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イラン産原油輸入停止にも凶悪事件にも結局無関心の国民

2018-06-27 19:30:01 | 社会・経済
サッカーのワールドカップ・ロシア大会が絶賛開催中で盛り上がってますね。

開催国のロシアも決勝トーナメントを決めましたし、
駄目だ駄目だと言われていた日本もここまで1勝1分と予想外の活躍ですから。

なんか、自分の周りなんかはもう、日本の決勝トーナメント進出が
決まったかのような話しぶりしてる人間が多いのですけども。

確かに、確率はかなり高くなったと思いますが、もう、
次の対戦相手になるかもしれないベルギーやイングランドのハナシをしているってのは、
流石に気が早くないですか。

まあ、テレビはじめメディアの影響なんでしょうけどもね。
だって、日本強い!外国も称賛!なんて相変わらず自画自賛のネタを集めた報道で
メディアは埋め尽くされているカンジがしますし、こうなったら更に煽らないといけませんから。

しかしメディアも国民も親善試合ではあんなにチームを批判していたのに、
ワールドカップ本番で結果が出たとなると手のひらを返すような褒めっぷり。

だったら、たかだか親善試合にあんなに鬼気として批評してたのはなんだったのか、
親善試合の内容と結果に不満で監督を解任したのはなんだったのか、
という気にもなってきますけども。


さて、サッカーで日本凄い!などで日本のメディアは忙しいようで、
国民も含めて政権の醜態にまでは目が届かない今日この頃、
26日には日常空間でまた凶悪事件が起こってしまいましたね。

富山市で元自衛官の若者が警官を襲い殺害し奪った銃で近くの小学校に向かい、
警備員をも殺害すると。。

なんかの小説か漫画家と思ってしまうような、現実とは思えない事件。
不気味にも、そんな事件がこのところ続いてますね。

新幹線での刃物殺傷、
横浜のマンションでの刃物殺傷、
福岡でのITセキュリティ専門家の殺害、
東京・代々木じゃ居酒屋で花火持って立てこもり、
そして富山です。

いったい日本はどうしちゃったんでしょうか。
世の中、悪意を抱き刃物を持ち歩いているヤツがこんなにたくさんいるものでしょうか。


こういう通り魔的な凄惨な犯行が起きるとメディアなんかは、
容疑者固有の異常性・特異性に焦点を当てて語ろうとし、国民もソレにつられますが、
自分はそうじゃなく、日本社会全体が病んでいて、事件はその発露と思うのですけども。

つまり、若者はじめ弱者を追い込んでしまう閉塞や病理が、
日本社会のどこかにあるのではないだろうかと。

そして、人間関係がうまくいかないとか周囲からドロップアウトしてしまうとか、
そういう人々を救うセーフティネットの機能不全もしくは不在・欠陥などが、
日本社会のどこかにあるのではないだろうかと。

そうした視点で事件の背景を個人固有の問題に帰結させるのではなく、
社会全体の問題としてとらえ、解決する努力が必要じゃないかと思うのですが。

でも、そういう風潮にまるでないのは、他者に無関心だからなんでしょうね。
アレは特殊で突然変異的なケースであり、自分が属す社会とは関係ないと思いこんでいる。

これらの突発的な刃物殺傷などの凶悪事件は北朝鮮などより大変な脅威であり、
日本が内包する問題だと思うのですが、犯人の異常性や被害者の美談など、
センセーショナルな報道ばかりになってしまいますし、国民もソレ以外考えません。

関心あるのは自身の快感だけ、ソレに寄与するならサッカーに興味なくても
日本代表の試合には祭りとして乱舞するのです。



そんなカンジで、日本国民は政治・経済・外交には関心ないでしょうが、
イラン制裁の一環としてトランプのアメリカがイラン産原油の輸入停止を
同盟各国に要請しているそうですね。

なんでアメリカの独善的なワガママに付き合わなければならないのかわかりませんが、
考えてみると日本も同じコトしてますね。

アベちゃんが外遊に行くたび、訪れた国の首脳に対して、
「北朝鮮に圧力を」と呼びかけたのに似てませんか。

言われた側は「なんで俺らが」と不思議がったに違いありませんが、
ソレと同じコトをアメリカがし、今度は日本が要請されてるというワケです。

別に日本はイランからナニか不利益を受けているワケではないですし、
大事な原油輸入元ですし、むしろイランとは友好な関係を続けてきている筈ですが、
さあ、アベちゃんと日本政府はどうしますかねえ。

