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オリンピックは無理ンピック

2021-01-26 20:47:53 | 社会・経済
新型コロナウィルス感染拡大による2度目の緊急事態宣言によって、
首都圏の新規感染者数は若干、減少しているのでしょうか。

緊急事態宣言下とはいえ、首都圏の街中はそれなりに人がいるにしても、
少しは人出は減ってはいますので、そうした効果なのでしょうか。

また、神奈川県はじめ東京都なども濃厚接触者の追跡を減らしてますので、
そもそも調査数が減っているというのはありますから、新規感染者数の若干の減少が、
どれだけ実態を表しているかはわかりません。

で、見た目は新規感染者が減ってはいても、追跡されず感染の疑いの強い人達が、
多く野放しになっているということですが、コレでいいのでしょうか。

ま、自分はナニやってもいつかはかかってしまうものと思ってますので、
感染したらしたでいいのですが、オリンピック開催を控える自治体としてはねえ?


そのオリンピックについては、開催への疑問を呈す報道が増えてきましたね。
本当にできるのかと、IOC関係者の発言なども取り上げられたりしましてね。

ソレでも、日本政府と東京都は強気で開催する気満々です。
表向きは。

そりゃ、開催都市としてはIOCが中止すると言わない限りは、
開催するつもりで準備しないといけないのは当然のことです。
招致した責任がありますし、開催可否の判断はIOCであって日本側にはないですから。

ソレはわかっちゃいますが、さすがにここまで来ますと、
幼稚な強がりにしか見えなくなってくるのは、不憫なところではあります。


そんな中、ロシア選手団が東京オリンピックから除外されることが決定しました。


 ロシア選手団 東京五輪・パラから除外へ 組織的なドーピングで

 組織的なドーピングでロシア選手団の今後2年間の主要な国際大会への参加を禁止した
 CAS=スポーツ仲裁裁判所の決定について、ロシア側はスイスの連邦最高裁判所に
 上訴しないと発表しました。
 これによりロシア選手団は東京オリンピック・パラリンピックから除外されることになります。

 ロシアによる組織的なドーピング問題を巡って、WADA=世界アンチドーピング機構が
 おととし12月、ロシア側が選手の検査データを改ざんして提出したなどとして
 東京大会をはじめとする主要な国際大会へのロシア選手団の参加を4年間、禁止するとともに、
 東京大会には厳しい条件を満たした選手のみ個人資格で参加できるとする処分を決めました。

 この処分についてロシア側が不服としたことからCASによる仲裁が行われ、先月、
 CASが処分の期間を2年に短縮することが妥当とする裁定を下しました。

 ロシア側はこの裁定を不服としてスイスの連邦最高裁判所に上訴することができますが、
 RUSADA=ロシアアンチドーピング機構は25日
 「ロシアの選手とスポーツの利益を第一に考えて上訴しないことを決めた。
 係争はこれで終わりとし、今後はWADAと協力して資格の回復に向けて努力する」
 とする声明を出し、上訴しないことを決めました。

 これによりロシア選手団は東京大会から除外されることが確定します。
 一方、厳しい条件を満たした選手は「中立なアスリート」として個人資格で参加できます。

 ロシア側には裁定を受け入れることで、当初4年間とされた処分が来年末までの2年間に短縮され、
 若い選手たちへの影響を最小限にとどめたいというねらいがあるものとみられます。


なんかこうオリンピックというか米欧なのかは、ロシアに厳しいですよね。
ロシアが組織的ドーピングと言われたら、さもありなんとも思いますが、
ソレはロシアが特別なのかってな疑問、他の国はどうなのよってな疑問もありますがね。

でもま、ロシアとしては、自国もそうだし開催国の日本や各国の新コロ状況を見て、
大会できなくね?みたいな見込みも手伝って踏ん切りついたような気もします。

こうなるとロシアに続く地域もあるかもしれませんよね。
例えばロシアに近しい国とかが追随して大会参加を見送りでもしたら、
西側からも続く地域も出始めるかも知れません。
そうなったらIOCもどうしますかね。

そう、ソレでもIOCが止めると言わない限りは開催に向けて事を進めるのが開催国です。
もちろん、新コロ感染対策は万全に、ということなのですけども。


 東京五輪、医療スタッフ1万人に依頼 五輪相

 日本政府は26日、今年に延期された東京五輪に向けて
 1万人の医療スタッフを確保する計画を保持していることを明らかにした。

 新型コロナウイルスの第3波で医療体制が逼迫し、日本医師会が病床数の減少に
 警鐘を鳴らしている中、この計画については国会で野党議員から厳しい質問が投げかけられた。

