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闘病中のアスリートを使い倒すオリンピック・ファースト

2020-07-24 19:34:08 | フットボール・スポーツ



23日は東京で新型コロナウィルスの新規感染者が366人となり、
24日は東京で260人、大阪で過去最高の149人の新規感染者となりました。

まあ、1日200人です300人ですとの数字には大して意味はない気はするんですけどもね。
検査のしようによっちゃ東京で1日1000人出ても驚きはしません。

だってアラートだの警戒だの行政が言ったところで、
対策なんて個々人任せでナニもせずほったらかしなんですから、
もう潜在的にかなりの数がいるってことですよ。

自分の住んでいる神奈川も警戒アラートなるものが発動されているようですが、
一般の生活者にとってはナニもアラートなど発令されてる気がしません。
おそらく東京や大阪でも同じカンジなのでしょう。

で、こうして人の移動と接触が社会・経済活動の再開によって活発化してるんですから、
いくらマスクして施設に入るときには消毒液使って検温といった対策をとるところで、効果は限定的なんです。
意味ないとは言いませんが、ホントに感染拡大が怖いならもっと根本の対策が必要なんじゃないでしょうか。


さて、そんなこんなで本来なら東京オリンピックの開幕を迎えてる時期ですが、
新コロの影響により1年の延期で、代わりに開催1年前のイベントが開かれたようですね。

そこで、白血病からの回復途上にある水泳の池江璃花子選手がメッセージを読み上げ、
あの闘病で苦しむ池江選手がこんなに美しく感動的なメッセージを発信してくれたと、
まあ美談としてニュースに大きく取り上げられました。

その様子に喜ぶ国民も多いでしょうが、自分なんかは不快感でいっぱいです。
オトナの意を受けた振り付け通りであろうことが明らかだからです。


ま、そもそもがああいう舞台が用意されること自体そうなんですが、なんたってあの絵作り。
暗めの会場に計算された照明が当てられ、その暗さに映える白い衣装をまとい、メイクもばっちり。
プレゼンもおそらく広告会社かPR会社の仕込みで、入念にリハーサルされてるでしょう。

撮影は1回で、事前の打ち合わせはオンラインだったとのことですが、
プレゼンのリハーサルだってオンラインでできるでしょうからね。

原稿も、一部は池江選手本人の言葉が入っているでしょうが、
基本的には主催側の意向を汲んだシナリオなのでしょう。

つまり、コレは池江選手からのメッセージなのではなく、
東京オリンピックの主催者に、池江選手が「言わされた」モノだってことです。


だからソレがどうした!池江選手はエライのだ!批判するな!
なんてヒトもいるかもしれませんが、別に池江選手のことは批判してません。
池江選手は小汚いオトナに利用されて可哀想だと思っています。

もちろん、東京オリンピック出場の希望を持っていた池江選手が、
そのオリンピックのために力を貸してくれと要請されたら、断ることは難しいでしょう。
むしろアスリートの自分にできることがあれば、協力しようと考えるでしょう。


そもそもこのイベントの目的がナニかというと、
深刻化する新コロの状況がありながらできるのか?やっていいのか?という、
来年のオリンピック開催への疑念や不安をぬぐいたかったワケです。

国民の屁年や心配、というのはもちろんですがソレより、なんといってもスポンサーです。
新コロの影響で企業は業績が厳しくなり、オリンピックスポンサーも例外ではなく、
おそらくオリンピック主催側もスポンサーの動向は気に揉んでいる事項の筈です。

大会スポンサーの大企業ともなると、莫大な協賛金を拠出する他に、
大会には1社で数百人のボランティアを社内から募っていますけども、今、
新コロの状況下で会社は外出するなとか来客を受け付けるなとか社員に言う中で、
多数の接客を伴うボランティアに行けとは言いづらくなっている筈ですので、
企業ボランティア減となると、これまた大会にとっては痛手なのです。

そういう企業の不安を解消するためにも、いやいや大丈夫ですよやりますよ!
という強力なメッセージが必要で、そこに池江選手は担ぎ出されたのですね。
闘病中なのに。


このメッセージの発信役としては池江選手が最適で最強です。

20歳と若く、なんたって選手としては大会でメダルが狙える実力がありながら、
病気によって突然その機会を奪われ、競技への復帰の最中という悲劇性は、
延期した大会の再開を目指す東京オリンピック側の現状とも重なります。
さらにビジュアル的にも優れています。

