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鳩山由紀夫の胆振地震はCCS原因説はデマ、で済ませていいか

2019-02-23 11:49:00 | 社会・経済



先日、女性への性的暴行がバレた自民党の田畑センセーが離党しまして、
いや、党からは除名などもっと重い処分があっていいのではと思っていたところ、
党の重鎮・伊吹センセーはこの事案について、

 「問題にならないようにやらなきゃダメだ。同じコトをやるにしても」

と発言したそうですね。

まービックリです。性暴力行為を容認しています。
相変わらず女性の人権蔑ろの自民党クオリティです。

コレ、311の震災を「あっちのほうで良かった」とした発言に匹敵する、
最低の暴言だと思うのですが、お咎めナシなんでしょうか。

冒頭に掲載している、先日発生した北海道胆振地方での震度6弱の大地震に関する、
地震を人災だとした鳩山由紀夫センセーのツイートがデマだと叩かれているところですが、
伊吹センセーの発言のほうがよっぽど酷いと思うのですが、いかがでしょうか。


その鳩山センセーのツイートですけども、炭酸ガスの地中貯留実験(CCS)が原因の人災と、
エビデンスもなくこの立場の人が断ずるのは、確かに軽率だったと思います。

批判する人は、CCS人災論を科学的でなく荒唐無稽な陰謀論みたいに考えているでしょう。
鳩山センセーのことを、このタイミングで不要な発言をする変人と嗤っているでしょう。

でも自分は、だからといってこの見方を無視できないんじゃないかとも思っています。

というのは、温暖化防止・温室効果ガス削減のために炭酸ガスを地中に埋めてしまう、
CCSというアイディアについては昔から違和感があるからです。


最初にこのことを聞いたのは数年前、311の前だったかもしれません。
増えすぎた大気中の温室効果ガスを地中に埋めるなんて、良いワケがないと直感しました。

だって、人間にとって不要なモノを大地に引き取ってもらおうだなんて、
身勝手でムシのいいハナシであり、相変わらず人間の傲慢さが発揮されていて、
いかにも自然からしっぺ返しを喰らいそうな思想は、倫理的でないのでないかと。

それと、科学的なことはよくわからないのですが、、
CCSについては例えば下記など参照いただくとして、、

 CO2回収・貯留(CCS)

科学的なことは理解しきれてませんが、それでも、
地中に無理矢理にガスを大量に詰め込んで、ナニも影響がないとは思えないのですよね。

どこかで溢れかえって暴発しかねないのではないかと、それくらいの想像はできます。
直感と想像であって科学的な説明はできませんが、単純に入れすぎたら溢れるだろうってハナシです。

そして自然からしっぺ返しを喰らう、それが胆振地方の地震ではないかというのは、
今のところ根拠には乏しいですが、考えられるハナシではないかと思ったのです。


自分は陰謀論と言われるモノに対して、他人より受け入れる態度のある人間です。
陰謀論を強く信じるというよりは、そういう可能性は棄てきれない、と考えているほうです。

世の中にはなんでもかんでもロスチャイルドとロックフェラーに結びつける人もいますが、
そこまでではありません。

そんな自分も、人工地震については否定的です。
ある程度の大地の揺れは起こっても、巨大地震が可能になるとは考えていません。
311の地震や津波を見て、コレは人間のできる仕業ではないと信じましたから。

でも、鳩山センセーのツイートを見て、確かに地中にガスを大量に詰め込む愚行により、
大地が何らかの反応を見せてもおかしくないと改めて気づきました。


鳩山センセーが言及している苫小牧のCCS実証実験を行っている事業体は、

 日本CCS調査株式会社

ですね。

苫小牧の事業については以下で紹介されており、

 苫小牧CCS実証試験

このページの中で、CO2の地中への圧入状況が報告されています。

 公開情報

ここに各月のCO2圧入量が記載されているのですが、


 2018年 7月30日のCO2圧入量485.0 トン、累積CO2圧入量190,760.5 トン
 2018年 8月30日のCO2圧入量514.4 トン、累積CO2圧入量206,727,4 トン
 2018年 9月29日のCO2圧入量 0.0 トン、累積CO2圧入量207,307.0 トン
 2018年10月30日のCO2圧入量 0.0 トン、累積CO2圧入量207,307.0 トン
 2018年11月29日のCO2圧入量 0.0 トン、累積CO2圧入量207,307.0 トン
 2018年12月30日のCO2圧入量228.2 トン、累積CO2圧入量208,087.9 トン
 2019年 1月30日のCO2圧入量250.5 トン、累積CO2圧入量215,426.1 トン


