Do you remember rock'n' roll radio?

Macとか音楽とかサッカーとか気にくわないニュースとか、独りよがりの邪推と妄想

我が輩は特殊なセメントである。名前はまだない。

2014-11-26 23:14:09 | ニュース
今日26日、夕方のヤフートレンドワードをチラ見したところでは、
発表されたばかりのNHK紅白歌合戦関係ばかりが上位に来てました。

もちろんその現象は瞬間的だったのだと思いますが、
衆院解散・総選挙、また阿蘇山噴火、ってときに、
まぁ世間の話題ってのはそういうものなのだな、
という想いを改めてするのでありますが。


その阿蘇山噴火ですが。

入山規制まではしてないらしいのですけど、これって阿蘇山では普通なんです?
福岡管区気象台によると活発化の兆候は見られないとの見解のようですが、
こんなに噴煙が上がり火炎も見られているのにそういうもんなんですね?

御嶽山の記憶がいまだ生々しい段階なんですけど、
観光への影響を考えて入山規制は思いとどまったのでしょうか。

先日、震度6の地震に見舞われた長野県白馬にしても、
火山性微動が見受けられる蔵王もスキーで有名なんですが、
まさにスキーシーズンを目前にして観光への影響はないように必死なのでしょうか。

風評被害を阻止するようにっていうんですけど、
日本全体で火山活動が活発かしてるんじゃね?と思われるときに、
いや、大丈夫ですから、なんて言って人々の不安を風評被害として
不当な評価だと非難することなどできないと思うのですが。


それもこれも、風評被害というのは一般生活者の不当な評価とする、
その本家といえば原発事故なんでありますが。

福島県・南相馬市の放射能汚染米の原因について、
原子力寄生していいんかい?は福島第一原発のがれき処理が
その原因じゃないとの見解を発表しましたとさ。


 コメ汚染 がれき撤去が原因ではない

 去年、東京電力福島第一原子力発電所でがれきの撤去作業が行われた際、
 放射性物質が飛散して20キロ余り離れた水田が汚染された可能性が指摘されていた
 問題で、原子力規制委員会は、放射性物質の飛散量などを推計した結果から、
 「コメの汚染はがれきの撤去によるものではない」という見解をまとめました。

 去年8月に福島第一原発3号機でがれきの撤去作業が行われた際、
 放射性物質が飛散して20キロ余り離れた南相馬市の一部の水田で国の基準を超える
 コメの汚染を引き起こした可能性が専門家から指摘されています。
 このため、原子力規制委員会は、がれきの撤去によって放射性セシウムが
 どのように飛散したかを推計し、26日の会合で結果を公表しました。
 それによりますと、コメの汚染が見つかった南相馬市内の2つの地点に降った
 放射性セシウムの量は、それぞれ1平方メートル当たり30ベクレルと
 12ベクレルだったとみられるとしています。
 農林水産省は、基準を超えるコメの汚染が起きるおそれがある放射性セシウムの量を
 1平方メートル当たり1000ベクレルとしていて、今回の推計結果はこの値を
 大きく下回っていることから、規制委員会は、「コメの汚染はがれきの撤去に
 よるものではないことがほぼ明らかになった」という見解をまとめました。
 そのうえで、事故直後に放出され、現在も地表や樹木などに付着している
 放射性物質によって今後も作物の汚染が見つかる可能性があるとして、
 農水省など関係省庁が原因の究明に取り組むべきだという考えを示しました。

 福島県南相馬市の一部の水田のコメから国の基準を超える放射性セシウムが
 検出された問題で、原子力規制委員会が「がれきの撤去によるものではない」
 という見解をまとめたことについて、農林水産省は、
 「汚染の原因を突き止めるため土や水などの調査を続けていきたい」としています。
 この問題で農林水産省は、これまでの調査の結果、汚染が見つかった水田の土に
 作物に吸収されやすい状態の放射性セシウムが比較的多く含まれていたことが
 分かったとしています。
 このため、南相馬市内の水田で実際にコメを育ててさらに詳しい調査を
 進めているということで、調査結果がまとまりしだい、地元に説明したいとしています。


