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Macとか音楽とかサッカーとか気にくわないニュースとか、独りよがりの邪推と妄想

プーチン流 積極的平和主義

2014-03-31 21:31:07 | 国際・政治



西側首脳が先進国(笑)首脳会議G8からロシアを閉め出すってことで合意し、
核セキュリティ・サミットにかこつけてロシアへの強硬な姿勢を取り繕いましたね。

むやみにロシアへの制裁ってのも各国いろいろあるようなんですが、
ま、一応、カタチは作っておきましたよと。

でもねえ、先進国(笑)首脳会議って言っても、記念写真を撮るくらいでしょ?
今や惰性でやってるだけにしか見えませんし。

でもまあこんなにドヤ顔でロシア抜きでG7だと言えるならそりゃあ、
ロシア抜きで相当の成果があるんでしょうなあ


で、核サミットの場に於いて、オバマの音頭で日米韓3カ国首脳会談が開かれました。
そこでわざわざナニを話すのかと思ったら、今さら北朝鮮対応の連携確認、
ってだけらしいです。

でもそれじゃあ、3者で記念撮影したってだけの茶番でしかありません。
オバマも日韓関係におけるプレゼンスをアピールしたかったのでしょうけどね。
ま、ウラではナニが話されたのかわかりませんけど。


ところで、核セキュリティ・サミットというからには核にまつわる内容としては、
アベちゃんは目的のないプルトニウムは持たない、と言いましたが、
ってことは、目的があるならいくらでもプルトニウムを持つってことでして、
何の制限にもなってないんですけど、いいのでしょうか。

そもそも今回で2回目の核セキュリティ・サミットというのは、こんなものらしいです。


 核セキュリティ・サミット

 米国同時多発テロ(2001年9月11日)以降,
 国際社会は新たな緊急性を持ってテロ対策を見直し,取組を強化してきました。
 2009年4月,オバマ米大統領がプラハ(チェコ)において演説を行い,
 核テロは地球規模の安全保障に対する最も緊急かつ最大の脅威とした上で,
 核セキュリティ・サミットを提唱しました。
 サミットにおいては,首脳レベルで核テロ対策に関する基本姿勢や取組状況,
 国際協力の在り方について議論しています。


へえぇ。
もともとはアレか、ノーベル平和賞オバマの提唱、思想の具現なのですかね。

オバマのアメリカはそこら中で戦争してますけどね。
ドローンとかいう無人機を使って一般人を巻き添えにしまくって。

核の安全保障もいいですけど、そもそもの戦争行為をなんとかできませんかね。


それにしても、クリミアを巡る動きについては、
プーチンのお手並み鮮やかと言いますか、
あっと言う間にクリミア編入にこぎつけました。

米欧はオリンピックの時期を狙ってウクライナで騒ぎを起こし、
ロシアに揺さぶりをかけたんでしょうが、ここまではプーチンの知恵と判断力と
行動力と胆力の前に、相手にならなかった印象すらあります。


仮にクリミアの住民投票はロシア軍の圧力下で行われ作為的だとしても、
また、戦闘こそ起こしてないにせよ軍隊を他国の領域に侵攻したというのは
国際的批判の対象になったとしても、黒海を失うワケにいかなかった、
そういうロシアの決意の現れですね。

今後ロシアには、制裁によって多少の経済的影響が出てくるかもしれませんが、
それでも、領土というか軍事的重要性を優先させたのですね。

なんたってウクライナの暫定政権は米欧に煽られて暴力的に政権を奪っていて、
その正当性に疑問がありますし、暫定政権は極右で排外主義的と言いますから、
クリミアのロシア系住民の保護という名目も成り立ちます。

ロシアが非難されるべきであれば、同様に暴力的なウクライナ暫定政権も
避難されるべきだと思うのですけど、そういった論調は少なくとも
日本の大マスコミには見られません。

言うなれば、プーチン流・積極的平和主義だと言えるんじゃないかと思いますが、
アベちゃんの言うものとは何か違いがあるのでしょうかね。


ま、日本のメディアや国民は、クリミア情勢というより、
若い美人検事総長のほうに関心があるようで、のんきなもんですけどね。

科学の分野とか、日本人は若い女性の活躍にことさら有り難がりますんでね。
 

国が現場に介入する教科書採択のきな臭さ

2014-03-29 14:58:21 | 社会・経済
沖縄県八重山地区の歴史教科書問題で、育鵬社の教科書を採択するようにとの、
政府の要求を竹富町は拒否しまして、文科省がまた批判する事態になっております。

