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事実をウソでしたとウソの謝罪をする加計学園

2018-05-31 23:44:31 | ニュース
今日31日の職場で、夕方4時頃に同僚がテレビをつけるんですよ。
そしたら他にもだんだん人が集まってきて、ナニがあるんだろ?

と思ったら、サッカー・ワールドカップ・ロシア大会の代表メンバーの発表なんですね。
そんな、生放送で見なきゃいけないくらい、気になるモノなのでしょうか?

あ、気になるモノですか。
そうですか。

いや、自分も気にならないことはないですけど、そんなの後で知ってもいいじゃないですか。
ソレを、わざわざ仕事の手を止めて見なきゃいけないほどなんでしょうかねえ。
まあ、誰か中継を見りゃ、つられて周りも集まるってものでしょうが。

でも、そしたらですよ、番組でサッカーの話題が一段落して、
次に加計学園疑獄のニュースになると、途端にみんなテレビの前から去るのですね。

おーい、こっちこそ重要なニュースなんじゃねえの!?
加計学園が愛媛県にウソを上塗りする謝罪に出向いたんだよ!?

と、思うのですが、そんなのどうやら自分だけみたいでですね。
モリカケはじめ醜悪で下劣で無責任なアベちゃん政権の問題追求に
関心ある人間というのは、やはりマイノリティのようです。


ソレにしても、加計学園の愛媛県への謝罪ですよ。

獣医学部新設をめぐって、2015年に加計学園が愛媛県に報告した、
アベちゃんが「獣医学部イイネ」と言ったとされる、
アベちゃんと加計理事長との面会はなかった、ウソの報告をしたとの謝罪です。

なんでそんなウソをついたのかというと、

 「その場の雰囲気で」

思いついたことを言ったんですと。
口からでまかせだってことですよ。

いやー、そんな口からでまかせ・ウソを普通について、
何十億もの補助金をせしめようとする事業者を、信用なんてしますか?


っていうかその、アベちゃんと加計理事長が面会したと言ったのはウソだった、
との謝罪がまたウソなワケですよね?

だって、アベちゃんと加計理事長は会っていたなんて、わかってるんですから。

でもアベちゃんが会ってない、って言い張るもんだから、
アベちゃんと加計理事長を守るために、他の職員やら役人やらが皆、
ウソをウソで上塗りしなきゃいけない羽目になってるワケです。

アベちゃんはアベちゃんで加計理事長と会っているなんてことになったら、
これまでの国会答弁が虚偽にもなりかねませんし大臣規範にも抵触しちゃいますし、
なんたって国家戦略特区議長と特区の事業者がコソコソ会って、
その事案で何十億のカネが動くんですから不正、贈収賄の疑惑にもなっちゃいますので、
ナニがなんでも否定しないといけなかったのですが。

そして、そのアベちゃんのウソを取り繕うために加計学園としても、
事実だったモノをウソでしたとウソをつくしか、まぁなかったのでしょう。

なんと不健全かと。


ここまでウソを上塗りして、逆に加計学園はソレでいいのでしょうか。
県や市を騙して京産大を追いやって学部設置にこぎつけ何十億もの補助金を手にしたなんて、
なんとインチキな学園であるかと、学生やその家族、もちろん市民から見られるのですよ?
そんなんでやっていけるのでしょうか?

愛媛県も今治市も、こういう事態になって加計学園の謝罪を受け入れて、
補助金を出すのを良しとできるものでしょうか?

県と市は良くても県民と市民は良しとするのでしょうか?

愛媛県のほうはですね、加計学園や国に対して懐疑的な態度がありますが、
ソレは自分たちがちゃんと証拠も提出して自らの正当性に自信があるからですね。
なのに他の連中は自身の言い分は根拠薄弱のくせに愛媛県がウソ、
ウソとまでは言わなくても正しくないと言う。
愛媛県が憤るのも当たり前です。

だいたい、記録がない、棄てた、記憶もない、なんていう言い分の方が、
記録として文書を残している側より信用に足るなんて思えないでしょうに、
何故か政権側・加計側を擁護する人間も多いのは全く理解に苦しみます。


