Do you remember rock'n' roll radio?

Macとか音楽とかサッカーとか気にくわないニュースとか、独りよがりの邪推と妄想

オリンピックのメダルに踊る人達

2022-02-14 22:12:32 | フットボール・スポーツ



ドーピング疑惑で揺れていたROC(ロシア)代表の女子フィギュアスケート、
ワリエワ選手が個人戦の出場が可能になりましたね。

まあスポーツやオリンピックのことは詳しくありませんが、
ルールに照らして妥当な判断であれば良いのではないのでしょうか。
ソレが個人戦出場可能でも、出場停止やメダル剥奪であっても。

彼女の場合は15歳ですからね、自身の判断で薬を服用していたのかは怪しいところですし、
16歳未満は保護の対象ということですので、コレでよかったのでしょう。

まあ一方で、ロシアの選手はやっぱりドーピングしているのかという疑念を、
改めて持つことにはなってしまうのですけども、それにしても腑に落ちないのは、
なんで12月に採取した検体についての評価が今なのか、
オリンピックが始まって一つ競技も終わってメダルも獲得した後なのか、ということですね。

ソレで選手を追い詰める側も正当なのかってのは思いますよ。
だって別の大会が始まってからだなんて、まるで狙い打ちじゃ、あーりませんか。

もし彼女が常態的にドーピングしてたのなら、これまでの大会でとっくに発覚しても良さそうなモノなのに、
わざわざこのタイミングでの発覚ですよ。非常に恣意的ではないかというね。

しかも今はウクライナ危機というか、ロシアがウクライナに今にも軍事侵攻しかねない、
そんな報道が盛大になされておりますが、コレだって西側による虚構かもしれず、
要はアメリカはじめ西側諸国によるロシアへの圧力、もしくはロシアへの攻撃へのアリバイ作り、
そんな謀略の真っ最中かもしれないワケでして。

なんか政治的スポーツイベントもコレと無関係じゃないんじゃないかとさえ思われますが。
ロシアの若く美しい圧倒的な金メダル候補で抜群の注目度を誇るワリエワ選手、
格好の標的となってもおかしくないトコロと思いますが、どうなんでしょうか。


そんなこんなでね、絶賛開催中の北京オリンピックも不可解な問題が続出しておりますね。

スケートのショートトラックなどで開催国の中国に有利な判定があったり、
スキージャンプでは通常はなされないようなユニフォーム検査があって、
日本の高梨選手を初めとする有力国の選手達がユニフォーム規定違反で次々に失格になったり、
そしてワリエワ選手のドーピングと。

ウクライナ危機はわかりませんが、こうやって国別メダル獲得合戦になっちゃってるから、
こうした余計に競技に水を差す足の引っ張り合いが起こるんじゃないでしょうか。

確かオリンピックってのは参加することが素晴らしい筈なのに、
メダルをたくさん獲った国がエライ、みたいなメダル獲得競争の様相ってのは健全なんでしょうか。

国民もメディアもそんな態度で、メダル!メダル!ばかり追いかける。
メダルを獲った日本凄い!っていうのは、「日本凄い!」の強力なコンテンツです。
実際、大マスコミは堂々と国別メダル競争とか言ってるじゃないですか。

そうオリンピックとは、所詮はメダルであって日本凄いであってスポーツではありません。
そして、選手のお菓子とか手ぬぐいとか物語とか、競技よりも周辺情報への関心が高いというね。


もうね、自分からすれば、いつまでそんな大会が必要なんだと。
メダルなんてどうでもよくありません?