この経緯を見ると2018年8月までは500トン前後のCO2が日々圧入されてる様子が窺えますが、
9月になると数日分の注入があった程度で、その後11月まで圧入が行われていません。

胆振地方で山を崩し道路を破壊する大地震が発生したのが、2018年9月6日です。

ってことは、この実験が地震を引き起こしたのかもしれないと自覚しビビり、
その後、作業を中断したのでしょうか?

それまでは順調に?CO2圧入ができていたのに、2018年9月頃でついに、
大地の臨界点を超えてしまったということでしょうか?

2017年の報告では、9−11月にも圧入は継続されているようですから、
中断の時期だったってワケでもなさそうですので、ナニか中断する原因があったのでしょう。

そして、12月から少しづつCO2圧入を再開。
先日2月21日に再び胆振地方で大地震が発生したのです。

だからって、CCSと地震の因果関係の証明にはほど遠いです。
でも無視できないというか、ちょっと疑ってかかる価値があるとは思われませんか。


鳩山センセーは以前からCCSに否定的で、2018年9月の胆振地震が起きたときも、
鳩山センセーや専門家などからCCSの地震への影響が疑われたのですが、
それについて事業体の日本CCS調査は、ご丁寧に地震との関連について調査報告書を発表しています。


 北海道胆振東部地震のCO2貯留層への影響等に関する検討報告書について

 北海道胆振東部地震のCO2貯留層への影響等に関する検討報告書


まあ当然、調査の結果は地震とCCSは関係ないとの結論報告になるワケですが。
確かにそうなのかもしれません。

2018年9月の地震後の作業中断は、単に地震にビビっただけで作業を見合わせただけかもしれません。
批判や疑いの目もあったでしょうし、11月に上記の調査報告書ができたので、
おそらく圧入を再開できる状況になっただけかもしれません。
2019年2月の地震も圧入再開とは関係なく、タイミング的にそう見えるだけかもしれません。

もちろんCCS側はハナから地震への関連なんて認める筈もないですが。
関連があるとなったら、莫大な賠償・補償を背負う羽目になりかねません。


しかしあれだけ大地に負担を強いていたら、ナニかしらしっぺ返しがあってもおかしくないと思うのです。
ソレが胆振の地震なのか、別のナニかなのか、もしくはナニも起こらないのかもしれません。

いや、ナニもしっぺ返しがないとも考えにくいのですがね。

鳩山センセーのCCS原因説については日本CCS調査はもちろん、
北海道警察も気象庁も否定する騒ぎになっていますが、
実際のところCCSと地震の関連は「わかっていない」のではないでしょうか。

人間は「わからない」という立場で、「ひょっとしたら関連してるかもしれない」との想像力を持ち、
倫理性を保ち、どこまで自然に対して謙虚でいられるでしょうか。

 

正義のキーワードに踊る日本

2019-02-22 23:18:17 | 日記
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」へ、
無事に着陸に成功して、その偉業に盛り上がっていますね。

いやま、偉業というか、凄いことは凄いことではあるのですが、
でもここで、日本凄い!日本の誇り!とか言ってる場合じゃないと思うのですがね。

いや、着陸するだけでも、えらい難儀で高度な技術やらなんやら必要なのはわかりますよ。
でも、目的は着陸じゃないのですから。ここで仕事完了!とか思ってませんよね。

そこでサンプルを持ち帰るなどして、命の起源に迫る調査・研究につなげることがミッションなのですから。

その過程として着陸という難関をクリアしたのは素晴らしいのですが、
なんか、着陸したから日本は凄い!と、まるでゴール達成したかのように騒ぐのは、
相変わらず倒錯してるんじゃないかなと。

