Do you remember rock'n' roll radio?

Macとか音楽とかサッカーとか気にくわないニュースとか、独りよがりの邪推と妄想

ダイソンの掃除機が届いて思う

2010-11-29 23:54:25 | 日記


ダイソンの掃除機を買ってしまいました。
DC26という、ダイソンの中ではコンパクトな機種。

ダイソンについては、会社の同僚の何人かから薦められていたのですよね。
凄くゴミを吸うから凄くいいと、排気がキレイだから凄くいいと。

それにつられて興味を持つようになっていたのですが、吸引力が強い一方、
音がデカすぎる!といったマイナス評価もあり、うーん、やっぱりなんだかんだ言っても
家電は日本製がいいかな、なんて考えていたのですが。

某ネットショップで時間限定で安く売っていたのを発見し・・・
思わず、ポチってしまいましたとさ。。。





さて、そんなダイソンのDC26が週末に届いたのですが、まず驚いたのは箱の小ささ。
この機種自体が小さいのですが、それでもその小ささに驚きました。
箱自体はだいたい、W55cm, H30cm, D25cm といったところ。

届くまではどんだけデカい箱が来るんだろう、なんて思っていたのですが、
本体とかホースなんかの備品やら、なんともコンパクトに納められているのですよね。
発砲スチロールのような緩衝材の類はほぼ皆無。しかも箱のデザインもしゃれてます。
捨てるのが惜しくなってしまいます。


で、製品自体の感想ですが、これは日本のメーカーには作れないな、と思いましたね。
個性的過ぎるのですよ。

ダイソンの掃除機は、ずっと吸引力が変わらない、というのが売りであり、
根本的な設計の思想としてあるんだと思うのです。

それを突き詰めているからこその性能であり、デザインであり、
はたまた欠点としての音の大きさでもあると思うのです。

ところが、日本のメーカーは欠点というのをやたらと嫌います。
欠点もあるけど専門分野については確実にいい仕事をする製品よりも、
どの観点からもすべて高い得点が取れる、優等生的な製品を好むように思います。
これは工業製品だけでなく、人物に求める評価とも似ている気がします。

結果、日本企業による工業製品は、家電であってもケータイであってもクルマであっても、
どのメーカーからも似たり寄ったりの製品が出てきてしまいます。

どれか一つにおいて、他が追いつけないくらいの高得点を取るより、
減点されないことが求められるのでしょうね。


例えとしてはちょっと違うかもしれませんが、
以前、某企業の方に広告で起用しているタレントについて聞くことがありました。
その企業が起用していたのは、ある人気女優です。いまでも人気があります。

広告のターゲットは主婦を中心とした女性でした。
さて、採用の決め手となったのは、ターゲットである主婦層に人気があったからでしょうか。

そうではなく、主婦層・・・女性に最も人気があるからではなく、
女性に最も「嫌われない女性」だから起用した、というのです。

わかりますね。
好き嫌いが分かれるタレントより、反感を買わないタレントの起用。


ちょっとハナシがそれましたが、減点されないことを重要視するんですね、日本は。
だから、減点されることを恐れて、減点されない製品を作るわけです。

ガラケーなんかはその典型じゃないでしょうか。
消費者からの反発が怖くて、技術的につけられる機能はなんでもつけておく。
個性よりも減点されないこと。


ワンセグもない、おサイフケータイもない、絵文字もない、赤外線通信もない、
そんなケータイ、そう、スマートフォンなんか作れなかったワケです。
PDA的な用途に適し、パソコンやインターネットと親和性が高いスマートフォンは
ビジネスマンを中心とした需要があったにもかかわらずです。

ところが海外初の製品で売れることがわかるとようやく参入する。
サイクロン掃除機もダイソンのヒットがあって日本のメーカーも参入したのでしょう。
iPadのようなタブレットPCもそうでしょう。

アップルで言えば最近、評判の高いMacbook Air。
あれも日本のメーカーじゃ作れませんよね。

だって光学ドライブもないし、端子類は少なくて拡張性も良くないし、
ストレージをSSDにしたはいいけどそのせいで記録容量は少ない。
モバイルに特化しすぎてイーサネットのインターフェイスすらないんです。

