Do you remember rock'n' roll radio?

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敗戦コンプレックス

2016-12-31 14:26:28 | 日記
あっという間に2016年も大晦日ですね。

日経平均はドナルド・トランプがアメリカの次期大統領に当選して以降、棚ぼた式に株価を上げて、
19000円台をキープして今年の取引を終えたようです。

なんでも5年連続で前年末の終値を上回り、また20年ぶりの高値で取引を終えたとのことなんで、よございましたな。
そんなに株価が高いことが日本にとっておめでたいのか、自分にはよくわかりませんが。

ところでここにきて東芝の原発事業で新たな損失の見込みが発覚し、東芝株はストップ安をつけたのですが。
しかも、その損失額たるやまだわかりませんとかほざいてすっとぼけられているのは、いかがなものでしょうか。
東芝の損失隠し、粉飾決算なんて今に始まったことじゃないのに、まだ上場廃止にならずに済むんですね。

こうして東芝が延命されているのはきっと、原発プレーヤーだからなんでしょうね。
原発をかかえる電力会社と同様にね。

原発といえばもんじゅは廃炉と決まったものの、代わりにフランスのASTRID計画に参画し高速炉研究は継続とのことで、
つまり核燃料サイクルはめでたく維持されるということですから、日本中でキャパいっぱいになりつつある使用済み核燃料は
ゴミでなく資産として計上されることになるのですな。

これは高速炉研究のためというより、電力会社の経営を助けるってことなんでしょう。
そして当然、原子力政策も維持すると。

原発事故の復旧や賠償などの20兆円を超える負担を国民に押し付けながら、原発ムラってのはいい気なもんですね。
自分たちは誰も責任を負うことなく、必要なカネは国民から取ればいいってことなのでしょう、国策なだけにね。

しかもたぶんアレですよ。
最近算出された21兆円とやらの負担が最終見積もり、ってワケではないですからね。
これからも増えたっておかしくありませんし、国民はその度に追加負担を強いられるのです。

いつまでもこんな原発行政など許しちゃいけないはずなのですが、どうも国民の怒りというのがあまり見えません。
こんな体たらくな原発行政も、多くの日本人は容認しちゃっているのでしょうか。


さて、そんな日本のかじ取り役・我らがアベちゃんは先日、ハワイの真珠湾を訪問し、
オバマと並んで献花するなど慰霊を行ったとのことですが。

目的と成果は中途半端な印象はありますけど、まぁいいんじゃないですかね。
というか、オバマの広島訪問とのバランスを考えるとこんなところに落ち着くのでしょう。

ただ、報道では和解だなんだと強調されているカンジでしたが、それにはちょっと違和感を持ちますけども。
特に文書に調印したのではく、演説しただけですからね。

なんというか、さすがに敵地に赴いてのアベちゃんの献花や演説などを見ていると、
謝罪の言葉こそなかったにせよ、あぁこれも敗戦国の姿なのかなあ、なんて思ったりしまして。


今月初めにはプーチンが来日して、首脳会談も行いましたが。

この事前には「新しいアプローチ(笑)」とやらで2島返還とかあるかも!?と北方領土問題についての
進展を匂わせるような報道が相次いでおりましたが、終わってみれば何のことはない、
アベちゃん自ら「1ミリの進展もない」と認める?結果だったのでありまして。

それどころか、北方4島に関する共同経済活動とやらは、ロシア法のもとで実効されるようで、つまり、
ロシアの主権を認めたってことになるワケで、これはもうロシアの領土として固定化される、ってハナシですかね。

まあ、それをロシアとの平和条約締結に向けた一歩、と言うのですが。
北方領土の返還はあきらめる代わりにそれを目指す、というのが「新たなアプローチ」だったのでしょうか。
んでまあ、元島民がビザなしで行き来できるように取り計らうというのがせいぜいの成果ってところでしょうか。