がれき撤去の問題なのかどうかってことが不明なカンジですが、
どっちにしても米の汚染は最低でも原発事故由来だろうってことに
変わりはないように思われますね。

そしてそのことに誰も責任を感じることもなく、
原因究明は先へ先へ送られ、責任の所在はついには明らかにされず、
この問題は風化を待つと、いうことになるのでしょうかねえ。


その福島第一原発、日々増え続ける汚染水の問題に期待されていた、
凍土遮水壁の感性をほぼ諦めたようでありますね。

んで、凍土ではなく特殊なセメントで埋め立てるのだとか。


 原発“汚染水トンネル”特殊なセメントで埋め立て

 福島第一原発で「トレンチ」と呼ばれる地下トンネルに汚染水が流れ込んでいる問題で、
 東京電力は25日から、特殊なセメントでトレンチを埋め立てる作業を始めました。

 福島第一原発では、タービン建屋から高濃度の汚染水がトレンチに流れ込み、
 さらに地下に染み出しているとみられています。
 東電はこれまで、トレンチとタービン建屋の接続部分を凍らせるなどして
 水を止めようとしましたが、完全に止めることはできませんでした。
 このため東電は25日、新しく開発した水と混ざらずに固まる
 特殊なセメント80m3をトレンチに流し込みました。
 東電は、効果を確認しながら来年3月までに作業を終えたいとしています。


「新しく開発した水と混ざらずに固まる特殊なセメント」

ですか、そうですか。

ってことは、効果のほどはわからないってワケですかね。
名前もないってことですので、急ごしらえのセメントなんでしょう。


福島第一原発事故の進捗がこんな不甲斐ない有様である一方、
関西電力の高浜原発では40年超の原子炉稼働を目指して点検するのですってね。
どうせ審査合格ありきのなんちゃって点検になるのでしょう。

老朽化した原発は稼働させない、ってのはただの建前なのですね。
自らの儲けのために、使えるものは使い倒して、
原子力を扱うという倫理などないがしろなのです。

まぁそもそも、人間が原子力を扱うという考え・傲慢こそ、
倒錯してると思えるのですが。


そんなカンジで、先日の長野北部での地震ですが、
約90センチも隆起した断層があるのですってね。

こうした、1mもの土地の隆起が原発敷地内で起きても無事と言えるのかと、
いうハナシだと思うのですよ。

そのとき、無事でいられる建造物などあるのでしょうか。
確率は物凄く低いのかもしれませんが、起こったっておかしくないのです。

そのときに安全の担保、もしくは確実に安全を確保することができるのか、
原発に関しては怪しいものですが、そうした施設を容認してはならないと、
そう思うのですが、それでも原発は必要という人々も多いのでしょうねえ。

そういう原子力施設が自身の住む地域にあったとしても
同様に思えるのかは甚だ疑問ですがね。

いや、交付金を貰えるならそれでもいいのかもしれませんけど。
 

日経によるアベちゃん選挙応援企画?

2014-11-20 22:24:07 | ニュース
アベちゃんが消費税再増税の延期の意向を示しましたが、
同時に、軽減税率の導入を検討だそうです。

軽減税率は公明党は消費税10%の導入と同時に適用すべきと主張していたのですが、
自民党はそれに慎重でいたのですが、これを機に公明党の意向を汲みつつ、
消費税10%施行と同時に適用する手打ちでもついたのでしょうか。

で、その軽減税率は大マスコミが新聞や書籍への適用を求めていまして、
特に新聞へ適用される見込みが高くなると、大新聞などのメディアは、
与党に余計に尻尾振る体制になるワケですね。なるほどですね。


