これで大阪は万博を口実にした、カジノのための巨額インフラ投資等を行おうとするだろう。カジノ企業は高笑い。カジノ単体では巨額インフラ整備等を正当化するのは無理があるからこそ万博の誘致があった。万博オフィシャルパーにカジノ企業5社が名を連ねている事が全てを語っている。#大阪万博開催
— たつみコータロー参議院議員 日本共産党 (@kotarotatsumi) 2018年11月24日
大阪が2025年万博の開催地に決定しましたね。
よございましたな。
いや、嫌みじゃなく良いと思っているのですよ。
大阪が良いと思っているコトが実現するなら良いじゃないですかと。
ただ恐らく、冒頭のたつみセンセーのツィートの通り、アメリカの火事の、
じゃなかった、カジノ企業に資するような投資、インフラ整備がなされていく、
その口実のための万博誘致といった感がどうにも拭えないのですね。
早速、万博会場となる夢洲（ゆめしま）の整備の予算化がされるようでして。
大阪万博 会場「夢洲」整備に１４０億円 大阪市方針
２０２５年国際博覧会（万博）の大阪開催決定を受け、大阪市は２４日、
会場となる夢洲（ゆめしま）の基盤整備を早急に進める必要があるとして、
総額約１４０億円規模の補正予算案を開会中の市議会に提案する方針を固めた。
月末にも上程し、年内の可決を目指す。
吉村洋文市長は、博覧会国際事務局（ＢＩＥ）総会のあったパリで取材に応じ、
「（会場へのアクセスとなる）夢舞大橋の拡張や地下鉄延伸は実行する。
帰ってすぐに補正予算を計上したい」との考えを示した。
関係者によると、内訳は大半が夢洲の埋め立て造成費。残りはインフラ関係で、
下水道設備や会場周辺のアクセス道路の調査、地下鉄延伸の調査費などが含まれる。
本格的な基盤整備費の計上は来年度以降となるが、防災面の強化や、
影響が広域に及ぶインフラ整備などを巡っては、大阪府との負担割合が課題となりそうだ。
２５年万博の立候補国は、日本のほか、ロシア（開催地エカテリンブルク）、アゼルバイジャン（同バクー）。
日本はＢＩＥ総会での決選投票でロシアと争い、９２票対６１票で退けた。
２５年大阪万博は、夢洲の会場（１５５ヘクタール）で５月３日～１１月３日に開催する。
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。
長寿時代の豊かな人生の送り方や、持続可能な社会システムなど、
世界共通の課題を解決する「未来像」を最新技術を使って示す。
とのことで、ゼネコンその他財界はまた儲けのネタができましたな。
よございましたな。
しかし、「夢州」とか、なにかと後ろめたい事業については「夢」「未来」「絆」みたいな、
耳障りの良い文字が躍るモノですねえ。
そしてまた万博開催についてはすぐ、経済の起爆剤だの活性化だの経済効果が何兆円だの、
経済・商業の側面ばかり取り沙汰されるのですが、せっかく万博を開催するってんですから、
もっと文化的な意義について語ったりしないのでしょうか。
ま、どうでもいいのでしょうけども。
で、万博の大阪開催決定についてアベちゃんはまた、
「オールジャパンの体制で全力で取り組む」
なんて言っているようですが。
いやいや、大阪が誘致した事業なんですから、大阪にやらせておけばいいんじゃないですの。
なんで「オールジャパン」なんてその他大勢が巻き込まれなきゃいけないんですか。
東京オリンピックでもいってましたよね、「オールジャパン」とか。
大阪府民でも東京都民でもないこちとらいい迷惑なんですけど？
勝手に大阪と東京でやっといてくださいな。
だって、「オールジャパン」と言うからには、国も財政出動するよ、ってことでしょ？
赤字でも出たら国が補填しかねないハナシ、ってことでしょ？
勝手にヒトの税金使わないでもらえますかね。
そんなことより最近のビッグニュースといえば、カルロス・ゴーン逮捕です。
連日、メディアが大きく取り上げていますが、まあ日産を救った世紀のカリスマ経営者から、
これまで行った改革も含めて、今じゃ会社を私物化した極悪人の扱いです。
今までは強いリーダーとさんざん持ち上げておきながら今度は手のひらを返して
