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日本を売り飛ばすアベちゃんのアメリカ行脚

2015-04-30 23:37:24 | 国際・政治
アベちゃんが日米首脳会談云々でアメリカに行ったくらいで、
なんでそんなに大ニュースになっちゃうのかワケわかりませんでしたが。

しかも、日本の首相で初めてのアメリカ両院議会での演説だと大騒ぎなワケで。
特にNHKのヨイショっぷりたるや。

この演説実現がまるで歴史まれに見る大偉業みたいな論調なんですけど、
既に韓国のイ・ミョンバクもパク・クネもやってることなんですから、
これが100歩譲って政治家としての功績だとしても、
既に韓国の二人にはとっくに先を越されてるワケで、
せいぜいやっと追いついた程度なんですけどね。


さて、アベちゃんは演説はを英語で行ったんですけれども、
アベちゃん、英単語一つ一つ口にするんですね。

 ジャパンズ、、アグリカルチャー、、イズ、、アット、、ア、、クロスロード

みたいなカンジでですね。
しかもその発音が、あの滑舌でベチャベチャしてて、耳障りで聞きづらいのですけど。


アベちゃんは演説の練習のしすぎで夫人に厭きられた、
なんてエピソードを晩餐会で披露してましたが、
練習をしすぎたらしいクオリティがあの演説です。

そもそも、演説の練習たくさんしてます!なんて明かす政治家は初めて見ましたよ。
恥ずかしいというか、それともアベちゃん流の自虐ジョークなんでしょうか。

まあ、英語が不得手だとしてもそれは別にいいですよ、
伝える意志が十分にあればですね。


とか軽く考えていたのですが、
なんと演説の内容はとんでもなく日本を売り飛ばすモノで、
まさに日本国民にとって重大なことであったのでして。

しかもその演説内容は、演説っていうより、アメリカさんに隷従します、
とでもいうような宣言書かってカンジなのです。


沖縄に自衛隊にTPP、アメリカさんの意向の通りにしますよと、
そんな内容だったワケでね、まさに日本を売るのかよっていう。

沖縄は米軍基地であり続けます、
自衛隊は世界中どこでも米軍支援のため武力行使をします、
貿易では日本に不利であろうとアメリカさんの決めたルールに従います、と。


まあアベちゃんに大変なことを言わせちゃったのですが、
これって日本国民から反発を喰らうようなこと満載だったと思いますが、
この演説のタイミングがまた日本時間の深夜0時過ぎと、
日本国民が寝静まった頃に言っちゃえっていう、
そんなコレも作戦だったのかと思わせてくれます。


その演説は、アベちゃんは英語で行ったんですが、
ご丁寧にNHKは早速、日本語に訳して全文掲載してくれています。

 安倍首相米議会演説 全文


例えば、TPPを成し遂げましょう!なんて言ったり、
日本の農業の大転換だとも言ってたりしてましてね。

つまり、現状の日本の農業を売り飛ばすつもりだよなこいつ、ってなカンジで。
じゃあ、これまで主張してきた聖域はどうすんのかと。

いや、もはや、そんな聖域ってもんはなし崩しにしますよと、
いう宣言なんじゃないのかと思われるのでして、
それじゃあ全く日本国民との約束を守ってないじゃん、と。


それでもまぁアメリカからしたら、特に自動車分野のハナシとか、
TPPに関してはこの演説内容だけでは不十分だったみたいなのですが。

でも、アベちゃんの国賓級「扱い」で演説の場を「与えてもらった」見返りで、
農業も含めて裏で握ってるところはあるんじゃないのかと疑いますけどね。


それより、農業や自動車よりも、TPPと言えばISD条項とか、医療や保険、
知財はどうなっちゃうんでしょう、そんあ不安の方が大きいのですが、
アベちゃんによるとTPP成し遂げましょうってことですから、
日本としてはかなりの譲歩をしちゃうんじゃなかと、
それがもう規定路線ではないのかと、不安にもなるってものです。

その内容はまだよくわかりませんが、
アメリカ議会に気に入られるようなことが非公式に進んでいるとすると、
それは日本にとって不利なものになってそうだという感が拭いきれません。