なんたってアメリカさんはイチバンの同盟国ですものねえ。
トランプに屈してイランとの関係を損ないかねない判断をしますかね。

とりあえず、アベちゃんとトランプって似たところがあるのかもですねえ。


ソレにしてもアメリカは、関税強化によるEUなどからの報復関税の結果、
高級オートバイのハーレーがEU向け製品の生産拠点を海外に移すと発表、
いうコトになってしまったワケで、狙いと逆の事態を引き起こしてしまいました。

まあ、メーカーとしてはそう考えますわね。
しかし、こんな報復関税の応酬で、誰が幸せになっているのでしょうか。

そこに今度は、各国の反対を無視して一方的にイラン核合意を反故にしながら、
イラン制裁に同調してくれ、って言うワケでしょう。

コレまた、どこの誰のためになっているのか全くわかりませんが、
どこかに得をしている人間は確かにいるのでしょう。

軍産複合体?
ハゲタカ金融?
イスラエルですかね?

自分にはわかりませんが。

 

日本 vs コロンビア戦で思い出される「エスコバルの悲劇」

2018-06-20 21:52:44 | フットボール・スポーツ
サッカーのワールドカップ・ロシア大会が開催されておりますね。
これまで、だいたいの試合を見ていますが今大会は特に毎試合、面白いと感じております。

サッカー大国と言われるチームが苦しみ、それらに対抗する小国が健闘というのもありますし、
接戦も多いですし、各チームの戦う姿勢が旺盛で真摯なのが心を打ちます。

クラブチームと違って国の特色が現れやすいというのもありますかね。
特にヨーロッパのクラブは選手も監督も南米やアジア、アフリカの選手がチームに入り乱れ、
おかげで戦術なりチームもいろんな地域の特色がミックスされ、
均質化しているのはあると思うんですが、代表チームはその国だけ、ですから。

まあ日本なんかは外国から監督を招聘することが好きなので、新しい監督が来る度に、
やれブラジル風だ、オランダ風だ、メキシコ風に東欧風だ、なんてことになり、
それが行き詰まると「自分達の」サッカーだ、みたいなことを繰り返すのですが。


そんな日本代表チーム、19日には大方の予想を覆しコロンビアとの初戦に勝ちました。
おかげで日本の世の中大騒ぎです。

しかし、確かに番狂わせの勝利とはいえ、たった開始3分で相手選手がファールで一人退場、
しかもPKで先制点獲得と、1点のハンデをもらいつつ、ほぼ丸1試合10人相手にプレイした状態ですからね。
日本が終始優位でおかしくはないのですが、それにしても、11人対11人での試合を見たかったものです。

まったくナニやってんですかコロンビアの選手。。


ところで、縁起でもないハナシでアレですが、この試合の結果をうけて、
1994年のアメリカ大会のコロンビア代表でプレーした、エスコバル選手を思い出してしまいました。

エスコバルはコロンビア代表チームのDFでしたが、グループリーグの
アメリカとの試合でオウンゴールを喫してしまい、チームはこの試合に敗れ、
グループリーグで敗退してしまったのです。

そしてコロンビアに帰国後、故郷のメデジンのレストランで銃撃を受け死亡するという、
ショッキングな事件が起きました。


その当時のコロンビア代表と言えば、バルデラマ、アスプリージャ、リンコン、ヴァレンシアら、
豪華なタレントをそろえ優勝候補と言われたチームでした。

エスコバルもこの大会中に、当時欧州最強だったイタリアのACミランへの
移籍交渉が進んでいた優秀なDFでした。

当然、コロンビア国内外の期待も高かったと思われます。


おそらく、コロンビアで活動するギャングがサッカー賭博で代表チームに賭ながら損をし、
その腹いせにエスコバルを殺したのではないか、と言われています。

犯人は銃撃の際、「オウンゴールをありがとう」とエスコバルに言ったらしいのですね。


日本が勝ったことはいいのですが、その衝撃的な「エスコバルの悲劇」を思い出しましたよ。
ここでコロンビアがグループリーグ敗退となったら、同じコトが起こったりしないだろうかと。

ペナルティエリアでファールを犯し退場となりPKで日本先制の原因となったサンチェス選手、
その身の上が心配になってしまいます。

まあ今では、麻薬ビジネスの中心だったメデジンなども、
昔から比べれば安全になったと言われてますが、どうなんでしょうか。


ところで日本代表チーム。
まぁ自分はハリルホジッチ監督の解任以降、代表を応援する気がなくなってましたが。

このコロンビア戦の勝利で、いやあ、ハリル解任して良かったね、
ってな論調になっていくのですかねえ。

嫌ですねえ。

 

