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ハンデがあるのに作曲家とか政治家とかってスゲー

2014-03-08 09:05:12 | ニュース
ソチ・パラリンピックも開幕しましてね、結局、
ウクライナの選手も出場することになったようで、良かったですね。

こうしたスポーツの世界が政治に左右されて参加不参加とか、やめてほしいものです。
ウクライナの選手のことを考えれば、米欧も大会に閣僚を送らないとか、
そんな態度をとっている場合じゃないと思うのですけどもね。

大会が無事に終えることを望みたいと切に願うところですが、
ロシアに対抗する西側諸国はナニかおっぱじめたりしないものか、
ちょっと気がかりではあります。


さて、7日は作曲家といいながら実は別の人が作曲をしていたということで、
佐村河内氏(以下「ゴーチ」と呼ぶ)が会見を開きましたね。

が、しかし、なんでしょう、この大騒ぎっぷり。
まるで世紀の大犯罪があったかのようです。

いや、ま、曲を書いてないのに書いてたように偽った、
もしくは、耳が聞こえるのに障害者を偽った、
というのがたいそうな犯罪と言うのならそうかもしれませんけどもね。


なんでゴーチがこんなに叩かれるかというと、
ゴーストライターと言われる作曲担当の存在を隠していたことより、

 「せっかく、障害者が作曲したことに感動したのに」

という身勝手な想いを裏切られたことに、
マスコミも消費者も逆上してるってことなんでしょう。


これで、それまでは各界の著名人(笑)が絶賛し、CDも大ヒットするという、
ゴーチ作とされた楽曲の評価は変わってしまうのでしょうか。

まあ、「せっかく、障害者が」という感動が得られなければ、
その価値が別物になってしまうってのはなんかおかしなものですけど。


ゴーチがこんなにも国民の目の敵にされている一方で、
同じ偽装でも311被災地のドキュメンタリー映画「ガレキとラジオ」の
偽装については、ちっとも報道されませんね。

この映画は博報堂による制作なのですけれども、
大マスコミは大手広告会社のことには触れたがらないってことなんでしょうか。


ハナシは変わって政治の世界では、日本維新の会の会合で、
トルコなどへ原発を輸出する原子力協定に反対する党の方針にも関わらず、
慎太郎センセーが協定に賛成すると宣言し、それに対して党の若手議員が
「党を出て行け」と反発するという、なかなか愉快な展開が見られたようです。


 維新・石原代表が原子力協定に賛成表明 大阪系「出て行け」と反発

 日本維新の会の石原慎太郎共同代表は6日、
 自らが会長を務める党エネルギー調査会の初会合で講演し、
 今国会で採決予定のトルコなどへの原発輸出を可能にする原子力協定について、
 党の反対方針に従わず賛成する意向を表明した。
 これには大阪維新の会系の議員らが反発し、会合は紛糾。
 「東西」の埋まらぬ溝を改めて印象付けた。

 原発容認派の石原氏は講演で、昨年12月の両院議員総会で多数決で
 原子力協定反対を決めたことを「ばかばかしい。高校の生徒会のやり方だ」と批判。
 その上で「私は採決のとき賛成する」と明言した。

 その瞬間、大阪系の浦野靖人衆院議員が
 「(党の決定に)反対なら党から出ていったらよろしい」とかみつき、
 他の大阪系議員が「そうだ」「出ていけ」と加勢した。
 これに対し石原氏は「決定に反対する自由はある」と切り返し、
 「電力がなくて企業が死ねば、人が死ぬ」と大阪系を説得しようと試みた。

 険悪な雰囲気にたまりかねた園田博之国会議員団幹事長代理は
 「党の決定に従わないと党の崩壊につながる。
 協定に賛成するというのは取り消してもらいたい」と発言の撤回を求めた。
 同じ旧太陽の党系からの要求に石原氏は「それなら欠席したらいいのか」
 と苦笑するしかなかった。

 納得のいかない石原氏は会合後、記者団に「両院総会の決定は取り消すべきだ。
 党が未熟だ。でも、離党はしないし、党も分裂させない。東も西も議論したらいい」と語った。


「出て行け」と言ったのは浦野靖人衆院議員で、
確かに大人げなかったというか、もっと言い方はあったろうとは思いますが、
当選1回の新人議員がベテラン議員に言うことじゃない、みたいな批判は
いかがなものかと思いますね。

これ、映像を見ましたけど、慎太郎センセーが、

 原子力協定にはオレ賛成するよ、そしたらお前らどうすんの

なんて、恫喝まがいの高圧的な言動をするワケですよ。
それじゃあ党の方針を決めた党員達もカチンと来るでしょう。

慎太郎センセーはきっと、自分に言い返せる奴はいないと高を括ってたんでしょう。
もうね、こういう意識もね、古びてると思うのですよ。

慎太郎センセーは党が方針を決めたプロセスについても、
多数決が生徒会みたいと批判するのですが、
もともと政策理念なんて合っていなかった立ち枯れ新党が
維新に合流したのだって、数のためだったでしょうに。

その後、党の役員会で慎太郎センセーに発言の撤回を求めることに
なったようですが、さあ、どうなりますことやら。


もういい加減結構な年齢で判断も思考も何もかも衰えているのでしょうし、
そんなご老人をいたわらないといけないからか、不思議なことに
慎太郎センセーを批判する論調はあまり見かけないのは気のせいでしょうか。

アレですかね、障害者でありながら曲を作ると一層ありがたく尊いのと同様に、
よぼよぼの老人が政治家をやってると一層ありがたく尊いのでしょうかねえ。