ま、Macbook Airが売れているとは言っても、
ノートパソコン市場全体のわずかなんでしょうけど。


いや、日本の製品やメーカーが悪いとは思いませんけど、
個性のない、、 個性を殺した製品というのは、魅力がないなあ、と。
このところの日本の製品は、そういう傾向が大きいなあ、と。

マーケティングの功罪なんでしょうかね。

北朝鮮の砲撃事件を疑ってみる

2010-11-25 23:00:27 | 国際・政治
北朝鮮がいきなり軍事行動に出て韓国側に砲撃した事件。
民間人にも死傷者が出たと報道されています。
本当ならもちろん大変なことであり、北朝鮮は徹底的に非難・制裁されてしかるべきです。

「本当なら」です。


相変わらず臍曲がりな自分は大マスコミなど信じてませんので、
この事件に関する報道をすべて疑ってみることとしますね。


まずですね、これが北朝鮮からの砲撃が発端だったみたいですけど、本当でしょうか。
実はそれさえもわかってないと思いませんか。

ひょっとしたら別のところに砲撃のきっかけがあったのかもしれませんね。
韓国かどうかは別にして、何かによる挑発のようなものが。
それによって、最初の砲撃が北朝鮮だったのかもしれませんけれども、
韓国側が最初だったかもしれませんからね。

我々・・・いや、日本では、韓国と北朝鮮なら韓国側に立つ・・・と言うより、
北朝鮮に敵対する立場を取りたがりますから、すぐに北朝鮮が悪いと思いがちで、
そう言えば納得しやすいワケではありますが。


あ、いや、別に自分は韓国を怪しいと言ってるのではありませんよ。
真実はわからないでしょう?と疑問に思っているだけですからね、念のため。


さて、真実味を演出する材料といえば、映像ですね。
この事件に関連しても、砲撃を受けた韓国側の映像や写真が報道されているようです。

しかしです。
どれも、その映像もしくは写真が、本当にこの事件によるものだという確証はないのです。
本当に砲撃を受けた映像や写真だという確信を、報道から得ることが出来ますか?
少なくとも、一視聴者からはそれだけではわからないはずです。

そう思わされているだけかもしれませんよ。
違う地点の、違う時間における映像もしくは写真である可能性は捨てられないのです。

大マスコミがそんな間違いを・・・する筈がないと信じている人がいるのはわかります。
しかし、映像ほど信用できないものはないのです。
なぜなら映像にあるものは事実と思わせやすいから、です。
それを利用すれば、事実を錯覚させようとできるワケです。


じゃ、なんでこんなことするのでしょうか。

これは、いくつかのブログでは既に指摘されていることですが、
自分もそれとほぼ同様の感想を持っています。


結局、こんな騒動を起こしたところで、北朝鮮にメリットなどあるわけがありません。
ま、これが北朝鮮による行動であればですが、国際社会の批判を浴びるに決まっていますし、
仮に軍事衝突をとなったところで勝ち目はないことだってわかってるでしょう。

となると、得をするとすれば結局、あの国になるんでしょうか。
アメリカ。


こうやって極東アジアが緊張すればするほど、この地域でのプレゼンスを維持できて、
自国の軍事力も頼られると、つまり軍事的影響力を残せるって寸法です。
こうした北朝鮮問題の危機管理の一環で日本や韓国が軍備増強となれば、軍需産業も儲かりますしね。

しかも、この週末には沖縄県知事選挙を控えているという異常なタイミングの良さ。
今回の事件によって対北朝鮮を見据えた米軍という抑止力の重要さを説く声が大きくなるでしょうし、
そうなると米軍基地の県外移設を求める候補には逆風になるんでしょうか。

あぁ、狙いはそこだったってことでしょうかねえ。。。


ところで。
カン総理がこの北朝鮮の砲撃を「報道で知った」って言ったらしいですけど。
一国の首相らしからぬ発言に「バカかお前は」と思った方も多いでしょうけども、
これはある意味、本当だったりしてですね。

「何か起こる」とは聞いていたけど、そういうことだったのか、みたいな、ね。

iTunesの映画レンタルを試したよ

2010-11-24 22:32:19 | Mac,ガジェット



日本でもiTunes Storeで映画のセルとレンタルのサービスが始まったとということで、
試しに使ってみました。

とは言っても、買うほどのコンテンツはないかな・・・と思って、
本当に試しにレンタルしただけですけども。


しかしですね、このiTunesでの映画配信というのは、それこそ自分たちの
生活を変えてしまうくらいのインパクトがあるな、と思いました。

だって、家にいながらにして、ブロードバンド環境があれば
本当にオンデマンドで映画が観れてしまうのですから。
レンタルDVDも必要なければ、DVDプレーヤーだって必要ありません。
映画を観ようとするのにDVDというパッケージメディアが必要ないのです。