正直なところ、考えてみれば北方領土の返還なんて実現されることないだろうなと思うワケです。
歴史に照らしてロシアの実効支配が不当なのか正当なのかということではなく、
特にロシアにとってよっぽど割のいい交換条件とかがなければ、返還に応じる理由がありません。

ロシアにしてみれば領土そのものだけでなく太平洋への海洋ルートも手放すことになりますし、
そのルートの確保・安全性を日本が確約すればまだしも、アメリカさんの手前、難しいでしょうし。

それどころか仮に日本に返還されたとして、島にアメリカ軍基地をこしらえる可能性だってあるワケです。
それこそロシアからしたら認められないですし、返還という判断に至るはずがありません。

というワケで共同経済開発でロシアの主権を認めつつ、さらには日本からは3000億円拠出するかもという、
まるでロシア側のいいようにばかりなった感がありますが、これも日本にとっては
ロシアとの平和条約締結に向けた投資ととらえればいいのでしょうか。


まあ、プーチンさんとアベちゃんの力量差もあるかもしれませんが、
それ以前にやはり、日本は敗戦国なのだからってことなのと思うのであります。
ロシアと同等かより有利にコトが運べるワケがないのかもしれません。

これが政治や外交における現実なのかなと。

おそらく多くの日本人もそのこと、敗戦国であることを認識しており、それ故のコンプレックスを抱え卑屈になり、
その裏返しとして不満のはけ口が中国や韓国に向かうんじゃないでしょうか。
敗戦国である日本は、自分たちよりも劣等な対象を意図的に作り出し認識したいのです。

でも戦後レジームってことでいうと、国連の常任理事国である中国にも頭が上がらないのが本来なんでしょうね。
日本の政治家としては国内向けに中国に対して強い姿勢で臨んでいると見せなければいけないのでしょうが。

この状態から抜け出すにはひょっとしたら、あらゆる外交努力ではどうしようもないことなのかもしれません。
おそらく、戦勝国にならないと、今の敗戦国からは抜け出せないのかもしれません。

だからいつかは新しい戦争に勝って戦勝国になるために核兵器を持つ可能性を捨てないでおきたい、
だから原発は維持したい、というのが無理筋な原子力政策につながっているように思えてなりません。


かくして日本人は敗戦コンプレックッスを抱えているんだろうと思うのですが、
だからオスプレイが沖縄で墜落しても、居住地に墜落しなかったんだから感謝しろと怒鳴るアメリカ軍人に
抗議もナニもできずにいるのでしょう。

次の戦争に勝つためには、世界最強アメリカさんの味方でい続けるコトも必要でしょうからね。


おっと、アベちゃんは真珠湾でオバマの前で不戦を誓ったのでしたっけ。
それが全世界に向けた不戦なのか、アメリカさんだけに向けた不戦なのかは不明ですがね。
 

平和なクリスマスなんて夢なのか

2016-12-23 22:21:58 | 日記
あっという間に年の瀬ですが、12月はいろいろありましたねえ。

日本的には流行語大賞だとかASKAだとかSMAPだとか、相変わらず芸能ニュースも多いのですが、
原発事故の負担だとかもんじゅ廃炉、沖縄の基地など社会的に大きいニュースもありました。
22日には新潟の糸魚川で大規模な火災も起きました。


そしてなんといってもプーチンの来日ですね。
アベちゃんはじめ官邸などは事前から、今度の日露会談でさも、
北方領土問題に進展があるかのようなそぶりを見せていたのですが、
終わってみれば全くそんなことなかったですね。

共同経済開発?とかいう名目の事業を「特別な制度」で始めることで合意?し、
しかも3000億円拠出するかもしれない、ってことなのですが。

ナニが「特別な制度」なのかはわかりませんが、
おそらく、ロシアの法律に基づいての経済活動、ってことだとすれば、
北方領土におけるロシアの主権を認めることになりますよね?ってなワケで、
さらに3000億円も出すというのですから気前のいいモノです。