地震と原発は共存するのか

2018-06-18 21:58:57 | 社会・経済
18日は早朝から大阪北部で震度6弱の地震が起きまして。
誰もが阪神淡路大震災を思い起こしたのではないかと思いますが。

この地震によってインフラは破壊され死者も出てますし避難所も多数開設されており、
被害に遭われた皆様にはお見舞い申し上げます。


先日は千葉で震度4をはじめ連続して地震があり、
17日には群馬で震度5弱の地震、ソレらに続き18日の大阪です。

これらの地震は何らか関連があるのではないかと考えると怖くなるところですが。
熊本のこともありますので、また大きな余震もしくは本震があるかもしれませんし。


しかし、ただでさえ地震が多い日本でこうやって大きな地震が連続して起こっていて、
新潟なんて地震の起こりやすいところなのに、
新潟県の新知事は柏崎刈羽原発の再稼働なんてするのでしょうか。

あ、新知事というか政府・役人・東電含めた原発ムラなんですがね。
だって中越の地震で実際に柏崎刈羽原発は被害を受けていたのですからね。

まあ厳密には稼働しようがしてまいが、核燃料がそこにある限り、
原発が危険な建物であることに変わりないのですけども。

こうやって地震が起きる度に原発は大丈夫か、なんて心配をしなきゃいけない日本は、
果たして健全なのですかね。

大阪北部地震でも改めて認識したとおり、大地震はどこでも起こり得るのです。
地震と原発が共存するイメージは自分的にはないのですが。


さて、今回の大阪北部地震が阪神淡路大震災ほどの被害に至っていないようですけども、
まさか大阪は、万博で復興した大阪を見てもらう、なんて言ったりしないですよねえ?

 

拉致問題を韓国とアメリカに伝言してもらって後に退けなくなった日本

2018-06-17 19:28:14 | 国際・政治
先日の新潟県知事選で自民・公明の推薦を受けて勝利した花角知事ですが、
選挙戦中は逃凶電力の柏崎刈羽原発について、県民が納得しなければ動かさない、
と再稼働に慎重な姿勢を見せていたものの、当選して早速「再稼働あるよ」、
との姿勢を見せているそうですね。

そりゃそうです、もともとそういう路線なのですから。
新潟県民もソレをわかっていて投票したことでしょうしね。

県民が納得したかどうか、なんてのは、根拠をでっちあげればいいだけですから、
再稼働の判断なんて簡単なものです。

一方で東電は、福島にある原発をすべて廃炉の方針としたそうですが、
コレはきっと柏崎刈羽原発の再稼働の確度が高いと判断したからでしょうかね。
やっぱりね。


さて、そんな新潟県も関係のある北朝鮮の拉致問題ですが、
トランプとジョンウンの米朝会談も終わり、
日本政府もやっとこさ重い腰を上げて日朝会談を探るようですね。

なんたってトランプさんによると、米朝会談で拉致問題を提起したところ、
ジョンウンは日本と会う気があると、会談後の電話でアベちゃんとハナシしたってんですから、
せっかく相手が会うってことをトランプから伝えられて、ほったらかしにはできません。

こうして拉致問題については日本の要請通り北朝鮮に対して、
韓国とアメリカにわざわざ伝言してもらって、そのことを公にそれを評価してるんですから、
さんざん拉致問題から逃げてきたアベちゃんも、もう政府も後には退くことはできませんのでね。

対話のための対話はしない、なんて逃げ口上も使えなくなったワケです。
嫌々でも日朝会談の実現と拉致問題の対話に進まないといけなくなりました。

ところで米朝会談後のトランプとの電話会談内容についてアベちゃんは、
拉致問題に介しては「詳細はお話しできない」と言ったんですが、
ジョンウンが会ってくれるってよ、と伝えられたことが、
「お話しできない」ことだったのでしょうか。どうなんでしょうか。


まあでも、アベちゃんがや日本政府が拉致問題から逃げ回るのもわかるんですよ。
拉致問題なんとかしろー、と日本が北朝鮮に言えば、
北朝鮮からは戦後補償の問題を切り出されるのはわかりきってますからね。

いや、拉致なんて犯罪を勝手にしてるんだから、そこは切り離して解決しろー、
と日本側は考えるところでしょうが、そこは外交ですからそうはいかないのが現実です。

まずは、9月にロシアでの会談を模索しているとのことですが、
さあ日本はどんな作戦・どんな取引の準備ができることでしょう。


外交の取引と言えばもちろん、アメリカのトランプともあった筈です。

G7と米朝会談で忙しいトランプが、その直前にアベちゃんとわざわざ会ってくれたのは、
米朝会談に拉致問題を取り上げることと引き替えに、アメリカの武器を買ってくれると
アベちゃんが約束したからでしょう。