いや、選手達がメダルを目指すのは構わないんですよ。
協力者がソレをサポートすることも構いません。

ただソレ以外の外野がメダル!メダル!となっちゃうのはいかがなものかと。
特に日本人はオリンピック大好きでねえ。

やたらとオリンピックってものが権威になり過ぎたんですよ。

トップレベルの様々なスポーツを観ることができるってのは楽しいことではありますが、
権威として大きくなり過ぎたんじゃないかと。

で、日本なんか顕著ですが、オリンピック!と言えば無駄遣いが正当化されちゃって、
利権が横行して、国民も見過ごしちゃうというようなね。

そんなことをまた思いますが。


しかし、放映権料が高騰しているからか知りませんが、オリンピックの日本でも放送も、
いかにも日本人が出場し活躍しそうな競技しかしないんですね。

まあ、視聴者の関心を考えればソレらが優先されるのはわかりますが、
もっといろんな競技を取りあげてもらえないモノでしょうか。

ということを考えても、やはり、テレビ放送に依存する視聴環境というのは、
そろそろ終わりに近づいているのでしょう。

鈍器が発売した地上波チューナーを搭載しないテレビが大人気だというのもわかります。
YouTubeやネトフリ、HuLuなどのネット配信サービスだけで事足りる日も近いのです。

もう、そういう人も多いでしょう。
実際、自分はほとんどそんなカンジです。

だいたい必要のないNHK受信料を払わなきゃいけないとかワケわかりません。
ただでさえ賃金は上がらない、なのに生活物資は値上げされるのに受信料なんて払えないです。


とりあえず、オリンピックとなると日本は国を挙げてメダルに踊るワケですが、
80年代に英国のポップグループ、カルチャー・クラブの "The Medal Song" の一節を見てみましょう。


 I would rather dance with you than have a medal to show

 見せびらかすメダルを手に入れるより君と踊っていたい


まだ、メダルと踊りますか。

 

東京オリンピックの中止を求めるなら遅すぎた

2021-06-29 21:50:45 | フットボール・スポーツ



コロナ禍でありながらヨーロッパで絶賛開催中のサッカーのヨーロッパ選手権・EURO2020、
グループリーグが終わりトーナメントの1回戦が行われていまして、なかなか好ゲームが続いているようです。

いや、自分も前回開催まではWOWOWで観ていたのですが、
既に解約したものですから、今回は全く観れてないのですけども、
ゲーム内容の評判を聞いていると、非常に観たい気持ちに駆られますし、
WOWOW再加入しておけばよかったかな、なんて気にもなってしまいますね。

で、日本時間の29日早朝に行われた優勝候補・フランスとスイスのゲームが凄かったらしく、
宣誓したスイスが後半に逆転され1-3とリードを許したものの、試合終了間際に同点に追いつき、
延長戦に入るも決着はつかずPK戦へ突入、両チームとも全員PKを成功させていく中で、
フランス5人目のキッカー、エムバペのキックが相手GKに防がれ、スイスが勝利となった試合。

ここでネットでささやかな話題になったのが、延長戦が終わってPK戦に入る直前、
スイスのキャプテン、ジャカがコカコーラをぐびぐび飲んでいたという。


先日はポルトガルのクリスチアーノ・ロナウドが記者会見で、
席に置いてあったコカコーラを邪魔そうにどかして話題になったことを書きましたが、
ジャカ選手もまた大喜利に参加したのでしょうか。

いやでも、いくらなんでもトップアスリートが、試合の最中にスポドリや水以外の、
ましてや、いくらスポンサーさんの商品だからといって、砂糖水を飲むとか初めて観ましたよ。

まあねえ、サッカーという激しいスポーツで120分戦った後ですから、
たまには甘い物、糖分の補給でもしたくなるのでしょうか。

そういうこともあるのかもしれませんが、よくベンチにコカコーラなんて置いてありましたねえ。
でもコレでスイスがPK戦で勝てたのですから今後、試合中のコーラも見直されるかもしれません。


そんなこんなで好ゲームが続いて盛り上がっているEURO2020ですが、
ヨーロッパでは新コロワクチン接種が進んでいることもあってスタジアムには観客が入っています。

ところが、サンクトペテルブルグで行われた試合を観戦したフィンランドのサポーター、
帰国後の検査で約300人が新コロ陽性ということが判明しました。

まさにスタジアム感染、、、
いや、スタジアム観戦中の感染なのか、移動中か街中での行動で感染したのか、
詳しくはわかりませんけども、今のところ全ての経路が疑われるでしょう。