明らかに島の返還とはほど遠い内容ですが、官邸的には成果である、と。

どう成果かというと、こういう経済活動を通じて両国の信頼関係を築き、
いまだ成されていない両国の平和条約締結に向けての一歩になる、とのことです。

なるほどねえ。
ロシアと平和条約を結べるのならそれはそれでいい気はしますが。

でもま、北方領土問題で成果のなかった内容を、
平和条約への一歩だ!と精一杯に言い換えたのでしょうな。
考えましたな、お役人さん。

そのためか、日露会談直後は、アベちゃんがテレビ各局のニュース番組をキャラバンし、
元島民の手紙をプーチンさんに渡した!とか、会談成果のアピールをしまくるという、
涙ぐましい姿を見ることができました。

その甲斐あってか、直後の世論調査での内閣支持率はさほど下落しなかったようでありますね。


それにしても、プーチンさんを最初にアベちゃんの地元・山口県にわざわざ呼んで、
「温泉にでも入って疲れを癒してください」を声をかけたところ、
「疲れないのが一番だ」と、つれなく一蹴されたみたいで、
日本に懐柔などされないぞという、ロシア側の強い姿勢が見て取れますね。

まあ、日本は外国の首脳を迎えて会談を行うってときに、ナニか勘違いしてるのかもしれません。
別に相手は観光で来てるワケでもないのですしね。

・・・中にはそういうのもいるかもしれませんが・・・アベちゃんみたいに・・・

とにかく、外人さんが来たら「オモテナシ」することばかり考えてるのでしょうか。
日本人らしいといえばそうかもしれませんが、みんながみんなオバマみたいに、
寿司屋での饗応・パフォーマンスに応じてくれるワケではないってことですね。

KGB出身のプーチンさんは流石にそういうところでの隙は見せなかった、ってことですかね。
でもって結局、山口訪問とはなんだったのでしょうか。


そんなプーチンさんが日本を立ってからすぐ、衝撃的な事件が起きました。
ロシアのトルコ駐在大使が狙撃され死亡したのです。

犯人はロシア大使が出席するイベントの警護についていた22歳のトルコ人警官で、
シリアでのロシアの行為を非難しながら犯行に及び、その後射殺されましたのですが、
まあ、警官の犯人を射殺したのも彼の同僚だったかもしれないと思うと、
なんともやるせないですねえ。


さて日本じゃプーチンさん来日ってことでロシア歓迎的なムードがあったのですが一方、
シリアのアレッポでは虐殺ではないかと言われるくらいの政権側の攻撃で多数の市民が犠牲となり、
それにロシアが荷担したと言われ、国際的に非難がされていたところでした。

ところが日本ではプーチンさんを歓迎しなきゃいけないもんですから、
そんな話題をロシア側に向けるワケにはいかず、駐トルコ大使が銃撃されるまでは
ほとんどの大マスコミもシリアの問題には触れなかった筈です。

まあ、言えないですけどね。
北方領土もあるし平和条約?もあるしで、このタイミングで相手の逆鱗に触れるワケにいきませんが、
それにしたって「どうぞ温泉でも」ってのは、ちっと脳天気過ぎじゃねえかなあと思ったりね。


さて衝撃的事件というと、ロシアの駐トルコ大使銃撃をほぼ同時に、
ドイツのベルリンでは、以前フランスのニースで起きたような、
大型トラックがクリスマスで賑わう商店街にツッコミ多数の死傷者を出すという。

トラックの元々の運転手とされていた人物は撃たれて車内で死亡して、
どうやら事件時に運転していた犯人は逃げたとのことで。

これ、最初に身柄を拘束されたのがパキスタンからの難民だったんですよね。
すぐにソレが間違いだったことがわかるのですが、ですから最初はこの事件ってやっぱり、
難民を受け入れるドイツのメルケル首相へ圧力をかける謀略ではないかと疑ったのですけど。