 政府と東京五輪の関係者は大会が予定通り7月に開幕するとの立場を維持しているが、
 新型コロナウイルスの感染者数は国内外で増加しており、大会を支持する国民の声は減少している。

 この日の国会では、橋本聖子五輪相が大会に向けて現在も多数の医療スタッフを
 確保する計画であるとして、「大会期間中には1人5日間程度の勤務をお願いすることを前提に、
 1万人程度の方に依頼して必要なスタッフ確保を図っている」と述べた。

 また、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会などの主催者が、
 必要とされる医療体制や、大会における「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策」
 について話し合っているところだと明かした。

 組織委員会は昨年12月、アスリートへの定期的な検査や
 「感染症対策センター」の設置を含めた安全対策を公表した。
 しかし、日本医師会の中川俊男会長は前週、五輪を訪れた外国人が新型ウイルスに感染した場合、
 病院への受け入れは現状だと「可能でない」と述べるなど、懸念を示していた。


本気ですかね?

6,7月の時点で新コロの状況がどうなってるかわかりませんが、
この医療逼迫と言われる中で、お祭りに医療従事者1万人を駆り出すなど可能なのでしょうか。


いやね、東京オリンピック開催についての一番の障害がここだと思うのですよ。

海外からの選手団には特例で入国を認めることもできるだろう、
ワクチンも無理矢理手配して選手らに接種させて問題ないことにもできるだろう、
無観客での開催もできるだろうとは思うのです。

ですが、最大の難関は大会の感染対策における医療リソースの確保です。
現状の新コロ対応でいっぱいいっぱいなのに、人手を他所に貸す余裕なんてないからです。

なのに、オリンピックには医療従事者1万人動員を要請しますよと。
狂気の沙汰です。

ま、国民の生活とオリンピック、どっちが大切なんですか!?と仮に訊いたら、
政府や都はオリンピック、と平気で答えそうではありますが。

しかし、いくら政府の要請とはいえオリンピックとはいえ、
そうした要請に応えられる医療機関・従事者などいるものでしょうか。


いや、意外にいたりしてですね。。
オリンピック?行く行くー! みたいなね。。

とは思いませんが現実、オリンピックに医療リソースを割ける状況にないでしょう。

これから春・夏を迎えれば新コロの事態は改善する!なんて脳天気に考えている、
もしくは実態はともかく、改善することを無理にでも前提にしなければできないハナシです。

まあ、日本政府や東京都なら、状況を無視してゴリ押ししかねませんが。
そしてどうでしょう、世界の権威やオリンピック大好きな日本国民もまた、
脳天気にそうしたことを支持してしまうのでしょうか。


ところで、オリンピック開催の要件の一つとして、ワクチンがありますね。
実際に効果的なワクチンが選手や大会関係者らに現実的に行き渡るのかわかりませんが、
行き渡るというウソをでっちあげることは可能でしょう。

で、ワクチンのどさくさに紛れて、ドーピングが横行したりはしないのでしょうかね。
検査でなんらか異常があったとしても、あ、ワクチンワクチン!みたいに誤魔化したりね。

どうなんでしょうか。


新コロ関連閣僚は二人とも兼務

2021-01-19 22:19:24 | 国際・政治
先日行われた大学入学共通テストで、マスクを鼻まで覆うよう注意を受けた受験生が、
再三の注意を無視した挙げ句に不正行為と見なされ失格となるニュースがありましたが。

まあ、マスクのマナーくらいで17,8歳の若者が受験失格になるなんて不憫だなあと思っていたら、
なんとその受験生は49歳のオッサンで、その後、トイレに長時間に及び閉じこもったことで、
ついには逮捕されるという、試験だけにオチというかケチのつく案件となりましたね。

この場合は49歳の受験生が常軌を逸する人騒がせなオッサン、ってなことで片付く気がしますが、
しかし、受験の現場で、なんとしてでも受験生は正しいマスク着用を厳しく義務づけられる
ということに、なんか理不尽さも感じるのですよね。

だって、総理の菅センセーのギャグじゃないですけど、試験てのはそれこそ、
「全集中の呼吸」にで臨むべきモノじゃないですか。
しかも試験会場なんて、誰もしゃべらないじゃないですか。

