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Macとか音楽とかサッカーとか気にくわないニュースとか、独りよがりの邪推と妄想

選挙が終わったら魚に餌はやらねえ

2019-07-23 21:29:17 | 国際・政治
 

 
選挙が終わった途端コレですよ。
選挙に都合の悪い政策は投票後に後出しなんです。


 安倍首相は「70歳まで就業機会を確保する。年金の受給開始年齢を遅らせ、選択肢を確保する」と述べた


なんと年金の受給開始を60歳から65歳に、そして70歳に引き上げるんですと。
就業機会の確保、なんてこと言ってますが、要は年金を払いたくないだけです。
払う資金も足りないのですが、その状況をほったらかしにしてきたのは政府ですからね。

人生100年時代なんていってますが、要は70になっても働け、それまで年金は払わない、
との政府の誤魔化しに社会的に脳天気にも乗っかっちゃってるワケですよ。馬鹿じゃないでしょうか。
そのうち70歳がもっと引き上げられかねませんよ。

年金と言えばこんな話題もありましてね。


 年金機構、個人情報含む記録媒体紛失 漏洩は確認されず

 日本年金機構の東京・有明の事務センターが今月、
 個人情報を含む年金関連データを収載した記録媒体を紛失していたことが21日、分かった。
 複数の機構関係者によると、情報の外部への漏洩(ろうえい)は確認されていないという。

 記録媒体は、機構と委託業者の間で取り扱われていた。
 暗号化処理がされており、機構内の特定のパソコンでしか収載データを見られないようになっていた。
 機構は紛失後、データ閲覧自体をできなくする措置をとったという。

 機構を所管する厚生労働省も紛失を把握しているが21日時点で公表しておらず、
 機構が毎月発表する「事務処理誤り」に掲載する方針だという。


もうさ、年金のことなんかヤル気ないでしょ?
そして管理のずさんさよ。

いくつかの役所ではまだこういうところあるんですよね。
ってのは、個人情報などの重要なデータをCDやUSBなどに格納して、
物理的なメディアでデータをやりとりするんですよ。

物理メディアなんて上記事のように移動中に紛失するリスクがあるので、
パスワードなどのセキュリティ対策は施したうえでクラウドストレージやメールで
データをやりとりすることが多くなっているのに、いまだ物理メディアにこだわってます。
もちろんネット経由でもそれなりのリスクはあるのですが、柔軟じゃないんですよねえ。

そしてこのザマです。
しかも、コレまた投票当日に発表なんですよ。
投票日前に公表してたら有権者の年金不安が増大しますから。

もはや年金に関しては100年安心もウソでしたし、アベちゃんの心強い、

 「最後の一人までお支払いする!」

なんて宣言もウソっぱちでした。

こんな体たらくでも、国民の老後などどこ吹く風で増税には躍起になるアベちゃんや自民党を支持しますか。
今回の参院選で自民党に入れた方はどうなんでしょう。

いやいや、そういう社会保障のために消費税を増税するんじゃないか!と思われますか。
確かにアベちゃんや政府はそう言ってますけどもね、最近では消費税に関して、

 「10年は増税の必要がない」

なんて言いましたね。
つまり、その後はすぐに増税の用意があると、10%じゃ終わらないってことです。

こんな調子で、何かにつけ消費税増税を繰り返してきましたが、ソレでナニか良くなりましたか?
「社会保障のため」なんてもっともらしい理由をつければ増税を認めてくれるだろうと、
政府はきっと高をくくっているワケですよ。

一方で武器を買ったりオトモダチや外国にカネばらまいたりし放題、
カネ使いがどんどん荒くなるばかりで、国民は生活費をむしり取られるだけなのですよ。
まだ、気付きませんか?