そんな大新聞の一角、日本経団連新聞はこのところ、
「迫真」というタイトルのシリーズ記事を展開しております。


 日中首脳会談、求めたのは習氏(ルポ迫真)

 (前略)
 北京に再び飛んだ福田は7月28日、習に携えた安倍のメッセージと共にこう伝えた。
 「危機管理をやりましょう。まず首脳の対話が重要です。米国に頼るわけにはいかない」。
 後の「4項目合意」の肝となる尖閣諸島など東シナ海の危機管理メカニズムづくりなどの
 下地となる言葉だった。

 習は深くうなずき「よく理解しています」と応じた。安倍の姿勢への評価だった。
 約1時間の会談には楊、王、谷内が同席した。習に直結する楊と、
 安倍につながる谷内のラインで首脳会談を調整する大枠が決まった。

 副首相級の国家指導者の楊を交渉担当に指名したのは異例で、習の意欲が見て取れた。
 懸案を整理する文章づくりも決まり、正式な首脳会談への路線が敷かれた。
 「習の意欲は本物だ。会談を求めているのは実は中国側である」。
 福田・習会談の感触の報告を受けた安倍は自信を深めた。
 (中略)
 10日の日中首脳会談の冒頭、安倍と握手した習の表情は硬いままだった。
 しかも会談を伝えた中国の発表に「求めに応じて」と奇異な語句が添えられた。
 日本が頭を下げて頼むので会うにすぎない、との態度だ。
 だが中国外交筋は「中国が『求めに応じて』とする際、自ら要請した場合が多い。
 譲歩したと国内から批判を浴びる危険を避ける手段だ」と解説する。
 (後略)


 首脳交錯(2)アメ車とガム

 (前略)
 外交の得点が乏しかったオバマは、ひょんなところで存在感を発揮した。
 中国側が用意した高級車「紅旗」に乗らず、米国の公用車を使い通した。
 米空軍機で運んだ米国製の公用車は約20センチの装甲板で覆われ、
 防弾ガラスの厚さも約13センチある。「オバマのアメ車だ」。
 人民大会堂でオバマと習が会談しているさなかに中国人記者らが歓声を上げ、
 記念に写真撮影のポーズをとる姿もみられた。

 APECの会場内を習と歩く際、オバマはガムをかんでいた。
 その映像は中国の国営放送で流れ、瞬く間にブログに書き込みが相次いだ。
 「失礼だ」「リラックスしようとしていたのではないか」。
 最高指導者の前で、平然とガムをかむ行為に中国国民は興味津々だった。
 (後略)


 首脳交錯(3)「4~5時間は寝なければ」

 「もちろんだ」。
 11月9日深夜、北京の釣魚台迎賓館の会議室で開いた日ロ首脳会談が
 いったんお開きになった後、近づいてきた首相の安倍晋三(60)から
 急きょ一対一の会談を打診されたロシア大統領のプーチン(62)は快諾した。
 日ロ双方の高官が退く中、最後まで席を立つまいと粘った
 外相のラブロフ(64)にプーチンは厳しく言い放った。
 「私のシンゾウが二人きりで話したいと言っているんだ。おまえも外せ」

 2人は約10分間、部屋の隅で通訳だけを介して「相当突っ込んだ話し合いをした」
 (日ロ外交筋)。
 その後、部屋の外で待つ側近らの前にそろって姿を現し、満面の笑みを浮かべた。
 安倍はその後の記者会見で「来年のベストなタイミングで準備を進めていく」
 とプーチンの訪日に前向きな考えを表明した。

 安倍のようにプーチンを歓迎する世界の首脳は今や少数派だ。
 冷遇は、南半球の初夏の日差しがまぶしいオーストラリアのブリスベンで際立った。
 (後略)


つまり、なんですか。

中国やロシアをディスって、アベちゃんの功績を際立たせようという、
そういう提灯記事企画なワケですね?