その場において、ナニがなんでもマスクしろってのは、ちょいと厳しくないですかねえ。
それより受験生が全力を出せるように配慮してあげたほうがいいような気がするんですけども。

でもまあオトナとしては、そういう感染対策の不備を怒られることを嫌がったのでしょうね。


さて、そんなこんなで社会のどこででも過剰な感染対策を強いてしまう新型コロナウィルスですが、
なんと日本の政治では、新コロ担当大臣のみならず、ワクチン担当大臣も爆誕なんですってよ。
栄えあるワクチン大臣には規制改革大臣の河野太郎センセーが任命されました。

でも、え!?
ワクチンに担当大臣なんて必要なんですかねえ!?

と思うのは自分だけでしょうか。
厚労省でチームを作ればいいだけのような気がしますが。

でもそこにわざわざ担当大臣というのは、支持率低下に苦しむ菅センセーの窮余の策、
といった見方もあるようですね。

要はパフォーマンスの一環ですが、新コロ対策に大袈裟なポストをでっち上げ、
ソコに国民の人気の高い?らしい、河野センセーを充てる作戦だということです。

ま、当たってるかどうかはわかりませんが、考えられないことではなさそうです。
ソレに、河野センセー自身も、規制改革大臣といいながらハンコ減らすことしか
思いつかないようでヒマそうでしたので、ちょうど良かったのかも知れません。

でもまあ本来であれば厚労省内のチームで対応できそうですしそうすべきなところ、
邪魔な役職感が大いに漂いますが。

だいたい、新コロ担当大臣ってのもいるのにです。
ま、ソレも必要かみたいなハナシもあるでしょうが、まだコレはわかるのです。

新コロみたいアウトブレイクになりますと、医療的な側面は厚労省が負えるとはいえ、
社会の広範囲に影響を及ぼすモノですから、別の閣僚というの考えられはすると思います。

ただソレが、経済再生担当大臣との兼務でいいのかというのはありますね。


そう、現状は、

 新型コロナウィルス担当大臣=経済再生担当大臣

なワケじゃないですか。
コレって実に良く政府の姿勢を表しているように思えるのですけども。。

つまり、新コロ大臣とは、新コロを抑え込むコトがミッションなのではなく、
ソレより、経済をまわすことをミッションとしている、ということですよ。

いや、新コロを医療的に対処し、感染を抑え、効果的な治療法を追求するというのなら、
厚労省が管轄する組織で良かったはずです。

なのに、経済再生担当大臣が兼務とは、そういう意味ですよね。
もともと「新コロと経済の両立」なんて言ってましたし、経済対策が使命ってことです。

そういう中で、感染はある程度は許容するって戦略だったんでしょうが、
いよいよここまで感染爆発してしまいました。

新コロ大臣の西村センセーを見ていると、このところの言動ってのは毎回ちぐはぐで、
新コロ感染防止を最優先に考えているとは思えない有様です。

国民に外出をどれだけ抑えて欲しいのか、まるではっきりしませんし。
20時以降の外出は控えろと言ったり、もっと控えろと言ったり、
飲食業は20時以降の営業をするなと言ったと思えば消費者には、
いやランチもダメだとか、そもそも外出するなとか、
じゃあ飲食店はじめ商店は営業できないじゃんとか、
結局ナニをどうして欲しいのかわかりません。

そしてたいした補償はしないと来ています。
まあ、補償する気がないから、事業者や消費者が自主的に自粛するような、
同調圧力が勝手に醸成されることに期待しているのでしょうね。


そしてワクチン大臣です。
今のところ、1日でも早く一人でも多くの人に接種してもらうよう頑張る!と、
ミッションとしてはできるだけ早期にできるだけ多くのワクチン接種を実現することのようです。

うーむ。
やっぱり厚労省でチーム作ればいいことのように思いますが、
ワクチンの接種状況をアピールするのに、大臣職がいたほうがマスコミに取り上げられるし、
政府の評価・内閣支持率に繋がりやすいってことでしょうか。

まあ、自分的には治療法がない以上、ワクチンくらいで事態は何一つ変わらないように思いますが、
自分が考える以上にワクチンを信仰する市民ってのは多いのでしょうね。

 

新コロ感染予防には庶民の自発的な同調圧力

2021-01-08 22:31:04 | 社会・経済
新型コロナウィルスの感染爆発を受け、首都圏の1都3県を対象に緊急事態宣言が発令されました。
ようやくってカンジで、今さら感は大いにあるところです。