一方、今治市長のほうはというと、アベちゃんと加計理事長の面会は聞いていたとしながら、
ソレはウソでしたとの加計学園の言い訳があっても、

 「加計学園を信用している」

んですってね。

で、やはり、コレはコレで市長擁護の人間も多いのですよねえ。

市がいいって言ってるんだから虚偽報告はどうでもいいじゃないか!
みたいなカンジなんですかねえ。

そんな相手と信頼関係を築けるってどうなんでしょうかねえ。
今治市民も、ナニが経緯の中であろうとも、地元に大学ができて潤えば構わない、
ってカンジなのかもしれませんがねえ。


こうして加計学園が学部新設・補助金申請の過程でウソついてたってことになるのですが、
実際には加計学園がウソだとしたアベちゃんと加計理事長が面会したのは事実であり、
ソレにみんな気づいているくせに自分たちがよければそんなインチキは「なかったことにする」、
ソレを良しとする日本人の民度の低さに、ほとほと呆れかえってしまいます。

こんなカンジで毎日毎日、呑まなきゃやってられませんが、多くの国民はそうでもないのでしょうか。
それよりサッカー代表や大リーグの大谷君のほうが大事なんでしょうけども。


そういえば今治市長と加計学園は、共謀して今治市議にカネばらまいて買収したんでしたっけ?
そりゃ、信頼し合う仲ってことですね。

 

危機管理学部と加計学園とアベちゃん

2018-05-29 00:03:56 | 日記
大学側のマズイ対応により、なかなか事態の収拾がつかない日大アメフト部ですが。

日大は危機管理学部があるのに、なんでこんなに危機管理できないのか?
と、さんざんツッコまれておりますね。

ここで、大学に危機管理学部なんてあるのかと、初めて知った人も多いのではと思います。
自分もそうでした。

どうやら2016年4月に開設したばかりの、新しい学部のようなんですが、
日大の危機管理学部のホームページを見てみますと、

 「災害マネジメント」
 「パブリックセキュリティ」
 「グローバルセキュリティ」
 「情報セキュリティ」

の4領域、要は災害とかテロとか情報犯罪などが研究対象のようで、
今回の悪質タックル事件などの、企業等の不祥事時における広報をはじめとした
クライシス・コミュニケーションとは、ちょっと違うようであります。

なので、危機管理学部とはいえ、ちょっと畑違いなのかもしれませんね。

ただ、そのクライシス・コミュニケーションがカリキュラムに全くないのか、
までは良くわかりませんが。


さて、この珍しい「危機管理学部」。
日大の他に学部を設けているのは、加計学園系列の2大学くらいのようです。


 千葉科学大学 危機管理学部(2004年4月開設)

 「危機管理システム学科」
 「環境危機管理学科」
 「医療危機管理学科」
 「航空技術危機管理学科」
 「動物危機管理学科」


 倉敷芸術科学大学 危機管理学部(2017年4月開設)

 「現代ビジネスコース」
 「行政マネジメントコース」
 「警察・消防キャリアコース」


ということで、この中でさきほどのクライシス・コミュニケーションに当てはまるのは、
倉敷芸術大学の研究対象にある企業不祥事リスク、くらいになりましょうか。


で、これらの危機管理学部、その研究内容を見てもだいたい察しが付くと思いますが、
不祥事時のコミュニケーションというよりは災害や犯罪など物騒な危機が主な対象なこともあって、
警察官僚や防衛省・自衛隊官僚の天下り先になっているらしいのですよね。


そして、おそらくこれらの学部に関連があると思われる、危機管理協会という財団法人があります。
コレがですね、なかなかググってもよくわからないのですよ。

ただ、やっぱり警察や自衛隊などのOBが天下っている内閣が所轄の法人ではあるようです。
そして、この協会の名誉会長というのがいるらしいのですが、さあ、誰だと思います?

え? アベ嫁?