そこで、悲劇からの復帰を目指す美しいアスリートを利用して、
オリンピックへの支持を得ようとしたワケです。


そしてニュースを報じる大マスコミも、わざわざ闘病中のアスリートを駆り出すことに、
特に疑問もなく素敵なニュースとして報じているようです。そりゃそうです。

大マスコミにとっては本来得られる筈だったオリンピック関連の収入が消えた上に、
新コロの影響によって広告収入が激減ときている状況で、
来年のオリンピックはどうしても開催してもらわないといけないのです。
だから誰に負担をかけようが、オリンピック開催に邁進することには協力的です。

そういう、オリンピックにたかるオトナ達の利益のために池江選手は利用されたのです。

コレが、アスリート・ファーストなんですか?


屈折した見方ですみませんね。
しかし来年、東京オリンピックなんてできるんでしょうか?

感染症対策を万全にして行うと、国も都も組織委員会も言ってますけど、
ここまで国民の自粛任せでロクに新コロ対策なんてやってないのにできるんでしょうか?
酷暑対策でさえおぼつかないってのに、加えて新コロ対策とかできるんでしょうか?

 
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警戒マックス 百合ックス

2020-07-16 22:57:31 | 社会・経済
東京都では新型コロナウィルスの感染者が増え、
15日には感染状況のステータスを4段階の指標で最も高い、
「感染が拡大していると思われる」段階としましたね。

最も高い警戒度の割には「〜と思われる」とは、
なんとも弱気というか自信なさげな表現はいかがなものかと思いますが。

ま、コレは今月から運用した新しい指標なのですが、もともと「東京アラート」なる、
レインボーブリッジを赤にライトアップして感染への警戒を発するという、
斬新な手法もあったのですが、何故かまた別の指標を作っちゃいました。

ソレはいいのですが、つまりは新コロ感染への警戒をマックスにしたということですが、
ソレにしちゃあ、特に都民への行動自粛や制限なども行わず、
警戒マックスだからってどうしろと?ってな状況なのですけども。


ソレでもまあ、東京がこういう感染への警戒度が上がってきますと当然、
政府が進めようとしている、Go To コロナ、じゃなかった、
Go To トラベルキャンペーンなるものの妥当性が問われる事態になりますね。

ま、このキャンペーンはそのアイディアが出たときから疑問がつきまとっていたワケですが、
緊急事態宣言解除以降、首都圏由来の地方での感染も明らかに拡がっており、
さすがにもうこの状況で国が旅行を奨励するのは適切なのかと。


自分は先日のエントリーでも書きましたが、
別に旅行キャンペーンは勝手にやってもいいと思ってはいるのですよ。

そのうえで旅行に行きたい人は行く、怖いなら行かない、怖いなら来させない、
ってのは各自で判断すればいいことではあると思うのですが、問題は、

各地で感染の警戒が高まり、越県、特に首都圏からの往来を警戒する中で、
こういう旅行で移動を促進させるキャンペーンを行うというちぐはぐさにあります。

そしてそのちぐはくさや論理的齟齬を知らんぷりしてまで、
大人が無理矢理やろうとしているいい加減さと無責任さにあるのです。

この辻褄の合わなさは無理がありますし、
その根拠としている論理もインチキと言われてもしょうがないです。

今後、営業自粛要請などレジャー環境に制限が出てくるかもしれないという状況で、
万全の感染対策をして旅行してください、なんて言って旅行促進ってのも変なハナシです。

そしてなんと言っても、急に今月22日からなんて言っても詳細決まってない中で
その意思決定プロセスも強引で拙速ですし、あまりに準備不足の見切り発車過ぎです。


そんなこんなでGo Toキャンペーンへの批判や疑義が集まる中、
16日には東京都で新コロ感染者数がこれまでで最大の286名となりました。

そうしたこともあってか、さすがにGo To キャンペーンも「東京対象外」という方針になったようです。
この意味は、東京発着の旅行と、東京都民による旅行はキャンペーン対象から外す、ということのようです。

ま、コレであれば確かに、東京都への旅行者、東京都内での交通機関や
宿泊施設・商業施設の利用を抑えることにはなるかもしれませんけども。

しかし、そこまで無理クリな制度にしてまで、このキャンペーンをやる必要があるのかという。
そして、22日施行の直前での制度設計の変更という、ただでさえ見切り発車ぶりが酷いのに、
ここでまたみっともないドタバタ劇を晒しておるワケです。