ノーベル賞なんかで日本人の受賞を凄い凄いと喜ぶばかりで、
評価された研究などへの関心が高まらないのと似ています。

はやぶさ2も今後の仕事があるのですから、そちらこそ期待して関心を持ち続けましょうよ。


ところで、日本経団連新聞によるこんなイベントの告知を目にしたのですが。


 日経SDGsフォーラム 特別シンポジウム 震災復興から持続可能な社会創りへ

 日本経済新聞社グループが、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs=Sustainable Development Goals)」
 の達成に向けた企業の取り組みを支援するプロジェクト「日経SDGsフォーラム」。
 今回のテーマは、「震災復興から持続可能な社会創りへ-SDGs達成に向けた社会と企業の取り組み-」です。
 東日本大震災から8年。経済や街の再生、そして持続可能な社会づくりに向けて企業、自治体、団体が
 一体となって取り組む重要性を議論します。


と、いうもので。

「SDGs」ですよ、聞いたことくらいはあるかと思いますがご存じでしょうか。

例えばプラスチックゴミを減らすためにナニができるか、
例えば貧困や飢餓を無くすためにナニができるか、
例えばクリスマスケーキや恵方巻きなどの無駄な食物大量廃棄するなど持続的でない行動を、
持続可能とするためにナニができるかなど、

SDGsってそもそもナニ、ってのはここで書ききれませんから検索などで見ていただくとして、
要は、地球や社会を持続可能に発展させるための17のテーマがあって、社会も企業もそのテーマに取り組め、
といったもので、まあ、国連や政府などが音頭を取った今どきの「正義」みたいなもんですかね。
コレを行動原理とする活動は正義と謳えるワケです。

ところで、「日経SDGsフォーラム」なるイベントの概要とプログラムを見てみると、


 ・主催:日本経済新聞社、日経BP社
 ・協賛、協力:三菱UFJリサーチ&コンサルティング、日本政策投資銀行、東京電力ホールディングス ほか

 ・基調講演1「震災復興と持続可能なエネルギー戦略」
 柏木 孝夫氏 東京工業大学名誉教授 特命教授

 ・基調講演2「震災復興と建設、建築」
 村上 周三氏 東京大学名誉教授/建築環境・省エネルギー機構 理事長

 ・基調講演3「SDGs達成に向けた日本の取組、震災復興」
 蟹江 憲史氏 慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科 教授

 ・パネルディスカッション1「震災復興とエネルギー」
 新関 勝造氏 福島県 商工労働部 再生可能エネルギー産業推進監(兼)次長
 山影 雅良氏 経済産業省 資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部政策課長
 武藤 昭一氏 東京電力ホールディングス 福島復興本社 除染推進室長 ほか

 ・パネルディスカッション2「震災復興と都市の再生、建設、建築、SDGs」
 徳山 日出男氏 政策研究大学院大学 客員教授/元国土交通事務次官
 加藤 慶太氏 東松島市副市長
 門川 大作氏 京都市長 ほか

 ・パネルディスカッション3「震災復興と持続可能な社会創り」
 石井 重成氏 釜石市 総務企画部 オープンシティ推進室 室長 
 蛭間 芳樹氏 日本政策投資銀行 サステナビリティ企画部 BCM格付主幹 兼 経営企画部
 黒田 かをり氏 CSOネットワーク 共同事業責任者
 石本 めぐみ氏 ウィメンズアイ 代表理事・共同創立者/W20 Japan 2019運営委員 ほか


と、なっています。
自分的には正直、震災復興にSDGsもないんじゃないの?とは思うところですがね。

まーた商売のネタに震災を利用している感がありましてね。
復興でもってSDGsの実験をしようというふうにも見えてしまうのは、自分が意地悪いのでしょうか。


そんで、震災復興がテーマのわりに、やたらエネルギー関連の比重が多いように思うのは、
自分だけでしょうか?