それとまた、過去に戦いを交えた2国だけども今はいい関係です、
なんて言っちゃってるワケですが、それってただ日本がアメリカに
アタマ上がらないってだけのハナシなんじゃね、と。

そりゃあ日本がひたすら媚びへつらっているのですから、
アメリカにとってもイイ関係、ってことになるんでしょうけどね。


そんで、その売国演説の翌日の日経平均は大幅下落となりまして。

でもま、売国宣言をしたってアリバイも残しましたし、
統一地方選が終わりましたから、アベちゃん政権としてはもはや、
株高などどうでもいいのかもしれません。


そんなこんなでまあ、カッコ良さげにアメリカ議会での演説をしました、
なんてアベちゃんを大マスコミは持ち上げているのですが、
その中身は日本を売るモノだった、というオチなんですが。

そんなことのために、アベちゃんを持ち上げる必要があるのですかね。
むしろ、アベちゃんの功績みたいなカンジの論調になっているのですが。


アベちゃんのパフォーマンスなんかどうでもいいと考えてましたが、
演説内容がここまで日本を売るような内容になっていると、
アベちゃん訪米に対するしらけとか、マズかったんだと思います。

もっと批判的に監視すべきでした、日本全体として。
でも、そんな権力監視がないがしろになっている現在、
そんなことは望むべくもないのですけれども。。
 

ネパール地震も自然界から日本にとっての警鐘と捉えられないのか

2015-04-28 21:08:46 | 社会・経済
  


以前、セイコーの「サガルマータ」という腕時計を持っていたのですよ。

セイコーにはプロスペックスというスポーツ系のブランドがあって、
その中でも山登り系のモデルにランドマスターというシリーズがあります。

サガルマータはアルピニストの野口健氏監修のランドマスターです。
「サガルマータ」とはネパール語でエヴェレスト山を意味します。

緑色が好きな自分は文字盤のグリーンに惹かれて買ってしまったのですが、
デカくてワイシャツの袖に収まらないこともあって数年前に手放したのです。
今考えると、もったいなかったかなあ、とも思うのですが。


で、文字盤のグリーンはエヴェレストのイメージなのかなと、
勝手に妄想もしておりましたが、そのネパールで大変な地震が起きました。

犠牲者数の規模としてはもう311並みといってさしつかえありません。
犠牲となった方々、遺族、ネパールの方々にお見舞い申し上げます。


地震国の日本としても、こうした他国の大地震を見るにつけ、
他人事ではないと誰しもが思うことでしょう。

日本はこうした災害への援助などにこそ、
積極的平和主義とやらで貢献して欲しいものですが。


一方で、ネパールの建築物の耐震性が脆弱だから被害が大きくなったのであり、
耐震性で勝る日本では同じ規模の地震が起こったとしてもそうはならない、
そんなふうに考えている人も多いのではないでしょうか。

だって、311で福島第一原発が事故を起こしたのにも関わらず、
今後地震が起きても火山の噴火があっても原発の事故には至らない、
なんて言ってまだ原発を維持推進しようとしているのですから。

ネパール地震の少し前にはチリでの火山噴火もありました。
茨城ではイルカの大群が座礁しました。

イルカの座礁についてはいろんな説があって地震とは関係ないとも言われますが、
実際にはよくわかってないですし、その原因も特に一つとは限らないでしょうから、
地殻変動などを察知したことなどによって方向感覚を失うとか、
そうした可能性も原因の一つであるかもしれません。
311の数日前には同様の現象もありました。


それから、結局は地殻活動とは関係なさそうですが、
北海道の知床では突然、海底が隆起して陸地になる、なんてこともありました。

これはどうやら地滑りによる影響によるものらしいのですが、
でも、これらのどれもこれもが、科学や技術を過信する人類への、
とりわけ原発の安全性を盲信する日本への、十分な警鐘たりえてるのではと、
思うところですが、多くの人にそういう想像力は働かないのでしょうか。


エヴェレスト自体、地と地がぶつかりあって隆起したものですから、
ネパールも地震は多かったのですけど、ここまでの被害になるとは
あまり予測されていなかったのでしょう。

だから、いくらネパールと日本では建築物の耐震性が違うとか、
原発はより安全だとか言ったところで、そんな大きな被害には
ならんだろうという甘い態度を持っているところは一緒なのです。