都合の悪い情報は選挙後に後出し、ってのは他にもあります。


 岩屋防衛相、有志連合「状況に応じ判断」=早期派遣は重ねて否定

 岩屋毅防衛相は23日の記者会見で、中東ホルムズ海峡での船舶の安全確保に向けて
 米国が検討する有志連合への参加について「すぐに自衛隊を派遣するような状況にはない」
 との立場を重ねて示した。同時に「全体状況を見ながら、わが国として
 何ができるかということを判断していかなければいけない」とも語った。
 米国とイランの対立が続くホルムズ海峡の情勢に関しては
 「全体として緊張が解けているということではない」との認識を示した。


すぐに自衛隊を派遣するような状況にはない、「すぐに」の条件付きですから。
コレについて選挙前には「現段階では考えていない」でしたから、
タイミングを見計らって自衛隊を派遣することはあると言ってるようなものです。

選挙前だから、ホルムズ海峡の有志連合といった危険な任務に市営対は派兵しない、
というフリをしてただけです。

しかも今、アメリカからボルトン大統領補佐官が来日してますから、
直接ナニか言いつけられてるでしょう。

それからトランプはトランプで、国賓としての来日時に日米貿易に関して、
参院選が終わったら大きな進展があるような意味深なツイートをしてましたね。

ソレはコレから明らかになるのでしょうが、アメリカに有利な条件になるでしょう。
アベちゃんは日本のナニを売り渡し、日本の富を流出させるのでしょうか。


とまあ、こんなカンジで、選挙前にはナニも明かさないまま投票させておいて、
その後で国民には不利な政策をすすめようってワケです。

ま、騙し討ちみたいなもんですが、こんなことをアベちゃんがやるのはわかりきっていましたがね。
これでも今回の選挙で与党に入れた有権者は、ソレでいいのでしょうか。
こういう事態に自身が荷担することになったかもしれないのですよ。

そして投票には行かなかった有権者も結局は、
こういうアベちゃんや政府のインチキを容認したってことになるのですよ。

それでも政治には、選挙には、関心を持てないのでしょうか。

 
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アベちゃんが言うには「れいわの時代」ですってよ

2019-07-22 22:28:17 | 国際・政治
ここ数日、京都アニメーション放火、闇営業に関する吉本興業芸人の会見といった、
大きなニュースがあったところですが。

この二つについては自分も書いてみたいこともあるのですが、
ソレは別の機会にするとして、そんな中で行われた参院選です。

結果としては、与党が改選議席の過半数を獲得、といった意味では与党の勝利でしょうか。
つまりはコレで少なくとも、消費税増税は決定したようなもんですが、
与党に投票したみなさん、ソレで良かったのですね?
増税による税収がちゃんと社会保障に使われているか、しっかり監視してくださいよ。

ただ与党に維新などを加えた改憲勢力の議席は2/3に届かず、最低ソレを阻止したってことで、
野党にも一定の成果があったとも言えます。

さらに自民党は前回よりも議席を減らしたことにより参院の単独過半数を割りましたので、
公明党の発言力が強まるのでは、とも言われていますね。

アベちゃんの狙いとしては改憲なのですが、現状では単純に数の力で改憲、
といったところまではいかなくなりましたが、それでも3,4人を寝返させることに成功すれば、
改憲勢力で2/3を超えるところでもありますので、そのあたりの動きは少なからず起こるのでしょう。

ま、改憲についてアベちゃんは、論議すべき!野党も論議すべき!と言ってるワケですが、
ソレは今に始まったことでもないんですが、いつ論議を始めるのでしょう。

そもそも自民党内の論議さえ不十分ってハナシもあるのですけども、
予算委員会をサボっていたアベちゃんが論議!なんて言ったところでヘソで茶が沸きますがね。


さて選挙で自分が注目したトコロをいくつか挙げますと、まずは自分の選挙区である神奈川ですが、
まあ自民・公明・立憲の3候補は確実であろうと言われていて、残る1議席はどこか、
というところでなんと、維新が当選してしまったのですよねえ。

大阪ならまだしも、まさか神奈川で維新に票が集まるなんてというカンジでしたが、
まあ、維新の松沢候補は前神奈川県知事ですのでね。
そういった強みはあったのでしょうけども。

維新でびっくりしたと言えば東京のオトキタ候補です。
元都議のオトキタ候補には、ネット界隈でなぜか持ち上げられているネットセレブが応援に廻り、
見事に当選を果たしたのですよね。。