この大キャンペーンは、そんな軽々しく設計変更できる程度のモノなのかという、
その政府の持つ意識にまた不信と不安を抱かせます。

まあ、そんな無理矢理でも実行せざるを得ないのは、もちろん観光・旅行業界への支援が待ったなし、
との状況もあるでしょうし、この時期に見込んでいたオリンピック需要がパーになった、
電通などの企業への補填ってな意味もあるでしょう。

特にアレですね。
電通になんか補填を怠ったら電通は、じゃあオリンピック手伝わないから!
オリンピック中止になっても知らないよ!なんて、政府は脅されてるかもしれませんね。


まあでも、Go To キャンペーンには各自治体からの批判や不安があったことに加え、
東京都知事の百合子センセーが15日の会見で感染拡大警報を発令するとともに、
都民には旅行や移動への注意を呼びかける一方、国にはキャンペーンについて、、

 「よーく考えていただきたい」

との、見直し要請とも受け取れるのメッセージを発したワケですが、
ソレがキャンペーンの東京対象外の判断に効いたのでしょうか。

そして16日には都の新規感染者数がこれまでで最大の数字をたたき出して、
コレがまた国にプレッシャーをかけたのでしょうか。

こうした都の動きが計算されたモノだったとすれば、百合子センセー恐るべし、です。
また百合子センセーの周りには優秀なブレーンがいるということでもありましょう。

かたやアベちゃんの周りには、ガーゼマスク配りましょうとか、星野源のコラボ動画やりましょうとか、
しょうもないアイディアしか持たないポンコツしかいないときています。
もとよりアベちゃん自身にはアイディアも思考力も判断力もヤル気もありません。

コレでは国と都の対決では百合子センセーに軍配が上がるのもわかりますわね。

 
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「正しく恐れる」日本人に Go To キャンペーンは効かない

2020-07-14 23:16:23 | 日記
感染者情報コンビニで流出、県謝罪 民間搬送員が置き忘れ

 県は14日、新型コロナウイルスに感染した軽症・無症状者を受け入れている宿泊施設
 「湘南国際村センター」(葉山町)で療養中の感染者1人の個人情報が含まれた文書が
 外部に流出したとz表した。

 県によると、11日午後3時15分ごろ、県が感染者の搬送を委託している民間事業者の搬送員が、
 同センター近くのコンビニ店のコピー機から前日の搬送記録をファクスで送信。
 この際、送信内容が記された送信記録の文書を取り忘れたという。
 同9時ごろにコピー機を利用した周辺住民が持ち帰った書類に、感染者の文書が紛れていたという。
 周辺住民が12日、メールで県に連絡し、発覚した。

 文書には、感染者の氏名と住所、電話番号のほか、感染者であることも記されていた。

 事業者は記者会見で「普段は会社からファクスしているが、業務が重なり、コンビニで送った。
 送信記録に気付かなかった」と説明し、陳謝。県健康医療局は感染者らに謝罪したという。


コレはスゴイですねえ。。
いろんな意味でスゴイですねえ。。

なんといっても、業務の報告を今どきFAXでするってのがスゴイです。
さすが令和でも日本の役所、ってカンジでしょうか。
IT立国なんて夢のまた夢です。

そして、いつもは職場のFAXを使うところ、いくら忙しかったとはいえ、
コンビニからFAXを送らなきゃいけないとは。

そういうことならなおのこと、メールなどで済まされるような業務の仕方があっても
よさそうなものですが、それでも頑なにFAXってのは、涙ぐましいカンジまでいたします。

この記事では、FAXで送信した搬送記録の内容に個人情報があったのか、
今ひとつ明らかではありませんけども、そうだったとすると、
個人情報保護法に抵触するのではないでしょうか。

個人情報を含む内容をやりとりする場合は、文書を暗号化して電子的に送信するか、
フィジカルな媒体を使用する場合は担当者同士の手渡しが原則の筈です。
ソレがFAXってのは、コンプライアンス違反になりませんかねえ。