耐震性とか安全性を突き詰めたとしても、
それを凌駕する自然の力にはどうしようもないワケです。

精一杯頑張ったけど自然には敵わなかったね、ってのは、
原発では、原発だけはマズいのです。

だって、汚染されたらその土地が半永久的に死んでしまうからですよ。
人間に放射能汚染を食い止める、あるいは回復することができないからですよ。

そんなことを起こさないために、原発の安全性?を高めるのか、
それとも原発自体を止めるのか。


昨年は御岳山での噴火で登山者に犠牲も出ましたけども、
今は蔵王山や吾妻山などで火山性微動が見られるということで、
噴火への警戒が高まっています。

地震や火山噴火でなくても、知床のような現象が起こったとき、
原発は影響皆無でいられるものなんですかねえ?


それでも政府のエネルギーミックス素案では2030年頃の
発電における原発の割合を20%以上に掲げているようですが、
原発をゼロにするとの判断がドイツやスイスなどにできて、
原発事故を起こした日本に、地震国・火山国の日本に
そうした判断ができないのはどうしたことなんでしょうかね。
 

福井地裁と正反対の鹿児島地裁の原発再稼働判断

2015-04-22 23:27:37 | 社会・経済
14日、福井県の高浜原発について、福井地裁が再稼働を差し止める決定が
なされたばかりですが、22日には鹿児島地裁で全く逆の判断がされました。


 川内原発:再稼働差し止め認めず…鹿児島地裁決定

 九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の
 再稼働差し止めを九州の住民らが求めた仮処分の申し立てに対し、
 鹿児島地裁(前田郁勝裁判長)は22日、申し立てを却下する決定を出した。
 福井地裁が14日に関西電力高浜原発3、4号機の再稼働差し止めを命じる
 仮処分決定を出していたが、判断が分かれた。
 九電は予定通り7月上旬の1号機再稼働を目指す。
 住民側は福岡高裁宮崎支部に即時抗告する方針。

 仮処分は川内原発運転差し止め訴訟の原告団の一部である鹿児島、
 熊本、宮崎県の住民12人が申し立てていた。
 前田裁判長は「具体的危険性を検討しても申立人の人格権が
 侵害されるおそれは認められない」と判断。

 川内原発は2014年9月、原子力規制委員会の新規制基準の適合性審査に
 全国で初めて合格。1号機の再稼働に向け、規制委が使用前検査を実施している。

 主な争点は
 ▽耐震設計の基準となる基準地震動(想定する地震の最大の揺れ)や新規制基準の適否
 ▽火砕流を伴う巨大噴火の可能性
 ▽周辺自治体が策定した避難計画の実効性。
 前田裁判長は規制委の新規制基準について
 「最新の調査・研究を踏まえており、内容に不合理な点は認められない」とした。

 ◇合理的と言えない…住民側弁護団長の森雅美弁護士の話
 九電の主張だけを取り入れ、合理的な決定とは言えない。
 非常に残念な決定で不満に思っている。だが(却下の決定は)予想もできたことで、
 不服申し立てをして屈することなく闘っていきたい。

 ◇主張が認められた…九州電力のコメント
 今回の決定は、川内原発の安全性は確保されているとの当社のこれまでの主張が
 裁判所に認められたものであり、妥当な決定をいただいたと考えている。
 今後とも、更なる安全性・信頼性向上への取り組みを自主的かつ継続的に進め、
 川内原発の安全確保に万全を期してまいります。

 ◇規制委はコメントする立場にはない…規制庁
 原子力規制庁は22日、鹿児島地裁の仮処分申し立て却下の決定を受け
 「原子力規制委員会は当事者ではないため、決定についてコメントする立場にはない」
 とのコメントを発表した。


とまあ、人格権の侵害についても新規制基準の合理性についても、
福井地裁とは全く逆の判断となっております。

こうした高度な科学的案件についてその合理性や正当性を、
司法という範疇でどこまで踏み込んで判断できるのかとなると、
なかなか見極められそうにありません。

鹿児島地裁が言っている新規制基準についての評価も、
専門家がたくさん議論したんだから合理的なんじゃね?なんてのは、
およそ重要な決定をあずかる裁判所の判断としては大いに疑問なのですが、
じゃあ、ナニを根拠にその判断を司法がすべきかというと難しそうです。

ですから福井地裁と鹿児島地裁のどちらが正しい・正しくないとは、
一概に言えないことでしょう。


福井地裁の決定が出たときは、科学的でないのではないかという
批判がありましたけど、その批判をした人々は、
今回の鹿児島地裁の判断については科学的だと容認できるのですかね?