何故に政府がそんな要求をするのかというと、町等の教育委員会は
地区教育委員会が決定する教科書を採択しなければならないのに、
竹富町は独自に東京書籍の教科書を採択したということで、
どうやら地方自治法に反するということのようなのです。

2週間くらい前にメディアでも報道されたのですが。


 採択教科書拒否:文科相が竹富町に是正要求 市区町村で初

 沖縄県竹富町教育委員会が八重山採択地区協議会(石垣市、竹富町、与那国町)の
 決定とは異なる中学公民教科書を使用している問題で、下村博文文部科学相は14日、
 地方自治法に基づき、竹富町教委に対して地区協決定の教科書を使うよう是正要求した。
 国が直接、市区町村に是正要求するのは初めて。
 文科省は昨年10月、沖縄県教委に対して同町教委に是正要求するよう指示したが
 県教委が態度を保留しているため、来年度の教科書配布に間に合わせるよう、
 直接要求に踏み切った。

 地方自治法では、国は都道府県に対し、市区町村に是正要求を出すよう
 指示することができる。だが事態が改善せず緊急対応が必要な場合は、
 国が直接、市区町村に是正要求を出せる。

 文科省は沖縄県教委に指示を出した後も、県教育長に早急な対応を求めるなど、
 繰り返し指導してきた。このままでは来年度の授業に間に合わないことから、
 文科省は「緊急、その他特に必要がある」場合に該当すると判断した。

 同法に基づく是正要求は、都道府県経由では住民基本台帳ネットワークシステムに
 参加しなかった東京都国立市と福島県矢祭町に出された2009年の計2例があるが、
 直接要求の事例はない。
 要求に不服がある場合、国地方係争処理委員会に審査を申し立てることができるが、
 是正要求には罰則規定がなく、町は方針を変えないものとみられる。

 この問題では、地区協は11年8月、教科書無償措置法に基づき、
 保守色の強い育鵬(いくほう)社の中学公民教科書を採択。
 しかし、竹富町は「沖縄の米軍基地問題の記述が少ない」などとして同意せず、
 地方教育行政法が教科書の採択権限を地元教委に与えていることを根拠に、
 東京書籍版の使用を決め、寄付金で購入して配布している。
 県教委は、学校が混乱していないことや要求すれば逆に教育環境に
 悪影響を与えかねないことなどを理由に、文科省の指導に態度を保留してきた。

 一方、問題の背景には教科書無償措置法と地方教育行政法がそれぞれ採択権を
 認めている実態があることから、政府は今国会に教科書無償措置法改正案を提出し、
 地区協の決定に一本化する方向で再発防止に向けた法整備を進めている。


この問題は3年前に既に生じていまして、まあ確かに、
竹富町の採択は地方自治法に反しているのかもしれませんけど。

それにしてもどうもきな臭いのは、竹富町に対してに限らず、
全国の教育委員会に対して、政府が育鵬社の教育を採択するよう、
圧力をかけているような疑問が湧くことなんですよ。

八重山地区の場合も、石垣の教育委員長などは
政府の息のかかった人物が送り込まれているということのようでしてね、
地区の教科書採択が政府が関与して恣意的になされたのではないかと、
いう疑問があるワケです。

ハナシでは、現場の教師らは東京書籍版を推薦したのに、
委員会が育鵬社に決めてしまった、なんてことがあるようです。

こうなると、そもそも各教育委員会単位で決めればいいようなものを、
地区教育委員会の意向に従わなければならないなんて縛りがあるのは、
こうして教科書の選定に政府が口を出す余地を作るためじゃないかと、
妄想もしたくなるってものです。


だいたい、上の記事でも言ってますが育鵬社の教科書ってのは
保守色が強いってことなんですが、それもそのはずというか、
「新しい歴史教科書を作る会」のメンバーらが執筆してるんですね。