それに、今回の陽性者にはワクチン接種済みのヒトはどの程度いたのでしょうかね。
合わせて気になるトコロであります。

そして、こうしたEURO2020に絡む新コロ感染は、今後も起こりうる懸念がありますが、
さて感染対策や観客動員等は見直しなどされるのでしょうか。


そして、世界で最もワクチン接種が進んでいる国の一つがイギリスですが、
そのイギリスでなぜか感染が再拡大しているとニュースになっていますけども、
イギリスでもEURO2020が開催されているのですよね。。

国境を越えた人流が大いに促進されてますし、やっとこさ不自由な行動制限から解放されて、
さらにスポーツの場で気分も高揚しちゃってますから、そりゃあ盛り上がるってモノです。
感染再拡大という火に油を注いでる状況だったりしないのでしょうか。

南米で開催されている、やはりサッカーの南米選手権でも、
多くの新コロ陽性が確認されていますし、まあ、こうなりますよねえ、という。


じゃあ東京オリンピック・パラリンピックだってそうなりかねない、との見方はもちろんですが、
一方で、ソレでもサッカーはヨーロッパでも南米でもやってんだからオリンピックもやれ、
みたいなハナシにはなっちゃうのでしょう。

IOCだけじゃなく、日本側も感染拡大の責任など取るつもりはなさそうですから、
このまま脳天気に開催されるのですよ。

感染対策なんてやろうとしたところでやるコト多すぎて、全ておざなりになりそうです。
まあ、そういうもんだと思うのですよ。

諦めではないですが、そう割り切りしないとオリンピック開催なんてできないのです。
ですけど、組織委員会も都も政府もそうとは言えないからなんとなく誤魔化してばかりですけど、
感染対策するようで結局はなし崩しってのが実態でしょう。


日本では新コロ感染拡大によってオリンピック中止を求める声があがりましたが、
中止を求めるなら8年前でしたよね。遅いのです。

東日本大震災の傷もまだ全然癒えていないのに、政府や都やオリンピックムラと一緒になって、
脳天気にオリンピック招致を喜ぶべきではなかったのです。

反対するのが遅いのです。

 

利権・スポンサーファーストのオリンピックに今さら気付くか

2021-06-22 20:04:00 | フットボール・スポーツ
東京オリンピック・パラリンピックにまつわる日本の政府・組織委員会・JOCが発する内容に、
唖然とさせられる日々が続いておりますが、こんなんで開幕まで保つのか、心配になりますが。

21日には組織委員会会長のH聖子センセーが、観客数の上限を1万人とすることに関連し、

 「(専門家の)尾身センセーの提言に『中止』がなかったので」

有観客で開催する、なんてことを言っておりましたが。

こんな大事なことについて、こんな人任せでいかにも自身に責任はないというような
発言をするのだなと驚いたのですけども。

でもまあ、なんとなくわかりました。
組織委員会や政府らの大会側と専門家側では、こういう手打ちをしたのだなと。

大会側はあくまでオリンピックは開催するし、観客も入れる。
専門家としてはホンネはどこまで不安視してるかわかりませんが提言としては、
「無観客が望ましい」にとどめる、と。

専門家センセー達大袈裟に記者会見なんぞ行いましたが、アレも政府了解の茶番なんでしょうし、
一応、専門家として警告はしたよ?言ったよ?とのアリバイは作りましたのでね。

でもねえ、コレで手打ちもいいのですが、もしホントに大会で感染クラスターが起きたり、
もっと酷い感染状況になったとしたら、『中止』と提言しなかった尾身センセーら、
専門家センセー達のせいにされちゃいますけど大丈夫なんでしょうか。

どうせ政府や組織委員会、JOCなんて知らんぷりですよ?