やれ独裁者の弊害だとか非情だとか膨満だとか強欲だとか言いたい放題です。
そもそもマスコミの報道ぶりも合わせて逮捕自体があまりに急展開で劇場型で、
眉唾な印象を持っているのは自分だけではないでしょう。
どうも明らかに仕組まれた逮捕劇なんじゃないかという。
日産のクーデターではないかとも言われますが、
日産社長の会見などはいかにもゴーンへの恨み節満開といった印象でしたし、
おそらく外国人経営者への反逆の側面があったとは言えそうです。
フランス政府もゴーンを介して日産をルノーの子会社化する動きがあったと言われ、
もちろん日産はソレに反発し、こうした手段に出たのかもしれない、とも。
しかし、どうもそればかりでなさそうなのは、異常に大袈裟な大マスコミの報道もそうですが、
ゴーン逮捕が報道された翌日に日産の役員が官邸を訪れ謝罪した、ってなことからも窺えます。
巨大企業とはいえ、なんで一企業が自社の不祥事で官邸に詫びを入れるのですか？
それも、国土交通省というより官邸ですよ？
コレは、、 やっぱり政府が一枚噛んでいる事案なのでしょうかね。
日産も官邸で謝罪したのではなく「報告」したんじゃないですかね？
つまり、官邸も了解する政治案件だったんじゃないかという。
だからこそ、東京地検得しそう？部も、前のめりにも見える動きを見せていると。
だからって、どういう力学でナニが動いているのかは自分にはわかりませんが。。
でもですよ、どうも逮捕の根拠となる犯罪事実が何なのか、今でもはっきりしない様子どころか、
そうした犯罪などないのではないか、との見方もここにきて見られるようです。
得しそう？部はまだ容疑の事実を明らかにしていないようですし、
当初は有価証券報告書の虚偽記載なんて言われてまして、
5年間で約100億の報酬を50億と偽っていたというモノでしたが、
どうやらその認識も違っているのではないか、という。
あんだけ大袈裟に報道しておきながら今更ですが。
しかし、もし、上記の容疑がホントだとしたら、
それだけ巨額の偽りに会社の誰も気付かないってのもヘンですから、
気付いたけどゴーンに忖度して気付かないフリをしていた、ってことでしょうか。
そんなことあるのでしょうか。
って意味では、有価証券報告書虚偽記載がホントだとしても、ソレが犯罪だとしても、
その他日産の体たらくである筈じゃないですか。
しかし、有価証券報告書虚偽記載の事実があるかもどうやらわからないからか、
日産はゴーンの会社の資金や経費の私的流用があったと言うのですけどもね。
巨額の着服や横領があったのでしょうか。
でも、検察が今注目しているのと違うようにも思われます。
いまだ、逮捕容疑の事実が明らかでないとは、犯罪の事実化をこしらえてる途中なんでしょうか？
よくそんなんで逮捕できたモノだと思いますが。
ってことは、ゴーン逮捕ありきで、得しそう？部も日産も歩調を合わせたのですよね？
わかりませんけど。
そしてもし、ゴーンに犯罪の痕跡が見られなかった、なんて結果に落ち着いたとしたら、
これは日産や地検の体たらくにとどまらない、国際的な問題に発展するかもしれませんねえ。
ま、得しそう？部が独断でそんなリスクのあることをするとは思えませんが、
それでも強引な逮捕劇に踏み切ったとすれば、誰かに動かされているとしか。
とはいえ、ゴーン来日を狙ってメディア引き連れて報道させた得しそう？部もこうなったら、
無理矢理にでも犯罪を断定するのかもしれませんが。
それとも一部で言われているようにコレは、アメリカのトランプとフランスのマクロンとの、
代理戦争なんでしょうか。
フランスのあるメディアは、ゴーンを告発し役職からの解任を決めた日産経営陣を、
「ブルータスのよう」と呼んだようです。
ブルータスとは古代ローマでカエサル暗殺の首謀者で、
もともとはカエサルに重用されていた若者でした。
彼の子供だったのではないか、とも言われています。
そのブルータスがカエサル暗殺に成功しますが、その後、
カエサルの後継者であるアウグストゥスの反撃を受け、敗北してしまいます。
さあ、日産は、目障りな外国人トップを追い出し独自の経営に舵を切ることができるのでしょうか、
それとも、ブルータスと同じ運命をたどるのでしょうか。