ああ、まあ、今の政府が押したくなるってワケですか。

そんで、こりゃまずいんでないの?っていう評価は、
例えばこんなカンジです。


 「護憲派」にとって、この教科書は相当やばいです
 (マガジン9:http://www.magazine9.jp/ )

 同じ事象でも立ち位置によってまるで違って見えるってことは、
 十分に認識しているつもりだ。それにしても、ここまで特異な視点で
 書かれた教科書が登場しているとは、正直言って想定外だった。
 「新しい歴史教科書をつくる会」など2団体が編集に携わった
 中学校の歴史と公民の教科書のことである。

 来年4月から公立中学校で使う教科書の採択が、8月にかけて大詰めを迎える。
 最大の焦点は、「つくる会」など2団体によって育鵬社と自由社から発行される
 歴史・公民の教科書が、どれくらいの自治体で採択されるかだという。
 教科書の中身や採択の状況を聞きたくて、
 「子どもと教科書全国ネット21」事務局長を務める俵義文さんの講演会に出かけた。
 「両社の教科書は、歴史・公民ともに、大日本帝国憲法を高く評価し、
 日本国憲法は『押しつけ憲法論』を展開している」。俵さんは、まず指摘した。
 公民の教科書での「憲法」の取り上げ方を見せてもらって驚いた。
 現憲法の3原則は、こんな扱いである。

 平和主義。
 育鵬社版では、見開き2ページのうち3分の2ほどが「自衛隊」に割かれている。
 自衛隊に対して「良い印象」が19.5%、「どちらかといえば良い印象」が
 61.4%という内閣府の世論調査結果や、イラクでの自衛隊の復興支援活動の写真を
 あしらい、好感度を前面に。そして、本文で「自衛隊は日本の防衛には不可欠であり」
 「政府は(中略)自衛隊を憲法第9条に違反しないものと考えています」と書く。
 兵役など国防の義務を定めた各国の憲法条項も、表にして紹介している。
 自由社版では、「自衛隊の新型装備品」として、戦車や護衛艦などの4枚の写真を掲載。
 やはり「各国の憲法における国民の兵役、国防の義務」というコラムを設け、
 「わが国では、かつて、大日本帝国憲法第20条で国民の兵役の義務を規定していた」
 とわざわざ記している。

 主権在民。
 育鵬社版の項目名は「国民主権と天皇」である。
 見開き2ページのうち、国民主権の説明は3分の1ほど。
 あとの3分の2で天皇を扱い、4枚の写真のうち3枚を天皇が占めている。
 自由社版は「天皇の役割と国民主権」という項目で、
 「憲法第1条の規定を自然なものとして、素直に国民が受け入れたのは、
 長い日本の歴史の過程のなかで考えて、天皇の存在や、天皇の果たしてきた役割が、
 まさしく日本国と国民統合の象徴にふさわしいと思ったからにほかなりません」
 と述べている。これは「押しつけ」じゃないってわけである。

 基本的人権の尊重でも、両社版ともその説明は3分の1ほどで、
 「公共の福祉による制限」と「国民の義務」に比重を置いている。
 育鵬社版は、権利の主張、自由の追求によって社会の秩序を混乱させたり
 社会全体の利益を損なわせたりすることがないように戒めている、と強調。
 自由社版も、国家や社会の秩序を混乱や崩壊に導くことのないよう戒めるもの、
 と権利の制約を肯定的に捉えている。

 こうした点を踏まえて、俵さんは「特異でゆがんだ一方的な解釈を刷り込む内容」
 と評した。とりわけ平和主義に関しては、
 「いつでもどこでも、自衛隊が米軍と一体になって出動できるように、
 『戦争をする国』に変える意図を教育の場に持ち込むのが狙い」と分析していた。
 兵役の義務に触れているのも、経済的に貧しい層に将来、
 違和感なく自衛隊に入ってもらうための「地ならし」なのだろう。

 それにしても、こうした教科書を合格させてしまう検定制度っていったい何なのか、
 と思わざるを得ない。俵さんによると、1948年に検定制度が導入された当初は、
 憲法や教育基本法(当時)の目的に反する教科書~平和の精神を害するものとか、
 真理をゆがめる点のあるもの~が不適格とされたそうだ。
 時代をこえ、それが国に都合の良い教科書を作るための制度へと改ざんされてしまった。
 「国定教科書」による教育を媒介にして、国民総動員の戦争へと突き進んだ時代が
 頭をよぎる。教科書の内容って、それだけ影響が大きいのだ。