なんせ東電がスポンサーですし、復興にかこつけてエネルギーのハナシが主で、
復興というからには申し訳程度に都市のハナシもしておいて全体を取り繕っておく、
そんな風に見えるのですがね。


とにかく、この「SDGs」に、特に日本企業は乗っかり過ぎじゃないですかねえ。
つまり、コレをネタになんかカネ稼ごうとしているのが如実にわかるのですが。
そういうのがこの日経のイベントからも臭うのでして。

だって、ここ20-30年くらい、日本の産業界はずっとこんなこと繰り返してきたんですよ。

こういう、企業が空騒ぎしたビジネスワードって少し昔では、
「メセナ」「フィランソロフィー」なんてのがありましたし、
「価値創造」「エコ」「温暖化防止」「CSR」なんてのもそうですね。

でも今じゃ忘れられています。

そういった価値観が普通になったって見方もありますけど、
単純に流行り廃りって面が大きいと思いますよ。
社会が飽きてカネにならなくなったと思ったら、次のキーワードに飛び移るだけです。

その時々でマーケティングのキーワードとしてネタとして消費されただけでね。
おそらく「SDGs」もそういう運命でしょう。
「働き方改革」「女性活躍」「人生100年時代」なんてのも同様だと思います。

22日は「プレミアムフライデー」(笑)でしたが、コレも「働き方改革」に乗っかった企画なワケで、
「働き方改革」という正義の推進に見せた、消費促進キャンペーンですよね。

「働き方改革」なんて、企業はやってるカンジ出してるだけで、
社員の残業を減らそうとすることしかできない企業が多いじゃないですか。
その目標達成のためにやってることは、行った筈の残業をなかったことにする、ことだったりして。

働き方改革法案が施行されると年間何日かの有給休暇取得が義務づけられるそうですが、
そうすると今度は取れなかった有休を取ったことにされてしまうワケです。
たいした「働き方改革」です。


企業にとっては政府が推進することだからと乗らざるを得ない部分もあるっちゃありますが、
自分的にはこういう正義のキーワードをとってつけた企画にはウンザリなのですがね。

 

統計不正を駆使するフェイクノミクス

2019-02-17 10:02:27 | 国際・政治
アメリカのトランプ大統領がメキシコとの国境に壁を建設する予算をぶんどるため、
非常事態宣言を出しましたね。

普通なら巨大ハリケーンのような危機への対応に出されるものなのに、特にそうした事象がないのに
宣言が出されてしまうという、ある意味ソレ自体が非常事態なことになっておりますが、
これを受けてアメリカのいくつかの州や市民団体がトランプを提訴するようですね。

トランプにしてみれば、南から国境を越えてくるテロリストがいるから非常事態!
ってことなのかもしれませんが、そのトランプは非常事態宣言に関するスピーチで突然、
我らがアベちゃんから、ノーベル平和賞に推薦してもらったぞ!なんてことを口走りまして。

いやー、コレで日本も世界も「マジか?」と顔を見合わせたのでありますが。

確かに昨年もトランプがノーベル平和賞候補なのではないか、なんて憶測もありましたが、
しかし国境に壁を作って世界を分断し、移民だけでなく有色人種や女性やLGBTにも侮辱的なヒトを、
ノーベル平和賞にと推薦するなんてねえ、と普通に疑問に思うところですが、ソレがアベちゃんかよと。

でもトランプに尻尾を盛大に振るアベちゃんならありうることでもあり、
事実はどうなののかと思われてましたが、どうやらホントだったようです。


 「トランプ氏、ノーベル賞候補に」首相が推薦状

 安倍晋三首相が朝鮮半島の非核化や地域の平和に貢献したとしてトランプ米大統領を
 ノーベル平和賞の受賞候補に推薦していたことが16日、明らかになった。
 複数の日本政府関係者が認めた。「過去の首脳会談の場で、トランプ氏に5枚ほどの
 ノーベル平和賞の推薦状のコピーを(首相が)示した」と語った。