でも、ナニもしないよりはイイ!みたいに評価する向きもあるようですが、自分は賛同しません。
遅すぎたことは失策なのであり、そのことを厳しく批判しないといけないと思います。


さて肝心の緊急事態宣言の内容なんですが、どうにも緩いカンジしませんか。
簡単に言うとその中身ってのは、


 ・飲食店の営業を20時まで、酒類の提供を19時までとする
 ・20時以降の外出自粛を要請する
 ・企業にはテレワークを求める


ってのが大きなことのようなんですけども。
実質は、飲食店の営業をさらに時短するってだけのような気がしませんか。

だって外出自粛って言っても「20時以降」ってことは、
昼間の外出に自粛は求めないってことですから、どんだけ有効なモノでしょうか?

企業のテレワーク、在宅勤務の徹底も、多少は外出の制限につながるのでしょうが、
やれる企業は既にやってはいますので、大きな効果になるのかどうか。
首都圏の通勤電車はいまだ混雑してますしね。

つまり、飲食店の時短でどれだけ感染が防げるか、ってなことになってまいります。
東京都知事の百合子センセーなんかはた、この3連休はステイホームってなことを言って、
外出自粛を呼びかけているようですけども、夜はともかく、どれだけ昼間に効果があるモノか。

だいたい、緊急事態宣言を再発出した際に総理の菅センセーは、
特に飲食店を対象にした自粛要請の理由に、感染経路不明者の多くは
飲食店での会食が原因と言っていたのですけど、なんで経路不明なのに原因特定できるのか、
まるで意味わからないんですよね。自分がアタマ悪いのでしょうか。


とにかく、国内で新コロが心配されるようになってから1年になろうとしてますけども、
政治や行政が市民に呼びかけることはなんら変わってないのですよ。

こうなると一般市民にとっては「またなんか言ってる」程度にしか響いておらず、
危機感や警戒感を刺激し行動変容させるには至らないのが現実なんです。
しかも事業者には営業自粛を呼びかけながら、見合う補償がなされないときています。

それでも、律儀に時短要請に応じる飲食店はありますし、
緊急事態宣言に応じて他の商業店舗等も時短などの対応をとるところが増えているようですね。

コレはもちろん、政府の感染拡大防止の方針に協力しようとの試みでもありますし、
市民からの批判を免れるリスクヘッジでもあるのでしょう。


つまり、ただの自粛要請に過ぎない政治・行政の政策ってのは、
市民間の同調圧力醸成に頼り切ったモノに過ぎないんですよ。

ま、コレもある程度は功を奏すかもしれませんけど、いい加減に限度もあるでしょう。
市民は飽きやすく、我慢にも限界がありますから、いつまでもソレに頼れないと思いますが。


そういう、天ぷら油が発火してからガスコンロを止めようかという緊急事態宣言ですが、
首都圏のみならず更に、大阪・京都・兵庫に愛知も宣言の要請を政府にする動きのようです。

大阪府知事の吉村センセーなんて、年明けすぐには

 「感染は抑えられているから緊急事態宣言を要請する状況にない」

とドヤって言ってたばかりなのに、その週のウチに、

 「感染拡大の明らかな兆しがある」
 「先手を打つ」
 「緊急事態宣言を要請する」

ですってよ。(ズッコケ)

実際に、京都・兵庫と共に政府に要請するようなんですが、
この体たらくぶりってどうなんでしょうか。

「感染は抑えられている!」と大見得切ったときには同じ維新の大阪市長、
松井センセーもソレに同調するようなこと言ってましたけども、
コレでも大阪の有権者は維新を支持しているのでしょうか。
大阪ってのは変わった土地ですね。

しかも、この大阪と北海道については先に飲食店時短に踏み切ったから感染が抑えられている、
なーんて言っちゃった総理の菅センセーもまた赤っ恥なんでないでしょうか。
どっちにしても、ナニを根拠に言ったのでしょうか。

とにかく発言が軽すぎますし、発言の根拠を蔑ろにし過ぎですし、
どいつもこいつも想像力と思考力が貧困過ぎ、動きもノロ過ぎです。


自分の住んでいる神奈川もこのところ新規感染者数が最多を更新し続けており、
いよいよ濃厚接触者の検査を大幅に削減するんですってよ。

重症な患者を優先的に見る方針とのことなんですが、
このことによって見た目の感染者数は減少に転じるかも知れないですね。

コレが良い・悪いではなく、新コロに対してどういう方針をとるかどうかです。
「with コロナ」ということで、新コロウィルスは市中にあるもの、
との割り切りってのは考えられないことではないと思います。

