岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

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 政治や暮らしをつくっていきたい。

4月23日 市民ネット視察3日目は、沖縄県の文化施策

2014-04-23 | おにき日記





 視察3日目は沖縄県庁にいきました。沖縄県の「文化施策」についてです。

 魅力あふれる沖縄の伝統文化ですが、「保全・継承」に加えて、「新たな文化の創造」や「産業化」へと、スポーツも加えて、2011年度に組織改編。新しく「文化観光スポーツ部」ができました。岡山市でいうと、新しい「局」が作られたということです。また、2013年度には、「沖縄県文化芸術振興条例」が策定されています。一部の愛好者だけでなく、県民がひとしく文化を担おうと、演出家やマネジャー育成など人材育成にも力を入れておられます。

 たとえば、今年度の新規事業として、「しまくとぅば普及継承事業」があります。いわゆる沖縄の言葉ですが、次世代への継承や豊かな伝統文化の再認識化をはかるために、10年計画で県民運動を展開します。沖縄文化の伝承には言葉が欠かせないとのこと。今年度は、日常生活や学校等で活用できる、「しまくとぅば」読本をつくって、普及促進をはかるということです。先に書いた条例の基本施策のトップに、この「しまくとぅば」の普及・継承が置かれています。
 ユネスコが2009年に消滅の危機にある方言・言語を発表していますが、日本では8方言・言語が指摘され、そのなかの5方言・言語が沖縄県にあります。
 教育委員会と連携をしっかりもって、文化振興を大胆にしていこうとする職員の皆さんのアツい姿勢を感じてきました。

 他にもいろんな話をお聞きしましたが、文化振興を市政・施策のなかにどのように具体的に位置づけるのか。人作りも含めて、その魂の部分の討議やがまず大切。当たり前といえば当たり前ですが、練っていかねがなりません。

 ちょっと話はもどりますが、組織改変のとき、移民交流もこの部に入っていたそうです。今は、知事公室直轄の「広報交流課」に。沖縄県から移民した皆さんが、全世界から集まってくる日もあるそうです。世界に開かれている自治体は活性化していくと思います。また、この知事公室には、「基地対策課」「地域安全課」「防災危機管理課」があり、議会質問の半分は、これらに関わることだそうです。


 


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