その逆の疑問も当然あるワケですから、明快な答えは存在しないでしょう。


ただま、個人的に思うのは、どちらがより科学的根拠に基づいているかより、
より人間的で理性的なのはどちらかということで、それで言えばやっぱり
福井地裁のほうだと思うのですよね。

そうした視点が司法に必要かとなると、また違うかもしれませんが。


再稼働に賛成する見方にあるのは、地域の経済といった目先のことや、
事故はたぶん起こらないという新たな安全神話への妄信、
もしくは万が一起こったときの事故への無関心と無責任、
そして未だ解決策のない放射性廃棄物の処分の放置、でしょうか。

それでいて原発再稼働が合理的というのは人間的・理性的とは思えないのです。


まあ、そうじゃなくて安全保障もあるし、即物的な利益追求もあるんだよと、
いう考えがあるのも理解はしますけど自分としては、原発なしの生活で、
なくて多少困ることがあったとしても、それに見合った生活をすれば
いいのではと思うのですが、現代人には今やそれも難しいでしょうか。

それににしたって、福島第一原発事故を見てもわかるように、
エネルギー政策の中でも原発にだけ異常に国の補助がなされているようで、
なんかアンフェアなカンジがするんですけどねえ。

それだけで黒い裏のもとに動いてるんじゃねえのっていう。
そういう不信も個人的には強いのですが。
 

嫌中・嫌韓は古代から受け継ぐコンプレックスなのだろうか

2015-04-20 22:59:38 | 日記
自分のアメリカ嫌いも他人のこと言えませんが、
嫌中の方々ってのは、ちょっとしたことに喰いつくもんなんですねえ。。

辺野古への基地建設に反対する沖縄県の翁長知事の娘が、
中国共産党の幹部と結婚してるとの情報が拡散されたようですが。


 えっ~!翁長・沖縄県知事の娘さんは中国共産党幹部の息子と結婚しているってほんとなの? 


上記ブログでは「ほんとなの?」と言ってますが、デマのようです。


 安倍政権 「翁長沖縄知事は中国の手先」との情報工作進める

 普天間飛行場の辺野古移設に反対する翁長雄志・沖縄県知事に対し、
 徹底した会談拒否方針を貫いてきた安倍政権だったが、急遽、
 方針を一転させて菅義偉・官房長官が沖縄を訪問。翁長知事と会談した。
 基地移設について「粛々と進めていく」と語る菅官房長官に対し、
 翁長知事が「上から目線」だと批判をすると、
 菅氏はすぐに「粛々と」は封印すると語った。

 宥和姿勢を装う裏で、政府側は翁長知事に対する情報工作を進めている。
 本誌が昨年12月、沖縄知事選の情勢を取材していると、
 複数の公安や内閣情報調査室(内調)の関係者から
 「翁長の疑惑を何か掴んでいないか」という探りが入った。
 同時期、別の情報機関の関係者が沖縄県に入り、翁長氏の当選を阻むための
 スキャンダルを探し回っていたという証言もある。

 結局、翁長氏は仲井眞弘多氏に大差をつけて勝利したが、
 辺野古移設問題が暗礁に乗り上げるやいなや、
 虚実ないまぜのネガティブキャンペーンが展開された。
 「翁長は中国と近すぎる危険人物」という情報である。

 一つが、那覇市の若狭緑地に建設中の中国風のモニュメント「龍柱」
 をめぐるものだ。市の都市計画マスタープランでは、那覇西地域で
 「中国とのゆかりが深い歴史性を生かしたまちづくり」を推進。

 福建省・福州市との友好都市締結30年を記念し、
 「那覇の新しい玄関口としての魅力を高めたい」と龍柱建設を計画した。
 それは翁長市長時代に決められたプランであり、「翁長氏に中国側から賄賂が流れた」
 という怪情報が地元で流されているのである。
 加えて「龍柱が完成したら、龍の目は上海を向く」という
 イチャモンのような話も広められた。