まぁソレが、多くに受け入れられるかはわかりませんけども。


ところで、韓国のソウル中央地裁が日韓の慰安婦問題に関連して、
日本政府に原告への慰謝料支払いを求める判決を出しましたね。
まあ、韓国も余計なコトしていているなあとは思いますが。

もちろん日本国内からはこの判決に対する批判が沸き起こっておりますが、
なんと言うか、なんでまたこのタイミングに?とか思ってしまいます。
日本政府としてはグッドタイミングでないのかと。

と言うのも、新コロでの緊急事態宣言再発令に関しては、
やれ遅すぎとか、やれ地域限定しすぎとか、やれ対策が甘過ぎとか、
総理の菅センセーに政府はさんざんな批判のされようなワケです。

そこでこの慰安婦関連のニュースですよ。
日本側としては受け入れがたい判決を、まんまと出してくれたワケで、つまり、
国内での失政から上手い具合に国民の関心を韓国に逸らしてくれたのです。

政府への国民の怒りは、外国、日本の場合なら韓国か中国へ逸らすのが一番です。
まさに、新コロの体たらくで日本政府が困っているときに韓国からニュースが飛び込んで来たのです。
タイミング良すぎません?

なかですねえ、まるで日本政府が窮地にあるところに韓国が助けを出してくれたような、
そんなカンジさえしてしまうのですけども。

 

コロナというよりコイケに負けるな、食べて応援

2021-01-06 20:13:19 | 社会・経済
 

 
6日はまた大幅に新型コロナウィルスの新規感染者数が増えましたね。
東京都で1591人、全国でも6000人を超える過去最大規模です。

この6日の数というのがちょうど年末年始の人々の行動を反映しているとしたら、
やはり人の移動そのものが新コロ感染に寄与しているのではないでしょうか。

マスクや手指消毒じゃあ、感染予防にも限界があるのに、
ソレさえしてれば感染予防!活動して良い、みたいな認識にしてしまったのが、
ここにきての感染爆発に繋がっているのでしょう。

まあ、「with コロナ」と言って新コロと共存するというのは、こういうことです。
もはや都会を中心に、把握されないだけで相当、感染は既に拡がっている、というか、
すっかり浸透しちゃっているのかもしれません。


そうこうしているウチにさすがにここまでの感染爆発は我慢ならんってことで、
いよいよ政府も重い腰を上げて首都圏を対象に緊急事態宣言を発令の見込みです。

みんな言ってますけど、遅いですよね。遅杉。
Go Toキャンペーンによる人の移動と気の緩みの促進が
感染爆発を招いただろうことを認めたくなかったのでしょうがね。

しかし、ここまで感染爆発してから緊急事態宣言っつっても、
天ぷら油が発火してからガスコンロを止めようとするようなモノでしょう。


そしてどうやら今回の緊急事態宣言は、飲食業を中心にした対策になりそうとのこと。
例えば夜8時までの営業、アルコール類の提供は夜7時までとする時短営業を要請するなど。

こんなの、夜をメインにした飲食店なんか、まるで仕事にならんでしょう。
時短というより実質的には営業自粛の要請に他なりません。

ってことで既にバーをはじめ、時短というより休業を決めた飲食店が相次いでいます。
この調子では店を畳むことも増えてくるのではないでしょうか。


いや、飲食店にとってはなんと不憫な状態で、なんと卑劣な仕打ちでしょうか。
こんなに飲食店が目の敵にされなければならないのでしょうか。

確かに自分の周りでも、新コロ感染した知人というのは何人かいて、
彼らはどうやら夜の会食の場で感染した可能性が濃厚ではあるのですよ。

でも、ソレは飲食の機会がそうさせたのであって、飲食店が原因だったとは言えません。
だって多くの飲食店は懸命に感染予防対応してますよ。でもその先は客の行動次第なのです。

客が飲食の場でマスクを外して仲間と会話盛り上がったりして感染したと思われるのに、
そういうのまでお店のせいにされちゃたまらないですよ。
なのに、更なる時短要請。

そりゃ、時短することで、客の会食の機会は減らせるかも知れませんよ?
でもソレは飲食店から営業の機会を奪っているのですよ?
なのに、飲食店に対する十分な補償が用意されているようにも思えません。

ソレどころか、要請が守られない場合は店舗名を晒し罰金まで考えているとか、
政治・行政側の責任問題はないがしろに、事業者には懲罰を課すとか理不尽でしょう。
飲食店だって納税してるんですよ?