ドイツ国内なのか国外なのかわかりませんが、
難民を受け入れるなという主張を持つ勢力による謀略ではないかと。

後にイスラム国が犯行声明を出してはいたのですが、さて、本当にイスラム国による犯行なのか、
もしくはイスラム国の背後にまた誰かがいるのか、いろいろ疑いたくなるところです。

まあ、キリスト教を憎む一部の過激なムスリムが起こした犯行といえば、
割と納得してもらいやすいのでしょうけどもね。


そして23日になって、容疑者とされていたチュニジア人がイタリアのミラノで射殺された、
とのニュースが飛び込んで来ました。

なんでも、午前3時頃?イタリアの治安当局の職質に遭い、
撃ち合いになったとのことですが、コレも本当かどうかわかりませんねえ?
目立たない真夜中に職質とはなんとも運がよかったというか都合がよかったというか。

本当に撃ち合いがあったのでしょうか?
本当に容疑者がミラノをうろついていたのでしょうか?
そもそも、その容疑者は実在するのか、実在するとしても本当に事件の犯人だったのでしょうか?

とにかくコレで容疑者が射殺されたという事実が残り、
ベルリンのトラック事件の真相は闇に葬られることになりましたね?
そうしたかったのですかね?

すいませんね陰謀脳で。


その他、スイスのチューリヒではイスラムのモスクが襲撃される事件が起きました。
こちらでも犯人とされる人物が死亡ということで。。

トルコのロシア大使の事件にベルリンのトラック事件にチューリヒのモスク事件、
いずれも犯人・容疑者とされる人物は死亡しているのは、ただの偶然なのでしょうか。

なんかムカシ、っていっても今年のことですが、どっかで12月19日に気をつけろ、
みたいな情報を見たような気がするんですけどなんだったっけなあ・・・

陰謀関連のサイトだったと思いますが、それがこうした攻撃なのか、
地震のことだったのかも忘れてしまいましたが。


とにかくま、年の瀬の、キリスト教圏だろうが東アジアだろうがクリスマスまっただ中で、
同じタイミングで凶行が起きてしまって、いくらイルミネーションで街を飾ろうと、
まるで平和は縁遠い世の中だなと痛感するこの頃なんですが。

今月の7日にはエマーソン・レイク&パーマーなどで活躍したイギリスのミュージシャン、
グレッグ・レイクが死去しました。

2016年に入ってからデヴィッド・ボウイにはじまり海外の大物ミュージシャンの訃報が相次ぎましたが、
ここに来てプログレッシブ・ロックの英雄、グレッグの死です。

グレッグの音楽というとちょうどこの時期なら、プログレらしい壮大さも感じられるクリスマスソング、

 I Believe in Father Christmas (夢見るクリスマス)

という曲があります。


 


冒頭の白い風景はおそらく中東の、砂漠のシーンから始まるPVを観ればわかりますが、
平和を願うメッセージが込められた美しいクリスマスソングです。


この曲の発表から40年くらい経つのですが、本当に世界は全然、
平和に向かってないということを改めて思い知らされ、愕然としてしまいますねえ。。
 

日本のアベちゃん真珠湾に行く

2016-12-12 23:12:57 | 国際・政治
アメリカの次期大統領、ドナルド・トランプ政権の閣僚人事が
いくつか報道されるようになってきましたね。
選挙戦中の主張同様、強行で排外的と思われる人事もあるようなんですが。


 トランプ次期政権 米環境長官に反規制派 産業振興を優先

 トランプ次期米大統領は8日、環境保護局長官に規制消極派でオクラホマ州司法長官の
 スコット・プルイット氏(48)を充てると発表し環境保護より産業振興を優先する姿勢を示した。
 オバマ政権が進めた環境保護策の後退は不可避で、市民団体は人選を非難している。