 で、採択の状況である。育鵬社版、自由社版の採択を狙う「保守派」は、
 2009年に横浜市が取った戦術を参考にしているらしい。あらかじめ、
 こうした教科書に賛同する首長に、自らの主張に近い教育委員を任命してもらう。
 そして、教科書選定の審議会・委員会の答申を無視してでも、教育委員会で勝手に
 採択を決めてしまう。その前提として、両社版を示唆する教科書の採択を求める
 請願・陳情を出したり、議会が決議をしたりして、「民意」であることを示す。
 なかなか巧妙なやり方である。

 俵さんによると、これまでに栃木県大田原市が育鵬社の歴史・公民教科書を
 採択したものの、ほかには両社版を採択したところはないという。
 すでに「つくる会」系の教科書を市内18区のうち8区で使っている横浜市や、
 東京都杉並区の動向が、今後注目を集めそうだ。

 今回採択された中学校の教科書は、来年4月から4年間使われる。
 歴史は中1から教えるので今の小学3~6年生、公民は中3なので
 今の小5~中2が直接関係する。
 すでに「つくる会」系を使っている中学校では、小学校の教科書と
 トーンが異なるため、生徒が「小学校では嘘を教えられていたのか」
 と教師に質問してくるケースもあるという。

 俵さんは「小学生の保護者や教員に大きく影響する問題」と話した。
 もちろん、今後の国の行方につながる、すべての国民に関係するテーマで
 あることは言うまでもない。着々と戦術を進めている「保守派」に比べて、
 果たして「護憲派」の関心や態勢は十分だろうか。

 私自身を振り返っても、今になって教科書の中身を知って驚くなんていうのは、
 完全に立ち遅れだと思う。
 これからでも、地元の自治体がどんなスケジュールで採択する教科書を決めるのかを
 確認し、心配なら教育委員会の審議の様子を傍聴した方がいい。油断は禁物である。

 3.11以降、世の中の関心は原発や震災に集まり、私たちの権利や生活を
 侵しかねない法律や仕組みづくりが進んでいても、気づきにくい状況になっている。
 もはや新聞やテレビには期待できないからこそ、ネットメディアが中心になって、
 自ら掘り起こして問題提起をしていくしかない。
 改めて自省する必要があると思っている。


教科書に書かれた内容やその切り口についての評価はそれぞれでしょうが、
いずれにしても、政府が歴史認識というか教育思想的なところで
現場に介入するってのは非常に危険だと思います。

やはり政府の意向をもった人間が教育委員会等に送り込まれ、
強引に教科書の採択がなされることもあるとのことですが、
既にそうした動きはもっと拡がっているのかもしれません。

実際、竹富町のケースでは国が地方自治体に直接に是正要求を
突きつけることになっているのでして、こうして法令違反をタテに、
政府が特定の教科書を採択するよう圧力を強めることが、
これからも出てくるのかもしれません。

実際に子供たちを預かる教育現場や親たちは、
こうした事態に無関心でいられるのでしょうか。


ところで、政府が採択を推進する育鵬社って、フジサンケイグループなんですね。
ああ、なるほどねえ、妙に腑に落ちるといいますか。

フジテレビ「笑っていいとも」に出演するくらい、
アベちゃんはフジサンケイと仲良しですしねえ。
 

福島第一原発事故後の評価その他いろいろ信用ならん

2014-03-26 21:25:51 | 社会・経済
今日などは北京のPM2.5が危険レベルなんだそうですね。
それが風に乗って日本にもやってくるもんですからマスコミは連日の報道で、
いかにも中国が日本に迷惑かけてるとの言い様でありますが。

ま、確かにそれはそうなんですけれども、
PM2.5を心配するよに福島第一原発事故の放射性物質は心配しなくていいのかと、
そしてそれが他国にも多大な迷惑をかけるであろうことをどうするんだと。


