26日は遠隔操作ウィルス事件で逮捕された片山容疑者に対する
勾留理由開示手続きが行われたのでありますが。
無罪を主張する容疑者に対し、裁判官は証拠隠滅や逃亡のおそれがあるとして
「勾留には相当の理由がある」と認めたんだそうです。
その、相当の理由ってナニなのよと、そこを聞きたいのですが、
どうやらダンマリのままってことみたいで。
よっぽど犯人だと言える証拠でも握ってるのでしょうか?
それにしちゃ最近、この件に関する大マスコミの報道がおとなしいのですけど、
一体どうしちゃったのでしょうね。
ところで、TPP論議が下火になってた時期も長らくありましたが、
そのときだってずっと「TPP待ったなし」と言い続けてきた大マスコミと言えば
なんといっても日本経団連新聞ですが、その甲斐があったってもんでしょうか。
ここにきてアベちゃん政権がTPP参加に向けて大きく舵をきったということで。
今じゃ電子版のページに専用のタブまで設けられるという力の入れようです。
舵をきった?
いや、最初からそのつもりだったんじゃないかと思えるワケですが。
26日の朝刊1面には意気揚々と農業への支援策検討で、
TPP本格化だって言ってます。
政府・与党、農業支援策検討へ TPP調整本格化
政府・与党は25日、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に向けた
調整を本格化した。安倍晋三首相は自民党役員会で「参加するかしないか、
その判断の時期について私に任せてほしい」と求め、自民党は対応を一任した。
首相は3月上旬にも交渉参加を表明する見通しで、政府は関税撤廃の
例外品目の選定や農業支援策の検討に入る。
関税の原則撤廃をめざすTPPへの参加は、貿易自由化でアジア太平洋地域の
需要を取り込む成長戦略の柱。首相は米国が他の交渉参加国に日本との
合意事項を説明するのを待って、交渉参加の意思を明らかにする。
当初は週内の表明を目指していたが、与党内の慎重論を見極めるため、
3月上旬に先送りする。
首相は25日の自民党役員会で、オバマ米大統領との会談内容を報告。
「農業農村について最も実情を知っている党の意見を十分に聞いて判断したい」
と述べ、慎重派に配慮する考えを示した。「個別の項目は党と協議して決めて
いきたい」とも強調した。
公明党は26日にも常任役員会で政府への一任を決める見通しだ。
政府・与党は今後、関税撤廃の例外品目の選定や農業支援策の議論に着手する。
TPP参加ですべての関税が撤廃された場合、国内総生産(GDP)が
3兆円超増える半面、安い農産品の輸入で農林水産業の生産額は最大3.4兆円
落ち込むとの試算を近く公表。支援策などの調整を進める。
政府は産業競争力会議で農業強化策の議論を始めている。
農産物の輸出拡大支援のほか、農地の大規模化の事業費や、
農村の整備交付金の積み増しなどが検討対象になる公算が大きい。
コメの部分開放が決まった1993年のウルグアイ・ラウンド合意の際、
政府は約6兆円の農業対策を打ち出した。今回も農地集積などを条件に、
老朽化施設の建て替えなど公共事業の拡大につながる可能性がある。
例外品目では、自民党の議員連盟「TPP参加の即時撤回を求める会」が
コメ、牛肉などを関税撤廃から除外するよう政府に求めている。
全貿易品目の1割程度を例外にすべきだとの主張も多い。
全国農業協同組合中央会(JA全中)の万歳章会長は25日、緊急に記者会見し
「TPP交渉への参加表明にはあくまで反対」と述べた。
一方、自動車分野では日本独自とされる技術基準や輸入手続きを米側が
「非関税障壁」と主張している問題がある。
ま、支援策を用意するから、TPP参加に文句言うな、ってことですかね。
裏返して言うと、TPP参加すると農業には確かに不利だけど、
支援策を用意するからあとはお前らでなんとかしろ、そんなところですかね。
っていうか、公共事業が拡大するとか、ワケわかんないのですけど。
そもそも何のためにやるっていうんですかね。
聖域が守られなければTPPに参加しないなんて選挙では言ってましたけど、
裏を返せば、聖域が守られたことになれば、参加するって事でして。
結局は聖域の例外扱いも最低1品目くらいは実現するんでしょう。
それで聖域は守られたってことが事実化されるのでしょう。
んで、TPP参加が正当化されてしまうと。
最初からそういうシナリオで、最初からTPPに参加する気満々だったワケです。
んでまた、国内農業が輸出するチャンスとか改革するチャンスとか、
そういうことを言うお偉い輩がいるんですが、それって、
ただそういうことにしておくっていうだけの、他人事な発言でしょう?