 オバマ政権は中国と協調して新たな地球温暖化対策の枠組み「パリ協定」の議論をまとめるなど
 環境保護の国際的な取り組みを主導したが、トランプ次期政権の消極姿勢は他国の対応に悪影響を及ぼす可能性がある。

 プルイット氏はトランプ氏と同様、気候変動の原因は人為的なものだとの考え方に懐疑的な見方を公言してきた。
 オバマ政権が温室効果ガスや汚染物質の排出を削減するために導入した規制はエネルギー産業を圧迫していると批判、
 撤回などを求める訴訟を起こしてきた急先鋒(せんぽう)で「環境保護局の敵」とも呼ばれる。
 地元のオクラホマ州は石油などの関連企業が集中し、プルイット氏もエネルギー業界に近いとされる。

 トランプ氏は声明で「環境保護局は反エネルギー産業の政策を導入し、数百万人分の雇用をつぶした。
 プルイット氏はこの傾向を転換する」と述べ、環境規制を緩和する方針を強調した。


なるほどねえ。
環境問題よりもカネが優先だ、わかるわかる。

そもそも環境規制が合理的なのかとの疑問は自分的にもあるところなんですが、
トランプも以前から地球温暖化説は陰謀!なんて言ってましたからね、
そんなエビデンスのない陰謀論にビクビクするよりカネ稼げ!てことで。


で、アメリカさんがそうなら日本も右倣えだ!ってことになるのでしょうかね?どうでしょうね?
そうすっと無理にクリーンな原発推進!なんてこともなくなるのでしょうかね?

原発の大義の一つとされてきたものに、発電時にCO2を排出してないからクリーンだエコだ、
なんて説明があったのですが、地球温暖化説に振り回されることなどないとなれば、
そんな大義を持つ原発を推進することはありませんね?

むしろ事故が起こったときの膨大なコスト、廃炉のコストを勘案すると高くつくだけですし、
核のゴミの解決策もないのですから、原発を推進する理由がないですね?
だったらコレで正々堂々と、脱原発できますね?

それでも原発を止めないとしたらやはり、その目的は他にあるってことになりますよね。
そしてそれはやっぱり、原子力の軍事利用ってことでしょうかね。


そんなこんなで、我らがアベちゃん含め日本はトランプの挙動に右往左往なワケですが、
そんな日本を快く思わないであろう現大統領のオバマに配慮でもしたのか、
アベちゃんは今月末に真珠湾を訪問すると、いうことになったようですね。

まぁそれをメディアは、さもアベちゃんのお手柄であると提灯報道してますが。

これって、オバマの広島訪問が実現したときからの既定路線だっただけじゃないですの?
アメリカさんからすれば、オバマが広島に行くんだから、おまえらは真珠湾来るよな?っていうね。

つまりアベちゃん側の意志ではなく、アメリカさんに言われたから仕方なく訪問するという、
そういう側面が強いように思われるのですがね。


いやまあ、いいんですよ。
お互いが訪問を避けていたであろう事案について、何十年も硬直状態だったところに、
謝罪まではいかなくても訪問は実現するということなら、一歩前進だとの評価はあるでしょうし、
アベちゃんもその評価にのっかることが特に不当とは思いませんのでね。

それはそれでいいのですが、ただのパフォーマンスとか、
ゴルフで親善みたいなことばかりには終始しないでもらいたいですし、
あくまで第一歩というだけで、たぶんアメリカさんに半ば強要されたものなのでしょうから、
ことさら大手柄みたいに扱わないでもらいたいものです。


そのアベちゃんの真珠湾訪問は謝罪に行くワケではないと既に官邸は伏線を張ってます。
なんでも、戦禍を繰り返さないと表明するために訪問するのだということですが。

少なくとも日本のメディアはその路線での報道しかしないでしょうが、実際はどうなんでしょう。
任期少ないオバマの、外交の成果として利用されるような気がしないでもありませんけども。