そんな今日この頃ですが、その福島第一原発では汚染水処理解決に向け、
地元の漁連が「汚染前の地下水」バイパス海洋放出を容認とのことですね。


 福島原発:「原子炉建屋流入前」地下水の海への放出を容認

 東京電力福島第1原発の汚染水対策で、原子炉建屋に流れ込む前の
 汚染されていない地下水をくみ上げ海に放出する「地下水バイパス」計画について、
 地元の福島県北部の相馬双葉漁協は24日、条件付きで容認する方針を決めた。
 既に条件付き容認の方針を決めているいわき市漁協と合わせ、
 県漁連の総意として25日に東電と国に安全対策などを求める要望書を提出する。
 東電と国は要望を尊重する見通しで、県漁連の同計画受け入れは確実になった。
 地下水の海洋放出を認めるのは初めて。

 第1原発では、1日当たり400トンの地下水が原子炉建屋に流れ込んでいる。
 計画は、流れ込む手前に設置した12本の井戸から地下水をくみ上げ、
 放射性物質が目標値以下だと確認して海に放出する。
 流入量は最大1日100トン減らせる。

 経済産業省は2月、地下水1リットル当たり▽放射性セシウム1ベクレル
 ▽ストロンチウム90など5ベクレル▽トリチウム1500ベクレル--など、
 法令基準の約2割に厳格化した運用方針を示している。

 相双漁協はこの日、管内7支所の支所長会議を開き、全会一致で受け入れ方針を決定。
 要望書は▽地下水の排出運用目標を明確にし、厳重に順守する
 ▽風評被害等の魚価低迷により起こりうる損害を賠償する
 ▽国は、風評被害などに漁業・水産業者の立場で解決にあたる--など。


なるほどねー。地元の漁連がねー。

でも、海に関しては、特定される地元などないのですよ。

どこの海であろうとそれは、全世界共通の財産であって、
なのにそれが福島の容認をもとに重大な決定がなされていいのでしょうか。

汚染される前の地下水といっても、仮にそれが無害で放出するとしたって、
これまでの400tの汚染水から100t減るだけなんですよね。

それでも大きいのかもしれませんけど、バイパス工事とか大袈裟なことをして、
その効果としてはどうなんでしょう、まぁ適当なんでしょうか。

むしろ、それくらいしかやれることがないってことの証左なのでしょうね。


しかし、東電も政府も信用ならん身からすると、
このどさくさに紛れて汚染水まで放出しちゃうんじゃないかと疑うのですが。
っていうか、とっくに漏れまくってるんでしょうけど。

でもま、こうして汚染水はコントロールされていくのですね、アベちゃん。


で、東電も政府も信用ならんというのはですね、
こういうことがあるからなのですけどね。


 福島原発事故:被ばく線量を公表せず 想定外の高い数値で

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示の解除予定地域で昨年実施された
 個人線量計による被ばく線量調査について、内閣府原子力被災者生活支援チームが
 当初予定していた結果の公表を見送っていたことが24日、分かった。
 関係者によると、当初の想定より高い数値が出たため、
 住民の帰還を妨げかねないとの意見が強まったという。
 調査結果は、住民が通常屋外にいる時間を短く見積もることなどで
 線量を低く推計し直され、近く福島県の関係自治体に示す見込み。
 調査結果を隠したうえ、操作した疑いがあり、住民帰還を強引に促す手法が批判を集めそうだ。

 毎日新聞は支援チームが昨年11月に作成した公表用資料(現在も未公表)
 などを入手した。これらによると、新型の個人線量計による測定調査は、
 支援チームの要請を受けた日本原子力研究開発機構(原子力機構)と
 放射線医学総合研究所(放医研)が昨年9月、田村市都路(みやこじ)地区
 ▽川内村▽飯舘村の3カ所(いずれも福島県内)で実施した。

 それぞれ数日間にわたって、学校や民家など建物の内外のほか、
 農地や山林などでアクリル板の箱に個人線量計を設置するなどして線量を測定。
 データは昨年10月半ば、支援チームに提出された。
 一般的に被ばく線量は航空機モニタリングで測定する空間線量からの
 推計値が使われており、支援チームはこれと比較するため、
 生活パターンを屋外8時間・屋内16時間とするなどの条件を合わせ、
 農業や林業など職業別に年間被ばく線量を推計した。