自分的には誰が投票してんの?とも思いましたが、ネットセレブのインフルエンサーぶり、
ってことなんでしょうかね。都民も軽いといいますかね。

東京といえばトップ当選は自民の丸川タピ代センセーでした。
既に実績のあるルーピー、じゃなかった、ターピー丸川ですが、なんといっても、

 「タピオカドリンクの容器を統一する!」

という、政策が注目を集めていましたね。
よっぽど東京ではタピオカの容器問題が深刻なようです。


といった具合に関東でも勢いを見せつけた維新は地元の大阪では盤石です。
大阪で維新2候補が当選です。さっすが。

大阪の残り2議席は自民と公明。
お隣の兵庫の3議席も維新・自民・公明でした。

いやあ、ナニこの関西の超保守っぷり。。
ちょっと自分からは異様にも見えてしまうくらいですが。。

でも大阪については野党の戦略ミスはありましたよ。
共産のたつみ候補がいるに関わらず、野党共闘というのに関わらず、
そこに立憲が亀石候補を擁立しちゃったんで、票が割れましたよね。もったいない。
コレは立憲のミスです。


あと注目区というと、政権でトラブルのあった自民の候補。
大分では集団的自衛権に関する「法的安定性はカンケーない」発言の磯崎センセー、
新潟では「忖度」発言の塚田センセー、いずれも落選。

イージスアショアで政府側に不適切な調査や態度が見られ問題となった秋田、
自民のズベ公・三原「恥を知れ」じゅん子が応援で「愛知県」と言ってしまった宮城県では、
ともにポッと出の候補に自民が敗退という、愉快な結果となりました。

こうして東北4県と新潟の北日本では野党が勝利したのですが、
コレについて大阪・兵庫なんかは逆に、東北ってヤベエ、とか思うのでしょうかねえ。


さて、今回の選挙の見所というと山本太郎のれいわ新選組になるでしょうか。
比例で出馬した代表の山本太郎の当選こそなりませんでしたが2議席を獲得、
さらに政党要件を満たす票を獲得し、コレはコレで大きな成果でしょう。

まずは政党の資格を得るということで、戦略的勝利だったと思われます。
コレで次の衆院選ではもっと大きな勢力になるでしょう。
少なくとも、意固地に張り合ったりしがらみだらけの既存野党より、よほど求心力がありそうです。

支援者達も自民党みたいにツアーバスをチャーターしてのサクラ動員とかじゃなく、
各々の意志で動いている感じがありますし、ただ候補や党の支援というより、
目指すべき政治のあるべき方向で一致し、活気があるように見えます。

既存の政党、特に与党などは大企業などの強大な支援者・役人など権力にすがり、
政治の理想や哲学、正義をないがしろにし、労働者の現実はさておき、
一般大衆や弱者を嘲笑さえしてきたと思われるのに、れいわは違うなと。
支援者の目の輝きも他とはまるで違うと思います。

おそらく支援者一人一人は、ただ友達感覚とかではなくて、
自身で思考した上でれいわを応援しているように思われるのです。
ソコが他党との違いだと思います。


ま、れいわの個々の政策については、コレどうなん?ってトコロもありますよ。
左派ポピュリズムとも言われるように、耳障りのいいことを掲げて支持を拡げてる、
といったことへの不信も巷にはあります。

消費税廃止を掲げてますが、仮に政権の座についたときにソレが実現できなかったら、
その反動と失望は大きくなるというものですが、政策の実現性はどんだけなのかなと。

いうのはありますけども、細川殿様の日本新党のように、
あっという間に政権を取ってしまうくらいのポテンシャルはあるかもしれません。

少なくとも、正義というか弱者への配慮や真摯さ、フィロソフィーといった点では、
既存政党にはない魅力は、自分も感じます。

アベちゃんも至る所で「れいわの時代」とスピーチしてますのでね。
自民支持者もそうなのかな?なんて思っているんじゃないでしょうか。


それにしても、いわゆるテレビの選挙特番をザッピングしてたのですが、
まぁ今やどこもテレビ東京の池上特番をパクったような作りになってましてね。
テレ東や池上氏が「パクリやがって!」と暴れることはないでしょうが。

しかも本家テレ東はじめバラエティ化が進行していて、見る気も失せるモノになってきています。

そもそも、デーブ・スペクターや茂木健一郎も言ってましたが各テレビ局は、
あれだけ各党の選挙戦の取材映像がありながら投票が終わった後の特番に使うだけとか、
全く無意味なんですよね。

世間の選挙戦への関心を盛り上げるなら、投票日前にこそ、
そうした特番を組んで各党の主張を浮かび上がらせるなりしないといけないところです。

大マスコミはよく、投票率が低いとか若者の選挙離れとか言いますが、
その責任の一端は見事に自分達にあると示してるワケなんですがね、
つまりは選挙への関心など高めたくない与党に荷担しているようなモノなんですね。
まったく、こんな大マスコミの破廉恥ぶりはなんとかならないのでしょうか。

