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オリンピックをきっかけに政治リテラシーは改善しないものか

2021-08-08 10:11:25 | 国際・政治



さて、男子マラソンも終わり、東京オリンピックも閉幕が近づいてまいりました。
コロナ禍でのオリンピック開催には異論もありましたが、みなさん盛り上がりましたかね。

日本はメダルもたくさん獲れたし選手村はじめ日本のおもてなしぶりを外国人選手が発信してくれたし、
東京オリンピック大成功!と、世の中そんなカンジなのでしょうか。

まだしばらくはメダリストらはメディアにしゃぶり尽くされるでしょうしね、
日本人の夢や感動への悪酔いはコロナ禍開催の是非など忘れるくらいまだまだ続くのでしょう。

一方で、招致運動時の不正問題でトンズラ中の竹田・前JOC日本オリンピック委員会理事長の、
不正疑惑に関する弁護費用について、JOCが負担していたと明らかになりましたね。
その額ナント2億円ですってよ奥さん!

まー、JOCが組織的に不正してたんだろうってコトなんでしょうが、こんなオリンピックの闇などは、
メディアがばらまく感動や絆・夢・涙といった言葉や美談で、掻き消されるのでしょう。


そんなオリンピックも自国選手への称賛とともに、なぜか選手への誹謗中傷もSNSを中心に相次ぎ、
人間の醜悪さを晒すコトとなっておりますが、相変わらず他国を窄める声も露わになったりします。

その一つが、女子卓球・伊藤選手の試合中に、彼女を妨害するかのような光が当たられ、
ソレが韓国人選手との対戦だったこともあり、韓国の仕業だ!との声があがったのですが。

なんと実は日本テレビ「スッキリ!」の取材クルーの照明だったと判明し、
韓国に罵声を浴びせていたネトウヨ達は振り上げた拳の降ろし先を、
日テレに向けるというオチになったようですね。


 伊藤美誠に“妨害”ライト、韓国メディア犯人説が流布するも、ようやくわかった真相

 その“事件”は7月28日に起こった。卓球女子シングルス準々決勝に臨んだ伊藤美誠(20)が、
 第四セット序盤に審判にジェスチャーでアピールし、取材陣のカメラライトが眩しいと訴えたのだ。
 結果は伊藤の勝利だったものの、対戦相手の田志希(チョン・ジヒ、28)が韓国の選手だっただけに、
 件のライトは韓国メディアの妨害工作だと批判の声があがった。しかし……。

 本件をめぐってはSNS上に、

 《韓国のメディアが、わざわざライトを使って伊藤美誠選手の妨害していた》
 《韓国のカメラマンがカメラのライトで故意に目を照らして、試合を妨害していることが発覚》

 といった意見が散見される。なかには“伊藤選手の妨害が目的ではなく、光を当てることで、
 韓国選手に球をよく見得るようにする効果があった”なんて分析もなされているが、
 いずれにせよ韓国側の仕業を問う見方である。

 東京五輪をめぐっては、選手たちに福島県産の食材を食べないよう指示したり、
 選手村に反日横断幕を掲げたりといった行動をとってきた韓国。
 それだけに負の感情をもつ日本国民も少なくないだろう。だが、

 「いえいえ、あれは『スッキリ!』のクルーなんですよ」
 と小声で打ち明けるのは、日本テレビの関係者である。

 「ネットで出回っているNHK中継の画像を見ましたが、右端に森圭介アナ(42)が映っていますし、
 他にも知った顔が映っています。もちろん彼らに伊藤選手を妨害する意図なんてないでしょう。
 ライトが点いているカメラの後ろにいるのは以前スポーツ局にいた局員ですが、ほかのクルーは
 基本的に情報番組の人間。スポーツ取材の勝手がわからず、ライトを点けてしまっただけなのではと思います」