 関係者によると、支援チームは当初、福島県内の自治体が住民に配布した
 従来型の個人線量計の数値が、航空機モニタリングに比べて
 大幅に低かったことに着目。

 関係省庁の担当者のほか、有識者や福島の地元関係者らが参加する
 原子力規制委員会の「帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム」が
 昨年9~11月に開いた会合で調査結果を公表し、
 被ばく線量の低さを強調する方針だった。

 しかし、特に大半が1ミリシーベルト台になると想定していた
 川内村の推計値が2.6~6.6ミリシーベルトと高かったため、
 関係者間で「インパクトが大きい」「自治体への十分な説明が必要」
 などの意見が交わされ、検討チームでの公表を見送ったという。


はあ、これね、住民帰還ありき、そのために低線量ありきなワケですよねえ。
本当は住民の帰還を妨げるくらいの高い線量なのに、それを隠しねつ造したと。

これとか見たら、政府・役人のやることなんか信用ならんでしょう。
「国が前面に出て」こうなワケでしょ。

こういう情報隠しやねつ造なんて日常茶飯事だろうと思うじゃ、あーりませんか。


こんだけ都合の悪い事を隠しまくっているのに、
それを疑ってリスクに対して多少過敏になったとしても、
風評被害呼ばわりされることとは思いませんよ。

国民が疑心暗鬼になるのがもっともであって、
むしろ風評の原因は政府と東電が作り出しているのですから。

つまりアレですかね。
風評被害対策というのは、隠蔽とウソで国民を騙すということなのですよね。


放射能の影響については、その評価が過小だとか過大だとか、
いろんなことが言われてますが、コレとかホント、どうなんでしょうか。


 「命の選別」に懸念も 県立医大が新出生前診断導入へ

 福島県立医大は、妊婦の血液で胎児の染色体異常を調べる新しい出生前診断を、
 早ければ今年中にも、県内で初めて導入することがわかりました。
 新しい出生前診断とは、妊婦の採血だけで、ダウン症など胎児の
 染色体異常を調べることが出来るものです。
 これまでの妊婦の羊水中の細胞を分析する羊水検査のように、
 流産の危険性はないとされます。
 新しい出生前診断は去年4月から国内で始まっていて、
 医大では早ければ今年中にも、附属病院で診断を始めたい考えです。
 しかし、日本ダウン症協会などからは、安易な中絶を促し、
 命の選別につながるとの声も上がっています。
 県立医大産科婦人科学講座の藤森敬也教授は
 「流産の危険がない検査の実施は胎児の命を守る事につながり、
 妊婦にとってもプラスになるはず」とコメントしています。


あの福島県立医大です。
福島県立医大で、出生前胎児の染色体異常を検査しますと。

胎児への放射能の影響を心配する親御さんにとっては朗報なのでしょうか。

この診断、昨年の4月から始まられたのですが、福島では行われていませんでした。
それがこのたび、あの、福島県立医大で導入されるとのことです。


すみませんね、、
このテのニュースについてはもの凄く疑心暗鬼なものですから、妄想しますけど。

これって当然、福島第一原発事故に起因する放射能の影響が念頭にあるのでして。

そこで染色体異常のある胎児については命を断ってしまって、
放射能による影響との憶測に繋がる事象を、予め葬り去ろうとしてるのではと。


いやー。
妄想ですよ。


しかし、これで原発再稼働なのですよ。
他のところで原発の事故が起こったら、避難も汚染水処理もなんもできない、
都合の悪い事実は隠される、そんなことが繰り返されるのですよ。

原発の安全性なんて言ってますが、そんなものアテになりますか。
考え直した方がいいと思いますよ。
真剣にね、ええ。

これで原発輸出なのですよ。
トルコとか、新たな原発建設などは、考え直した方がいいと思いますよ。
真剣にね、ええ。
 

ここ数日のちょっと酷いニュース

2014-03-21 23:24:46 | ニュース
先週末から体調を崩しちゃいまして。
発熱と頭痛とで、インフルエンザかと思いましたが、検査ではそうではないと。