しかも、神奈川県から業者に委託したというのなら、その取り扱いについては
どういう手順をとるか予め業者に提出させ、ソレを確認し、了承していた筈です。

つまり、業務報告の手段、ソレも個人情報を含む報告の手段はFAXとしたことを、
最初から県が認めていたってことになりますよね。
むしろ、県のほうからFAXでの提出を求めていたかもしれません。
担当の役人がFAXの前で受信をひたすら待ち受けてる図とか、なんとなく想像できちゃいます。

いやあ。
こんなことで日本の役所はいいのでしょうか。

ま、そんなところからして日本の新型コロナウィルス対策が不安になってくるのでありますが。


でも、基本的には経済社会活動がだんだん普通に戻りつつありまして、
そうして当然、感染者も増え、先日は新宿の劇場で集団感染とのことなんですが、
コレに関して、とあるニュースでは実際に劇場に行ったという客からの声を紹介してまして、

 「密で怖かった」

と言うのですが、いやいや、その密の一人がアナタなんですけど?ってカンジで、
ツッコまざるを得なかったのですが、このヒト、取材側のサクラじゃないですかねえ?
ソレともやっぱり、感染が怖くても楽しみにしていた催しには出かけちゃうモノなんでしょうか?

だって日本人といったら普段、必要以上なんじゃないかっていうくらいにマスクして、
消毒液も使ってと、感染しない・させない姿勢が強いじゃないですか、形式的には。
そんな日本人がわざわざ「怖い」と思う場所に行くなんてねえ、ちょっと不思議ですよねえ。

この劇場は劇場で感染対策は取っていたとはいうものの、不十分だったのでしょうか。
どんくらいやれば十分で感染しない状況になるのでしょうか。

この劇場が取っていた感染対策が不十分だとしたら、
首都圏の通勤電車なんてもっとNGだと思うのですがね。
だって座席にきっちり詰めて座っていますし、友人同士のおしゃべりだって盛んです。

そういった意味ではやっぱり、マスクしてりゃいい、マスクしてりゃ活動的になっていい、みたいな、
マスクをあまりに過信するような風潮はちょっとおかしいのじゃないかと。

こんなのが新しい様式だとかニューノーマルだとかいうのは、フェイクなんじゃないでしょうか。
でもまあ、マスク万能ってのを、わざとでも担がないとやってけないのかもしれませんが。


そうして首都圏を中心に新コロ感染者数が増大する中、ワケわからないと言えばの Go To コロナ、
じゃなかった、Go To トラベルキャンペーンなんですが。

こういう、県をまたいだ移動の促進になる政策への疑問というのは誰しも思うところでして、
例えば青森県むつ市の宮下市長は、

 「キャンペーンによって感染拡大に歯止めがかからなくなれば、これこそ政府による人災だ」

と批判し、山形県の吉村知事は、

 「この時期に全国一斉にスタートするのはいかがなものか。地方としては手放しでは喜べない」

と懸念し、大阪府の吉村知事は、

 「やるとしてもいきなり全国ではなく、近隣県など小さい単位から始めるべき」

と意見を述べ、各自治体から不安の声や異論が続出しているワケですが、どれもこれも全くごもっとも。
特に地方は首都圏由来の感染者発生に警戒心が強いですからね。


こうした地方の声に対して早速、国も対応だそうです。
なんでも、宿泊施設などに感染対策を義務づけだとか。

いわく、受付に仕切り板を用意しろとか検温しろとか、浴場の人数制限しろとか。
そして旅行者は旅行エチケット守れ、ですと。

まあ、どれもこれも普通じゃん、ってのは置いておいて、言ってるだけでしょうね。
審査することもないでしょうし。

施設としても、仮に検温して高熱の人がいたとしても宿泊お断りとかいうワケにいかないでしょう。
そんなことになったら客からの交通費返せ宿泊費その他旅行費返せの大クレームの対応に一大事です。
Go To トラブルですよ。

そうなるくらいなら、こっそり入れちゃいますって。
ある程度、他の客との隔離はナニかしらするでしょうけどね。

だとしても、きっと国は知らんぷりですし、きっとそういう対応になろうことは織り込み済みでしょう。
ちゃんと指針を作ったのに、各事業者、各旅行者が勝手にやったことだと。

そうして、仮に旅行先で感染者が見られたとしたら、たぶん国はほったらかしです。
その感染は旅行・観光関連業者か、旅行者のせいだとして、キャンペーンの責任なんてとりません。