 菅官房長官の沖縄入りと前後して、情報工作はさらに熱を帯びた。

 「翁長知事の娘は長く中国に留学していた」
「娘は、上海市政府に勤める中国人と結婚している。
 相手は習近平人脈に連なるエリート共産党員だ。
 中国に行ったままなかなか帰国を認めてもらえない。
 人質に取られているも同然だから、基地問題で中国寄りの姿勢をとらざるを得ない」

 そんな内容で、一部のネットメディアにリークされ、
 同じタイミングで自民党議員や番記者たちも噂を広めていた。
 それがネトウヨたちに転載されて一気に広がった。

 しかし実際は、娘は結婚も留学もしていない。
 「龍の目が上海を向く」も、単に空港からの車の流れや港に着く船からの
 人の動線を考慮して「海側に向けられただけ」だった。

 さらに、翁長知事が福州市から「名誉市民賞」を受けているとする情報も広がっている。
 だから「中国寄り」というわけで、やはりこれもネットで「売国奴だ」と
 批判の対象になった。名誉市民賞は事実だが、実態は友好都市として
 歴代那覇市長と福州市幹部が「名誉市民」の称号を交換してきた歴史があるだけだ。

 安倍政権は「情報収集能力強化」を謳うが、この程度のお粗末な情報工作に
 手を染めているようなら、児童会選挙のスパイごっこレベルである。
 何より、沖縄の市民感情も日本の国防も本気で考えていない証左になる。


ま、この記事だってどこまで正確か自分には判断しかねますが、
どうやら翁長知事の娘が中国共産党幹部と結婚しているから
知事が中国への利益誘導しているような話はデマのようです。

なんですが、冒頭のブログはアベちゃん政権に対抗する翁長知事の
攻撃材料ということで、躍起になって拡散された向きがあります。


これに乗じて我らが閣下・田母神センセーも勇ましいツイートをしておりました。


 田母神俊雄 @toshio_tamogami
 沖縄県知事翁長氏の娘さんは中国の北京大学に留学後、
 上海の政府機関で働く中国人男性と結婚。
 その男性は中国共産党・太子党幹部の子息だそうです。
 翁長氏の普天間基地の辺野古移転反対もこれだと理解できますね。
  →  https://youtu.be/SrN1Oz-OdGM


で、まあ、早速、それはデマとのツッコミが殺到しているようであります。


しかしですよ、仮に翁長知事の娘が本当に中国人と結婚していたとしても、
それが問題なのでしょうか。

やれやれ、なんだってまた、中国と仲良くしたり、
中国のことを評価したりすると反日になるのでしょうね。
中国、もしくは韓国と言うだけでなんだってこんなに反発するのでしょう。

え、反日国家だから?
だったら日本も反中・反韓国家だから、おあいこなんでしょうかね。


この手の、中国人嫌いみたいな話題が職場の同僚との会話に
のぼることもあるのですけど、そういうときは困ってしまいます。

自分の職場は東京の銀座なのですけど、中国人観光客がとても多いのです。
で、周りが言うに、あいつら邪魔だ、変だと蔑み罵るワケです。

日本が観光誘致して、そこに来てくれてるお客様じゃないですか。
銀座の経済は彼らなしには廻らないんじゃないの?ってくらいです。


まぁね、確かに中国人観光客は多過ぎて、
自分でも道を歩いていて邪魔と思うことは正直、ありますよ。
でも、それを態度にしちゃいけないんじゃないかなと。

だって、日本人の団体観光客がどこか海外に行ったとして、
現地の人は日本人邪魔だなと、金遣いが荒くて下品だなと、
そう言われてるかもしれないのです。

そういう態度をされて悔しくないですか。
それとも、それを受容しますか。


そんでまた政治・外交の世界では、中国が主導するAIIBについて、
プロセスが不透明だとかなんとか言って日本は距離を置いているのですが。

一方、TPPに関してはコメと自動車の議題も大詰めだそうですね。
コメのアメリカからの年間輸入量5万トンから、アメリカの主張する
20万トンまでは行かないまでも、10万トンへの増加で提案しているようです。

