岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

7月25日 社会的養護の課題と将来像(厚労省)

2011-07-25 | おにき日記





 私が暮らしている家の裏には、井戸があります。裏庭菜園の野菜にはこの井戸水を毎日あげています。ここに暮らし始めてから27年になりますが、水が枯れることはありませんでした。被災されて避難をしてこられている方から「水」の大切さをよく聞きます。飲み水にはならないでしょうが、それでもありがたいですね。
 井戸というと、フィリピン・ネグロス島で一緒に過ごした村の子どもたちを思い出します。水道がないところでしたから、山のわき水を運んできたり、井戸水を使ったり。
   
   *        *        *

 子どもというと、今日は児童養護施設などの方々の話を聞きました。
 この7月に、厚労省で「社会的養護の課題と将来像」がまとめられました。また6月には、児童福祉施設最低基準(省令)の一部改正もありました。
 社会的養護は、かつては親がいなかったり、親に育てられない子どもへの施策だったわけであったが、近年は、虐待を受けて心に傷をもつ子ども、障がいのある子ども、DV母子への支援へと役割が変わってきている。こうした状況に対応するために、①家庭的養護の推進、②専門的ケアの充実、③自立支援の充実、④家族支援・地域支援の充実が必要である。現在、児童養護施設の7割が大舎制であるので、できる限り、小規模化と施設機能の地域分散(ファミリーホームの設置や里親の支援)を行なって、施設は地域の社会的養護の拠点に。また本体施設は、精神的不安定等が落ち着くまでの専門的ケアや、地域支援を行なうセンター施設としての高機能化が求められると。
 虐待を受けた子ども、障がいをもった子どもが増えるなか、施設の負担は大きくなっています。以前より、職員数の少なさは指摘されているところです。また、里親になるのもより専門性が必要となりますし、風通しのいい連携も求められていくでしょう。
 地方分権の流れのなか、地域のニーズをベースにした施策が求められていきます。学んでいきたいと思います。


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