残念!
ですが、いいトコロ突いています。

そうです、我らがアベちゃん、安倍晋三なのだそうです。


 (追記)
 アベちゃんが名誉会長なのは「危機管理協会」でなく「危機管理学会」でした。
 危機管理協会についてアベちゃんが名誉会長との情報を見つけることはできませんでした。
 大変失礼しました。
 危機管理協会は今では活動休止のようなんですが、内閣府所轄で、
 実際に自衛隊OBが多いのは、ヒゲの隊長がブログで書いています


そりゃ、内閣府所轄で内閣総理大臣認可の公益社団法人でもあったのだから別におかしくないだろ、
と、思うところですよね。

ですが。

「伝聞の伝聞」になりますので事実かどうかはわかりませんが、、
加計学園に危機管理学部の創設を進言したのはアベちゃん、との噂があるようです。。

でも千葉科学大学危機管理学部は2004年に開学しているワケで、
時系列的に合わないんじゃないか、とは自分も思うところですが、あえて妄想しますと、、

ここからは全くの妄想ですので、眉唾でながめてもらえればいいのですが、、


危機管理協会の名誉職のアベちゃんが、大学の危機管理学部にも影響力あったとします。
そして加計学園と組んで実際に学部を作るとします。

すると警察や防衛省・自衛隊等の天下りの受け皿を用意するのですから、
これらの官僚はアベちゃんや内閣府、事業者である加計学園に頭が上がりません。

ですから、例えばアベちゃんや加計学園に警察沙汰の疑惑が持ち上がっても、
追求を逃れて疑惑を握りつぶせる、ということになるのでしょうか?

ソレが今のアベちゃん政権に言い逃れ・はぐらかし・居直りをさせ、
虚偽答弁も改ざんも隠ぺいも厭わないという、背景にあるんではないかと。

うまく考えたなあ。。
いやいや、妄想ですからね。


しかし、悪質タックルに関連する日大の対応と、加計学園疑獄や森友学園疑獄等についての
アベちゃん政権の対応が似通っているのは、こんなところで共通点があったからなのかと、
思わずにはいられません。


 (追記)
 「危機管理協会」と間違えてしまいましたが、「危機管理学会」は2012年に
 「日本安全保障・危機管理学会」と名前を変えています。
 企業不祥事等のクライシス・コミュニケーションというよりはまさに、
 国防という意味での危機管理、との側面が大きいように思われます。

 ホームページではトップに誇らしげにアベちゃんの名前が掲載されているほか、
 役員はこんな面々でして、なかなか右寄りな匂いが漂っています。

 特別顧問の千家氏は出雲大社の宮司、出雲国造家の末裔ですね。
 アベちゃんは憲法改正において神社本庁との結びつきが強いですし、
 このホームページでも憲法改正を主張してますね。
 安全保障・危機管理の学会としてはそういう態度のようです。
 
 ちなみに、「日本危機管理学会」というのもあるようで、コチラは国防というより、
 社会環境の変化に対するクライシス・マネジメント、といった趣でしょうか。
 コチラの役員には加計学園系列の千葉科学大学教授が名を連ねてまして、
 さきほどの危機管理学会とどちらが大学の危機管理学部とつながりが深いのか、
 よくわかりませんけども。

 

加計学園と愛媛県・今治市との受け取り方に乖離があった

2018-05-27 12:42:27 | ニュース
日本時間の27日早朝、サッカーのヨーロッパ・チャンピオンズリーグ、
スペインのレアル・マドリードとイングランドのリヴァプールとで決勝が行われました。
自分はリヴァプールのファンなのですが、結果は3-1でレアルの優勝となりました。

しかしリヴァプールは、キーパーのお粗末なミス2つで2失点し負けた、
感がありまして、なんとも残念であります。

残念と言えばリヴァプールのエジプト代表FW、サラーがケガで前半で退場したことです。
相手のDFセルヒオラモスともつれて倒れ込み、肩を打っての負傷だったのですが。

泣きながら退場したサラー、決勝の舞台でケガで退場する無念さとともに、
おそらくワールドカップへの出場もならないことを悟ったんだと思います。

あの肩から落ちた場面、たぶん鎖骨の骨折くらいはしてるんじゃないでしょうか。。

自分も昔、柔道で肩から落ちて鎖骨を骨折したことがあるのですが、
ソレと同じようなケガをしたんじゃないかというカンジがするのです。

このプレー、セルヒオラモスが絡まったサラーの腕を引っ張り込んで
故意に投げ飛ばしたように見えます。危険でしたよ。

コレはきっと、、 レアルのベンチからは、

 「サラーを潰してこい」

との指示が選手にあったに違いありません。(妄想)

