岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

7月26日 ゴミのポイ捨て条例(美しいまちづくり、快適なまちぢくり条例)に科料が…。などなど。

2010-07-26 | おにき日記


 涙をポロポロと流して、これまでの人生に区切りをつけ、子どもを抱えて新しい出発をせんとするフィリピンの女性に会いました。岡山滞在が長い方だけど、何度も何度も言われたのが、「不安がいっぱいのなかで、どこに相談をすればいいのかわからなかった」と。
 岡山市には、「さんかく岡山」という頼りになる場があることを、多くの外国人女性(もちろん、日本人もですが)に知ってほしいと、あらためて思いました。

 昨日、岡山市腎臓病患者者協議会の総会に出席をしました。岡山市は「福祉タクシー」という重度の心身障がい者に対して基本料金を助成する制度をもっていて、交付枚数は1月あたり4枚。また対象者のうち、例えば、血液透析受療者で週3回以上通院している人には1月あたり12枚交付しています。ところが、透析を受けにいくのに、これは自宅からのみで、施設入所の場合は使えない。なんとか使えるようにならないのかという話を聞きました。
 同じ目的なのに、どうして?と素直に思いました。関係課に聞きますと、国の様々な制度・手当において、自宅と入所施設で仕切りがある。入所すると施設のなかで完結すると考える、施設には税金でいろんなサービスがあることが一つの理由のようです。でも、二重にならないサービスなら、行ってもいいのではないか。整理をしていただきたいと思います。

 今日は、市民ネットで、ごみのポイ捨て条例の勉強会をしました。
 岡山市は、2007年3月に、「美しいまちづくり、快適なまちづくり条例」を制定し、岡山駅から後楽園にかけての区域を対象としています。この条例には、ポイ捨てに対して「科料を科す」ことができるという条文がありますが、「できる」条例で、今までは科されていませんでした。岡山市は啓発を進めてきたわけですが、十分な効果があがらないので、9月まで更に啓発を進め、効果があがらなかったら、「科料を科さざるを得ない」としています。
 条例制定当初は減少したが、ポイ捨て数は微増、路上喫煙者は横ばいとのこと。ポイ捨ての75%を占めるのがタバコの吸い殻ですが、路上喫煙者数はこの3月以後は、目標の5人(1000人当り)を下回っています(6月は3.8人)。
 科料を科すときには、警察OB職員の雇用を考えているとのこと。もちろんポイ捨ては許されるべきではありませんが、科料をかけて市民生活を制限することには慎重であるべきだと思っています。果たして科料を科すべき状況なのか。啓発は十分に行われているのか。新たな雇用について必要性があるのか。検証の必要があります。市民ネットとしては、現状把握を行うことになりました。

 その他にも、いろんなお問合せがあります。その都度、いっしょに勉強をしながらということがまだまだ多いですが、市民生活すべてが市政ですので、お声かけをくださいね。



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