 トランプ氏は15日の記者会見で、首相から、ノーベル平和賞に推薦した「最も美しい手紙」
 のコピーを受け取ったと明らかにした。米紙ワシントン・ポストは、トランプ氏の発言について
 「安倍氏と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領を取り違えたのではないか」
 とする複数の評論家の見方を報じていた。

 首相には、米朝首脳の再会談を前に膠着する朝鮮半島の非核化や拉致問題の打開に加え、
 日米の通商交渉に弾みをつけたい狙いがありそうだ。


なるほど、日米交渉に弾みをつけたい狙い、だそうです。
相変わらず小っちゃくて姑息な下心です。

他の報道では、アメリカ側から大統領を推薦してくれとの依頼があったというのですが。

 トランプ氏をノーベル賞に推して…米国が安倍首相に依頼

コレも事実関係はよくわかりませんが、ホントなら日本側は断れないですからね。

だとすると、トランプが「アベちゃんに推薦してもらったぞ」と自慢げだったのも
ただのマッチポンプってことになりそうですが、どうなんでしょうか。


さて、そんなことより政府による統計不正ですが。

厚労省による毎月勤労統計の不自然さが指摘されたのは昨年からのことで、
早くに報じた西日本新聞の記事をブログにエントリーしたのですが。


 アベちゃんの言う経済成果は統計マジックなのでは


そう、この時は、経済指標が上昇しているのは調査サンプルを入れ替えるなど
算出方法を変えたことによるマジックであり、不正とまでは考えてませんでした。

ただ記事でもあるとおり、方法を変えたなら変えたで補正を加えるとかすべきところ、
変更の前後を単純比較してさも前年比アップという言い方はインチキだとは思いましたがね。
実際、入れ替えしなかったサンプルだけで見ると軒並みマイナスだったことがわかってます。

ここでも厚労省は補正の必要はないとか頑なだったワケでありますがソレはやはり、
前年比アップの結果を出すことありきだったからと、考えて差し支えないように見えます。

そして今では、不正な統計だったとバレてるワケで。
で、最近言われるように実質賃金もマイナスになってることがわかってきて、
さすがに厚労省もアベちゃんもソレを認めざるを得ない状況です。

政府の経済政策は賃金上昇などの成果を挙げているというのは間違い、
というかウソだったのであり、ソレを示す統計は不正でインチキでした。

厚労省はこの不正が疑われた時に外部から識者等を呼んで行うとしていた調査も、
実際はほとんど内輪で行ってたものですから、さらに疑惑を拡大させることになりまして、
よっぽど事実関係が明らかになったら困ることがあるのでしょうね。
例えば官邸の関与とかね。

いやもう、「統計改革」はアベちゃん政権の成長戦略の一つだったそうですが、
その実態は「統計マジック」どころか政権の成果を都合よく見せるインチキ、「統計不正」だったと。

ここまできたら官邸やアベちゃん、内閣まるごと責任をとったっていいんじゃないですか。


当のアベちゃんは、こんな様子で居直っているようですが。


 

 「他のあらゆる数値がいい方向」

なんだそうです。
さすが森羅万象担当大臣、あらゆる統計を把握されてるようです。

ただ「他の」ということはこの、たまたま厚労省の統計は不正で間違いだったと。
報告書は読んでいないようですがね。


ってなカンジで、官邸に気を使ってインチキする政府の統計なんて、
厚労省に限らず、もはやなーんも信用できなくなりますね。

たいした「統計改革」です。
アベノミクスと(笑)は、統計をインチキして錯覚させる「フェイクノミクス」だったのです。

 

桜田センセーのアホよりアベちゃんのウソ

2019-02-13 23:16:20 | 国際・政治
競泳の池江選手が白血病にかかっていると公表したことについて、
やはり若くして白血病にかかり闘病を続け、競技に復帰した現役Jリーガーが、
池江選手へのメッセージを発表しました。