その後、発熱はおさまったものの、体調としては芳しくなく、
加えて口内炎が併発。

この3連休も、ほとんど寝て過ごすことになりそうなんですが。


この間、ウクライナとか沖縄県八重山地区の教科書問題とか、
書きたい記事もあったのですが、ちょっと書くパワーがありません。

これらについてはタイミングを逸したカンジもあるのですが、
そのうち気が向いたら書いてみようとは思っています。


で、いまだ頭痛や口内炎に悩まされ、休日を寝て過ごしていますが、
その中で気になった、酷いと思われる案件を簡単にメモ書きします。


まずは福島第一原発事故の汚染水処理に期待される装置、ALPS。

ですが、ALPSなんて毎度毎度、汚染水処理の切り札、なんて言われながら、
まともに動いた試しがないのですけどね。

この度はまた、処理・浄化した汚染水をまた汚染してしまうという、
よくわからないい事態になっているようでありまして。

政府は汚染水の問題について、もう東電に任せてはおれん、
国が前面に出るといったのですが、いつ前面に出てくれのでしょうか。

アベちゃんはオリンピック招致のために汚染水はコントロールされてると言ったのだと、
つまり、ウソをいったのだと自ら明らかにしてるのでありますが、
国が前面に出て対処する、ってのもウソだったということでしょうか。


さて、そのアベちゃん政権の制作として、
所得税の配偶者控除の縮小を検討をしてるんだそうです。


 安倍首相:配偶者控除の縮小検討指示 女性の就労促進狙い

 安倍晋三首相は19日、政府の経済財政諮問会議と産業競争力会議の合同会議で、
 専業主婦がいる世帯の所得税を軽減する配偶者控除の縮小・廃止を検討するよう指示した。
 安倍政権の成長戦略に関連し、女性の活用を促す狙いがある。

 合同会議は首相官邸で開かれ、女性が働きやすい環境の整備や少子化対策などを議論。
 首相は「女性の就労拡大を抑制する効果をもたらす税・社会保障制度の見直しや
 働き方に中立的な制度について検討を行ってもらいたい」と述べた。

 働く世代の人口減少が見込まれる中、能力を十分に発揮できていない女性らの
 登用が経済成長を左右する。伊藤元重東大教授ら有識者メンバー4人は
 「50年後も1億人程度の人口規模を維持する」との目標を掲げ、対策を提示。
 当面の重要課題として、正規・非正規労働者の格差是正▽待機児童解消▽労働時間の短縮
 ▽配偶者控除の是正▽子育て支援のための第3子以降への公的給付の増額--などをあげた。

 中でも、配偶者控除など所得に関する三つの“壁”が、女性の就労意欲をそぎ、
 社会進出を妨げていると指摘される。

 配偶者控除は、例えば会社員の夫と専業主婦の妻の世帯なら、
 夫の所得のうち課税対象になる分を38万円減らし、所得税を安くする制度。
 妻がパートなどで働いても、その年収が103万円以下なら、
 妻に所得税はかからない上、夫の所得税が減税される。このため、
 妻の所得が103万円以下を超えないよう、勤務を抑える例も多く
 「103万円の壁」と呼ばれる。
 収入が103万円を超えると、妻に所得税が課税されるが、
 141万円未満なら夫の所得税が一定程度減税される配偶者特別控除がある。
 これは「141万円の壁」とされる。

 妻の年収が130万円以上になると、夫の扶養から外れ、
 妻自身が健康保険や公的年金の社会保険料を納める必要が出てくる。
 そのため、収入が増えても手取りが減る逆転現象が発生することもあり、
 「130万円の壁」と呼ばれる。

 首相はこうした制度を見直し、女性の活用を促す考え。
 ただ、自民党は選挙の政策集で配偶者控除維持を明記しており、
 一部世帯で負担増になる見直しに慎重論も根強い。
 自民党税制調査会は年末の税制改正論議で配偶者控除も取り上げる見通しだが、
 党税調の野田毅会長は18日の講演で「党の公約との整合性をどうするかの問題もある」
 と述べ、慎重に検討する考えを示した。


なにこれ増税じゃないですか。
しかも、モノは言いようで、「女性活用」のためなんですか。

増税のための理由というか言い訳というか詭弁というか、
ちょっとこれは女性をダシにして増税を正当化するという、
ちょっと姑息過ぎるアイディアではないですかねえ。


さて、日本のインターネットの巨人、楽天では、
販売商品に不当な値段表示があったとのことですね。

なんでも商品の元値をつり上げて、いかにも割引が大きいかのように
見せかけていたとのことで、これを商店側に楽天社員が指示していたとか。

これ、一部の社員だけなのか、部署だけなのか不明ですが、
こうすることで社内では評価でもされるのでしょうか?