きっとコレも、アベちゃんの選挙応援の一環なのでしょうなあ。
 

素朴な質問にまともに答えられない衆院解散・選挙の意義

2014-11-18 22:57:23 | 国際・政治
17日は7-9月のGDP速報発表を受け、約517円安となった日経平均も、
今日はまた370円高と大幅反発しております。

やっぱり、昨日のGDP速報が良くないってのは織り込み済みのことで、
ビックリしたー!ってなフリして下げただけなんじゃないですか。
で、昨日今日の差で儲けたんでしょう。よございましたな。

たいしたアベノミクス(笑)&黒田バズーカ(笑)効果ですこと。


さて、そんなGDP速報を受けてアベちゃんは消費税再増税の延期と、
それと何故か衆院解散・選挙の決断をしやすくなったワケでありますが。

消費税増税に前向きな経団連の代弁者、日本経団連新聞は18日の新聞で
どんな論調なのか、興味があったワケですが、社説はこんなカンジです。


 増税後の消費回復が遅れる日本経済

 4月に消費税率を5%から8%に引き上げた後の日本経済は、
 回復が想定よりも遅れているといわざるを得ない。

 内閣府が発表した7~9月期の国内総生産(GDP)速報値は、
 物価変動の影響を除いた実質ベースで前期比年率1.6%減った。
 4~6月期に続き2四半期連続のマイナス成長である。

 多くの民間エコノミストが2%前後のプラス成長を予想していたことからも、驚きだ。
 東京市場では株価が大幅に下落した。

 振るわなかったのは、個人消費だ。
 7~9月期は前期比で増加に転じたとはいえ、小幅の伸びにとどまった。

 自動車など高額の耐久財の購入が手控えられた。
 天候不順の影響でレジャーなどへの需要が落ち、サービス消費も足踏みした。

 設備投資や住宅投資も減った。公共投資や輸出は持ち直したものの、
 実質経済成長率をプラスにするほどの力はなかった。

 しかし、景気の先行きを過度に悲観する必要はないだろう。

 マイナス成長の最大の要因は、在庫投資の大幅な減少だ。
 在庫投資の分を差し引けば、プラス成長を保つかたちだ。

 在庫が増えれば成長率を押し上げる。逆に在庫が減れば成長率を押し下げる。
 企業は7~9月期に、4月の消費増税後に膨らんだ在庫を減らした。
 在庫調整の進展により先行きの生産は持ち直す兆しがある。

 賃金総額を示す名目雇用者報酬の伸び率はほぼ17年ぶりの高さとなった。
 高水準の企業収益を背景に、企業が雇用・賃金を増やす好循環の動きは続いている。

 民間エコノミストの間では10~12月期以降の実質成長率はプラスに転じるとの見方が多い。

 安倍晋三首相は7~9月期のGDP統計を踏まえて10%への消費再増税の延期を決める意向だ。

 再増税の是非は10~12月期以降の景気の足どりを確認してから最終判断する手も
 あったのではないか。2四半期連続で実質成長率がマイナスになるなかで、
 いま再増税を決めるのが難しいのはたしかだろう。

 大事なのは、デフレ脱却に向けた好循環の動きを途切れさせないことだ。
 政府は法人減税や規制改革で成長戦略を加速すべきだ。
 企業も生産性の上昇にあわせ、賃金や配当の形で家計への還元を着実にすすめてほしい。


あら?
日経といえば、4月の消費税増税の影響は軽微で経済は良くなっている、
といった論調だったと思うのですが、ここじゃ経済の回復が遅れてると言ってますね。

これはきっと、今日のアベちゃんの記者会見にもあったように、
GDP速報を受けて経済の回復は思わしくないとの認識に、
そしてそれを受けての増税を延期する判断が規定路線であることに、
歩調を合わせたのじゃないですかね。


