首里城、炎上。
31日未明のことでしたが、いやー、ショッキングでした。
主要な棟はほぼ全焼です。
フランスのノートルダム大聖堂の火災がありましたが、外国人の自分でさえ心を痛めたのに、
日本国内の歴史的な名建築物の火災を目の当たりにし、一層ショックです。
自分は首里城は見たことはありませんし、そもそも沖縄にさえ行ったことないのですが、
さて首里城は、自分が生きているウチに再建されるでしょうか。
しかし今年は、大きな台風が立て続けに起こり国内に大きな被害をもたらしたばかりで、
今度は首里城の火災。
こんなときにハッピー・ハロウィンでもないですよ。
いや、仮想してハロウィンを楽しんだっていいですが、人に迷惑をかけるならもってのほかですから。
しっかしコレは一体、何者の仕業なんでしょうかね?
沖縄の心を踏みにじろうとする誰か。
なんて考える自分は、どうせ陰謀脳です。
陰謀という角度から言うと沖縄の心を踏みにじるというよりは、
政府の体たらくから国民の目を逸らすためじゃないかとも思えます。
だって首里城火災の31日は、法務大臣の河合センセーが妻である河合案里センセーの、
選挙運動に絡む不正疑惑で辞任を表明しました。
先週は経産大臣の菅原センセーが辞任したばかりだってのにね。
しかもスゴイのは、二人とも朝にアベちゃんに辞表を提出しました!なんて言って、
その日の午後には後任の大臣が決定しているという早業。
まあ、辞任というか更迭なのかもしれませんけど、とにかく事前に辞任することも、
後任も決めていての政府の対応だってことでしょうね。
まあアベちゃん政権は不祥事による辞任が多いですから、
こういう危機意識だけは発達しているのかも知れないですね。
アベちゃんも任命責任は自分にある!と2週続けて謝罪するハメになりましたが、
まさか責任の取り方はカメラの前で謝るだけじゃないですよね?
ところで辞任した法務大臣の河合センセーですけども、不思議な辞任ですよね?
選挙活動においてウグイス嬢に法で定められた異常の報酬を支払ったり、
有権者にジャガイモを配ったりするなどの不正を行っていたのは、
妻の案里センセーなのですけど、なんでダンナが役職を辞任するんでしょう。
しかも、妻も自分も全くあずかり知らない事案、とまで言ってるワケで、
だったら尚さら辞めることもないじゃないですか。
さっさと辞めなきゃいけないくらい、やましいことがある証しのような気がしますが。
まあ、ちょいと考えれば妻になんか入れ知恵したのはダンナなんじゃねえの?
とか考えられますけど、その延長には河合センセー自身にもっと黒いところがあって、
そっちに飛び火する前に逃げた、ってなことなんでしょうか。
妻の案里センセーは説明責任を果たす!なんて言ってますが、
どうせダンナの辞任で有耶無耶にして逃げるだけでしょう。
そういえば案里センセーの選挙というと、同じ選挙区に既に自民党岸田派の有力候補がいるってのに、
わざわざ自民党からまた案里センセーが担ぎ出されたのですよね。そして勝負に勝った。
そして、彼女を強力に応援した党の重鎮と言えば官房長官の菅センセーです。
ところがその案里センセーが今回のスキャンダル。
このダンナ辞任などの案里センセーを取り巻く対応には、菅センセーがいるのでしょうかね。
疑惑が事実なら当選無効にもなり得ますから、コレは必死に守っているのでしょうか。
なんか、この2週連続の閣僚辞任と後任スピード就任って、
ただ文春砲ってだけでない蠢きを感じずにはいられません。
ソレがなにかは自分にはわからないのですけども。
とにかく。
この首里城のニュースに隠れている政府の動きがなんかあったりしてですね。
どうなんでしょうか。
辞任にこそ至ってませんが他の閣僚の情けない失言だって続いているワケじゃないですか。
文部科学大臣の萩生田センセーの入試に英語民間試験導入に絡む「身の丈」発言。
その問題点についてはさんざん報道されてますから置いておくとして、このオトコ、
学校法人事業者である加計学園にかわいがってもらっている利害関係者でありながら、
所轄の文部科学大臣ですよ?