 競泳女子・池江璃花子の白血病公表を受け…復帰果たした新潟DF早川がコメント発表


ここで早川選手の言う、


 「選手として活躍されていて、周りの多くの方はどうしても綺麗なドラマのように、
 復帰して再び活躍する姿を見たいと期待していると思いますが、
 まずは一人の人間として元気になってくれることを僕は願っています。
 決して明るく前向きなことばかりでないと思います。
 池江選手には、周りの信頼できる人たちといろいろな想いを共有して、
 決して一人で背負いこまず、じっくりと強い気持ちをもって病と戦ってほしいです」


とのコメントは、自分が見聞きした中では最も聡明な言葉だと思っています。
さすがに同じ病気の元患者の言葉の重みは違います。


そんな貴重な言葉が届けられる一方で、オリンピック・パラリンピック担当大臣の、
桜田センセーのコメントが話題です。


 「金メダル候補ですから、日本が本当に期待している選手ですから、本当にがっかりしています」
 「オリンピック担当大臣としては、オリンピックの水泳の部分には、非常に期待している部分があるんです。
 一人リードしてくれる選手がいると、みんなその人につられて全体が盛り上がりますからね。
 そういった盛り上がりが若干下火にならないか、心配しています」


とのことで。

ま、金メダルを期待される選手がおそらく出場できないんでがっかり、というのは、
普通に一般庶民が思うところなんだろうと思いますよ。
大会の盛り下がりを心配するのも、担当大臣だからなのかもしれません。

でもコレって、頑張れニッポン!ありきで、オリンピックでの日本人のメダル獲得ばかり
期待することでもあって、選手個人の病気に対する心配とは別ということですね。

一般庶民ならこんなものでしょうが、桜田センセーは担当大臣ですからね。
それでいて「病気かよ出れないのかよメダル取れないじゃん、がっかり」
ってコメントは軽過ぎますし、不謹慎と思われてもしょうがないです。

選手のことより大会、メダルかよと。
どこが「アスリート・ファースト」なのかと。

いうことで、早速国会でも追及を受けたようで、
まぁさすがに「がっかり」発言については謝罪し撤回したとのことですが、
だいたいアンタはオリンピック憲章を読んでるのか!との問いに対し、


 「話には聞いているが、自分では読んでいない」


ですってよ。
まあ、今さら驚きもしませんが。

正直に答弁したことは評価しますが、どうせなら、

 「つまびらかには読んでいない」

と言って欲しかったですね。
森羅万象担当大臣もどうせ忙しくて読んでないでしょうから。

ソレでも、オリンピック担当大臣の職務を全うしたいという桜田センセーもセンセーですが、
このことで大臣の罷免を要求する野党も、ツッコミどころが小っちゃいですよねえ。


ま、大臣が大臣なら元締めの首相もアレなんですがね。

先日の党大会でアベちゃんは自衛隊員募集に関して、

 「都道府県の6割以上が協力を拒否している」

と発言したのですが。

実際は住民基本台帳の閲覧を防衛省に認めるなど9割の自治体からの協力が得られており、
学校などでの説明会開催や広報活動などにも全く協力していないのは全国で「5自治体のみ」、
ということを、防衛省も認めたようであります。

つまり、アベちゃんが憲法改正の根拠にしようとした、
自衛隊は違憲だから自治体の協力が得られないとの主張はウソだったのです。

またウソですよ。

働き方改革法案の根拠にしようとした資料もねつ造でしたし、
毎月勤労統計や実質賃金に加えGDPの伸びも間違い、要はウソとの疑いが強いのです。
消費税増税の環境が整うかのような印象を無理矢理作りたかったのでしょうね。

こういうアベちゃんの、官邸のウソこそ犯罪的でしょう?
ウソをもとにした法案なんて通しちゃいけないでしょう?