しかし日経は相変わらず経済状況の評価については大企業しか見てないのですな。
まあ、いくら経団連の新聞とは言えですね。

雇用が増えたとか賃金が増えたとか、経済の好循環ができてるらしいですけど、
雇用っつっても増えたのは非正規雇用であって、一部で賃金が増えてたとしても、
それは3%の消費税増税に追いつくものでは全然ありませんし、
それに加えて円安による物価上昇もあります。
むしろ賃金上昇を感じられないケースこそが多いのが実感なんですがね。

企業の高収益なんてのも、円安に恩恵を受けている、
それこそ経団連のメンバーであるような輸出型大企業ばかりでしょう。

そんで、10~12月期以降の実質成長率はプラスに転じるとの見方が多い、と、
今回のGDP予想では空振りしまくったエコノミスト(笑)をアテにしてますが、
まだそいつらを信用するんですかねえ。

だから、エコノミスト(笑)とか、識者(笑)とか専門家(笑)とか、
権力やメディアに都合のいいコメントを出すだけの芸人だってんですよ。


さらに社説では、ま、こういうアベちゃんの増税延期には理解を示しつつ、
同時に法人税減税は進めろとか言ってます。

いやいや、法人税減税って消費税増税があってできるのじゃなかったでしたっけ。
確かに既に3%の増税はしましたけれども、法人の減税だけ先走ってできるものですか。

なんで増税の負担を国民が追う一方で、法人税減税で企業を優遇するんでしょう。
それでなくても輸出型大企業は円安で潤っているのですよ。

まあ、経団連応援新聞だからと言えばそれまでですけどね。


で、18日、言われていたようにアベちゃんが消費税増税の18ヶ月延期と
衆院解散を表明しました。

アベちゃんによると増税延期という判断をするにあたって国民の信を問う、
と言うのですけど、野党だって増税延期には理解を示しているってのに、
なんで国民の信を問い、衆院を解散し選挙しなきゃいけないのか、
まるでわかりません。

こんな理屈をのさばらせてはいけないですよ。


それでいて、延期するだけで18ヶ月後にはその時の経済状況に関わらず
必ず消費税を引き上げるっていうんですよ。

なんでそんなことだけ先に決まるのかも、
18ヶ月という期限もどういう根拠かも、まるでわかりません。


そしてアベちゃん、何故、解散・選挙がこのタイミングなのかとの問いに、
何故、野党がそれに反対するのかわからない、政権をとりたくないのか、
なんて反論しているのですが、全く質問に答えてません。

ま、そういう素朴な質問に答えられないことだらけだから、
それに対する回答をあらかじめスタッフが用意したんでしょうねえ。
質問をはぐらかすことに終始してます。


まぁちょっと、アベちゃん醜いですよ。
仕事ぶりもその態度も醜いです。

ちょうど今、TBSのNEWS23への生出演を見ていたのですが、
質問にはまともに答えず言いたいことをまくしたてるだけで、
気に入らない質問や映像に大しては露骨に声を荒げる。

知性のかけらも誠実さのかけらも品のかけらも感じませんでした。

そしてその様相ときたら、凄く病的ですよ。まるで狂人ですよ。
古代ローマの狂った皇帝ってのは、こういうものだったのかと思わせます。

選挙するってんなら、なんとかアベちゃんを追い落としたいものです。


ところで、18日のアベちゃんの会見はちょうど、
サッカーの代表戦や日米野球と重なっていたり。

10日に亡くなっていた高倉健さんの訃報が、
18日になっていっせいに報道されていたり。

これは、アベちゃんの会見、衆院解散の表明に、
あまり注目してもらいたくなかったからなんじゃね?
注目を他所に逸らしたかったからじゃね?