 
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自民党は自衛隊が違憲としてたのだっけ

2019-07-16 22:48:21 | 国際・政治
 民主女性新人に「米国出て行け」=トランプ氏発言、非難決議の動き

 トランプ米大統領は15日、ホワイトハウスで記者団に対し、
 民主党のオカシオコルテス下院議員(29)ら非白人の女性新人議員を念頭に
 「米国が嫌いなら、出て行って構わない」と発言した。
 14日に「国に帰ったらどうか」とツイッターに書き込んで以降、
 攻撃はエスカレートしており、「差別的」と批判が強まっている。

 トランプ氏が攻撃したのは、プエルトリコ系のオカシオコルテス氏のほか、
 ソマリア生まれのイルハン・オマル氏(36)、パレスチナ系のラシダ・タリーブ氏(42)ら。
 オマル氏以外は米国生まれだ。

 トランプ氏は14日のツイートで「民主党の『革新的』な女性議員が世界で最も腐敗した、
 無能な国から来ているのに、世界で最も偉大な米国を罵倒している」と指摘。
 差別的との非難を受けると、15日には記者団に「恐らく共産主義者だろうし、
 間違いなく社会主義者だ。彼女たちと戦うことを政治家は恐れてはいけない」と主張した。
 左派的な主張を展開するオカシオコルテス氏らは、穏健な路線を探るペロシ下院議長と対立。
 トランプ氏は「(ペロシ氏に)敬意を払え」とも述べており、民主党の内部対立をあおる狙いも透ける。


「国に帰れ」と同様に「共産主義者や社会主義者と戦え」ってのも酷いですがね。
どこまで共生や寛容を拒否するのかという。

トランプの言動は選挙狙いとか民主党の分裂狙いとかあるのかもしれませんが、
ほとんどホンネなんでしょう。まあ、移民の嫁がいるってのに、よく言えるものですが。

今じゃどの社会も多様性が大切だとかLGBTや弱者、移民に等しく人権をと言うワケですが、
もちろんソレは受け入れるべき正義ゆえ、口先だけのポーズをとることも多いワケで。

相変わらず社会は男性のモノ、白人のモノ、またはソレ同様の思考を持つ人は多いのです。
日本人だってとある人達に、日本が気に入らないなら、気に入ってても出てけ!なんて言ったりするでしょ。

ですのでトランプの言動に、いいぞもっとやれ!と同調する日本人もきっと多いのでしょうが。

しかしトランプが言う「君たちは国に帰れ」の「君たち」にはアフリカ系やヒスパニック系だけでなく、
アジア系も入るであろうコトは認識しているのでしょうか。


さて、参院選挙戦も半分を過ぎてしまいましたが、相変わらず盛り上がってません。

大マスコミは告示時こそ党首討論なんて各社競ってやっていたものですが、
ソレで選挙戦を扱ったとのアリバイにしちゃってるのか、あとはほったらかしの様子。

ネット界隈では山本太郎のれいわ新撰組の勢いがすごいとかになってますが、
現実はそうとは思えません。

自分の周りの様子を見ると、多数の一般人の様子は恐らくこんなトコロです。


 「選挙?やってんだっけ?投票日いつ?」

 「株価も高いし景気も良くはなくても悪くはないよね」

 「アベちゃんはアメリカとは仲良しだし外交も積極的だし」

 「韓国と北朝鮮には厳しく当たって良いことだ」

 「野党は批判ばっかりでナニもしてない」

 「ってことで自民党でいいんじゃね」

 「ヤマモトタロー?れいわ? テレビで見ないもんは知らん」


ってカンジなんですよ。
見事に大マスコミに誘導されてるってコトです。


最近、親戚連中で集まる機会があったのですが、お茶の間でTVニュースが流れてると、
まったくその番組内容に沿った会話が展開されてるのですね。
そういうのは職場の同僚であってもそうです。

まあ、共通項の話題、そのソースとなるとテレビになっちゃうのでしょうから、
しょうがないことではあります。

いくらスマホなどでネットでのニュースに触れようと、
メジャーなニュースサイトのトップに出てくる報道は大マスコミと大して変わりませんし。

選挙に向けての大きなトピックもありそうでなさそうな雰囲気ですんで、
関心が薄いのも当然というか。

有権者たるもの、ソレではいかんと自分は考えるタチですが、きっとそういうのは少数派です。
ま、無関心な大多数の大衆に民意が委ねられるのが現システムと言えばソレまでですが。