こんなんで国が、やれ旅行・観光業界のために仕事した!みたいな評価になっていいのでしょうか。

感染対策を徹底する、っていうのであれば、県外への移動予定社にはPCR検査を義務付け、
その結果、陰性であることを条件にするとか、できないのでしょうか。

しかも、1兆7千億?という規模の大事業の割に、スケジュール感があまりに拙速で、
いかにもいまだ全然整っていないカンジじゃないですか。

国から旅行業界への周知についても、詳細未定、みたいなカンジで、
これからキャンペーンについての業界向け説明会もやるらしいのですが、
ほとんどキャンペーン開始日の今月22日以降の実施になるらしいんですよ。
こんな準備の仕方の政策で、ホントにいいのでしょうか?


ま、とは言え、やりたきゃ勝手にやりゃあいいんじゃね?とは一方で思います。

そりゃ、深く考えずに、旅行代金が半分になるんだー!と小躍りして
旅行に出かける連中だって少なからずいるとは思いますよ。
そしてソレが全国的な感染の拡散に繋がりかねないという。

でも普段、必要以上にマスクを着用し、消毒液を頻繁に利用するなど、
感染しない・させないことに人一倍気を遣い、新コロを「正しく恐れる」日本人ならば、
そんなキャンペーンやっているからといって、不要不急な旅行になど行きませんでしょう?

そうした高民度な日本人の特性を考えれば、Go To キャンペーンなんか、
大した効き目はないのでしょうね?

とすれば、地方の不安も杞憂でしょうし、逆に旅行業界にとっては期待はずれになるやもしれません。
日本人がホントに感染しない・させないを本気で考えているのならね。
 
 
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Go To コロナ キャンペーン

2020-07-12 18:25:29 | 社会・経済
東京都知事選も予想通り百合子センセーの圧勝に終わり、
都では新型コロナウィルス感染者の数が順調に増えてますね。
都では12日で4日連続で感染者数が200名を超えました。

緊急事態宣言前後だってこんなことはなかったのに、
都も国も医療機関は逼迫していない、重傷者は少ないと涼しい顔で、
特段の対策を取るつもりはどうやらなさそうです。

都の感染者数が50だろうと100だろうと200だろうと一喜一憂するほどの意味もないでしょうが、
都だけでなく、周辺の神奈川・千葉・埼玉でも感染者数が増えてますので、
やはりそれなりに感染が拡大しているのは事実と思われます。

そりゃ、ヒトが普通に移動して経済社会活動しているのですからそうなります。

巷ではやれ新しい生活様式だニューノーマルだウィズコロナだと言って、
ナニかしら感染予防策を採っている風ですが、おそらくそうした効果は期待ほどでもないのでしょう。

ま、例えばマスクにはウィルス予防の効果がないと、、 自分的には思ってますが、
せいぜい会話や咳の飛沫を多少防ぐことが期待できるくらいで、
その他いろいろ予防といわれる対策も、効果は極めて限定的ではないかということは、
認めざるを得ないのではないでしょうか。

かといってそれらの対策に意味がないとは言わないとしても、もし、
有効とされる対策が効果てきめんだったらそもそも院内感染などあんなに起こる筈がないワケで。

そして最近は「夜の街」の「接待を伴う飲食業」が悪者とされてきましたが今では、
保育園でも劇場でも基地でもクラスターが発生ですから、どこでも感染源になり得るのであって、
特定のどこかだけを危険視するのはもはや的外れですね。


じゃあどうすんだよというハナシになると、感染を防ぐ最も確実な手立ては、
移動しないこと、ヒトに会わないこと・触れないこと、になるのでしょう。
まさに緊急事態宣言のようなロックダウンともいえる行動自粛と制限です。

マスクしてるから、接触確認アプリがあるから、なんてことで活動的になるのでは、
感染のリスクを増やすだけなんですけど、なんで奨励されるのかがよくわかりません。

ただ、自粛などの行動制限を徹底しまうと経済的には死にますから、
感染リスクと経済のバランスをどう取るのかは悩ましい問題です。

もちろん都も国もそういうところで苦慮はしているのでしょうけども、
どうにも彼らの取る判断や政策はちぐはぐ感が否めません。

ナニを科学的根拠に緊急事態宣言や東京アラートが発令されたのか、
指標があるようなことを言っておきながら判断根拠としてはなぜか情緒的過ぎです。

そして今、感染拡大の様子が露わになってきて、以前の指標を超える感染実態となっても、
特に行動制限などの呼びかけさえしないとなると、いったいナニが根拠なのかと、
またナニをしたいのかと問いただしたくもなってきますわね。