さて、そんなこんなで22日になると、オリンピックに観客を入れるならってことで、
じゃあ酒類を会場で販売しますよ、という方向になったものですから、
コレまた蜂の巣をつついたような騒ぎになっています。

そりゃ、今までさんざん飲食の場が、飲酒が新コロ感染拡大の元凶みたいに見なされて、
飲食店等は避ける威販売停止や営業制限を強いられてきたのですからね。

ソレはオリンピックに観客入れますとなったイコール酒類販売ってんですから、
今まで行ってきたことと自分ら、オリンピックがやることとの差がありすぎます。
というか、辻褄合わないですしオリンピック優遇ですもんね。


なんでこうなっちゃうのかというと、ソレはもちろん、
アサヒビールがオリンピックの大スポンサーになっているから、というのは容易に想像できます。

そしてオリンピック大臣の丸川「ルーピー」センセーも、そのことを裏付けるかのように、

 「ステークホルダーの存在がありますので」

なんて言ってしまいましてね。

ステークホルダーとは利害関係者、もしくはこの場合、利権関係者ということですから、
つまり、暗にスポンサーの都合があるからと認めたワケです。なかなか正直ですね。

その後、組織委員会は、スポンサーへの忖度はない、との声明を出し火消しに躍起ですが虚しいですね。
だって丸川「ルーピー」センセーの言葉通り、スポンサーありきなのは明白ですから。


こうした事態を受けて、アサヒビールも世間の反発を喰らってまして、
ネットを中心にアサヒビール製品ボイコットの声が広がっております。

当たり前にそうなります。
消費者はアサヒビールの不買、事業者もアサヒビールからの仕入れを止めちゃいましょう。
アホなイベントに肩入れするスポンサーには、不買で意志を示すのが消費者ってもんですよ。

そのうちアサヒビールだけでなく、他のオリンピックスポンサーに対しても、
こういう動きが拡がるかもしれませんね。

オリンピックスポンサーというのは特権でありますけども、
こうしてスポンサーのゴリ押しを続けているとむしろ、ダメージになったりしないのでしょうか。

ま、スポンサー契約にあるからといってアサヒビール自身が会場で酒を売らせろ、
と大会側に圧力をかけたかはわかりませんがね。電通が代弁しただけかもしれませんし。
となるとアサヒビールもいいとばっちりなんですが。

個人的には、スタジアムでスポーツを観戦するならビールくらい飲ませろと思いますが。
ナニが悪いのかと。根拠も乏しいのにひたすら酒を悪者にすることがおかしいのです。

そして国民は、コロナ禍で飲酒は感染拡大させるんだ!みたいな無駄な認識をしてしまってます。
おかげで、虚偽会場で酒販売することに日本人は、驚き憤るようになってしまいました。
こういう態度にさせたのは、政府や自治体の誤魔化しのせいですからね、今さら知るもんですか。

ちなみに、酒塁提供に関する批判や矛盾を解消するには、簡単だと思いますよ。
飲食店での飲酒を全面容認すればいいのです。


さて、この騒動によってまた、オリンピックは人々の健康よりスポンサーを優先するのか!
オリンピックはスポンサーファーストなのか!と憤る声が大きくなっておりますが。

え? そうですよね?
ナニを今さら、ってカンジですよねえ?

最初っからそうだったのに、やっと気付いたんですか、と。

オリンピックとは利権ありきのイベントであり、最初っからスポンサーファーストなんですよ。
政府や都は国民より都民よりオリンピック利権ファーストで、オリンピックはスポンサーファーストです。
今さら憤るコトじゃないんですよ。スポーツなんてカネのためのネタなんですよ。

震災復興だって新コロ克服だってネタなんですよ。
感動や絆もネタです、ネタ。

ソレをオリンピック美化で誤魔化されて浮ついてる国民も、ようやく気付きましたかね。
遅かったですけどね。

しかしこのままオリンピックがいざ始まると、日本人の活躍に、感動した!
日本でオリンピックやってよかった!ってなっちゃうのでしょうねえ。

困ったモノです。

 

EURO2020のプロダクト・プレースメントに東京オリンピックは

2021-06-19 20:24:39 | フットボール・スポーツ



東京都知事の百合子センセーが、東京オリンピック・パラリンピックでの
都内のパブリックビューイング会場を中止すると発表しました。

20日で都の緊急事態宣言は解除されるとはいえ、まだまだ新型コロナウィルス感染の再拡大が懸念される中、
当たり前の判断ではありますので、特に百合子センセー英断!と褒めるほどのモノではありません。