リヴァプールのファンとしてはセルヒオラモスに一言、
「ファラオの呪いあれ」とでも言っておきましょう。


さて、サッカーその他のスポーツで「相手選手を潰せ」との言葉が
監督やコーチから選手にあるのは珍しいことではないと思います。

サッカーなら「削れ」なんて言葉も使いますが、もちろんコレは、
反則してでも、ケガさせてでも、ということではなく、
相手に自由にプレーさせるな、との意味合いの筈です。

ただ、どうなんでしょう、チームや指揮官によっては、
ダーティなプレーを求めることもあるのでしょうか。

日大アメフト部の件がどうだったかわかりませんが、監督やコーチの言うように
「厳しくいけ」の意味を選手が過剰に受け取っただけかもしれない、
との言い逃れの余地はあるのかもしれません。

ただソレとは別に、こうした大人達が、組織やエライ人の保身ばかりに走り、
学生を守らないっていう姿勢があからさまなのが嫌悪感を生じさせています。

まあコレって、意図的にそういう態度に出ている部分もあるかもしれませんし、
もしくは選手への指導のおかしさに気づいていない、監督・コーチは別に悪くない、
ただ言葉の解釈に乖離があっただけと、ホントに考えているのかも知れません。

要は思考や価値観が古いままだってことです。
財務省役人のセクハラに当事者も大臣も悪いと思ってないのと一緒です。


ということで、悪事の自覚無く保身と言い逃れに走ると言えばアベちゃん政権ですが、
愛媛県の文書に記載され、今治市長も聞いたと認めた、加計学園理事長との面会を、
アベちゃんは否定しましたね。

そんでもって今度は加計学園が、愛媛県と今治市には理事長とアベちゃんが
面談したと伝えたものの、実は面談はなかったんですと驚くやら呆れるやらの表明。


 加計学園 3年前の理事長と首相の面談を否定

 加計学園の獣医学部新設をめぐり、愛媛県が国会に提出した新たな内部文書で
 3年前の2月に加計理事長と安倍総理大臣が面談したとされることについて、
 26日、加計学園は関係者に記憶の範囲で確認した結果として
 「実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、
 県と今治市に誤った情報を与えてしまったようだ」と、面談を否定しました。
 加計学園の愛媛県今治市での獣医学部新設をめぐって、
 愛媛県は新たな内部文書を国会に提出し、この中には、学園側からの報告として、
 今治市が国家戦略特区に提案する以前の平成27年2月25日に、
 加計理事長が安倍総理大臣と面談し獣医学部の構想を説明したなどと記載されています。

 今治市の菅良二市長も25日、あくまで伝聞だとしたうえで
 「当時、理事長と安倍総理が会ったという話を学園から担当者が聞き、その報告を受けたと思う」
 と述べました。

 一方、安倍総理大臣は、文書に記載された日に面会していないなどとして
 文書の内容を否定しています。

 これについて26日、加計学園は当時の関係者に
 記憶の範囲で確認できたことをコメントとして発表しました。

 それによりますと「当時は、獣医学部設置の動きが一時、
 停滞していた時期であり、何らかの打開策を探していた。
 そのような状況の中で、構造改革特区から国家戦略特区を用いた申請に切りかえれば
 活路が見いだせるのではないかとの考えから、当時の担当者が実際にはなかった
 総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と今治市に誤った情報を
 与えてしまったように思うとのことだった」として、面談を否定しました。


なんですかこりゃ?

 「実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、
 県と今治市に誤った情報を与えてしまったようだ」

っつうことでコレも、エライ人を守るために、現場が勝手にしたことですと、
問題の責任を下っ端に押しつけようとしてるってことですかね。

ソレはともかく、もしこの認識がホントだとすると加計学園は、
ウソをついて愛媛県と今治市から補助金引き出そうとしたってことにならないですか。
補助金詐欺じゃないですか?