 ついウッカリという訳である。とはいえ、

 「どうやら、この件でネトウヨ的な人たちが盛り上がっているのは、『スッキリ』の人間も知っているよう。
 でもこれ幸いとばかりに『自分たちとバレてないからいいや』という態度。
 そのせいで“韓国犯人説”がどんどん拡大してしまっています。私はたまたま気づきましたが、
 あくまで一番組のクルーなので、日本テレビが会社として把握しているのかは分かりません」

 では当の日本テレビは、なんと答えるか。

 「当該クルーが日本テレビの取材班だったことは事実で、関係者の指摘を受けて対応しました。
 日本テレビは今後もルールに則って取材を進めてまいります」


なんですって。
なんつー間抜けな日テレのクルー、そして韓国叩きの声でありましょう。

バッシングの矛先を韓国から日本の大マスコミに向けざるを得なくなったネトウヨは、
日テレは韓国とズブズブだからだ!なんてことを言ってたりするみたいですが、
えっ日テレってあの自民党応援の読売グループでございましょ?

その日テレがなんでいきなり反日扱いになっちゃうのでしょうかねえ。
どうでもいいですが。


どうでもよくないのが名古屋市長の河村センセーですね。
表敬訪問に訪れた、ソフトボール・後藤選手が手に入れた金メダルを噛んだ問題。
こんなコトされたら自分だったら即ブチ切れて、その場を立ち去るトコロですよ。

ナニがどう酷いのか、今さら言うまでもないことですが、その行為に続く対応も酷いモノでした。
謝罪文を読み上げるも、いかにも役人が書いた原稿を読んでまーす感丸出しで、
心がこもってないどころか、そもそも反省してないホンネを見せつける傲慢さ。

一方で、後藤選手所属のトヨタ自動車には市の幹部とともにアポなし訪問するも、
当然に門前払いだったようですが、一選手と大企業への対応の差が醜悪そのものです。
まあホントにアスリートへの敬意や尊敬、礼節もデリカシーもまるでない下品さですよ。


更に、表敬訪問時に後藤選手へのセクハラと受け取れかねない発言も多々あったことや、
過去には名古屋城の金のしゃちほこにもかぶりついていたことが明らかになりました。

河村センセーといえば、あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」に関して、
日本人の心を踏みにじっちょる!と批判してYESナチス高須センセーとともに
なぜか大村愛知県知事のリコール運動をおっぱじめ、不正署名に手を染めたオトコですが、
この河村センセーこそ、アスリートはじめ日本人の心を踏みにじっているでしょうよ。
彼こそ、リコールされるべき首長なんじゃ、あーりませんか。

と思うのですが、春の市長選挙で彼を再選させたのは名古屋の有権者なんですよねえ。
ってことで河村センセーの恥は名古屋市の恥ですが、名古屋市民はどう思ってますかね。


名古屋に限りませんが、そもそも日本人も自らの政治リテラシーを上げないといかんですよ。
政治は難しいとか政治のハナシはカッコ悪いとか言ってる場合じゃないんですよ。

このコロナ禍での政府のポンコツぶり、6日の広島平和祈念式典での菅センセーのポンコツぶり、
その他諸々の政治のポンコツが、自分達有権者が政治を見るポンコツぶりに起因してるのだと、
いい加減気付き、政治を見つめ直さないといけませんよ。


ところで、広島平和祈念式典でのスピーチで菅センセーは、
原稿の一部分を読み飛ばしてしまったことを認め、読み飛ばしたとされるのは、


 〜我が国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり、
 「核兵器のない世界」の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要です。
 近年の国際的な安全保障環境は厳しく、〜


という部分だったとされますが、官邸ホームページにはその部分も含めて掲載されておりますね。


 広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式あいさつ


こんな大事な式典で、普通だったら事前に原稿に目を通し音読もして内容を確認する筈ですが、
読み飛ばしなんてコトが起こるとは、ソレさえやってなかったのではと思わせますね。

前任のアベちゃんは、全くいいとは思いませんが、少なくともスピーチに関しては、
滑舌の悪さも内容の理解の無さもありつつも、読むことだけは懸命だったと思いますが、
菅センセーには、特にそんな気もないようです。