ちょっとこの前までは、次世代DVDとか言って、
ブルーレイとHD-DVDとの競争があって、結局ブルーレイが勝ったわけなんですけど、
一体あれは何だったんだ? っていうくらいの衝撃だと思うのですよね。

ま、それはさておき、iTunesで映画をレンタルです。
自分にとっては初のオンライン映画体験です。

で、まあこれ、観るのにダウンロードしないといけないのですが。
これ、映画ですからそれなりの容量があるわけです。
いくらブロードバンドとは言っても、それなりの時間がダウンロードにかかります。

自分の場合、2時間ちょいの映画で数十分、ってところだったでしょうか。
なんだ・・・ これなら、TSUTAYA行って借りてきた方が早いや。

なんて思いましたけど、実際はダウンロードしながら見始められるようですね。
今度また試してみます。


レンタルした映画は30日以内に観ないといけなくて、
観はじめたら48時間以内は何回でも視聴可能。

ま、自分の場合はMacで視聴したのですけど、
この度発売されたApple TVがあれば、自宅のテレビでコンテンツを楽しめるとのこと。

うーん、アップル、抜かりないですね。
ブロードバンド環境に依存してしまうとはいえ、こうした視聴スタイルが根付けば、
本当にレンタルDVDなんて必要なくなるでしょう。

DVDはもちろん、HD-DVDとのメディア競争に勝利したブルーレイだって、
やっぱり過渡期の繋ぎ的メディアでしかなかったんだと思わざるを得ないです。

ただまぁ、なんだかんだ言っても、好きなコンテンツは
パッケージメディアで保持したい、という欲求だってあるでしょうけども。
自分もその一人なんですが。

ただ、最近の若い人たち・・・
ネットでコンテンツを楽しむのが普通な世代は、
パッケージメディアに魅力なんて感じているのでしょうか。


なんか、アップルもマイクロソフトも、パソコンにブルーレイのドライブを
搭載するのに消極的な理由がわかる気がしますね。
もう、そんなメディアは必要とされないのを見越しているかのようです。


ところで今日になると、こんなニュースが。

 マードック氏、ジョブズ氏とともに「iPad」用ニュース配信サービスを準備か


ま、こうなりますよね。
タブレットPCがあれば、紙メディアなんて必要ない、と。

iPad向けの、新聞ということになるんでしょうか?の有料配信サービスを、
メディア王・ルパート・マードックが準備しているという。
ま、マードックじゃなくてもどこかがやるでしょうけどね。

今はiPad向けだとしても、いずれはAndroidタブレットにも拡がるでしょうし、
スマートフォンにも拡がるでしょうし。

しかも、ここで歓迎すべきなのはその刺激的な値段設定です。
Dailyで週99セントってことですから、100円もしないわけです。
月にすると400円ちょいですから、今の自分の新聞購読料の1/10ですよ!
これだったら購読もできるでしょう?


竹中へーちゃんヨイショ!日本経団連新聞さん。
電子版たるもの、こうれくらいの思い切りがなきゃいけませんよ。

iTunesにビートルズがやって来た!ヤァヤァヤァ!

2010-11-17 00:42:33 | Mac,ガジェット



「忘れられない一日になる」


とまで言った、iTunesでの発表。

それは何かと噂はいろいろありました。
iTunesのクラウド化だとか、iOS4.2だとか、Beatlesの配信だとか。

そして今日の0時にその発表があったわけですが。

The Beatles でしたね。


ま、アップルとビートルズと言えば、アップルって社名でビートルズのレーベル、
アップル・コープと競合してしまうような音楽事業はやらないように、となっていたのに、
当時のアップル・コンピュータはiTunesで音楽配信を始めてしまって。

それで、ビートルズのレーベルのアップル・コープとはうまくいってなかったのですが。
ここにきてようやく和解して、iTunesでのBeatles配信にこぎ着けたってことでしょうか。