こんなウソつかれて、愛媛県や今治市だけでなく県民や市民は、
加計学園への補助金を出す気になるのでしょうか。

愛媛県・今治市との受け取り方に乖離があった、ってことにして、
加計学園は自らのウソを正当化しようとしてるんですよ。

この加計学園の表明、このままハイそうですかと終わらせるワケにはいきませんよ。


そんな加計学園疑獄から逃げるかのようにロシアに外遊しているアベちゃん、
領土や経済はじめ外交の仕事はほどほどにナニやってんのかと思ったら、
フィギュアスケートのザギトワ選手への秋田犬贈呈に立ち会ったんですってね。

コレ、ザギトワ選手に対して秋田犬保存会からの贈呈であって、
アベちゃんは関係ないのですけど、無理矢理同席したんですね。

こういう、自分の職場でも思い当たったりしますが、
ヒトの手柄に食い付いて、おいしい絵に無理矢理おさまろうと場に姿を現し、
その功績に、さも自分が携わったかのようにアピールするヒトって、いますよねえ。

いやらしいったらありゃしない。

 

米朝首脳会談の中止で置いてけぼりの日本は追いつけるか

2018-05-25 06:39:28 | 国際・政治
棄てたと言っていた森友学園疑獄関連の財務省文書が大量に見つかったり、
加計学園疑獄では愛媛県が提出した文書に反論するのに躍起なアベちゃん政権、
それらの大問題を日大アメフト問題が掻き消すようにお茶の間を賑わしている今日この頃。

24日夜、アメリカが6月12日シンガポールでの開催が予定されていた米朝首脳会談の中止を、
北朝鮮に通告しましたね。

ちょうど北朝鮮が核実験施設を破壊したとのニュースの直後でしたから、
ひょっとしてコレはアメリカによる戦略的謀略的作戦だったのか?なんて思ったり。

家康が大阪城を攻めるのに、いったん和睦したフリして堀を埋めさせてから、
その後いちゃもんつけて攻め落とすみたいな、あんなカンジなのかなと。


ソレはともかく、この米朝首脳会談中止の判断については、
北朝鮮の外務次官とアメリカの副大統領同士の罵りあいが原因?
といった見方があり、ま、表面的にはそう見えるかも知れませんが、
でもそんな単純なことで会談中止しますかねえ。


 北朝鮮、ペンス米副大統領を「愚か者」と非難

 北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官は24日、マイク・ペンス米副大統領の言動を
 「愚か」と非難し、外交が失敗した場合には「核による最終決戦」の可能性を警告した。
 崔氏は、北朝鮮政府は米国に対話してほしいと「お願い」などしないし、
 会談に出席するよう説得もしないと述べた。
 米国と北朝鮮は両国ともここ数日、6月12日に予定されている米朝首脳会談が延期、
 あるいは中止となる可能性があると警告している。
 北朝鮮は、米国が北朝鮮に対し核兵器の放棄を一方的に主張した場合、
 会談への参加を再考するだろうと述べた。
 ドナルド・トランプ米大統領は22日、会談実現には北朝鮮が一定の条件に応じる必要があると釘を刺した。

 ペンス氏は「政治的なまぬけ」
 崔外務次官は過去10年にわたり、対米外交の場にたびたび関与している。
 ペンス氏が北朝鮮は「リビアのように終わるかもしれない」など発言したことについて、
 崔氏は北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)を通じて、「許容できない、厚かましい発言」だと批判した。
 「米国政策に関与している者として、あのような無知で愚かな発言が米副大統領の口から噴出したことに、
 驚きを抑えられない」と崔氏は述べた。
 崔氏は、「米国が我々と会議室で会うか、核対核の最終決戦で対決するのかは、
 完全に米国の決断と振る舞いにかかっている」と警告した。
 ジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も先週、
 北朝鮮の検証可能な非核化に「リビア方式」が適用される可能性があると述べ、北朝鮮を怒らせた。
 ボルトン氏のこの発言を受けて、金桂冠(キム・ケガン)第1外務次官は
 米朝首脳会談中止を警告する談話を発表している。

