岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

11月1日 千足古墳「直弧文」の保存

2010-11-01 | おにき日記


 10月21日のブログに、「津島遺跡」について、「京山学区の子どもたちは、身近にこんな遺跡があって幸せですね」と書きましたら、「遺跡そのものは、土の下に埋もれていて、いま見られるのは「復元模型」(実寸大?)ですね」とコメントをいただきました。その通りです(^^)。

 土の下に埋もれているといえば、造山古墳群に属する「史跡・千足古墳」。岡山県で唯一の装飾古墳で、石室内に「直弧文」が彫られていますが、一年余りまえに、水で覆われていた模様の一部が剥落していたことが判明しました。私もその時に見学に行った様子をブログに書きましたが、岡山市ではこの保存に向けて検討中です。
 その後の様子について気になっていましたので、担当者に聞きました。来年の3月には方針を決めたいと、11月には水がどうしてたまるのか、古墳に十字のトレンチ(細長い発掘溝)を掘って調査をするということです。

 そのまま置いたままで保存ができるのか、外に取り出して保存をするのか、石障だけを取り出して保存するのか。現在は24時間、排水しているとのこと。「『保存』とはどういうものなのか」、「技術的に何が可能なのか」。高松塚古墳に次いでのことだそうで、この模様が崩れてしまわないよう、担当者はかなり緊張して臨んでおられます。国史跡ですが、費用は、国50%岡山市50%ということです。

 明日から5日まで、岡山市役所1F市民ホールで、「埋蔵文化財発掘調査速報展:前年度の発掘調査に関する展示」が行われます。文化財については、しっかりアピールを。

 

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