結局、お偉いの政治的スケジュールを優先してるだけじゃあないかと。
どの友達のために、いつ、ナニを、幾らでやるのか、ありきなんではないかというね。


そしてまた、そんな政策が大々的になされることになりましたね。
「Go To トラベル」キャンペーンですってよ。

新コロ自粛と経済活動停滞で大打撃を受けた観光地や旅行業者など支援のため、
国民の外出・旅行を促進するという政策です。

いやコレね、発案当初から新コロが収まってもないのにどうすんだ、といった疑問がありまして、
ソレに対してアベちゃんはじめ政府は、アフターコロナにおける政策だって今から用意だ、
なんてことを言ってきたワケですよ。

ですので、本来であれば新コロが落ち着いた時点で始めるモノなんですが、
どうやら8月くらいからとお偉いで決めていたのでしょう、新コロ終息なんか待たずに、
かえって感染拡大が露わになってる今時点で始めるとしちゃいました。

しかも、8月上旬からとの予定を7月22日から繰り上げることまで決めちゃいました。
コレはもう、学生の夏休み開始でかつ連休のタイミングを逃せまいという、
業界の要請に配慮したのでしょうね。

そういうのは新コロ感染よりも重大だってコトです。

まあ、、
感染を恐れるあまりじっとしていれば経済的に死にますので、
経済を回す政策を進めることも必要とは思いますが、なんでここで?ってのはありますよね。


先日は宮城県から東京に旅行した女性が感染した、なんてこともあり、
感染者数が急拡大する首都圏との往来を地方は恐れている筈なんですよね。

東京から田舎に帰省すると実家の家族が村八分にされるから帰省できない、
なんてハナシを聞くと思いますがコレは決して大袈裟ではなく、
自分も東北のド田舎出身の神奈川在住なのでわかりますけども、事実なのですよね。
自分も今は、実家に帰省できません。

ソレに最近は九州を中心に大雨の被害がありますけれども、
今は感染防止の観点から県外からのボランティアを受け入れることができません。

だいたい、大雨被害からの復旧で旅行者を受け入れるどころではなく、
こうした被災地はキャンペーンの恩恵にあずかれません。

といった状況で、Go To トラベル、ですってよ。
わざわざ新コロ感染を全国にまき散らすリスクは大いにありますね?

With コロナどころか、After コロナどころか、Go To コロナ、ですよ?


で、なんですか、新コロ大臣の西村センセーは、Go To コロナキャンペーンについて、
十分注意して実施する?ですってよ?

意味わかりません。


こういう意味のワケわからなさはアベちゃん政権では珍しくありませんけども、
メディアがそういう報道を垂れ流すだけでなく、国民も政治に対して無関心に無思考に、
安易に受け入れる態度ってのは、いい加減よくないですよ。


しかし、国民個人レベルだけでなく、企業などの組織も行政の発表や指示がないと、
独自に判断や行動に移せないってのも、情けない限りですね。

ま、そういうお墨付きがないと取引先に説明できないって理由はあるのでしょうが、
そういう思考から抜け出せない企業がニューノーマル、なんて言ってると嗤えますね。

 
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政府や都による新コロ対策のナニを評価したのか

2020-07-05 20:23:51 | 社会・経済
熊本を中心に豪雨による大きい災害が起き、犠牲者や行方不明者の報告がされています。
雨はこれからも降るということで、さらなる被害の拡大が懸念されます。

近年、こうした豪雨や台風による被害が毎年起きているのですけども、
今はまさに新型コロナウィルスの真っ只中でもあり、
感染を気にしながらの避難生活や復旧対応など、従来以上の苦難を強いられる状況です。

被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。


さて、5日は東京都知事選がありましてね。
まだ午後8時過ぎの時点ですが、既に現職の百合子センセーの圧勝とのことです。
まあ、都民の選択なので都民でない自分が言うことはありませんが。

しかし、百合子センセーが初当選時の公約もほとんど達成されてないのに、
百合子都政を評価するとか、意味不明の東京アラートやここに来ての
新型コロナウィルス感染者の激増もあるのに新コロ対策を評価するとか、
為政者に対する市民の評価ってのは不思議なもんですね。