 <解説>「慎重な外交には慎重な情報発信が必要」――ローラ・ビッカー BBCニュース(ソウル)
 さて、予定されている米朝首脳会談の数週間前になって、
 またしても中傷合戦と核戦争の危機に舞い戻ってきた。
 ペンス副大統領を非難したのは、北朝鮮政界の有力者だ。
 崔氏は金正恩(キム・ジョンウン)氏の最側近の1人で、談話は金氏自身にも承認されたはずだ。
 北朝鮮にありがちな、典型的な力の駆け引きだという意見もあるだろう。
 しかし、確実に避けられたことでもある。
 北朝鮮は先週、リビア方式の非核化と言われて、強く反発した。痛いところを突かれたかのようだった。
 なによりも、リビアのカダフィ体制は崩壊しカダフィ大佐は殺されたというのが、第一の理由だ。
 さらに、北朝鮮は自国の核兵器開発がリビアよりはるかに進んでいると認識しているのも、別の理由だ。
 そのため、北朝鮮とリビアを同じ文脈で語ることすら深刻な侮辱になり、
 米政府は自分たちにしかるべき敬意を示していないと、北朝鮮政府は感じているのかもしれない。
 北朝鮮はまず一度、米国に警告した。それでもペンス氏は、またしても北朝鮮とリビアを比べてみせた。
 慎重な外交には慎重な情報発信と慎重な言葉遣いが必要だ。
 トランプ政権はこの点において規律を欠いていると、北朝鮮が感じているのは明らかだ。
 北朝鮮政府が、ペンス氏やボルトン氏と同じような発言をしているトランプ大統領を
 標的にしないと判断したのは興味深い。
 大統領本人ではなくその周囲に罵倒を投げつけている北朝鮮は、
 まだ首脳会談の可能性を手放す気にはなっていないのかもしれない。


なんか、まだシナリオがあるような気がしてなりませんが。

しかしま、北朝鮮を巡る情勢については、平昌オリンピック以降、
南北朝鮮の対話を中心にあまりにもトントン拍子に進んできた印象があり、
順調過ぎてかえって不安というか、疑いたくなるくらいだったものですが。

だからここでコレまでの流れに水を差すような会談中止というのは、
歓迎っていうんじゃないですけど、一度クールダウンする機会かもしれませんね。

そしてどういう方向に進むのか、先行き不安もなかないのですが、
なんとか南北朝鮮の融和ムードを活かすようになるといいのですが、
トランプのアメリカは中東じゃあんな調子で戦闘を誘発させていたりもするので、
なんかこう、読めないですし信用もできないところはあるんですがね。
ホントに東アジアの平和と安定を望んでいるのかと。


さて日本はというと、米朝首脳会談中止のニュースにほくそ笑んでいるのではないでしょうか。
だって北朝鮮関連では置いてけぼりだったワケですから、ここで追いつくチャンスかもしれません。

順調かに見えた北朝鮮を巡る情勢で、米朝首脳会談の日程が決まってからというもの、
ここ数日なんかは会談の行方について懸念する報道が相次いでいたワケで、
その懸念が現実になったところなんですが。

なんかこう、米朝会談が懸念される兆候があるとむしろ、日本としては、
メディアや国民なども、歓迎しているかのように自分には見えたのですがね。

日本としてはなんといっても拉致問題はありますし、これまでの経緯からも、
北朝鮮を信用するには一層の警戒が必要となるのは当然とは思いますが、
北朝鮮問題では蚊帳の外であったワケで、焦りがあったのも確かでしょうし。


まあしかし、アメリカや韓国に拉致問題のハナシを北朝鮮にして欲しいとか、
米朝会談が終わったらトランプにハナシを聞きたいとか、
なんだって日本はそんなに他国頼みなのか、よくわかりませんが。