オバマも広島では謝罪こそしなかったものの、被爆者とハグするという、
わざとらしいパフォーマンスをしてみせましたが、さてアベちゃんはナニやらかしてくれるでしょうね。


ところで日本軍が真珠湾を攻撃した日というと12月7日、ハワイの現地時間で8日ですが、
(追記:逆です、日本時間の8日にハワイで7日)
今年はそれから75周年ということで現地では慰霊式典が行われました。

今では日系人も多く住み、日本からの観光客も多いハワイですが、
こうした式典などで真珠湾攻撃の記憶が思い起こされるとなると、
日本人に対する現地の感情ってのは実際どうなんだろうかと、非常に気になるところであります。


そんな中、野球選手・千葉ロッテの涌井投手とタレントの押切もえの結婚式がハワイで行われたそうです。

いや、いいのですよハワイで挙式自体は。
自分の知人にもハワイで挙式したのが2組くらいいますし。

ただ、涌井・押切の挙式日というのが、まさに真珠湾攻撃の日、12月7日(現地8日)なんですよ。
(追記:逆です、日本時間の8日にハワイで7日)
日本人が真珠湾攻撃の日にハワイで挙式って、現地からしたらどんな印象なんでしょうね?

意外に現地では特に気にしなかったりするのでしょうか。
挙式するほうも、別にそういうことは考えないのでしょうか。
それとも、そんなことをいちいち気にすること自体、ナンセンスなものなんでしょうか。

だいたいが幸せな二人にとっては、どうでもいいことなのかもしれませんけども、
でもせめてブライダルアドバイザーなんかは、気にしてあげたりしないものですかねえ。

それともいちいち気にする自分がおかしいのでしょうかねえ。
 

お願い週刊フライデー

2016-12-10 21:02:16 | 社会・経済
俳優の成宮寛貴さんがコカイン吸入疑惑に晒される中、突然に芸能界引退を表明しました。
週刊誌フライデーの告発に対し事実無根と対抗の姿勢を見せていた成宮と事務所でしたが、
本人の意志により事務所が発表することになりました。

自分はドラマも映画もテレビ自体もほとんど見ないので彼の出演作もよく知らないのですが、
成宮寛貴さんというとあれだけのイケメンでありながら軽薄な印象もない、
好感の持てる青年というカンジでしたのでね、麻薬との結びつきというのは
少々意外なカンジがしました。

でも芸能界ですからね、そういう誘惑などは常にあることでしょうし、
麻薬などに触れやすい環境ではあったとは思います。

しかし、直筆とされる文面を読んでみると気の毒な面も伺えるというか、
彼がこうやって追い詰められての引退は残念な気もします。

彼が否定するのと違って実際は麻薬に手を染めていたのか、それはわかりませんが、
知人に裏切られてこうやってプライバシーをばらされるとしたら、
そりゃ業界への疑問も大きくなるし人間不信にもなろうというものです。

ゲイであることまでバラされて耐えられなくなたとの表現については、
いや、この時代にLGBTの価値観も守るために引退などせずに
もっと闘うべきだ、なんて声も聞かれるのですが、
知人に裏切られたら誰を頼りに闘えというのでしょう。
それはなかなか酷だと思います。

ま、直筆文面も含め、この引退劇は事務所が整えた、
つまり口では否定しているものの疑惑がクロに近いと悟ったのか、
事務所が成宮を切ったのかもしれませんが、さてどうでしょうか。

仮に成宮がクロだと認められた場合、どうなんでしょうかねフライデーは、
ほうら、芸能界の悪を暴いてやった!と、鬨の声をあげるのでしょうか。

そんなふうに一人の俳優の犯罪を暴くことになったとしてもですよ、
どうも今回の件については正義を感じないんです。
メディアの使命として悪を暴くのだというより、ただ粗探しの芸能ゴシップにしか見えません。