ソレが、全国津々浦々で一律な受験環境が整備されているとは言い難い試験に関して、
受験に困難・不利な地域や学生があっても「身の丈に合わせて頑張れ」と、
学生を突き放すような、まさに許し難い発言。このオトコが文部科学大臣ですよ?
萩生田センセーの「身の丈」発言についてはアベちゃん政権支持者からナニが悪い!
と擁護する声も上がってますが、本人が発言を謝罪し撤回してますからね。
適切な発言ではなかったと認めていますので、よろしくお願いします。
そんで、さすがにこの問題の逆風が強くてめげたのか、民間試験の予定通り導入を
強調していたのですが最近は、延期するかも?なんて弱気を見せたりしています。
大臣どころか人間としてもその資質はどうなんだと言わざるを得ないこのオトコには、
加計学園の職員くらいが身の丈に合ってるかと思うのですがね。
そして外務大臣から防衛大臣に就任した河野タローセンセーは、
「私は雨男」
「大臣になってから台風が3回」
なんて言っちゃってですね。
台風などの被災地に自衛隊員を送り出す身としてのシャレだったんでしょうが、
ホント、国民の苦しみというモノに関心がないのでしょうね。
んで、このシャレで笑った会合の参加者含め、まったく政府の中心ってのは情けない限りです。
コレじゃ、防衛大臣の河野センセーが被災地に見舞いとか一切行けないでしょうねえ。
雨男は来んな!と罵倒されるでしょうからね。
ま、自分に言わせれば河野センセーは「雨男」というより今や「アベ男」なんですがね。
それから五輪担当大臣の橋本聖子センセーですけども。
東京が暑すぎるってんで、IOCが来年の東京オリンピックでのマラソンと競歩の競技会場を、
札幌にすると決ーめた!と宣言して、怒った東京都とすったもんだ。
そりゃそうです。
東京の8月が運動しちゃいけないくらいの酷暑ってのは誰もがわかっていたワケで、
たとえ招致活動で日本が「温暖な気候」とウソついたとしてもわかっていたワケで、
ソレでいながら開催地を東京に決めたのはIOCなんですからね。
東京より札幌が競技会場としてマシなのはわかりますが、
そんだけ危機感があるのなら開催時期を10月にずらすほうが、
よっぽどアスリート・ファーストってもんじゃないですか。
ソレはできずに今になって東京暑いじゃん!とか、ナニを見ていたのかと。
たいして考えずにしがらみかナニかだけで決めたんでしょうけど。
ある意味、つまりは東京に決めたIOCの決断は間違いだったと認めたワケでね。
さてIOCはなんか責任でも取ることができるのでしょうかね。
ソレはソレとして、こんなカンジでIOCと大会組織委員会と東京都の間で
すったもんだしてるときに、さて?日本には五輪担当大臣ってのがいた筈ですが?
聖子センセーはナニかしてますかね?
前経産大臣の世耕センセーもね。
関西電力幹部が福井県高浜町の元助役から、原発マネーの還流と言われてもおかしくない、
金品を受け取っていましたが、世耕センセーも元助役が役員の企業から600万円?
の献金を受けていたということで。
世耕センセーは「問題ない」としていますが、
経産大臣と原発立地自治体の要人との間での献金が、果たして適切なのでしょうか。
また世耕センセーは元助役との面識は一切無いと強く否定してるのですが、
こういうところがかえって、黒い関係を窺わせますよねえ。
とまあ、こんなカンジで、安倍内閣の不正や不祥事は、まるでタマネギのように、
剝いても剝いてもタマネギなワケなんですが、アベちゃんはいつ責任を取るのでしょう。