ソレに、読み飛ばしに気付いたら、いけねいけねと修正をかけたっていい筈です。
その対応さえできない修正能力のない政治家が、どんな政策を臨機応変にできましょうや。

 

新型コロナウィルスに打ち負けた証しの東京オリンピック

2021-08-03 23:14:35 | 社会・経済
昨日のエントリーで、全国知事会が夏休みの旅行・帰省の原則自粛を求めるとの声明を出したことについて触れましたが。

なんと島根県では、首都圏に居住する島根県近親者の新型コロナウィルス療養、
そのための帰省を支援するのだそうですね。


 首都圏でのコロナ療養…島根県民近親者の帰省を支援へ 島根県知事「医療崩壊と理解するのが自然」

 首都圏の新型コロナ陽性者が連日過去最悪を更新しているのを受け、島根県は、
 医療体制のひっ迫で県民の近親者の命が危険にさらされるのを防ぐため、
 基礎疾患がある人の一時避難的な帰省を支援すると発表しました。

 29日、県が公表した支援策によりますと、対象になるのは、
 東京都または埼玉・千葉・神奈川の3県に居住し、慢性の呼吸器や心臓の病気などの
 基礎疾患があって、島根県民の1親等または2親等に当たる親族です。

 安心して実家などに帰られるよう、帰省直後6泊7日から13泊14日、
 ホテルなどに宿泊するための費用を1泊当たり半額(上限5000円)補助します。8
 月3日から9月13日までの宿泊分が対象で、同様の制度は今年1月からと4月からに次いで3回目です。

 島根県 丸山達也知事
 「療養者を観察できても、状況が悪化したと認知した後に実際に医療を届けることが
 できるとはとても思えませんので、そういう意味で自宅療養自体のリスクは残ったままだと思う」

 支援決定の理由について島根県の丸山知事は、
 「今回は緊急事態宣言発令中の急増で今後も増えると見込まれる。
 自宅療養を病床のように使ってという都の現状は、健康状態を確認する体制を
 整えているとはいっても医療崩壊と理解するのが自然で、県民の近親者が病状が
 悪化しても医療を受けられないといった状況に置かれることは避けたい」
 と説明し、県民の理解を求めました。


と、いうことなんですよねえ。

首都圏はじめ多くの自治体が自粛とか我慢とか飲食店の死谷根偉業・酒類提供停止の
要請くらいしかやってないってときに、このアイディアは凄いと、評判になっています。

アイディアと、ソレを実行する力も凄いのですけど、

 「都は医療崩壊と理解するのが自然」
 「東京オリンピックの赤字補てんは都が負担すべき」

と、当たり前のことでありながらいろいろ忖度しちゃって言いづらい雰囲気の中、
堂々と歯切れ良く言ってのけることも凄いです。

なんですが、そういう当たり前のことを言えるのが凄いと感心してしまうようでは、
よっぽど日本社会は同調圧力によって病んでいると言えるってコトでしょうか。

でも、こんな島根県知事も、7月26日には「帰省は控えて」と呼びかけていたばかりなんですよねえ。
ソレから数日での方針転換というのは、よっぽど首都圏の対応に思うトコロがあったのでしょうか。


そんな評判の島根県知事との比較で無策っぷりが際立ってしまうのが、
総理の菅センセーと東京都の百合子都知事ですかね。

政府は新コロ重症患者・重症化リスクの高い患者以外は入院をさせず、自宅療養させるとしました。

いやあコレ、、事実上の放ったらかしでしょうよ。

かつ、今までやろうとしてきたことができなくなりましたという、
コレをまた、病状悪化の場合はすぐに入院できる体制をとるなんて言ってますが、
島根県知事の言う通りの医療崩壊ってワケですよ。