対話のための対話はしない!なんてアベちゃんが息巻いた以上、
話し合いでの解決を持ち込むことはできなくなっているのでしょうか。


というか、そもそも日本は拉致問題を自力で解決する意志はないんじゃないですかねえ。

それどころか、このまま北朝鮮には悪役でいてもらって、
東アジアは不安定なままでいて欲しいのじゃないでしょうか。

つまり、拉致問題含め北朝鮮問題は解決に向かって欲しくないのです。

だってそうなってしまうと、北朝鮮という仮想敵がいなくなってしまうからです。
コレは日本にとって不都合です。

仮想敵が存在するからこそ、相対的に日本は正義であり得たのですし。
その脅威(笑)を煽り、そこへ日本国民の不満をぶつけることもできました。
仮想敵に勇ましい態度を見せれば内閣支持率は簡単にアップしました。

ナニかっていうと北朝鮮の脅威(笑)ガーと言うことができたのですが、
ソレができなくなっちゃいます。

そしてそうなると、日本が北朝鮮にかわって悪者になってしまいます。
日本だけが浮いた存在になってしまうからです。

そういう存在は北朝鮮が担ってくれていたのに、日本がそうなってしまうのです。


さあて、米朝首脳会談が組まれていた6月というと、
サッカーのワールドカップ・ロシア大会の真っ最中なので、
日本のメディアや国民は米朝関係どころじゃないのでしょうが、
国を挙げてのニッポン!ニッポン!という歓声に掻き消されるニュースには、
どんなモノがあることでしょう。

 

もうシラを切り通すしかないのか日大アメフト部とアベちゃん

2018-05-22 20:57:11 | 国際・政治
学生アメフトの悪質タックル問題で、加害者の日大生が会見しましたね。
あのプレーは故意で、監督・コーチの指示があったと明言しました。

いくら上司からの指示だったとはいえ、あの行為に及んだことはいけませんが、
こうして人前に出て会見し自分の言葉でしゃべることは評価したいと思います。
プレーが故意と認めたことで、自分に傷害容疑がかかるかもしれないのにですね。

なのに一方、当の監督やコーチ、日大側はダンマリとはどうしたことでしょう。
学生が勝手にやったことと、この学生をこのまま見放すのでしょうか。

ま、選手に指示したとのことについて監督やコーチは、

 「記憶のある限り、指示してない」

とでも言えば、世間は見逃してくれるのかもしれませんね。


ってなことで、とことんシラを着れば逃げ切れるだろうとの姿勢を露わにしてると言えば、
アベちゃん政権です。

だから、この政権の不誠実で無責任な態度っていけないっていうのですよ。
こうして社会のあらゆる方面に同じような態度が拡散してしまいます。

そのうち、子供だって真似るかもしれませんよ。
いや、既に真似始めているかもしれませんね。


そんな政権を追い詰めようとしている加計学園疑獄関連で、
アベちゃんが加計学園理事長と面会して「獣医大学いいね」と言ったと、
明らかにした愛媛県の文書について、ウヨの反応が凄いですね。

「獣医大学いいね」のナニが問題なのか!と来たもんです。

なーに言ってるんでしょうか。

ひとつ、コレまで加計学園の獣医学部申請をアベちゃんが知ったのが、
認可された2017年1月20日との国会答弁が虚偽答弁だったってこと。

ふたつ、アベちゃんと加計学園理事長は友達でもありますが、
国家戦略特区の議長と事業者なので、アベちゃんの行動が大臣規範に反すること、
あげく、オトモダチに便宜を図ったのだろうということです。

なのに、ナニが問題だ!はないでしょうに。


しかし、こうして補助金などでオトモダチには不正に税金が流れていく一方で、
一般国民は増税や社会保障削減を言われるがままなんですよ。

それでも、アベちゃんを評価し擁護するとは、どういうことなんでしょうか。

やっぱり、先日のエントリーで書いたように、国民がハイになれるようなウソを、
堂々と連発してくれるからなんでしょうか。


そんでまあ、ウヨってのは、朝日系列のメディアをやたら嫌いますね。
自分の周りもいるんですけど、普段は仲良くしているその人も朝日新聞のことを、

 「ウソばかり書きやがって」

と批判するのですよ。

いやいや、ソレ言ったらナベツネ新聞とか臭い!汚い!カッコ悪い!でお馴染み3K新聞は、、
と言いたくなるのですけども。

でも、自分なんかがナベツネ新聞や3K新聞なんかを、まーたヘンなコト書いてるよ、
って鼻で笑う程度なのに比べ、朝日嫌いの人たちってのは違いますね。

憎んでるのですよね、朝日を。
あの態度はどこから醸成されるのでしょう。


ソレはともかく、「獣医大学、いいね」については、日本経団連新聞も、こう報じてますよ。


 加計問題で新文書、首相「獣医大学、いいね」 目立つ矛盾

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り、愛媛県が21日に国会に提出した文書。
 安倍晋三首相や側近の国会答弁と食い違う記録が新たに示された。何が真実なのか。
 矛盾がまた広がった。

