午後は、八木淳子さん(盛岡少年刑務所尾医務課長)による特別講演/「子どもたちからのS O S がきこえますか」の他、思春期の性別違和感への対応、特別支援学校、産婦人科現場からの事例からの学び、トピックスとして、子宮頸がん予防ワクチンについての最新情報がありました。どれもこれも、息をのんで耳を傾ける内容でした。

 八木さんは、若年受刑者に関わるなかで、彼らが犯した罪は許されるものではないが、生育歴をみると、本人の資質ではなく社会全体としてとらえることが必要。適切な相互行為の繰り返しがヒトを育てるので、子どものたちからの働きかけには(誕生のときから)きちっと対応をすること、大局をみつつ(子どもの力を信じる)、今出来る5ミリ先のことを提示し、子どもの能力を触発することが、大人には必要だと話されました。
 
 人権教育をベースとした性教育が必要(もちろん、大人にも)だと、今日も実感しました。産婦人科現場からの話をされた早乙女智子さん(神奈川県立汐見台病院)の「胎児のときから」という言葉が印象的でした。




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