ホントは争点なんかいくらでもあると思うのですよ。
最近では年金、憲法、イージスアショア、極東に中東情勢などですが、
アメリカとの貿易問題や地位協定、沖縄の基地問題、原発、
森友・加計学園疑獄も公文書改ざん・隠ぺい・破棄問題も、消費税だってあります。

コレからナニが始まるのかってな不安こそあれ、別になーんも収束してません。

まあ、ここまで来ると、争点がありすぎてまとまらない、いちいち問題を挙げたところで
多すぎて有権者が受け付けない、そんなことがあるのかなとも思います。

あえてまとめるとするなら、強い者には媚びへつらい弱い者は蔑み足蹴にする、
ウソをつきまくって都合の悪いことは知らないことにして忘れたことにして居直る、
オトモダチのためだけのアベちゃんや自民党の政治をこのまま容認するのか、
ってことになるかと思うのですけどもね。


自民党は「憲法改正を目指す」なんてCMを流してるじゃないですか。

アレ、本来なら時代性と国民の生活を考えて必要な改正はするってのならわかるんですけど、
でも今の自民党アベちゃんはじめ改憲派だと「改憲すること」がゴールになっちゃってません?

いかにも改憲自体いいことであるかのような雰囲気を出してるのですが、
国民生活改善のための手段・プロセスとしての憲法改正ならわかりますが、
ソレが目的化してるように思えて、流石に違うんじゃないかと思えます。
きっと、ナニか腹黒い狙いがあるとしか思えないのですよね。

で、自民党が改憲を目指す理由の一つにアベちゃんが挙げていることに、

 「お父さん、違憲なの?」

と涙ながらに話す子供の小話があるのですが。

自衛隊が違憲だと可哀想な子供がいるからというのは、
憲法改正の動機・理由としては拙すぎじゃないですか。
仮に自衛隊を条文に明文化して隊員に誇りも持ってもらうのだとしても、
ソレだけで改憲ってことはないでしょうに?

コレについては立憲民主党から出馬する石垣のりこ候補が言ってるのですが、


 9条に自衛隊を追記する必要はない。
 そもそも歴代の政権は自衛隊を「合憲」としてきた。
 「自衛隊は違憲だ」と主張しているのはアベ政権だけである。


と。
いや、そうなんですよ。

憲法改正で自衛隊を合憲にするのだ!とでも言っているかのようなアベちゃんですが、
これまでの自民党の立場では自衛隊は合憲なのですよ。

もし、自衛隊は違憲では?なんて言われたら、ソレこそ官房長官の菅センセーみたいに、

 「問題ない」

と言ってやればいいことなのに、なぜそこまで、憲法改正したいのかと。

いうことで、果たして時代性と国民生活の視点が抜けた憲法改正ってのは必要なのでしょうか。

 
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公明党? 自民党? どっちなんだい?

2019-07-14 19:20:44 | 国際・政治
 

 首相、地上イージスで謝罪 秋田配備に理解求める

 安倍晋三首相は13日、地上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の
 秋田県への配備計画を巡り、防衛省調査のミスや不手際を陳謝した。
 「緊張感のない不適切な対応があったことは極めて遺憾で言語道断だ。県民に心からおわび申し上げる」
 と述べた。同県大館市内での街頭演説で語った。

 首相は「国民の安全と命を守り抜いていく上で、イージス・アショアはどうしても必要だ」と理解を求めた。
 「第三者と専門家を入れて徹底的に調査していくことを約束する」とも強調した。


参院選の街宣で秋田を訪れたアベちゃん、イージスアショア配備に関する調査などでの
政府の体たらくについて、アベちゃんにしては殊勝に陳謝したとのことです。
首相だけに。

まあ、こういう心にもないことを口にし演技することのできる厚かましさというのは、
アベちゃんならではですね。

上記事のタイトルにあるとおり、ホンネはイージスアショアは秋田に配備するってことなのです。
そのために、徹底的に調査、なんて言ってますが要は、秋田が最適!という結論を導くため、
調査はしつつ都合の良い結論に持って行きますよと宣言しているワケです。
日本経団連新聞も正直ですね。