コレね、こうして飲食店を標的に緊急事態宣言なりの対策を施すのならば、
客の行動というより飲食店が感染の温床との根拠をちゃんと出すべきですよ。
ところが、ただ情緒的に飲食店での感染が多そうだ、ってだけでしょう?

お店と客とのどちらが原因とかまで追及しないままで、都合で決めつけているのです。
感染爆発はナニが主な原因かを、飲食店に押し付けて自身の責任から逃れているのです。

ソレに、十分な感染対策しているお店だったら利用の推奨できたんじゃなかったでしたっけ?
東京都の「感染防止徹底宣言ステッカー」とはなんだったのでしょうか?
ステッカーが掲示されているなら安心して楽しめるお店だった筈じゃないのでしょうか?
そのお店でも時短が必要なんでしょうか?
ガイドラインに沿って真摯に対応してきた飲食店の努力はどうなるのでしょうか?

都知事の百合子センセーは、ステッカー掲出なのに飲食店が感染拡大の原因という矛盾と、
飲食店での感染の実態について、説明すべきではないでしょうか。


というワケで、7日に緊急事態宣言が再発令され、再び大規模な在宅勤務と外出自粛が
なされると思いますが、ただでさえ時短要請で地獄のような状況にある飲食店を、
ここでこそ応援しようじゃ、あーりませんか。

お店に行って飲食するのですよ。
自分は在宅勤務期間は昼も夜も家で適当に自炊して食事をとることが多かったのですが、
コレからはお店に行って、売上に貢献しますよ。微々たるモノですけどね。

ええ、Go Toイートなんかではありませんが、お店で食事して飲食店を応援するのです。
バタバタと見慣れたお店が消えていくのをただ見過ごすワケにはいきません。

そして、今、飲食店が直面している困難な状況が、いつ自分に降りかかってくるかもしれませんから。

 

厚底イノベーションで駅伝を席巻するナイキの腰の据わりよう

2021-01-03 18:32:31 | 日記
新型コロナウィルスに右往左往しながら2020年はあっという間に過ぎ去り、2021年になりました。
あけましておめでとうございます。

その2021年もまたあっという間に3が日を過ぎようとしております。
イカンですね、この調子で過ごしていたら2021年もすぐに終わってしまいますわ。


さて、みなさんはどのような年末年始をお過ごしになったでしょうか。
新コロ感染爆発で移動や外出、人との接触が憚られる中で、
いつもとは勝手の違う年越しをされた方が多いのではと思います。

自分も帰省は取りやめたうえ、年末の買い出しに行った以外は
外出もほとんどしませんでした。

大晦日も、帰省したときは家族と観るNHK紅白歌合戦も観ることはなく、
お酒をちびちび飲みつつ、ラジオを聴いて過ごしました。

もともとテレビはほとんど見ないタチですし、紅白が面白いとも思いませんのでね。
この年末年始で見たテレビ番組というと母校が出場している箱根駅伝くらいです。

といっても、音声は消しながらですが。
あのテレビ実況って、やけに大袈裟で耳障りじゃないですか?
少なくとも自分はそう思っていたので、音声はオフで、代わりにラジオをかけてましたけど、
いやいや、実況の音声なんてなくても映像だけで結構楽しめるモノでしたね。

その箱根駅伝、創価大学が往路優勝するという驚きの展開で、
初の総合優勝まであと一歩までというところまで行きまして、盛り上がりましたよね。
新しいチームが活躍を見せるというのは心地よいモノです。


箱根駅伝といえば、最近話題になっているのが選手達の履くシューズです。
なかでもナイキの厚底シューズが大人気で、今年の大会では出場210選手のうち、
201選手がナイキを履いていたとのことです。
ソレだけ選手達も効果を感じているのでしょう。

つい数年前まではアシックスやミズノといった日本メーカーのシューズが
目立っていたと思うのですが、あっという間に厚底シューズが席巻してしまいました。

こうしたナイキ一人勝ちの状況に、日本含め他のメーカーも、
ソールにカーボンプレートを埋める厚底シューズを開発しているようですが、
先行するナイキに追いつくのはまだ時間がかかるでしょうか。