 愛媛県の新文書は政府関係者らとの面談のため、東京出張を命じる「旅行命令(依頼)簿」4枚、
 出張を報告する「復命書」3枚、「面談結果概要メモ」2枚、首相秘書官だった
 柳瀬唯夫・経済産業審議官への「説明内容を書き起こしたメモ」1枚、「個人メモ」6枚など。
 加計学園、愛媛県の動きが詳しく書かれている。

 これまでの政府側説明と最も食い違うのは、安倍首相が同学園の獣医学部新設計画を知った時期。
 首相は「2017年1月20日」との国会答弁を繰り返してきた。
 これに対し、新文書は加計学園関係者からの報告内容として、
 「15年2月25日」に同学園理事長と安倍首相が面談。
 首相が「新しい獣医大学の考えはいいね」と発言したとしている。

 新文書の内容が事実なら、国会答弁より2年近く前に計画を把握していたことになる。

 柳瀬氏は「(計画は)首相案件」と発言したことを再三にわたって否定。
 今月10日の参考人招致でも、同県職員が作成した文書に記載されていた「本件は、首相案件」
 との発言について「伝えたかった趣旨と違っている」「『首相』という言葉を使わないので、
 私の発言として、やや違和感がある」と説明していた。

 ところが、新文書では形式の異なる複数のメモに柳瀬氏の発言として
 「獣医学部新設の話は総理案件」「本件は、首相案件」などと記載がある。

 また柳瀬氏は15年4月2日の面会で加計学園関係者が主に話しており、
 約10人の随行者に愛媛県や今治市の職員が含まれていた可能性があるなどとしていた。
 ただ、新文書には部屋の大きさの都合で6人しか入れなかったとの記載があり、
 やりとりを記したメモは愛媛県職員の発言内容も記録している。


アベちゃん擁護のウヨ達のこの日経記事への評価はいかがなものでしょうか。


そしてアベちゃんは、2015年2月の加計学園との面会を否定したようです。
そりゃそうです。

2017年1月に初めて知ったことにしないと、その行動が大臣規範に違反してることになりますし、
コレまでの発言が虚偽答弁になりますので、ここは政府を挙げて全力で否定しないといけません。

例えソレが、ウソの上塗りであろうことがバレバレだとしても、
シラを切り通さなければならないのです。

こんなの、とっくに続けられない状況の筈なんですが、
結果的に国民がアベちゃんを赦してるってことになるのでしょう。


ちなみに、加計学園との面会を否定している件、官邸の記録を調べて確認できなかった、
ってことなんですが、コレおかしいですよねえ?

確認できない、っていうのなら、面会したかしてないかわからない、となる筈です。
なのに、確認できないっから面会してないと言い切れる根拠にならないんじゃないでしょうか。

そもそも、ついこの間までは当時の首相秘書官だったヤナセへの面会に関連して、
官邸の記録は破棄したのでない、って言ってましたよねえ?

なのに、今回は記録を調べることができたんですね。へー。


こんなカンジで、アベちゃんの周辺はウソだらけです。

そのウソを野党が追及し責任を問うのは当然なのですが、なんですか大マスコミが、

 「野党が反発」
 「野党が証人喚問要求」
 「野党が辞任要求」

みたいに「野党がなんか言ってます」的に伝聞調で報道するのは。

いやー自分じゃなくて野党が言ってるんですよー、ってなハナシにして、
大マスコミとしての態度は示さないってことですか。

いや、野党がそういう姿勢に出ているのはそうなんですが、
こんな酷いウソをつく政権に対しては報道機関こそが自ら追求の態度をとるところじゃないですか。