東京オリンピックなんてここまで来たらさすがに開催はされるのでしょうけども、
このコロナ禍の状況においてはやるんなら徹底的に新型コロナウィルス感染拡大のリスクを
減らすべきであって、そのためには競技以外の余計なプログラムは極力止めるべきなんです。

んが、この当たり前のように見える決断に難しい要素があったとしたら、
そしてソレはおそらく難しいモノだったのでしょうが、
PV中止判断を難しくさせた要素があったとしたらソレは、スポンサーでしょう。

なんたってオリンピックはスポンサーファーストです。
パブリックビューイングは聖火リレー同様、スポンサーのためのプログラムですので、
感染状況がどうこうよりも優先させなければいけないモノであり、
決して余計なプログラム、ではないのです。観客や視聴者はさておき大会的にはね。

聖火リレーは自治体によっては公道リレーを中止することもあったとはいえ、
多くの場合に予定通り続行させたのは、スポンサーさんのためですね。
別に全国に感動を届けるとかではないです。もともとナチスのプロパガンダなんですし。

ソレが今回はパブリックビューイング中止に至ったということは、
スポンサーさんや電通さんの了解があった、ということでしょうか。

ま、こんな状況にも関わらずスポンサーゴリ押しのプログラムが強行されては、
さすがにスポンサーのイメージにも打撃があるかもしれませんからね。


さて世界のスポーツ界においても、スポンサーを揺るがす事態が起きております。

ヨーロッパで絶賛開催中のサッカーのヨーロッパ選手権・EURO2020で、
現サッカー界最大のスターであるポルトガル代表のクリスチアーノ・ロナウドが、
記者会見で席に用意されていたコカコーラを脇にどけてカメラから見えなくし、
そして「水があるもんね」と言ったのです。

大スポンサーの主力製品を否定するような行為を受け、コカコーラの株価は大暴落したと話題になりました。





齢30代半ばを過ぎてもトップコンディションを保ち続けるストイックなロナウドが、
砂糖水を毛嫌いするのもわかるのですが、スポンサーには気を遣うのもプロなんじゃ、とは思うトコロです。

まあ、アスリートの前に商品を置くならコーラじゃなくてアクエリアスで良かったんじゃ?
というふうにも思いますが、別にスポンサーはアスリートのために商品を置いてるのではなく、
観戦する視聴者のためなワケで、つまりはコカコーラ飲みながら盛り上がろうぜ、と言ってるのです。
ソレが期待する宣伝効果ってワケです。





綾瀬はるかが出演している日本のコカコーラのCMもそうですよね。
東京オリンピックに向けては視聴者にコカコーラを飲んで欲しいというね。

観戦しながら盛り上がる商品といえばビールもそうです。
ハイネケンもEURO2020のスポンサーですが、やはり記者会見でフランス代表のポール・ポグバが、
席にあったハイネケンをどけてしまいました。





ポグバはイスラム教徒ですので、アルコール飲料は宗教的に受け付けませんのでね。
ロナウドの行動もありましたので、じゃあってことでハイネケンをどかしたと。

ただこのどかされたハイネケン、実際はノンアルコール飲料だったようですね。
ハイネケンも気を遣っていたのでしょうか。

まあ、ロナウドの場合と違って、宗教上の理由がある場合は配慮されるべきとされるようです。


しかし、クリスチアーノ・ロナウドのような世界的な大スターが
スポンサー商品を否定する態度をとることは、スポンサーにとっては大問題です。

そしてソレに続いてポグバの件も続いたことで、おそらく主催のUEFA・欧州サッカー連盟には
スポンサーからの猛抗議があったのではと推測されます。
日本でいうならパナソニックやトヨタ、電通さんから抗議が入るようなモノです。

ソレを受けてでしょうか、UEFAはEURO2020参加国に対し、

 おまいら、もっとスポンサーをリスペクトしろ!