と、疑ってしまうのですがね。
どうなんでしょうか。
 
 

増税して財政再建できたことがあるんですか

2014-11-17 23:31:26 | 国際・政治
アベちゃんが消費税再増税を延期するかどうかを見極める材料とすることになっていた、
7-9月のGDP速報が予想に反してマイナスになったことを受け、日経平均が大きく下落。
500円以上の下落で、17日の終値は17000円を割り込みました。

こうして経済の実態が露になれば、黒田バズーカ(笑)もあっけないものですね。
その黒田バズーカ(笑)第2弾も消費税再増税への援護のためかと思っていたんですけどね。

輪転機ぐるぐるで市場にカネをじゃぶじゃぶばらまいて、
ひとときの株高を演出しただけに過ぎなかった、ってことになるのですかねえ。

まぁここ最近の株価の上昇具合が異常だっただけに、
ちょっとの刺激で落ち込むこともあるでしょうし。

上がったもんは下がるし、下がったもんは上がるのであって、
また明日になれば様相は変わるのかもしれませんけどね。

まったく、アベノミクス(笑)だのバズーカ(笑)だの言葉遊びばかりして、
金融政策のマジックでカタチばかりの株高誘導に躍起になって、
好景気を錯覚させるのも、もういい加減終わりにしてもらいたいものです。


それにしてもメディアなどではこのマイナスとなったGDP速報を、
予想外だとか衝撃的だとかショックだとか言うのですが、どんな評価なんですかね。

自分からするとむしろ、マイナスなのは想定内で、まったく驚かないのですが。

GDPがプラスに転じると予想した専門家(笑)とかエコノミスト(笑)というのは、
よっぽど庶民の感覚をお持ちでない人種のようですね。
きっと、輸出型大企業の景気が日本の景気、とでも考えているのでしょう。


っていうかGDPのプラスなんて、ホントに期待もしくは予想してたのでしょうか?
自分のような経済シロートだってわかっていることを専門家(笑)が知らないとか、
予想してなかったとか、あるのでしょうか?

いやいや、賢い筈の専門家(笑)や投資家が、悪くなるのをわからなかった筈がありません。
それくらい織り込んではいたに決まってます。予想外だってフリをしてるだけでしょう。
悪い報告が出るのをわかってて、それでワザとずっこけたんじゃないですか。

予定通りってことですよ。

つまり、黒田バズーカ(笑)をいいいことにここまで株価を上げるだけ上げておいたんです。
遊ばれているのですよ、株式市場なんて。


そういうのにいちいちコメントしたりする専門家(笑)とかエコノミスト(笑)など、
最初からアテになる存在なんて思いませんが、彼らを信用する人々もいるのですかね。


 7~9月期GDPは何とマイナス1.6%。エコノミストの予想はなぜこうも当たらないのか?

 内閣府は2014年11月17日、7~9月期のGDP(国内総生産)速報値を発表した。
 物価の影響を除いた実質でマイナス1.6%(年率換算)と大幅な下落となった。
 予想を超えた悪い数字に市場では驚きが広がっている。

 エコノミストなどによる事前予想の多くはプラス2%台であった。
 日本経済研究センターが民間エコノミスト42人の予測をまとめた調査では、
 年率換算で実質成長率がプラス2.4%となっていた。だが実際にフタを開けてみると、
 プラス2%どころか、マイナス1.6%と大幅なマイナスであった。

 為替市場ではGDPの発表と同時に、一気に円安が進み、一時1ドル=117円を突破した
 (その後値を戻している)。東京株式市場も100円以上値を下げて取引がスタートしている。

 GDPの内訳で影響が大きかったのは住宅で前期比マイナス6.7%と大幅な下落となっている。
 個人消費も弱くプラス0.4%にとどまった。消費増税の影響で消費が脆弱になっていることが
 よりはっきりしてきたといえるだろう。民間の設備投資もマイナス0.2%となっており、
 政府による公共事業以外は総崩れといった状況である。