そんな参院選ですが、いつもの通り盛り上がってはいません。
大マスコミなんかは有権者の選挙への無関心ぶりを報道するのですが、コレっていかがなものでしょうか。

っつうか選挙戦が盛り上がらないのは、あんたら大マスコミが、「有権者の無関心」や、
「与党の優勢ぶり」を報道することで、投票なんかしたって無駄的な空気を煽ってるんじゃないですか。

そりゃあ政権におもねる大マスコミとしては当然とも言えますが、
残念ながら大多数の有権者はこういうのに誘導されてしまうのですよね。

まあ、たかだか2週間程度が選挙期間として与えられて、
ソレで政策と政党を選べ、ってのも酷なハナシではあるんですよ。

だったら、なんかよくわからないけど耳馴染みのある政党や候補者を選ぶ、
ってな行動になりがちなのはわかります。

だとすると政党のほうだって、選挙の時だけ応援してもらえるような、
安易で耳障りのよいハナシばかり投げかけるようになってしまうのは当然です。

なので本来であれば有権者自体が、大人が、常日頃から政治に関心を持ち、
自分が投票した候補者のパフォーマンスに目を光らせることこそ政治を変えるのに必要なのですが、
なかなか一般人にはハードルの高いこととは思います。
でも投票する以上、その後の行動を監視するのは、民主主義の維持には必要なのですけども。





そんな中、自民党におんぶにだっこの公明党のCMをたまたまラジオで聞いて笑ってしまいました。
彼らが言うには、

 「小さな声を、聴く力」

なんだそうです。

いや、今の公明党なんか自民党の声しか聞いてないんじゃないかという。
まあ、自民党の声なら小さくても聞こえるのかもしれませんがね。





そして公明党といえば、党首である山口センセーの選挙ポスターが話題です。
なんと、公明党党首の選挙ポスターなのに、「公明党」の文字がどこにもありません。

コレは、そんなに党名を入れると不利だということになっているのでしょうか?
それとも単に党名を入れ忘れたのでしょうか?

逆に、れいわ新撰組から出馬の創価学会員・野原候補のポスターには「創価学会」の文字があり、
創価学会員としてはどちらを見るべきなのか、という事態になっております。

その野原候補は14日に行われた東京・信濃町の創価学会本部前での街宣で、


 「池田大作先生は公明党を立ち上げたとき、
 将来、公明党が政権になびいて立党の精神、平和福祉を忘れたとき、
 国民をいじめたときには遠慮なく潰して良い」


と言及したとのこと。

確かに今の公明党は戦争邁進・私利私欲・弱い者いじめの自民党の援護射撃ばかりで、
池田センセーの大義には反していると大いに認められるものと思われます。

今回の選挙で公明党は、学会員に対する締め付けを強めていると言われますが、
さあ野原候補の出馬もあり、どうなりますかね。


さて公明党党首・山口センセーの選挙ポスターに党名が入ってないとのハナシを聞いて、
じゃあ自分の選挙区の公明党候補のポスターはどうなのかと見てみたのですが。

隅っこに小さくではありますが「公明党」とはありますね。
んで、同じ文字サイズで「自民党推薦」と併記されていたのですがね。

いくら自民党べったりの公明党とはいえ、

 公明党? 自民党? どっちなんだい?

っていうか、
創価学会という支持基盤があるに関わらず、そんなに「公明党」だけでの出馬に自信がないのでしょうか。




 
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映画「マトリックス」は現代社会を描写していたのか

2019-07-09 22:01:48 | 日記
 誤った記事 おわびします

 元ハンセン病患者の家族への賠償を国に命じた熊本地裁判決について、
 朝日新聞は9日付朝刊で、複数の政府関係者への取材をもとに「控訴へ」と報じました。
 しかし、政府は最終的に控訴を断念し、安倍晋三首相が9日午前に表明しました。
 誤った記事を掲載したことをおわびします。

 
ハンセン病元患者の隔離政策をとった国に対する患者の家族による賠償訴訟について、
国側が控訴しないと、9日に政府が表明しました。

この判断については一般的にはおおむね好意的に受けられています。

ただ朝日新聞は同日の朝刊で政府が控訴すると、全く逆の記事を載せてしまい、
誤報ということでお詫びの記事を掲載する始末となっています。

コレは、朝日は政権を批判の目を向けるあまり、勇み足でもしてしまったのでしょうか。

まあでも一部には、コレは故意に、朝日新聞がガセネタを掴まされたのではないか、
といった見方もありまして、ソレは、朝日新聞のことが嫌いな官邸による謀略で、
朝日新聞に恥をかかせるため、そして、もう政権に批判的な記事は書かないよう、
官邸に従属させるためではないかと、言われてもいますが。

