元?女優の高樹沙耶が大麻所持で逮捕されましたね。
彼女が大麻の医療利用を訴える活動をしていたのは知られたところでしたが、
今回は大麻の不法所持ということでね、いつかこういう目に遭うかもしれないとは思いましたが。
しかし、ま、この逮捕劇って、謀略の可能性もあるんじゃないですかね。
だって、高樹が暮らしていた石垣島で逮捕とのことなんですが、
麻薬捜査員がわざわざ石垣島に出かけていくのですよ。
そんな遠くまで逮捕しに行くのですから当然、手ぶらでは帰れません。
必ず逮捕できる準備をしていった筈なのですよ。
つまり、たぶん、罠に引っかけたのですね。
見つかった大麻とやらは、捜査員が用意していたものかもしれませんよ。
その大麻の所持を高樹の同居人は認めたと言うのですが、
コレって、捜査当局との取引が成立したってことじゃないですか。
要は高樹を売った、と。
まあ、大麻を取り締まりたい当局にとっては、高樹が邪魔だったんじゃないですかね。
そういう見せしめの意図もあるのかと。
どこまでホントか自分にはわかりませんが、大麻というのはかなり有用という説がありますね。
古代には麻酔として使用されていたとか、医療用途もあったのではと言われています。
他にも、現在でも病気やケガの治癒効果もあるとの説もありますし、
こういう効能がホントだとすると、体制派にとっては邪魔な存在になるワケですね。
製薬会社とか、そのおこぼれにあずかる役人や政治家とか。
なので、大麻の有効性を喧伝する杭は打たねばならぬ、
そんなところだったのかもしれません。
さて、先日は広告大手の電通で、社員が過剰残業がもとで自殺、なんてことがありました。
自殺の原因は月100時間の残業からくる過労、なんて言われているようですが、
はっきり言って広告業界にとどまらず、月100時間の残業なんて珍しくありません。
もちろん残業100時間は多いのですが、そういう労働時間に焦点が当たってますが、
そんな物理的肉体的な負担より、そこまでの労働に追い込んだ精神的な負担こそ本質と思いますね。
だから形式的に残業時間を制限します!なんて、
会社側が労働環境の形式的な改善を宣言したところで、解決にならないのですよ。
追い込まれているほうは、会社から残業するなとプレッシャー受けながらも、
任務達成のために残業時間に現れないところで無理をするのです。
それがまた精神的に追い込むのです。
もちろんサービス残業も当たり前で、形式に現れない分だけ、
会社は知らんぷりをできるのですから気楽なモノです。
そんな電通も、「働きやすい企業」として国の認定を受けていたそうです。
電通「働きやすい」国が認定、是正勧告の一方
大手広告会社の電通(東京都港区)について、厚生労働省は、違法な長時間労働が行われていたとして
同社関西支社(大阪市)が労働基準法違反で是正勧告を受けていたにもかかわらず、
労働時間短縮に取り組み、働きやすい「子育てサポート企業」に認定していたことがわかった。
認定は、2005年に施行された「次世代育成支援対策推進法」に基づいており、
今年6月時点で、2570社が選ばれている。
認定されるには時間外労働の削減などに取り組み、法令に反する重大な事実がないことなどが基準で、
電通はこれらをクリアしたとして07、13、15年の3回認定されていた。
しかし、電通では14年6月、関西支社で労使協定の上限を超えて違法な時間外労働が行われていたとして、
天満労働基準監督署(同)から是正勧告を受けていた。
所詮、国の認定なんてこんな程度です。
形式的な審査さえクリアすればなんだって認定されるのです。
つまり実態がどうかなんてのは関係なくて、審査というセレモニーをするだけ。
一度こうして認定を受ければ企業は続けて受けるために、その基準についていかねばなりません。
別の言い方をすると、認定側、例えば国側が、企業を隷従させることができるってワケです。
権威側の権力になるってことです。
そしてコンサル等事業者の飯のネタになったりするワケで、
認定側はそちらにも便宜を提供することにもなるのです。
マイナンバーなんか、ITゼネコンは相当に商売になったでしょう?
上の記事で言う「働きやすい企業」?とは、「子育てサポート企業」のことでした。
通称「くるみん」と呼びましょうか。
くるみんマーク・プラチナくるみんマークとは
「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証です。
次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、
一定の基準を満たした企業は、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として、
厚生労働大臣の認定(くるみ ん認定)を受けることができます。
この認定を受けた企業の証が、「くるみんマーク」です。平成28年6月末時点で、2,570社が認定を受けています。
さらに、平成27年4月1日より、くるみん認定を既に受け、相当程度両立支援の制度の導入や利用が進み、
高い水準の取組を行っている企業を評価しつつ、継続的な取組を促進するため、
新たにプラチナくるみん認定がはじまりました。平成28年6月末時点で、94社が認定を受けています。
プラチナくるみん認定を受けた企業は、「プラチナくるみんマーク」を広告等に表示し、
高い水準の取組を行っている企業であることをアピールできます。
また、学生・求職者の方は、企業研究の指標の一つとしてもご活用ください。
だそうなんですけども。
こんな認定、そんなに有り難いものですか?
え、なんですか、企業のイメージアップになる、ですって?
優秀な人材確保につながる、ですって?
そんな、役所やコンサルにだまされちゃってね。
ま、今時の社会風潮的に企業としては、コンプライアンスとか女性に優しいとか、
そういう制度についていかなきゃならない宿命もあるのでしょうがね、不幸なモノです。
最近では労務管理だとかなんとか言って、日曜の休日出勤を許さないなんて職場もあるようですね。
まったく、ユダヤ人かよ、と。
そりゃ業務上の必要で日曜に仕事しなければならない状況もあるでしょうに、
通り一辺倒に許さないってのは、ちと柔軟性に欠けるのではないですかね。
こういう締め付けが社員のストレスになりかねないことをどう考えているのでしょう。
やっぱり、そういうことより公的認定されて褒められることの方が重要なのでしょうか。
あの、こういう認定とか、お上からの大きなお世話は子育ての他にも労務管理だったり、
女性登用だったり環境対応だったり個人情報保護だったりと、いろいろあるワケですが、
とにかく企業はこんな制度に振り回されすぎじゃないでしょうか。
どれここれも形式的な審査で形式的に認定されてるだけであって、
なのに、いちいちこんなことに多大な労力を使っちゃって、
本業の生産性よりこんなことばっかりやってるもんですから、
そりゃ日本企業の生産性が上がらないワケですよ。
そしてまた社員を追い込み、意欲をそぎ、社会の閉塞感につながっていくと思うのですがね。
ま、国の認定で最も信用ならないものといえば、原発の安全審査ですがね。