 これまでの各四半期における実質GDP成長率(年率換算)は、
 2013年10~12月期がマイナス1.6%、2014年1~3月期はプラス6.7%、
 2014年4~6月期はマイナス7.3%だった。4~6月期が消費増税の駆け込み需要に対する
 反動なのだとすると、7~9月期は大幅なプラスとなるはずである。
 実際、安倍政権は7~9月期のGDPが大きくプラスになることを見越して、
 このタイミングでの消費増税の決断を目論んでいた。
 だが実際には、4~6月期を下回る結果となり、
 景気の腰折れが想像以上であることが明らかになってしまった。

 それにしても、エコノミストの予想があまりにも当たらないため、
 個人投資家などからは、エコノミストの予想を批判する声も上がっている。

 だがエコノミストが、正確にGDPを予想するのは難しいというのが現実だ。
 彼等の多くは証券会社や銀行など金融機関に属しており、
 当局に先んじて市場にインパクトを与える予想を出せる立場にはない。
 過去の予想を眺めてみても、その時点でのGDP水準の近傍に予測が集中する傾向がはっきりみて取れる。

 エコノミストといっても、所詮はただの商売であるということを理解した上で、
 彼等の分析結果を参考にするという、冷静な態度が必要だろう。


エコノミスト(笑)の予想なんかアテにしてるヤツがいるんですか。(笑)
彼らなど、起こった事実を後から理由つけて解説するのが関の山でしょうに。

ま、そうやってエコノミスト(笑)を批判するより、
エコノミスト(笑)なんぞを信頼することを恥じるべきですがね。

上の記事にもあるように、政府やスポンサーが喜ぶようにコメントするのが商売なんで、
まぁ所詮、金融芸人・経済芸人ってなところなんですからね。


そんな専門家(笑)とかエコノミスト(笑)によると、GDP速報を受けても、
デフレ脱却の出口は見えているとか、全体として経済は回復基調だとか、
経済の好循環が見られるらしいのですが、ナニを見るとそう言えるのですかね?

消費税増税の負担があり、円安で材料高に日用品等の値上げがあり、
一方で給料は増えない、増えても増税分に追いつかない、
よって支出を切り詰めて生活防衛、って社会のどこに経済の好循環があるんですか。


んでまた専門家(笑)らは政府の点検会合で、
今回のGDP速報発表に引きずられるな、予定通り増税しろとか言うのですが、
いやいや、もともと10%への増税は景気を見て判断する筈だったじゃないです?

ところが実は景気の実態とか関係なく、増税する気満々だったワケです。

彼らは財政再建のために増税、なんてぬかすんですが、
増税して財政が再建されたことってあるんですか。

それよりも、ここまで増税せざるをえない状況になっているとしたら、
何十年たっても財政を再建できないままでいる役人の無能や無駄使いを
批判すべきところではないんですか。


そんなこんなで、明日18日の日本経団連新聞が楽しみになってきましたよ。

これまでは専門家(笑)の予想に近いGDP値を期待して、
アベノミクス提灯記事で飾るつもりだったんじゃないでしょうかね。

ま、日経もバカではありませんから、こういうマイナスのシナリオだって想定して
準備はしていたとは思いますがね、どんな論調になるのでしょうか。

やっぱり経団連を代弁して予定通り消費税増税は進めろと言うでしょうけども。
その一方、アベノミクスへはどんな評価をするでしょうか。


しかし、実際はこのGDP速報は想定外なんかじゃない筈で、
むしろ政権にとってはよかったんじゃないかとさえ思われます。
もしかしたらワザと数値を下方に盛っているんじゃない?と思うほどでして。

だってコレで心おきなく消費税再増税を延期できるでしょうからね。
ってことは衆院解散、そして選挙できますからね。

消費税増税を延期するから国民の信を問うって理屈がまるでわかりませんけども。
それに、延期期間が1年半と決まっているかのようなのも不思議です。


まぁでも、アベちゃんもいくら評価が落ちてるにせよ、
今のうちに選挙すれば野党に負けるワケはないと踏んでいるのかもしれませんが。

16日の沖縄県知事選、そして那覇市長選ではどちらも自民が擁立した候補が破れ、
沖縄の基地問題への壁となってきそうなカンジなんですが。

この選挙結果を受けたら、どうでしょう、衆院解散に伴う選挙で、
確実に勝てるというような自信も、さすがに揺らいでいるのじゃないでしょうか。

それでも選挙、やりますかねえ?
 