もともと、特に日本メーカーの中ではランニングシューズには薄底、
との固定観念が強かったみたいですので、その分、出遅れてるようです。
家電やITだけでなく、こうした分野でも日本は世界を追いかける構図となっております。

まあ、技術的な部分ではそのうち追いつきはするのだと思いますし、
日本人に合わせたカスタマイズの面では抜きんでてくれることと思いますけども。


さて、こうして箱根駅伝ではナイキが圧倒的な存在感を放っているワケですが、
こうした状況に、ナイキのある動画に逆上していた愛国者さん達は、
ナイキのシューズを履く選手は反日!みたいに怒っていたりするのでしょうか。

その、賛否両論の話題となった動画はコチラです。


 


内容は周囲から差別的な目で見られ、いじめのような扱いを受ける、
在日等と思われる少年少女が、スポーツによって自分を表現していくというもの。

この動画への批判とはだいたい、

 日本人はそんなことしない!日本に差別はない!
 なのに日本を不当に貶める表現をしている!

といった類のようで当然、愛国者さん達は大反発。
そしてSNSなどではナイキ製品の不買を呼びかけも起こりました。

ま、ソレはいいと思うのですよ。
とある表現に対し賛否があるのは当たり前です。

そして、自身の生活や思想と相容れない価値観を持つブランドを手に取る必要もないですし、
消費者としてなんらかの判断によりブランドを選別するのは自然なことです。


で、自分はこの騒動を知ってからナイキの当該動画を見たのですけども。
まず思ったのは、この動画に憤る人達というのはおそらく、自分が考えるに、
動画中で被差別的な立場にある少年少女に対し、差別的態度を見せる人間達が、
「自分だから」怒っているのではないかと。

この、良くは描かれていない人物が自分じゃないかと、自分が映っているじゃないかと、
いうことに、感づいたからじゃないかと。

たぶんですけど、こういう、日本人だからといって他のアジア諸国に対して、
差別的・排他的でマッチョな態度に出るということについては、
実はこの世の中では分が悪い価値観であるというか、後ろめたいというか、
意識しているかはともかく、そういった自覚が薄々あるんじゃないでしょうか。

だから、潜在的にはそうした態度でいることに不安があるからこそ安心したいがため、
仲間と群れたり、声の大きく影響力のある存在に頼ったりするのだと。

例えばソレがアメリカのトランプ大統領だったりしてですね。
なんか妙に日本人なのにアメリカ大統領選挙でトランプを応援しちゃって、
選挙に不正があったとトランプの敗北を認めたがらなかったりするのは、
トランプが中国と敵対してくれている(ように見える)ことで、
味方に見えるからなんでしょうね。

反中嫌中でいることについての不安を払拭してくれるからです。
なんせアメリカ大統領ですから、コレ以上ない強力な味方です。
そんな後ろ楯を失う不安から必死にトランプを応援しているように見えます。

ま、よく言われる大統領選での不正については、あったとしても驚きはしませんが、
さてトランプ側はその根拠を突き出せるでしょうかね。
だったら、トランプが当選した大統領選に不正はなかったのかと言いたくもなりますがね。

現地6日にはバイデンの次期大統領が公式に認められることになっていますが、
そこにトランプ側による合わせて不正に関する告発や大規模なデモが予定されているとの噂もあり、
どうなりますことやら。


なんのハナシでしたっけ。
駅伝? ナイキ?

ナイキは、この動画制作・発表に当たっては、かなり腰を据えていたのでしょう。
賛否両論も炎上も覚悟、でも主張や表現は曲げない。

普通の日本企業だと、ちょっと批判されると怖じ気づいて、すぐ表現を引っ込めて謝罪してしまう、
そして、そうしてすぐ謝るのが正しいリスクコミュニケーションだと思い込んでいるところに、
ナイキの動じなさはさすがです。

そりゃ、事実誤認があれば速やかに対応すべきではありますが、
そうしたモノには当たらないとの自信もあるのでしょう。

たぶん、この動画に批判し罵詈雑言を投げつけてくるような人達については、
商売上のターゲットとは考えていないのでしょう。
どっちみち10割の人間を顧客にはできませんから、
共感してくれない5割については割り切りができてるのです。


個人的にはナイキ製品は持ってませんがね。
企業姿勢やブランドというよりは、あまりデザイン的に自分好みではないモノで。