聖域って、なんだったんでしょうかね。
守るつもりあるのでしょうか。

だって、AIIBが不透明だって言っておきながら、
TPPには交渉に加わらないと中身がわからない、なんて言って参加したのですよ。
そんで聖域とした品目まで売り飛ばすかもしれないのですよ。

つまり、AIIBへの日本政府の態度は論理性や戦略性があるのではなく、
中国への反発とアメリカへの服従でしかないってことです。


最近、日本書紀など読んでまして、それでふと思ったのは、
古代日本は中国や朝鮮から文字に学問、宗教、思想、神話、政治制度、
農耕、技術などを輸入し、取り入れてきたのですよね。

つまり大陸文化を後追いして、彼らに習ってきたのですが、
そこに負い目というかコンプレックスみたいなものが、
日本人の根底にあったりするのではないかと。

それが人によっては、中韓へのアレルギーとなって、
態度に発現しているのではないかと。

近代の日清戦争だとか第二次世界大戦時の状況だとか、
パックス・ジャパーナとまで言われた、アジアの盟主としての
日本の成功体験もあいまっているのでしょうけど。


要は、日本が中国より韓国より優れていて上なんだと、
ナニがどうあれ盲信していたいのでしょうかね。
それが中国・韓国への無条件の反発となるという。

最近プレゼンスがますます増した中国に対する、
日本人ならではのねたみやっかみがそうさせているのでしょう。

そこに古代からの大陸へのコンプレックスが加わっている、
そういうことじゃないかと。

ただ単に中国や韓国より、どっちかっていうとアメリカ、みたいな、
選択の問題ってことではないように思われますね。
 

ヨーグリーナ レモンジーナ ヤマトンチュ

2015-04-19 21:23:29 | 社会・経済



サントリーの新商品「南アルプスの天然水&ヨーグリーナ」が、
売れ過ぎで出荷を一時停止するとのことですね。
同社は需要予測に甘さがあったと謝罪してますが。

これと同じことって、ついこの間「レモンジーナ」でもありましたね。
そのときは、「レモンジーナは土の味がする」との噂が広がり、
それが商品への興味をかき立てることになったのかもしれません。


 「レモンジーナ」は土の味!? Twitterに報告相次ぐ どうしてこうなった……


ま、自分も、だったら試してみよう!なんて、買う気にさせられましたからね。

しかしこの「土の味」の噂、コレ、新手のバズプロモーションではないかと、
性悪の悪い自分はとっさに疑ったのですが、どうだったのでしょうかね。

それは分かりませんが、レモンジーナは商品供給が追いつかないくらいの
ヒットとなったワケでして。

それから間をおかずに今度はヨーグリーナが売れ過ぎで出荷停止でしょう。

これ、ホントにたまたま続いたの?と、あえて品薄にして大人気を印象づける、
サントリーの確信犯的プロモーションなのではと疑われています。

どうなんでしょうか、レモンジーナでは「土の味」バズプロモーション、
その副産物で「品薄」がかえって宣伝になったことで味を占め、
この品薄プロモーション、次でもやってみよう!ってなことになったんでしょうか。

同社は幹部が記者会見で故意の品薄を否定していましたがどうなんでしょうか。
事業部や宣伝部が広告会社あたりと組んで勝手にやらかしたんじゃないですかね。


さて、メディアの利用では政府も負けていません。

先日、沖縄県の翁長知事とアベちゃんとの会談を実現させまして、
いかにも政府が沖縄に歩み寄りを見せてるかのような絵を発信しております。

そして、政府御用達のメディア、例えば日本経団連の社説はこんなカンジです。


 首相と沖縄知事は粘り強く対話を重ねよ

 安倍晋三首相と沖縄県の翁長雄志知事が昨年の知事選後、初めて会談した。
 双方が主張をぶつけ合うだけの平行線に終わったが、顔を合わせないより
 はるかによい。粘り強く対話を重ねて信頼関係を築けば、必ず道は開けるはずだ。

 約35分間の会談のほとんどは、沖縄県宜野湾市にある米軍普天間基地の
 同県名護市辺野古への移設の是非に費やされた。

 普天間基地は住宅密集地の真ん中にあり、不測の事態がいつ起きても不思議ではない。
 2004年には米軍のヘリコプターが基地に隣接する沖縄国際大のキャンパスに
 墜落する事故があった。