たぶんアベちゃんの言うことはほとんどウソなんですよ。
勤労統計に賃金、GDP、過去には年金を最後の一人まで支払う、なんてのもありましたし、
森友学園疑獄や加計学園疑獄、アメリカとの貿易交渉もFTAをTAGと言い換えたウソ、
ロシアとの北方領土問題もうまく進んでいるように見せているだけでほぼウソでしょう。

オリンピック招致では福島原発事故の汚染水はアンダーコントロールなんてぬかして、
辺野古の土砂投入については稀少生物は移して作業してるとのたまいました。


そんなウソを、このところは徴用工や慰安婦、レーダー照射など韓国の問題を煽って、
誤魔化そうとしているようにしか見えません。

それで国民も釣られちゃって結果的に、こんな横暴を容認してしまう風潮がおかしいですよ。
メディアはもちろん、国民もナニを見てるのでしょうか。

それでも、「アベちゃんしかいない」のでしょうか。


なんでも最近の大マスコミの世論調査(笑)では、
相変わらずアベちゃん内閣の支持率は4割を超えているようなんですが、ホントでしょうか。

コレもまた、ウソなんじゃありませんの?

 

「悪夢のよう」発言でのケンカを見せられるという悪夢

2019-02-12 22:35:21 | ニュース
水泳の池江璃花子選手が白血病だと発表しましたね。

白血病。。。
いくら昨今は治療も進歩しているとはいえ、なんと重い響きなのでしょう。

自分の近くでは、20年くらい前ですけど、義理の叔母が急性白血病にかかり、
入院してから亡くなるまで二週間くらいでしたので、まさに死を意識させる重病、
との印象を持ってしまうのですが、今はそうでもないのでしょうか。

それにしても、世界トップレベルのアスリートが、しかも18歳という若さで、
そんな病気になってしまうこと自体がまず驚きなのですが。

なんで体力もあって溌剌として希望と元気に満ちた才能溢れる美しい若者が病魔に冒されて、
自分みたいに毎日酒飲んでブログなんかでクダ巻いてるだけの無能なオサーンがのうのうとしているのかと、
その不条理が不思議でなりません。

また間近に迫った東京オリンピックでの活躍が期待されるタイミングでというのは、
なんと神様は無慈悲なのでしょう。

正直、回復したとしても来年の競技復帰どころか、競泳という激しい種目で戦えるレベルに戻ることさえ、
困難なことなのではないかと思います。

もちろん日本の世の中的には、なんとか早く回復してオリンピックに間に合うといいなと、
いう期待というか願いみたいなものはあると思いますけど、この際ソレは二の次にして、
なんといっても病気からの回復だけを大事にしてもらいたいものです。

そのためには周囲も、過度な期待や注目は控えたいものです。


さて、池江選手のニュースに日本中が悪夢に襲われたかの様相ですが、
政治では「悪夢」の言葉遊びで馬鹿馬鹿しいケンカが繰り広げられています。

アベちゃんが自民党の党大会で、

 「悪夢のような民主党政権」

と発言したことに、元民主党のセンセー中心に野党が反発し、
国会でも「悪夢」発言を追求することとなりました。

いや、まあ、そりゃ言われた元民主党センセーが怒るのはわからないでもないですけど、
一般市民をdisる発言に猛抗議するのならまだしも、ナニも自分達がdisられたからって、
たかだか党大会で身内へのリップサービス程度の重みしかない言葉に、
目くじら立てるほどのことでもないんじゃないかと思うのですがねえ。

民主党政権は「アベちゃんや自民党にとって」悪夢のようだったんだねと、
適当に受け流しておけば良かったのですよ。

まあ、言われたからにはナニか声を荒げておかないといけないというような、
意地でもあるのかもしれませんけどもね、大人げない。


本当に民主党政権時代で悪夢のようであったのは、311の大地震や大津波に原発なのです。
そしてその悪夢は継続中なのですよ。

なのに、池江選手のような、まさに悪夢に立ち向かっている若者がいる一方で、
こんな「悪夢のよう」発言で、いい大人の幼稚なケンカを見せられて、
ソレこそが国民にとって悪夢のようなんですがね、いい加減にしてもらえないでしょうか。