ついこの間、各国首脳会議があったと思うんですけど、またサミットですか。
先日は大阪でのG20で我らがニッポンが議長国となり自由貿易への意欲を示し、その後ニッポンは、
半導体部品の輸出について韓国を優遇国から除外したのも記憶に新しいところです。
で、今回フランスで行われたG7では、サミット市場初めて首脳宣言の採択が見送られました。
こうして首脳が雁首揃えるまでに事務方が調整していそうなものなのに採択できないとは、ちょっと驚きました。
ま、大きな原因としてはアメリカ・ファーストのトランプなんでしょうけどもね。
この事態にG7サミットの多国間協調といった役割も終焉か、なんて言われておりますが、
確かにアメリカはじめ自国が自国が、ってな利益追求に躍起になる傾向が強くなってきてますから、
協調なんて二の次になるのかもしれません。
それでもG7の各国が、大国を自負すればこそ、世界のために多国間協調に望むのだと、
まだそんな意欲は持ち得ていたりするのでしょうか。
NHKなんかは、このG7で各国の利害衝突が露わになったことで、今こそアベちゃんの役割が大きい!
なんて言ってヨイショしてれるワケですが、いかにも涙ぐましい提灯報道っぷりです。
だってアベちゃんて、イランと友好国の筈なのにアメリカとの橋渡しもできない、
唯一の被爆国だから核を持つ国と持たない国の橋渡しをすると言いながらできない、
外交では結局アメリカさんに隷属するだけじゃないですか。
そんなにアベちゃんの役割が重要ってのなら、核保有国と費保有国との橋渡しに、
G7など多国間協調の推進役になるよう、ハッパかけてみなさいってんですよ。
さて、そんなアベちゃんですが、多国間協調どころか、橋渡し役どころか、
日米貿易交渉で見事にトランプのペットぶりを見せつけてくれましたね。
え〜ナニナニ、アメリカから輸入される牛肉と豚肉では?TPPの水準まで関税を下げ?
アメリカへの自動車の輸出では?日本が求めていた関税撤廃は見送り?先送り?
なんだそうです。
が、ソレをアベちゃんはウィンウィンだと、大マスコミは成果だと評価してたのですが。
農産物に関してほぼアメリカの要求は通り、一方、自動車分野で日本の要求は通らなかったというのにです。
まぁ言うには、自動車への関税は現状維持で良かった良かった、ということらしいんですよ。
だってアメリカは追加関税を考えていたらしいですから。
日本車への高関税、排除せず トランプ氏の会見
トランプ米大統領は26日の記者会見で、日本車に高関税を課す措置を
「現時点では」考えていないと述べ、将来的な発動は可能だとの認識を示した。
日米は貿易交渉で大枠合意し、9月下旬の正式署名を目指すが、
交渉カードとしての自動車関税を“温存”し、さらに対日貿易赤字の是正を迫る構えだ。
トランプ氏は先進7カ国首脳会議(G7サミット)の閉幕に合わせ会見した。
日米両政府は25日に貿易協定について合意した。
トランプ氏は会見で、交渉がまとまったことから自動車関税は当面発動しないが、
「やろうと思えば後日できる」と指摘し、選択肢を手放さない考えを示した。
トランプ氏は26日、記者団に対し、巨額の対日貿易赤字に不満を表明した。
協定内容の詳細を詰め、9月下旬に署名できると自信をみせる一方、
「米国にはさまざまなカードがある」と強調。
日本が署名を拒めば、自動車関税の発動も視野に入れて対処すると示唆していた。
日本から米市場への輸入車には通常2・5%の関税が上乗せされる。
日本は貿易交渉で、農業市場の開放を認める引き換えに、米国に対し、
自動車に通常かける関税の撤廃を求めていた。
トランプ氏は記者団から、交渉の大筋妥結に際して関税撤廃をしないかと聞かれ、
「なんで、そんなことをするのか? 教えてくれ」と否定した。
米政府は「通商拡大法232条」に基づき、自動車・同部品の輸入が
安全保障を脅かす恐れがあるとし、最大25%の追加関税を検討。
トランプ氏は5月に判断をいったん先送りしたが、11月に再び判断期限を迎える。
いっやあトランプ大統領、関税撤廃どころか追加関税ヤル気満々じゃないですか。
まるで日本の要求を聞いてくれそうにないじゃないですか。
これでウィンウィンとは一体、、、 でもアレですか、
自動車への追加関税の恐れもあったのにソレを農業差し出すことで回避した!
だからウィン!