明らかに医療現場の人的・物的リソースが足りてないのに、
その一部はオリンピックに割かれているというのは、異常なことなんじゃないでしょうか。

自分は東京オリンピック・パラリンピックを開催できる条件として最大のハードルは
医療スタッフの確保だと思っていましたが、ソレに目処が付いたってな報道がありまして、
だったら開催もいいんじゃねえのと思ってましたが、実際のトコロは無理があったってことですか。
オリンピックの医療スタッフは、ボランティアなんてやってる場合なのでしょか。

ま、オリンピックをサポートする医療従事者と、新コロ対応する医療従事者とでは、
被ることがあるのかないのかよくわかりませんが。


いずれにせよ東京オリンピック開催中で日本の感染爆発と医療崩壊が明らかになりました。
つまり東京オリンピックは、新型コロナウィルスに打ち負けた証しとなったワケですね。

 

新コロで期待される「最後の」続編

2021-08-02 22:42:19 | 社会・経済
2日からまた性懲りもなく新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言の
対象地域が東京・沖縄に加えて千葉・埼玉・神奈川・大阪にも発出されました。

まあ、ここまで感染拡大が露わになってくるとソレもしょうがないのでしょうが、
ソレにしてもいつも思うのが、判断が遅すぎません?

っていうのもありますし、既に緊急事態宣言を発出している東京都では、
感染を抑えるどころかむしろ感染爆発してるっていうのに、
なんでまた同じような緊急事態宣言なんて出すのでしょうね。
そんなんで感染拡大を抑えて解決するとでも思っているのでしょうか。

でもま、自治体としては最早ソレしかやることないのかもしれまんけどね。


んで、ここにきて全国都道府県の知事会では、
この夏休みの旅行や規制の原則中止を求めることになったんだとか。

コレについては既に国民から大きな反発がされてますけども、そりゃそうです。
ついこの間までは聖火リレーなんてモノを認めておきながら、旅行と帰省は中止なんてね、
そんな矛盾したことよく言えるなという。

国にしても自治体にしても、矛盾したメッセージをどこまで重ねていくつもりなんでしょう。
国民がそんなメッセージやら要請についていかないのも当然です。

そういったことで言うと、今回の緊急事態宣言とマンボウの対象地域拡大によって、
また事業者、特に飲食店に対する時短や酒類提供停止の要請が改めてなされてますが、
もう飲食店側もいい加減に付き合わなくていいんじゃないでしょうか。

だいたい、ここまで飲食店の時短と酒類提供停止をやってきてどれだけの感染拡大防止に
効果があったのか、要請している方は分析・評価を出すべきですよ。
ソレがなければ要請に妥当性や正当性なんてあったもんじゃないです。


そんな各自治体。
緊急事態宣言が発出された神奈川県の元フジ・黒岩センセーなんかは、

 「最後の我慢」

とか言って、またしても自粛やらなんやらを県民に要請しているのですが。

コレって、総理の菅センセーが緊急事態宣言対象地域拡大判断の際に言っていた、

 「最後の緊急事態宣言」

っていうヤツや、
東京都の百合子都知事がこの緊急事態宣言に関して言っていた、

 「最後のステイホーム」

ってヤツのパクリですよね。

自分は神奈川県民ですがまったく黒岩センセーってのは、東京の真似しかしてません。
ソレも、大して効果があったとも言えない政策の真似を繰り返しているだけなんですよ。
今回の「最後の」とかいうフレーズも、言ってて恥ずかしくないのでしょうか。

だいたいもう、そんな「最後のナントカ」だとか、政府や自治体が発するメッセージなんか、
まるで信用してませんからね。

こんなの子供が「一生のお願い」って言うのと大して変わらない軽さしか感じません。


もうね、自粛要請でひたすら時間稼ぎして、ワクチンを待つだけの無策ぶりが明らかです。
おそらく、例えば百合子都知事なんか次は、


 「ステイホーム リターンズ」


なんて、言い出すのではないでしょうかね。
きっとシーズン2とか、続編が控えてますよ。

そして国民への要請ベースでしか対策を打ってないワケですから、
そんな判断になっても市民が要請に従わなかったから、なんて言い訳するんでしょう。