と、ロナウドやポグバのような行為をしないよう通達を出したようです。
やっぱり、大スポーツイベントにとっては、スポンサーの協力はなくてならないものですから。


こういう、商品をテレビ画面などの目に付くところに置くというのは
プロダクト・プレースメントと呼ばれる広告手法で、テレビ番組や映画でよく見られます。
サザエさん家の東芝のテレビとか、007の腕時計とかですね。

コレはスポンサープログラムですから、ソレが蔑ろにされることはあってはなりません。
それくらい、ロナウドだってわかってた筈ですが、ムシの居所でも悪かったのでしょうか。

プロアスリートの記者会見ということでは、テニスの全仏オープンで会見を拒否した、
大坂なおみ選手の件が記憶に新しいですが、ロナウドが大坂選手以上に
批判されることになったとしても不思議ではないですけどもね。


一方、このEURO2020記者会見でのプロダクト・プレースメント問題、大喜利の様相を呈してまして。




ロシア代表の監督がおもむろにコカコーラの瓶を開けてガブ飲みすれば、
ウクライナ代表のアンドリー・ヤルモレンコはコカコーラとハイネケンを自身の前に近寄せて、

 「ボクはコカコーラとハイネケンをここに置くよ!連絡待ってるよ」 と、ご愛敬。

いかにもCM契約の逆オファーするかのような、ま、ジョークなんでしょうね。





またコレに続きスコットランド代表のジョン・マッギンは水を手にして、

 「コーラないの?」 と、ご愛敬。

マッギンもヤルモレンコも、ホンネは砂糖水やビールに対してどういう態度かわかりませんけども、
こういう、スポンサーをネタにするような大喜利化も懸念してのUEFAの通達なんでしょう。


しかし、この動きが続くと、東京オリンピックもただごとではありません。
同様に、記者会見場にコカコーラやアサヒビールの商品が設置される予定もあるでしょう。

ココでアスリートにロナウドやポグバのような行動を取られては、
スポンサーとしての利益も、電通さんの立場もありません。

主催者としてはビクビクしているでしょうし、IOCなのかJOCなのか組織委員会なのか、
やはり参加選手団になんらかの通達をするのではないでしょうか。


ただでさえ東京オリンピック開催への反発が強まる中、スポンサーも割を喰らって、
パブリックビューイングは中止になるは、記者会見にも不安があるわで、
広告機会が損なわれる事態になってしまっていますけども。

こなったら代わりにアレじゃないですかね。
都知事の百合子センセーによるとパブリックビューイングを予定していた会場の一部は、
ワクチン接種会場に転用するということですので、
そのままワクチン接種会場のスポンサーになったらいいのではないでしょうか。

 ワクチン接種センター sponsored by コカコーラ

みたいに、経費を負担してあげたりワクチン接種者にコーラやビールをサンプリングすれば、
広告機会の確保になりますし、イメージもアップするかもしれませんね。

 

オリンピック関係者をGPSで追跡? たぶんウソだろう

2021-06-13 18:28:31 | フットボール・スポーツ
デジタル大臣・平井センセーのNEC恫喝発言が話題ですね。
東京オリンピック・パラリンピックの健康管理アプリ開発に関連して、職員にこう言ったのだとか。


 「NECには(五輪後も)死んでも発注しない」
 「今回の五輪でぐちぐち言ったら完全に干す」
 「どこか象徴的に干すところをつくらないとなめられる」


まあ、これらの発言や態度が不適当ということで叩かれているのですが。
でも正直、コレくらは言いそうです。

別に平井センセーを擁護するのでもないですし自民党も今の政権の大嫌いですが、
職員に激を飛ばすのであれば、大袈裟な表現だってたまにはあります。

別に本気でNECを干そうというよりは、ソレくらいの気持ちでやれ、って意味ではないかとも受け取れます。
ま、ソレでさえ今の時代ではコンプライアンス的に問題になりかねませんがね。