自分は結構そのセンはあるのではないかと思いますね。
だって朝日新聞への敵意や憎悪を隠さない政権ですし、ソレくらいやりかねないなと。

朝日新聞は先日、ニューヨークタイムズが日本の政府のことを
「独裁的に振るまっている」と評したとの記事を掲載してましたしね。

 This Reporter Asks a Lot of Questions. In Japan, That Makes Her Unusual.

 (ただこのNYTの記事の趣旨は日本政府が独裁的というところではなく、
 東京新聞の望月記者が記者の中で奇異な存在であることや記者クラブの問題などであって、
 朝日新聞の記事は恣意的であると自分でも思いますが)

控訴断念の一報が出たのも9日の午前のだったというのはきっと、
確かに掴ませたガセネタを記事にしてると、その朝に確認してからすぐ表明するとの、
タイミングを見計らっていたような気はします。

ソレに、控訴断念の表明をしたのが厚生労働大臣ではなくアベちゃんだった、
ってところも、いかにもわざとらしいです。

一方でこの控訴断念は世間には一般的に好印象の筈ですから、選挙にも有利に働きそうです。

とは言え朝日新聞には、コレに懲りずに政権の監視を怠らない働きをしてほしいものです。
自分は朝日新聞が特に信頼できるメディアと考えているのではないですが、
ちょっとは気概のある記者を大事にし権力批判にビビらない大マスコミもないといけないですから。

 
 


さて、キアヌ・リーブスが主演した映画「マトリックス」が公開から20周年だそうですね。
いやー、そんなに経ちますか。。 自分もトシをとるワケですよ。。。

この映画を紹介するときによく、VFXを駆使した革命的な映像表現、なんてことが言われるのですが、
確かにそういう側面もあるかもしれませんけども、この映画の本質はそこではないと思います。
この独自の世界観、コンセプトですよ。

デジタルな世界が進めば、プログラムさえできれば、どんなこことだって起こり得る仮想世界が実現し、
そしていつかシンギュラリティが起こり、人間と機械の支配の構造が逆転するのかもしれない、と。

そんな未来感や絶望感がスタイリッシュに表現されていたのが衝撃的だったのです。
そういった意味で、まさにマトリックス第1作は傑作でした。


ということで公開当時はそんな、デジタル時代の未来で仮想な世界観と捉えていたのですが、
今考えるとコレは、まさに現代社会へのアンチテーゼだったように思えてきてしまうのです。

もちろん今現在において、人間が機械の支配下にあるのではないですし、
(見方によってはそうだったりするかもしれませんが)
人間が機械の動力源とされ栽培されエネルギーを吸い取られているワケではないですし、
代わりに人間は機械が作ったプログラムによる仮想世界をあたかも現実として
生きてるように錯覚させられてるワケでもありません。

んが。

ここまで書くと、いや待てよ。。
と思い当たる人もいるのではないでしょうか。


政府やメディアがウソをつきまくって「日本スゴイ」を見せられる世界に心地よさを感じつつ、
一方でただただ税金をむしり取られるだけの現状には鈍感であり、
富は一部の権力者とその仲間だけに集中し、彼らによって支配されていることに気付かない。

つまり支配層が作り上げた、テレビや新聞を通して見る虚構の世界が快適な現実と思い込み、
実際の個々人は彼らに搾取されるだけという構造は、マトリックスそのものじゃないですか。

しかも、別にシンギュラリティによって人間と機械の立場が逆転した未来ではなく、
まさに今、起きていることなワケです。


でも虚構と気付かない限りは幸せであり。
その現実に気付いた者は抵抗を試みるのですが、映画に登場するキャラクターのように、
機械に搾取されるだけの対象である立場を受け入れ、虚構で仮想の世界を好む人物もいるという。

虚構に気付くか否か、気付いたところで虚構を受け入れるとしても、ソレはその人の価値観であり。


いや、まいりました。
マトリックスの制作陣は、そこを見ていたってことなのでしょうか。。

20年経って、やっと気付きました。。

 
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