ってことなんでしょうかねえ。
だって他に日本は、買い手の付かないアメリカのトウモロコシを大量に買い取るらしいんですよ。
中国が輸入しない米のトウモロコシ 日本が買います
今回の日米首脳会談を受け、日本がアメリカ産のトウモロコシを追加で輸入することになりました。
国内で害虫の被害が確認されたため、日本企業が輸入を前倒しするということです。
これは安倍総理大臣とトランプ大統領が共同の記者発表で明らかにしたものです。
政府関係者によりますと、追加で輸入するのは飼料用のトウモロコシおよそ250万トンで、
年間の輸入量の3か月分にあたる規模だということです。
国内で新たな害虫が確認され、今後供給に不安が生じることも懸念されるため、
トウモロコシの輸入の90%以上を占めるアメリカから、日本の企業が9月から輸入を前倒しすることになるとしています。
記者会見でトランプ大統領は米中の貿易摩擦の影響でアメリカから農作物の輸出が減少していることを踏まえ、
「中国は約束したことを実行しないため、アメリカのいろんな地域でトウモロコシが余っている。
安倍総理が購入してくれるのはとても大きな取り引きだ」と述べました。
トウモロコシの追加輸入は来月の署名を目指す日米の貿易交渉とは別の扱いで、
日本政府としては害虫対策のための民間の措置だとしていますが、
トランプ大統領が重視するアメリカの農家対策にもつながる側面があると判断したものと見られます。
なんとアベちゃんによると、国内で害虫が発生したからコレ良いことにアメリカのトウモロコシを買う、
ってことなんですが、まぁ明らかな大嘘を堂々とつけるところがアベちゃんの強みですね。
そりゃ害虫なんてあるでしょうけど、どこでどれだけの被害があったのか教えて欲しいモノです。
っていうか、輸入するトウモロコシは飼料用で、もともと飼料用トウモロコシの99%は輸入品なのに、
国内の害虫のせいでなんでまた輸入を大量に増やさなければならないのでしょうか。
やっぱりコレはアレですよね?
参院選前にトランプが言った、参院選後に発表できる、つまり参院選には明かせなかった大きな取引、
のコトなワケですよね?
ってことですから、トウモロコシだろうが武器だろうが、売れない在庫を一手に引き受けますよ、
ってんですけど、ウィンウィンどころか日本はアメリカにとって都合の良い財布ってだけでしかないワケで、
そんな屈辱外交をウィンウィンと呼ぶのですから、日本って国はよっぽど平和なのかもしれません。
コレが敗戦国の姿と言えばソレまでですけども。
そういえば日本はアメリカをTPP交渉に引き入れると意欲を見せながら失敗したかに見えましたが、
コレはコレでTPP,,, Trump Pacific Partnership の構築はしてるワケなんですね。
先日は大阪でのG20で我らがニッポンが議長国となり自由貿易への意欲を示し、その後ニッポンは、
半導体部品の輸出について韓国を優遇国から除外したのも記憶に新しいところです。
で、今回フランスで行われたG7では、サミット市場初めて首脳宣言の採択が見送られました。
こうして首脳が雁首揃えるまでに事務方が調整していそうなものなのに採択できないとは、ちょっと驚きました。
ま、大きな原因としてはアメリカ・ファーストのトランプなんでしょうけどもね。
この事態にG7サミットの多国間協調といった役割も終焉か、なんて言われておりますが、
確かにアメリカはじめ自国が自国が、ってな利益追求に躍起になる傾向が強くなってきてますから、
協調なんて二の次になるのかもしれません。
それでもG7の各国が、大国を自負すればこそ、世界のために多国間協調に望むのだと、
まだそんな意欲は持ち得ていたりするのでしょうか。
NHKなんかは、このG7で各国の利害衝突が露わになったことで、今こそアベちゃんの役割が大きい!
なんて言ってヨイショしてれるワケですが、いかにも涙ぐましい提灯報道っぷりです。
だってアベちゃんて、イランと友好国の筈なのにアメリカとの橋渡しもできない、
唯一の被爆国だから核を持つ国と持たない国の橋渡しをすると言いながらできない、
外交では結局アメリカさんに隷属するだけじゃないですか。
そんなにアベちゃんの役割が重要ってのなら、核保有国と費保有国との橋渡しに、
G7など多国間協調の推進役になるよう、ハッパかけてみなさいってんですよ。
さて、そんなアベちゃんですが、多国間協調どころか、橋渡し役どころか、
日米貿易交渉で見事にトランプのペットぶりを見せつけてくれましたね。
え〜ナニナニ、アメリカから輸入される牛肉と豚肉では?TPPの水準まで関税を下げ?
アメリカへの自動車の輸出では?日本が求めていた関税撤廃は見送り?先送り?