まあね、そりゃジョブズはビートルズ好きで自分の会社名をアップルにしてしまうほどだったんで、
ようやく念願かなったりってことなのでしょうが。

「忘れられない一日になる」っていうほどのインパクトを消費者に与えたかどうだか。
しかも、んー、アルバム1枚2000円かあ。オンラインのくせに安くはないですねえ。
ま、いろいろあるんでしょうけどね。

それと、自分みたいな、Beatlesのアルバムは既にCDとかで全部持ってるような人には、
おめでたいけど大してありがたいほどではない、っていう。。。

ソニーミュージックの楽曲が配信されてたりしたほうが、
自分にとってはニュースなんですけどねえ。


でもこれを機に、例えばiPodやiPhoneのBeatlesモデルとかが出たりしたら。
物欲そそられちゃうかも、ですけどね。

ロンドンには2回行ったのに、アビーロードには行ってませんけどね。
リヴァプールには1回行ったのに、ストロベリー・フィールズには行ってませんけどね。


それにしてもアレですね。
iTunes Storeでボックスセット、って言われてもピンとこないですよね?

APECで厳戒態勢のみなとみらいにシャツを買いに行く

2010-11-14 22:48:13 | 日記



昔はあまり好きになれなかった音楽が、年月を経て改めて聴いてみると、
意外にも良く思えることってありますよね。

音楽だけじゃなくて本とか絵画とか映画とか、そんな芸術作品なんかだと、
自分自身が経験を重ねて苦労も挫折も味わい、痛みや哀しみを知り、
一方では享楽も知り、酸いも甘いもかぎ分けられるようになり、
若い時分には理解できなかったことが理解できるようになったりして、
当時はピンとこなかった作品のことを好きになる。


上のアルバムジャケット。
ABCの "Beauty Stab" というアルバムです。
自分が高校に入ったくらいの作品でしょうか。

これがですね、デビュー作品でABCを好きになってしまったものですから、
続いて発表されたこのアルバムは勢いで買ってしまったんですよね。

ところが、デビュー作の、"Lexicon Of Love" とは方向性が違っていて、
前作のようなのを期待していたところが戸惑ってしまって、好きになれなかったんです。

ABCっていうと、ヒットシングル ”Look of Love" や "Poison Arrow" のような
華やかでキャッチーでポップな曲が好きでいたのですがね、当時の自分は。
ミーハーだったわけです。

それがなんかいきなり、ゴツい音になってるし。
キザでかっこつけ、みたいなのは変わらないんですけど、
これは自分の知ってるABCじゃないと、がっかりしてたのですね。


ところが、久々に聴いてみたら、これが、カッコいいわけですよ!

キザでかっこつけ。
男の下心をダンディズムで包み隠しているような、
ゴージャスで、野性味を感じつつも都会的というか。

例えば、スーツでこれからナオンをエスコート、で、今夜は返しやしないぜ、と。
もしくは、これからセレブパーティという戦場に繰り出さなきゃいけない、と。

そんなときに、気合いを入れるために聴きたくなるような、そんな音楽。

要はアレですね、お子ちゃまお断り!
大人コードありのアルバムだったってことでね。
思春期の自分にはわからなかった筈ですよ。


あ、で、今日は横浜の某デパートにシャツを買いに行ったのです。
なんでこんなに長々と "Beauty Stab" のハナシをしたかと言えば、
同僚の結婚式に着ていくためのシャツを買いに行くのに、
気分を盛り上げるためにクルマでこのアルバムをかけていたってことなんです。


冠婚葬祭で着るシャツってこれまでは大したこだわりなく適当に白いシャツを
選んで着てただけなのですが、なんかですね、アラフォーとしては、
こういう機会にいつまでもオクスフォードのボタンダウンってわけにはいかないだろう、
ドレスシャツの1枚でもないと格好つかんだろう、と突然思い立ったのでして。

で、よし、ドレスシャツかと。
人生で初めて買うドレスシャツってことで、
気分を盛り上げるとしたら、このアルバムだったんですよ。

んで、売り場に着いてシャツを物色。
なんとなくコレがいいなと思うものを見つけたと思うと売り場のお姉様が寄ってきて、
ピタリと自分のサイズを言い当てられる始末。ってわけで、目標達成。


ちなみに、"Beauty Stab"。
マジでカッコいいですから。
たぶん、都会の大人だったらわかってくれると思うんですけどねえ。