米朝融和・南北朝鮮融和ということになり軍事衝突の可能性が低くなれば、
食い扶持が減りかねないアメリカの軍産複合体は黙っていない筈ですが、
トランプとしては彼らの商売の穴埋めを、日本とのビジネスでできた、
ってことなのじゃないでしょうか。


逆に、融和ムードも醸し出す米朝会談の余韻に水を差すかのように、
防衛大臣の小野寺センセーはアメリカさんに、在韓米軍の縮小・撤退に反対と表明したそうで。

で、そんなもん検討してないわ、とアメリカ国防省のマティスさんにあしらわれる始末で、
ホント恥ずかしいったらありゃしない。

このところの北朝鮮情勢に置いてけぼりにされ、マジ孤立してしまうと焦る日本が、
オロオロあたふた右往左往してるのがよーく、わかりますね。

しかし、米朝や南北朝鮮の融和ムードが手放しでいいとは言いませんけども、
こうして北朝鮮への敵意を露わにしたワケでもあり、こんなんで日朝会談とは、とぼけてますよねえ。


まぁでも、そんな日朝会談だけはなんとしても年内に実現させるんじゃないでしょうか。
支持率も跳ね上がるでしょうしアベちゃんの自民党総裁選もありますのでね。

アメリカさんとしても、なんでも「支持します」のアベちゃんが首相なのが都合いいでしょうから、
そうなるとアベちゃんの総裁再選の路線は濃くなりそうであります。

ってことは、「国難」はまだまだ続くというワケですね。
やれやれ。

 

米朝首脳会談、まずはこんなもんでは

2018-06-12 22:43:09 | 国際・政治
12日はジョンウンとトランプの米朝首脳会談が行われました。
なんというか、こういう歴史的なトピックにリアルタイムで立ち会ってる実感はありますね。

でも、肝心の合意内容はというと、アメリカは北朝鮮の体制を保証するとし、
北朝鮮は非核化するとのことですが、その非核化のプロセスを中心に
特に具体的な内容は盛り込まれておらず、その点で失望する向きも見られます。

まぁでも、こんなものじゃないでしょうか。

だって平昌オリンピック以後、南北首脳会談を経て、ここまでが猛スピードで来たワケで、
そりゃ具体案のところまで踏み込んで合意するだけの準備はできなかったでしょう。

要は、やっとこれから始める、って程度の段階なのですが、
コレさえも今までできなかったことなんですから、
この場があっただけでも、成果と歓迎すべきかなとは思います。

もちろん、この後の進展がどうなるかはわかりませんし、
これまでは拉致問題中心に約束を反故にしてきた北朝鮮、ってイメージも強いので、
日本人的にはコレだけでは評価するに懐疑的にならざるを得ませんけども。

でも、今の日本だって政治家や役人が堂々と国会で虚偽答弁を繰り返し、
公文書を平気で隠ぺい・改ざんするような国なんですから、
他国のことを疑ってかかれる立場か、というのはありますね。


で、その、日本人にとって重要な拉致問題ですが。
トランプによるとハナシはした、ってことのようでありまして、
逆に言うと、ソレ以上ではなかったってことです。

そりゃそうです。
米朝会談で日本の問題が重点的に協議されるワケありませんし、
アメリカさんが日本の代わりに交渉してくれるモノでもありません。

なのに、日本として期待はずれみたいな評価があるのは、
ナニを勘違いしてるのかと思いますね。

主体的にならなくてはいけないのは当事者である日本なのに、
アメリカや韓国を伝言役に使うだけって、どんだけ拙い戦略なのでしょうか。

でも、アメリカに日本人拉致問題を切り出してもらった!さすがアベちゃん!
と、小躍りして喜ぶ論調もあるようなんですが、
はたして、そんな評価すべきモノだったんですかねえ。


ソレと、合同声明で触れられなかったことに朝鮮戦争終結があります。
でもコレも日本の拉致問題同様、当事者の韓国がいない場で、
なんらかの合意などされる筈がありません。

これら含め、たった1日で物事が大きく進展することなどないのですから、
今回の合同声明が具体性に欠けると不満な人たちはちょっと期待しすぎなんじゃないですかね、
自分の期待通りにならないのかという。


かといって、自分が今回の会談に満足ってワケではありません。
もともと限界があるだろうと思っていたので、ま、こんなものかなと。これからです。

「これから」のきっかけにはなったワケで、まずは歓迎したいと思います。
もちろん、この先、期待通りにならないことだってあるかもしれませんがね。