ま、こうして農業ばかりに問題の焦点を集めることで、
他の分野の問題に触れないってところが狡いですよね。
それだけでTPP推進に信用がけないってなものですよ。
素朴な疑問なのですけど、アベちゃんが訪米してオバマからTPPには
例外も認められるとの言質を取り付けたとして大成果だとしても、
アメリカ以外の他の国の認識はほったらかしでいいのですかね?
参加国の顔ぶれから見れば、実質はアメリカさんの声が圧倒的に大きいのは
事実なのかもしれませんけど、他の国との同意はないがしろでいいのですかね?
アメリカとの合意だけが重要なのであれば、わざわざTPPとかじゃなく
2国間FTAでいいじゃないかと思うのですが。
というか、なんか、TPPはさもアメリカさんとの交渉ごとであるかのような
報道ぶりですが、そうじゃないはずですよね。
こんな、他の国への敬意を欠いたような多国間交渉でいいのでしょうか。
そんなことからもまた、TPPの胡散臭さがうかがい知れるというものですが。
まあ結局は、経済面でもアメリカさんに隷属しますよと、
そんな宣言ってことなのでしょうかね。
日米同盟が強固になったってことでね。
勾留理由開示手続きが行われたのでありますが。
無罪を主張する容疑者に対し、裁判官は証拠隠滅や逃亡のおそれがあるとして
「勾留には相当の理由がある」と認めたんだそうです。
その、相当の理由ってナニなのよと、そこを聞きたいのですが、
どうやらダンマリのままってことみたいで。
よっぽど犯人だと言える証拠でも握ってるのでしょうか?
それにしちゃ最近、この件に関する大マスコミの報道がおとなしいのですけど、
一体どうしちゃったのでしょうね。
ところで、TPP論議が下火になってた時期も長らくありましたが、
そのときだってずっと「TPP待ったなし」と言い続けてきた大マスコミと言えば
なんといっても日本経団連新聞ですが、その甲斐があったってもんでしょうか。
ここにきてアベちゃん政権がTPP参加に向けて大きく舵をきったということで。
今じゃ電子版のページに専用のタブまで設けられるという力の入れようです。
舵をきった?