なんだそうです。
が、ソレをアベちゃんはウィンウィンだと、大マスコミは成果だと評価してたのですが。
農産物に関してほぼアメリカの要求は通り、一方、自動車分野で日本の要求は通らなかったというのにです。
まぁ言うには、自動車への関税は現状維持で良かった良かった、ということらしいんですよ。
だってアメリカは追加関税を考えていたらしいですから。
日本車への高関税、排除せず トランプ氏の会見
トランプ米大統領は26日の記者会見で、日本車に高関税を課す措置を
「現時点では」考えていないと述べ、将来的な発動は可能だとの認識を示した。
日米は貿易交渉で大枠合意し、9月下旬の正式署名を目指すが、
交渉カードとしての自動車関税を“温存”し、さらに対日貿易赤字の是正を迫る構えだ。
トランプ氏は先進7カ国首脳会議(G7サミット)の閉幕に合わせ会見した。
日米両政府は25日に貿易協定について合意した。
トランプ氏は会見で、交渉がまとまったことから自動車関税は当面発動しないが、
「やろうと思えば後日できる」と指摘し、選択肢を手放さない考えを示した。
トランプ氏は26日、記者団に対し、巨額の対日貿易赤字に不満を表明した。
協定内容の詳細を詰め、9月下旬に署名できると自信をみせる一方、
「米国にはさまざまなカードがある」と強調。
日本が署名を拒めば、自動車関税の発動も視野に入れて対処すると示唆していた。
日本から米市場への輸入車には通常2・5%の関税が上乗せされる。
日本は貿易交渉で、農業市場の開放を認める引き換えに、米国に対し、
自動車に通常かける関税の撤廃を求めていた。
トランプ氏は記者団から、交渉の大筋妥結に際して関税撤廃をしないかと聞かれ、
「なんで、そんなことをするのか? 教えてくれ」と否定した。
米政府は「通商拡大法232条」に基づき、自動車・同部品の輸入が
安全保障を脅かす恐れがあるとし、最大25%の追加関税を検討。
トランプ氏は5月に判断をいったん先送りしたが、11月に再び判断期限を迎える。
いっやあトランプ大統領、関税撤廃どころか追加関税ヤル気満々じゃないですか。
まるで日本の要求を聞いてくれそうにないじゃないですか。
これでウィンウィンとは一体、、、 でもアレですか、
自動車への追加関税の恐れもあったのにソレを農業差し出すことで回避した!
だからウィン!
ってことなんでしょうかねえ。
だって他に日本は、買い手の付かないアメリカのトウモロコシを大量に買い取るらしいんですよ。
中国が輸入しない米のトウモロコシ 日本が買います
今回の日米首脳会談を受け、日本がアメリカ産のトウモロコシを追加で輸入することになりました。
国内で害虫の被害が確認されたため、日本企業が輸入を前倒しするということです。
これは安倍総理大臣とトランプ大統領が共同の記者発表で明らかにしたものです。
政府関係者によりますと、追加で輸入するのは飼料用のトウモロコシおよそ250万トンで、
年間の輸入量の3か月分にあたる規模だということです。
国内で新たな害虫が確認され、今後供給に不安が生じることも懸念されるため、
トウモロコシの輸入の90%以上を占めるアメリカから、日本の企業が9月から輸入を前倒しすることになるとしています。
記者会見でトランプ大統領は米中の貿易摩擦の影響でアメリカから農作物の輸出が減少していることを踏まえ、
「中国は約束したことを実行しないため、アメリカのいろんな地域でトウモロコシが余っている。
安倍総理が購入してくれるのはとても大きな取り引きだ」と述べました。
トウモロコシの追加輸入は来月の署名を目指す日米の貿易交渉とは別の扱いで、
日本政府としては害虫対策のための民間の措置だとしていますが、
トランプ大統領が重視するアメリカの農家対策にもつながる側面があると判断したものと見られます。
なんとアベちゃんによると、国内で害虫が発生したからコレ良いことにアメリカのトウモロコシを買う、
ってことなんですが、まぁ明らかな大嘘を堂々とつけるところがアベちゃんの強みですね。
そりゃ害虫なんてあるでしょうけど、どこでどれだけの被害があったのか教えて欲しいモノです。
っていうか、輸入するトウモロコシは飼料用で、もともと飼料用トウモロコシの99%は輸入品なのに、
国内の害虫のせいでなんでまた輸入を大量に増やさなければならないのでしょうか。
やっぱりコレはアレですよね?
参院選前にトランプが言った、参院選後に発表できる、つまり参院選には明かせなかった大きな取引、
のコトなワケですよね?
ってことですから、トウモロコシだろうが武器だろうが、売れない在庫を一手に引き受けますよ、
ってんですけど、ウィンウィンどころか日本はアメリカにとって都合の良い財布ってだけでしかないワケで、
そんな屈辱外交をウィンウィンと呼ぶのですから、日本って国はよっぽど平和なのかもしれません。
コレが敗戦国の姿と言えばソレまでですけども。
そういえば日本はアメリカをTPP交渉に引き入れると意欲を見せながら失敗したかに見えましたが、
コレはコレでTPP,,, Trump Pacific Partnership の構築はしてるワケなんですね。