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ここ数日、ネットを騒がせていると言えば、なんと言ってもアベちゃんの国会答弁ですね。
「云々(うんぬん)」を「でんでん」と読んでしまったらしいという。。
いやー、アベちゃんは勉強のできる子でないのはわかっていましたが、ここまでとはねえ。
アベちゃんおもしろ過ぎです。
早くも、今年の流行語大賞は「でんでん」、
今年の漢字は「云々」で決まりじゃないかってほどの破壊力がありました。
もうこの件でネットは大盛り上がり。
大マスコミじゃ報道されてないようですがね。
どうやら官邸近くはこの読み間違えを、「云」を「伝」と見間違えたのだ、
なんて言いつくろったりするようなんですが、読めなかったのははっきりしてるんですから、
下手な言い訳はしないほうがよろしいのじゃないでしょうか。
だって、この言い訳の通りだとするとアベちゃんは、
やっぱり役人の作ったペーパーを読むだけなんだな、ってことになりますし、
字を見間違えってことは、この文脈で使用される「でんでん」って日本語があるかのような、
それをアベちゃんが知っているかのようなハナシになっちゃいません?
自分では「でんでん」というと虫の名前しか思い浮かばないのですが、辞書で調べると、
「でんでん」 (大辞林より)
(副)
① 太鼓鼓などの音を表す語。
② 太棹(ふとざお)の三味線の音色を表す語。
(名)
① 太鼓のこと。
② 「義太夫節」の異名。
ってことなんですが。
「〜〜訂正でんでん」。でしょ。うーむ。
とにかくアレでしょうね、この原稿にルビをふらなかった役人は更迭なんでしょうね。
いやですね、別に漢字の一つ二つ読めないからといって政治家失格だとか、
お勉強が出来ないからといって総理大臣失格だとか言うのではないですよ。
それだけで政治家をディスりたいワケでもありません。いや、少しはありますが。
っていうか、この程度の漢字を読めないってのは流石にこっ恥ずかしいですよねぇ?ってことであり、
この知的レベルが漢字だけじゃないんだよねぇこの人は、ってのをまざまざと思い知らされるのでして、
日本人として切ないですねえ、ってことなんですよ。
よく、その国民に似合う政治家が選ばれるものだ、とは言われるところですけども。
さて、このレベルの人が国のトップなんですか?といいますとアメリカのトランプ大統領ですが。
TPPから離脱する大統領へ署名したのに続き、メキシコとの国境に壁をつくることにも署名しました。
国と国との間に壁を作るなんて言いますと確かに、相手を拒絶するとか、
相手を悪と決めつけるかのような、とてもネガティブで攻撃的な態度のように思えます。
まぁそういうことも多少はあるのでしょうけど、トランプがこの件で言っているのは、
不法移民の流入を防がねばならないということですね。だから壁を作るだけでなく監視も強化すると。
もちろんこうした強硬策でメキシコからの不法移民をどれだけ減らせるのかはわかりませんが、
少なくとも、流入完全阻止どうせ無理だからってんで消極的になることなく、
こうした問題への対処が不十分だったところに行動を見せた、ことにはなります。
不法状態を改善させるのであってナニもメキシコと断交するためではない筈ですから、
そこは安易に見間違えないようにしないといけないのではないでしょうか。
って、自分が甘く見間違えているのでしょうかねえ?
まるでトランプを擁護しているように見えるかもしれませんが、別にそんなことはないんです。
ただ、メディア等はやたらトランプを叩くことにばかり必死になって、そうした論調で報道するけど、
本質はこうなんじゃねえの?と思うことがいくつかあるだけなんですけども。
しかしトランプは、イラクやイラン、シリアなど中東・アフリカの7カ国からの入国を制限する大統領令、
そしてパイプライン建設を再開させる大統領令にも署名したとのことです。
このパイプラインは先住民の居住地を無理矢理通過させることと、環境への影響のことから
その住民をはじめとした反対も大きいらしいのですが、建設再開です。
中東・アフリカからの入国を制限するとかいうのも、だったらアメリカは、
そのへんの地域への介入からさっさと手を引いてもらえませんかね。
そうしてアメリカが外国への介入をどんどん止めていけば、
世界はもうちっと平和になりそうな気がするってんですよ。
アメリカなんて移民でできた国のくせに移民を制限し悪者扱いし、
そして先住民の意志はないがしろにするという、
こうした他者への思いやりのなさというのは知性や品格と同様、
いや、それ以上に指導者としてどうかと思いますが、
残念ながらそうした人物を求める人たちによって指導者に選ばれてしまったのですよねえ。
まあ、こうした政策は現代の価値観においては傲慢で独善的で危険でもあるというのが
大方の評価のように思われますが、どうやら一方では歓迎する向きもあるようですよ。
おかげでニューヨーク・ダウが初めて20,000ポイント突破したんですってよ。
先住民の土地や移民の権利やらはないがしろにしたって、カネが儲かればいいらしいです。
なるほど、トランプが大統領になるワケです。
指導者の学力や品格よりも、理念や政策の善し悪しよりも、世の中カネ儲けってことです。
やだやだ。