いや、最初からそのつもりだったんじゃないかと思えるワケですが。
26日の朝刊1面には意気揚々と農業への支援策検討で、
TPP本格化だって言ってます。
政府・与党、農業支援策検討へ TPP調整本格化
政府・与党は25日、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に向けた
調整を本格化した。安倍晋三首相は自民党役員会で「参加するかしないか、
その判断の時期について私に任せてほしい」と求め、自民党は対応を一任した。
首相は3月上旬にも交渉参加を表明する見通しで、政府は関税撤廃の
例外品目の選定や農業支援策の検討に入る。
関税の原則撤廃をめざすTPPへの参加は、貿易自由化でアジア太平洋地域の
需要を取り込む成長戦略の柱。首相は米国が他の交渉参加国に日本との
合意事項を説明するのを待って、交渉参加の意思を明らかにする。
当初は週内の表明を目指していたが、与党内の慎重論を見極めるため、
3月上旬に先送りする。
首相は25日の自民党役員会で、オバマ米大統領との会談内容を報告。
「農業農村について最も実情を知っている党の意見を十分に聞いて判断したい」
と述べ、慎重派に配慮する考えを示した。「個別の項目は党と協議して決めて
いきたい」とも強調した。
公明党は26日にも常任役員会で政府への一任を決める見通しだ。
政府・与党は今後、関税撤廃の例外品目の選定や農業支援策の議論に着手する。
TPP参加ですべての関税が撤廃された場合、国内総生産(GDP)が
3兆円超増える半面、安い農産品の輸入で農林水産業の生産額は最大3.4兆円
落ち込むとの試算を近く公表。支援策などの調整を進める。
政府は産業競争力会議で農業強化策の議論を始めている。
農産物の輸出拡大支援のほか、農地の大規模化の事業費や、
農村の整備交付金の積み増しなどが検討対象になる公算が大きい。
コメの部分開放が決まった1993年のウルグアイ・ラウンド合意の際、
政府は約6兆円の農業対策を打ち出した。今回も農地集積などを条件に、
老朽化施設の建て替えなど公共事業の拡大につながる可能性がある。
例外品目では、自民党の議員連盟「TPP参加の即時撤回を求める会」が
コメ、牛肉などを関税撤廃から除外するよう政府に求めている。
全貿易品目の1割程度を例外にすべきだとの主張も多い。
全国農業協同組合中央会(JA全中)の万歳章会長は25日、緊急に記者会見し
「TPP交渉への参加表明にはあくまで反対」と述べた。
一方、自動車分野では日本独自とされる技術基準や輸入手続きを米側が
「非関税障壁」と主張している問題がある。
ま、支援策を用意するから、TPP参加に文句言うな、ってことですかね。
裏返して言うと、TPP参加すると農業には確かに不利だけど、
支援策を用意するからあとはお前らでなんとかしろ、そんなところですかね。
っていうか、公共事業が拡大するとか、ワケわかんないのですけど。
そもそも何のためにやるっていうんですかね。
聖域が守られなければTPPに参加しないなんて選挙では言ってましたけど、
裏を返せば、聖域が守られたことになれば、参加するって事でして。
結局は聖域の例外扱いも最低1品目くらいは実現するんでしょう。
それで聖域は守られたってことが事実化されるのでしょう。
んで、TPP参加が正当化されてしまうと。
最初からそういうシナリオで、最初からTPPに参加する気満々だったワケです。
んでまた、国内農業が輸出するチャンスとか改革するチャンスとか、
そういうことを言うお偉い輩がいるんですが、それって、
ただそういうことにしておくっていうだけの、他人事な発言でしょう?
ま、こうして農業ばかりに問題の焦点を集めることで、
他の分野の問題に触れないってところが狡いですよね。
それだけでTPP推進に信用がけないってなものですよ。
素朴な疑問なのですけど、アベちゃんが訪米してオバマからTPPには
例外も認められるとの言質を取り付けたとして大成果だとしても、
アメリカ以外の他の国の認識はほったらかしでいいのですかね?
参加国の顔ぶれから見れば、実質はアメリカさんの声が圧倒的に大きいのは
事実なのかもしれませんけど、他の国との同意はないがしろでいいのですかね?
アメリカとの合意だけが重要なのであれば、わざわざTPPとかじゃなく
2国間FTAでいいじゃないかと思うのですが。
というか、なんか、TPPはさもアメリカさんとの交渉ごとであるかのような
報道ぶりですが、そうじゃないはずですよね。
こんな、他の国への敬意を欠いたような多国間交渉でいいのでしょうか。
そんなことからもまた、TPPの胡散臭さがうかがい知れるというものですが。
まあ結局は、経済面でもアメリカさんに隷属しますよと、
そんな宣言ってことなのでしょうかね。
日米同盟が強固になったってことでね。