ま、所詮、公職選挙なんて人気投票か知名度調査でメディアに出たもん勝ち、
みたいなところはもともとあるのですけどもね。

結局、テレビカメラの前でよくわかんないけど大袈裟なパフォーマンスしておけば、
情報に受け身な大多数の市民の支持は得られるというのは事実なのです。

学歴詐称疑惑の影響なんて、どってことなかったですもんね。
「女帝」暴露本もね。


そんなこんなで新コロですが、東京はじめ首都圏で感染者が増えている、というか、
たくさん見付かっている今日この頃、コレは明らかに緊急事態宣言解除と、
県をまたぐ往来の解除と、東京都で言えばステップ3の突入と、
そうした制限緩和が影響しているのは明らかですね。

6月末以降は2ヶ月以上も感染者の出ていなかった県でも再び感染者が確認され、
おそらく首都圏はじめ他県の往来による持ち込みが原因と疑われるのですけども。

最近の地方での感染者発生もビジネスや観光の往来で首都圏から持ち込まれた可能性があるとすると、
例えばなんで首都圏から地方になんて行ったのか、そして地方は受け入れたのか、
なんてハナシに、少なくとも感情的にはなったりするじゃないですか。

とするとですね、例えばビジネスだろうが観光だろうが、越県するような場合には
PCR検査をして自身が陰性であることを確認してから移動する、
ってことが求められるように思うのですけども、そういうのナシで、
来るな行くなとか行って移動したら移動したで差別扱いされるとか健全じゃないです。


でもどうやら首都圏では、接待を伴う飲食店など「夜の街」が感染を引き起こしていると、
いかにも主な感染源と特定し攻撃するようなことになっていますが。

確かに、感染者に占める「夜の街」関連はそれなりに多いのかもしれませんが、
それ以外はどういう要因なんだというのを明らかにしてもらいませんとね。

「夜の街」以外に、「朝夕の通勤」とか、「昼のオフィス街」とか、そういうのはどうなんでしょうか。
そういえば、以前あれだけ叩いたパチンコ店はどうなのでしょうか。

というワケで、なんかもうちぐはぐでございましょ。
要は、ビジネスや観光での移動は容認する手前、激増する感染の温床である悪者が必要で、
ソレで恣意的に「夜の街」がやり玉にあげられていると。


しかし、目出度く東京都知事選も終わり、今後政府や自治体はどうしますかね。
また緊急事態宣言など、外出や営業の自粛要請になるのでしょうか。

ま、一度は宣言を発令して、もう大丈夫ですからと解除して、
また制限ですなんてことになったらいい赤っ恥だと思うのですがね。
あの解除は何だったのかという。

だいたいがこうした制限などの発令って、国にしても東京都にしても、
根拠が情緒的で全く説得力ないのですよね。

ソレでもそんな政府や都を支持できるってんだから市民の鈍感ぶりはスゴイもんです。

自分が不思議なのは、よく街角インタビューで最近の人出が多いことに関して
「怖い」とか言う人がいますでしょ。

そう言うアンタがその多い人出の一人なんだけど?
と思うのですが、本人はナニも気付かないのでしょうか。
もしくはただのサクラの可能性はありますけども。

で、東京を中心にした最近の感染者増を「第2波」かしら?なんて言うヒトもいて、
いやいや、いったん感染者の発見が少なく見えたときはあったはあったんですが、
単に第1波が収まってないだけだからと思いますが。

ホントの第2波って秋以降、空気が乾燥して寒くなってからでございましょ?


まあでも、そんな都民の圧倒的支持を受ける百合子センセーによると、
これから新コロに対しては自衛しろと言い、新コロ大臣の女体盛り・西村センセーも、
国民一人一人がしっかりしろと言い。

つまりは行政はナニもしないから各自なんとかしろってだけなんですよねえ。
この国難に、ほったらかしってことです。


ところで新コロ大臣が西村センセーなんでありますが、なんでそのポストが厚労大臣でなく
経済再生大臣が兼ねてるの?との疑問は以前から言われていたのですが。

自分的に言うと、別にナニも不思議はないのですよ。
何故なら政府の新コロ対策は国民の健康よりも経済を、経団連を優先してるからです。

 
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