こんだけ仕入れ値を下げました三木谷さん!みたいなですね。

それとも組織的に行っていたことなのでしょうか。
消費者のみなさん、楽天はこんなに頑張ってます!みたいなアピールですかね。

これは厳格な調査とその好評を求めたいものですがねえ、
三木谷はどうしますかねえ。

もしくはこれ、インターネットで強い勢力を持つ楽天を叩くネタだったり、
なんてことも考えられると思いますが。
 

STAP細胞論文が初期化か

2014-03-15 14:45:13 | ニュース
やれコペルニクス的世紀の大発見だ、ノーベル賞がとれる30歳女子だ、
リケジョだ割烹着だヴィヴィアンウェストウッドだ女子力だと、
研究内容より若い女性研究員の周辺情報にやたらフィーバーした、
理化学研究所の小保方氏らによるSTAP細胞の件ですが。

その後、研究内容への疑問、写真やデータの使い回し、転載その他、
疑惑があるということで、これまた蜂の巣をつついたような騒ぎになってますが。

この疑惑騒ぎも、最初は周囲の妬みやっかみを買っているのかと思ってましたが、
どうやら、やはり論文として欠陥があるということのようですね。


理研や研究者も最初は、いくつかミスがあっただけで研究成果は揺るぎない、
なんて言ってましたが、だったらそれをさっさと訂正するとかすればいいところを、
何故しなかったのか、できなかったのか?という疑問を上塗りさせてしまいました。

そんで、あまりにも説明がつかなくて疑惑ばかりが増大してしまったものですから、
理研もこの件に関して中間調査報告ということで会見を開く事態になりました。


小保方氏は欠席でした。
まあ、人前に出られる精神状態じゃないでしょうからねえ。
下手すると錯乱してるかもしれません。

しかしこの中間調査報告というのも、小保方氏が未熟だったんで、ってのが原因と、
簡単にそういうふうに総括しているふうなカンジなんですよね。


ま、いつもの邪推ですけど、理研には上位の法人化を実現するとか、
100億規模の研究費を獲得する目的のためにSTAP細胞研究を利用したんじゃないかと。

ただでさえ若い女性研究者ガー、と言えばマスコミ・世間の注目を浴びるでしょうし、
ちょっと論文としてはアレだけどとりあえず早いとこ出しちゃえ、的なね。

そんで、なんかツッコミ入れられたら若い研究者のせいにしようと、
いうことまで考えていた、つまり、小保方氏を立てたのはPR効果のためのほか、
理研の保身のため、逃げを打つためだったのではないかと妄想するのですね。

そもそもが、論文を発表したってだけで、なんであんな騒ぎになったのか
不思議だったというものですが、それもこれも理研による仕込みで、
マスコミがうまい具合に便乗してくれたってことですかね。


いずれにしても、こんだけ瑕疵が指摘されているのですから、
協力したハーバード大学教授が論文取り下げに反対してると言っても、
このままってワケにはいかないでしょうから、研究を活かすならばこそ、
訂正もしくはやり直しが必要なんじゃないですかね。

ま、細胞初期化の研究論文が初期化されちゃう、ってなオチなのですけど。


とにかく、以前はあれだけ持ち上げられ、彼女の周囲や人となり、
過去までも賞賛されてきた小保方氏が、いまや人格否定されるような扱いです。

誤りがあったのならそれを正して、やり直す道を用意してあげる、
そういう寛容を関係者やマスコミ、もちろん国民にも持ってほしいものだと思います。

そしてそうした寛容は誰に対してでも用意できるようになってほしい、
現代のベートーベンだって、作曲者の協力があれば楽曲のプロデュースが
できるのですからね。


まぁしかしアベちゃんとしても、アベノミクス(笑)第3の矢の成長戦略でいう
女性の活用PRにもってこいの素材だったでしょうに、惜しいことになったものです。