ただ、コレがマジで不当な圧力を行使しようというのであれば問題ですが、
その見極めをするにはちょっと材料不足と言いますか。

なので自分的には、わざわざ問題視して報道するほどではないように思われます。
不当な圧力が現実にあって、事業者が不利益にあった事実があるなら別ですが。

と思いますので、まーたアサヒる新聞がパヨクな報道してるわー、
なんて評価になってしまうのも仕方ない部分があるかなと思いますね。

でも、コレって音声ソースはどう入手したんだろうと考えると、おそらくデジタル庁内部ですよね。
つまり職員からのリークだとすると、大臣の平井センセーに対する職員のストレスが、
相当にあるってことで、平井センセー本人に問題がありそうとはなるのかもしれません。

でもまあ、こういった高圧的な発言て、電通っぽいですよね。
このヒト、電通出身ですもんね。

とか言って、若干、平井センセー発言にも理解の余地があるのではと考える自分も、
いまだ昭和の価値観が抜けないオッサン、ってことになるのでしょうけども。


さて、そんなコトより東京オリンピックです。

安全安心な開催をどうするのかといった問題や疑問が尽きないワケでありますが、
なんと大会組織委員会は、海外からのマスコミ関係者らをGPSで追跡するとしました。
認められた範囲外に出たときは、追放などの厳罰に処すとか言ってますが。

できるのでしょうかねコレ?
いた、技術的には可能かもしれませんよ?

とりあえず所持するスマホを登録するとかアプリをインストールさせるとかで、
本人の居場所を監視することはできるのでしょう。

ただ、プライバシーの問題がありますから、そこまでしていいのかというのもありますし、
本人らが同意できるのかといったこともあります。

まぁここは、同意しなければ入国を認められないとか言って、
無理矢理に同意させてGPS追跡できるようにするとします。

としたところでも、本人がホテルなどにスマホを置いたままにすれば意味ないですし、
そこまでしなくても、GPS機能をオフにしたって追跡を逃れるワケです。

こうしてタダでさえ抜け道ありまくりと考えられるのですが、
コレはコレでルール違反だから、GPSオフも認めない、スマホ常時携帯も義務、
といった誓約書でも書かせて、その通りに行動させるとしましょう。
実際にそうしてくれるかは別問題ですが、性善説です。

ソレにしたところで、その監視をするアプリやシステム、人員が必要です。
しかしそんなシステムの開発なんてしてるのでしょうか。
してるのかもしれませんが。にしたって、監視する人員が必要になりますが、
そんなことに配置できるスタッフなどいるのでしょうか。

とまあ、こう考えるとこのGPS追跡策っていろいろ疑問だらけです。
おそらく、ハッタリなんじゃないでしょうか。

つまり、そんな追跡などヤル気ないですしやらないのですが、世間の手前、
なんか難しそうなテクノロジー使ってヤルと言ってるだけです。

ソレだけでも、なんかヤルんだなって印象を国民に与えさえすれば、
そういうふうに信じてしまう国民も一定数いますのでね、おそらくソレでいいのでしょう。

大マスコミもソレ以上のツッコミはしないでしょうし。


とまあ、安全安心な東京オリンピックも、開催だけが目的化してるワケですから、
ヤルと言ってる対策もほとんどはハッタリなんじゃないでしょうか。

例えば海外マスコミらの入国も水際対策とは言いながら、
メディア等オリンピック関係者は事情があれば隔離期間なしで入国可能なんだとか。
ソレも、その事情の記入例文なんかも公開されているってことで、ナニが水際対策かと。

いうことのオンパレードなんですよきっと。

選手にはほぼ毎日検査するとか言ってますが最終的には、「ほぼ毎日検査してる」ことにしたり、
検査結果も、「全て陰性」ってことにされたりするんじゃないでしょうかねえ。

んで、後で陽性者が出たとしても、「検査では陰性だった」で押しきり、
安全安心な大会が実現できた!東京オリンピック・パラリンピック大成功!

みたいな評価にされちゃうんじゃないですかねえ。

いくらお人好しな日本人でも、こんな茶番には荷担してはいかんと思うのですがソレでも、
日本人大活躍!感動をありがとう!みたいな報道に惑わされてしまうのでしょうけども。