それでいながら、業界から追放するほど人の人生を左右させてしまっていいんですかね。
まったく芸能ゴシップ報道ってのはどこに価値があるのか、まるでわからないなと。

どうせなら一俳優の麻薬なんていう小悪より、もっと大きな悪が世の中にはゴロゴロしてるんですから、
そっちをしょっぴいてもえらえませんかね。


そんなことより、地震ですよ。
環太平洋地域では大地震が頻発してますよ。

今月は7日にインドネシアのアチェでM6.4、
ソロモン諸島沖では9日にM7.7、10日にはM6.9の地震が連続して起こっています。

先月にはニュージーランドでM7.8の地震が起こり、
その数日後に福島沖で大きな地震が起き、広域で津波も観測されました。

ニュージーランドの次に東北の太平洋側で大地震が続けて起こるというのは、
311と同じパターンですね。

インドネシアとソロモン諸島での大地震も、日本での地震に影響するのではないか?
と想像し警戒するのは、不自然でしょうか。

自然の中で生かされている人間に必要なモノとして、
その自然への畏怖と、経験からの学習・想像力だと思うんですが、
どうも日本人はそういうのが苦手なようで、今じゃまるで311なんて、
そして福島の事故なんてなかったかのように、原発再稼働に向けて進んでいます。


こんなときに停止していた川内原発が再稼働しちゃってるワケで、
反原発で当選した鹿児島県の三反園知事もそれを容認しちゃってますが、なんでしょうかコレ。
実は三反園知事は選挙前から原発ムラの中の人で有権者を欺いたんですか。

もしくは原発ムラに対抗しきれずに牙をもがれたのでしょうか。
まあ、どんな脅し・圧力をかけてるかわかりませんからね、あいつら。

それにしたって三反園知事は、自分が言い出した原子力問題検討委員会に、
もともとは原発反対派の人も入れると言っていたのに今じゃ、
そんな発言は覚えてないなんていう体たらくです。

鹿児島からすぐ近くの熊本で起きた連続大地震は忘れたのですかね。
アレが鹿児島でも起こらない保証はないのですよ。

いくら原発施設自体、耐震性あるといったって、一度の地震くらいなら耐えられても、
震度7クラスが続けて起こったときに耐震性を保てるかなんてのはわかったもんじゃありません。

そして先月のニュージーランドと福島の地震、
今月に入ってのインドネシアとソロモン諸島沖でも地震を見ても、
311や熊本地震を思い出しはしなかったのですかね。

そういう警戒心や想像力は持ち得ていないのでしょうか。

ああ、こうやって地方は、日本は、原発ムラの言いなりになっていくのですかね。
そもそも、核のゴミの行き場さえまだ見つからないというのに。


でも電力会社を救うことに対してだけは一生懸命の様子で、
福島第一原発事故の廃炉や賠償の費用は膨れあがる一方で、
その費用の一部は消費者も負担しなきゃいけないんですってね。

ま、これまでも東電にはさんざん公金がつぎ込まれ、電気料金だって上げられてるのですが、
もっと負担せよと。

案によると消費者にとっての新しい選択肢である新電力に、
ふくらんだ費用を上乗せすると。

そんなのどこに正当性があるのかわかりませんが、経産省によると、

 「消費者はこれまで原発のエネルギーを使ってきたから」

なんですと。
呆れてモノが言えないとはこのことです。

なんですかこの口からでまかせは? 子供の言い訳ですか?
一流大学卒の国内最高のエリート集団が考えることがコレなんですから、
暗澹たる思いにもなるってものです。

いやまぁひょっとして彼らは子供の時分にこうした言い訳が認められるくらい、
チヤホヤされて育てららたのでしょうかね。

こんな理屈を許していていいんですか。
こんな原発、本当に必要なんですか。


ねえ週刊フライデーさん、正義の使命感を持っているなら、
この理屈が正当かどうか追求して庶民の疑問に答えてもらえないでしょうか。