 会談で首相は名護市への移設を「唯一の解決策」と説明した。
 現実を踏まえれば、人口が比較的少ない辺野古への移設によって
 危険性を低減させる日米合意は妥当といえるだろう。

 知事は「沖縄がみずから基地を提供したことはない」と反論し、
 普天間基地の無条件での返還を求めた。
 さらに月末の日米首脳会談で沖縄が移設に反対していることを
 オバマ大統領に伝えるよう要求した。
 知事自らも近く訪米して米政府にじかに働きかける意向だ。

 双方の溝を埋めるのは容易ではないが、
 協議を続ける姿勢が互いにみられたことは評価できる。
 首相は会談で「理解を得るべく努力を続けていきたい」と述べた。
 菅義偉官房長官は記者会見で「この会談を機会に対話を重ねたい」と力説した。

 そもそも会談は4月上旬に沖縄を訪れた菅官房長官に、
 知事が首相と直接対話したいと語ったことで実現した。

 1996年に普天間返還で米政府と合意した橋本龍太郎首相は、
 当時の沖縄県知事だった大田昌秀氏と短期間に20回近くも会った。
 大田氏は結局、普天間代替施設を県内につくることに同意しなかったが、
 橋本氏の真摯な姿勢は県民にも評価する声があった。

 安倍政権もこうした共感を沖縄県民の間に生み出すことができるか。
 知事を説得するにはこうした地道な努力が欠かせない。

 政府と沖縄が話し合うべきは基地問題だけではない。
 自衛隊と民間が共用する那覇空港は分刻みで飛行機などが離着陸している。
 滑走路の増設は南西諸島の防衛にも、沖縄の経済振興にも役立つ。

 普天間移設問題でこうした協議にまで支障が生じたら、
 政府にも沖縄県にもマイナスだ。


いかにも日経は政府寄りの論調でありますね。
沖縄のためにもなるからと沖縄への気遣いを見せているようで、
だから政府の言う通りにせよと言わんばかりです。

例えば、

 粘り強く対話を重ねて信頼関係を築けば、必ず道は開けるはずだ。

ですが、道が開けるとするその意味は、
そのうち沖縄を屈伏させることができるだろう、ってことなんでしょう。


対して、そうした政権の態度を見透かしたか、
翁長知事の最近のツイートにこんなものがあります。


 @onagatakeshi102
 沖縄にすべて押しつけておいて、一人前の顔をするなと言いたい。
 これはもうイデオロギーではなく、民族の問題じゃないかな。
 ぼくは分かった。ヤマトンチュになろうとしても、本土が寄せ付けないんだ

 寄せ付けないのに、自分たちの枠から外れると『中国のスパイだ』
 とかレッテルを貼る。日本の47分の1として認めないんだったら、
 日本というくびきから外してちょうだいという気持ちだよね


うーむ、本土のみなさんはどう感じるでしょうか。

沖縄の多くの人々は、ヤマトンチュからの疎外感みたいなものを
常々抱いているのでしょうか。

一方ヤマトンチュは、遠くになら基地があってもよい、その延長で、
有事があったときには本土でないところで戦闘になってほしい、
と考えてないでしょうか。

いや、誰だって考えると思いますよ。

しかし、基地については沖縄がほとんどの負担を背負ってきたのです。
それはヤマトンチュにとって都合が良かった。

つまり沖縄の人々、本土の人々ともに、
沖縄が日本にとっての棄て地であるのだろうとの認識を、
ある程度共有しているのかもしれません。

だからって、政府の言う通りに受け入れよ、との言い分は、
ヤマトンチュの一方的な驕りじゃないですかね。


まぁ政府としては沖縄との交渉で譲歩するワケにいきませんのでね。
何故ならそうすると、同じことが原発でも続いて起きるかもしれませんから。

政府に取ってはここは沖縄の話を聞くポーズだけ見せておいて、
やり過ごすしかないのでしょう。

そして国民からの理解を得るために、普天間の移設基地が辺野古にあるべき、
沖縄に多くの基地があるべき理由をでっちあげ、メディアを使って垂れ流し、
思考力・想像力のない国民を洗脳しようとするのでしょう。

原発についてもそうだってことです。