岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

3月28日 福嶋浩彦さんをお招きして、「自治」を学びました。

2013-03-28 | おにき日記




 
 今日は、〈みどり岡山〉市民自治講座「自治が本当に必要になる!人口減少時代の地域づくり」。福嶋浩彦さんをお招きしてお話を聞きました。

 同郷の福嶋さんにはシンパシーいっぱいですが、実は、消費者庁長官になられて以後、お話を聞くのは初めてでした。国を具体的に経験されて、お話はより分かりやすいです(^^)。社会は、生活者の視点で丸ごと捉えられる地域・自治体で積み上げてこそ、豊かなものになると。

 市民社会の3つの領域(①コミュニティ/地域社会・非営利市民事業者など、②市場/企業など、③政府)の、役割分担と連携を最適化していくのが大切なんだと。つまり、施策をするにあたって、どこがするのが一番望ましいのかと考える。「望ましい」はコスト削減ということではなく、〈質〉が高められるのかということ。〈質〉についても、住民と話し合って、合意をしていくことが大切。

 人口が減少していくなかで、〈質〉を高めながら、社会・地域のしくみを小さくしていきたい。この時、上記3つの最適化をしないと小さくなっていきませんと。現状の多くは、行政が何を〈民〉に出すかを仕切り、コスト削減という観点で下請けにだしているのが実情。

 我孫子市長時代に実践されてこられたので説得力はありますが、岡山市を想定するとハードルは高いです。でも、指定管理や委託・民営化、そして市民協働を考えるときに、〈コスト〉ではなく〈質〉で議論をしていくこと、市民との合意形成のなかでという方向性は必要です。
 そういえば、〈協働〉という言葉はでてきませんでした。地域がもっている力をどう生かしていくのかということなのでしょう。刺激いっぱいの時間でした。



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