意味わからない衆院解散・選挙を許してはいけない

2014-11-11 23:10:50 | 国際・政治
アメリカの中間選挙でオバマの民主党が共和党に惨敗したとのことです。

でもアレなんですねえ、ニューヨーク・ダウで最高値を更新するなど
株価は好調なのに、それでもアメリカでは与党への風当たりは強いんですね。

日本じゃ、株価が高けりゃ内閣支持率も高いっていう神話があって、
株価の高値維持に政府・与党は血眼になっているのですがねえ。

そんで、日銀の黒田バズーカ(笑)第二弾を機に円安株高が誘導されて、
今日もまた日経平均は340円以上の伸びを見せたということでね。
まぁ、よございましたな。


さて、そんな最中、アベちゃんはAPECなどで中国を訪問中ってときに、
何故だか急に衆院解散、みたいな話題が持ち上がっておりますね。

しかも各メディアとも「解散風」なんて言葉を統一して使っていることからして、
これは、どっか政府筋等からの意図的なリークや指示があって、
それにまんま乗っかった報道ということでないでしょうか。

アベちゃんが訪中時に盛り上がるってのも意図されたシナリオ的な
臭いを感じますよ。

そのアベちゃんも訪中前は解散は考えていない、と言っていたのに、
今日は解散の「タイミングについては」考えていない、とのことで、
これは解散はするんだけどね、と言ってるようなもんじゃないでしょうか。

コレって、解散を示唆する発言をうっかりしちゃった、のではなく、
広報スタッフの戦略通りのセリフだったのじゃないでしょうか。

つまりこれは、衆院解散・年内選挙はあるってことですかね。
どうなんでしょうか。


この忙しい年末に選挙なんて言ったって、
庶民は政治とかに一番かまっていられない時期ですから、
こういうときは自民や公明が強いものです。

本当に年内に解散・選挙だとしたら、庶民へのあてつけかのように
ワザとこのタイミングを狙ったとしか思えませんね。


それにしたって、消費税10%増税を先延ばしにするかどうかの問題があって、
国民の信を問うから衆院解散だ、みたいなことを言っているのですが、
ソレ、全く意味が分からないのですが、それは自分だけなのでしょうか。

確か小泉純ちゃん政権のときには郵政民主化で揉めて、
参院で法案が否決されたのに衆院を解散して選挙、
みたいなワケわからないことがありましたが、それを思い起こしますよ。
デジャヴですよ。

アレなんですかね、株高維持重視の政権としては、
ここで予定通り消費税増税してしまうと日本経済への期待値を損ないかねず、
株価に悪影響になるので、ここはいったん増税延期にしておけば、
日本経済への期待が持続し株高も維持できる、そう踏んだのでしょうか。


しかしですよ、また選挙ってなると数百億も税金が使われるのですよ。
こんあん、何の必要性とか大義とか意味があるのか分からない、
衆院解散・選挙に、そんな大金がかかるのですよ。

それだったらもっと賢い税金の使い途がありそうなもんなんですけど、
相変わらずこうやって無駄遣いばかりしているのです。

だから、国民の将来のため、社会保障のため、ないんていう、
政治家や役人の言葉を聞いて消費税増税なんて受け入れてはならないのです。

こんな無駄遣いを先に止めろと声を上げるべきなのです。


しかしですね、だからって選挙に無関心でいるワケにもいかないのですけど、
それが自民と公明を有利にしますから。

おそらくそういった国民の態度も計算に入れた戦略なのでしょうけどね。