もんじゅ再開準備中止に=規制委が決定、点検漏れ問題
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の
機器1万点近くで点検時期の超過が見つかった問題で、原子力規制委員会は29日、
原子力機構に対し、運転再開に向けた準備作業を当面進めないよう命令することを
正式に決定した。原子炉等規制法に基づく措置で、再発防止や安全管理の徹底を求める。
命令により、もんじゅは再発防止策が徹底されたと規制委が判断するまで、運転再開の
準備ができなくなる。文部科学省に対しても原子力機構の指導、監督を要請する。
規制委はまた、もんじゅ敷地内の亀裂(破砕帯)の現地調査を6月中にも行うことを
明らかにした。もんじゅは原子炉建屋直下に活断層の存在が指摘されている上、
7月に施行される新規制基準に適合させる必要もあるため、再開の見通しが立たない状況だ。
もんじゅの再会準備に禁止命令だそうです。
いい加減な運用をしていた原子力施設に対しては、当たり前の判断ですね。
そもそもがうまく行ってなくて動いてなかったのですから、
禁止命令もナニもないような気もしますけどね。
まあ、運用がずさんで禁止命令ってのなら、同じような決定を下されそうな
原発あるいは原子力関連施設は山ほどありそうなもんですけど。
でも、上の記事の途中にある一文、
再発防止策が徹底されたと規制委が判断するまで、運転再開の準備ができなくなる。
ってのが不気味なのですがね。
だって、再発防止策が徹底されたと規制していいんかい?が判断したら、
もんじゅの運転再開は可能、ってことですよね。
なぁんか、規制していいんかい?が一時的に厳しい仕事をしたポーズじゃないか、
とも疑ってしまうのですがね。
一方では原発の新規制基準が施行される7月に向けて、
各電力会社は原発再稼働申請やる気満々らしいですから。
仮に原発再稼働って言っても、もんじゅの運転に禁止命令が出されている限りは、
核燃料サイクルも意味がないのですから、使用済み核燃料は核燃料サイクルの
資産ではなくてただのゴミでしかなく、つまりは不良資産でしかなくなるのですが、
電力会社は嬉々として原発再稼働申請なんてしている場合でしょうか。
これまで貯まりに貯まった使用済み核燃料がゴミと化すだけではなく、
原発再稼働によって新たに使用済み核燃料が生じるのですから、
これってどうなんでしょうか。
しかも、最終処理の方法も施設建設の候補地さえもないのですよ。
使用済み核燃料の一時的保管場所であるプールのキャパシティも
もうすぐいっぱいになるってのに、電力会社はどういう見込みがあるのでしょう。
六ヶ所村では核燃料再処理の目処が経ったなんて言ってますけど、
もんじゅが停止して準備の禁止命令が出された状態で、
それこそ、核燃料サイクルは生き延びるとの見込みがなければ、
能天気に原発再稼働申請、なんて言えないところなんじゃないでしょうか。
それがそうでもないってのは、もんじゅの再開に見込みがある、
核燃料サイクルは継続する確信があるってことだったりしませんかねえ?
だとすると、今回のもんじゅの運転再開禁止命令ってのは、
ただのガス抜きに過ぎない可能性があるのかもしれませんよ。
引き続き規制していいんかい?はもんじゅ敷地内の破砕帯について
活断層かどうかの調査をするということですので、それに注目ですね。
活断層との判断となれば、それこそもんじゅは廃炉でしょうから。
廃炉にできる技術があるのかどうかは別としても。
すると核燃料サイクルの実質的破綻ですからね。
増え続ける使用済み核燃料をいよいよどうにかしなければなりません。
保存のキャパからして原発の再稼働など難しくなる筈ですが。
逆に、活断層でないと判断され、もんじゅの事故再発防止策が徹底された、
というような判断になれば、またグダグダな原発行政が続くのですけども。
どうなることやら。
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の
機器1万点近くで点検時期の超過が見つかった問題で、原子力規制委員会は29日、
原子力機構に対し、運転再開に向けた準備作業を当面進めないよう命令することを
正式に決定した。原子炉等規制法に基づく措置で、再発防止や安全管理の徹底を求める。
命令により、もんじゅは再発防止策が徹底されたと規制委が判断するまで、運転再開の
準備ができなくなる。文部科学省に対しても原子力機構の指導、監督を要請する。
規制委はまた、もんじゅ敷地内の亀裂(破砕帯)の現地調査を6月中にも行うことを
明らかにした。もんじゅは原子炉建屋直下に活断層の存在が指摘されている上、
7月に施行される新規制基準に適合させる必要もあるため、再開の見通しが立たない状況だ。
もんじゅの再会準備に禁止命令だそうです。
いい加減な運用をしていた原子力施設に対しては、当たり前の判断ですね。
そもそもがうまく行ってなくて動いてなかったのですから、
禁止命令もナニもないような気もしますけどね。
まあ、運用がずさんで禁止命令ってのなら、同じような決定を下されそうな
原発あるいは原子力関連施設は山ほどありそうなもんですけど。
でも、上の記事の途中にある一文、
再発防止策が徹底されたと規制委が判断するまで、運転再開の準備ができなくなる。
ってのが不気味なのですがね。
だって、再発防止策が徹底されたと規制していいんかい?が判断したら、
もんじゅの運転再開は可能、ってことですよね。
なぁんか、規制していいんかい?が一時的に厳しい仕事をしたポーズじゃないか、
とも疑ってしまうのですがね。
一方では原発の新規制基準が施行される7月に向けて、
各電力会社は原発再稼働申請やる気満々らしいですから。
仮に原発再稼働って言っても、もんじゅの運転に禁止命令が出されている限りは、
核燃料サイクルも意味がないのですから、使用済み核燃料は核燃料サイクルの
資産ではなくてただのゴミでしかなく、つまりは不良資産でしかなくなるのですが、
電力会社は嬉々として原発再稼働申請なんてしている場合でしょうか。
これまで貯まりに貯まった使用済み核燃料がゴミと化すだけではなく、
原発再稼働によって新たに使用済み核燃料が生じるのですから、
これってどうなんでしょうか。
しかも、最終処理の方法も施設建設の候補地さえもないのですよ。
使用済み核燃料の一時的保管場所であるプールのキャパシティも
もうすぐいっぱいになるってのに、電力会社はどういう見込みがあるのでしょう。
六ヶ所村では核燃料再処理の目処が経ったなんて言ってますけど、
もんじゅが停止して準備の禁止命令が出された状態で、
それこそ、核燃料サイクルは生き延びるとの見込みがなければ、
能天気に原発再稼働申請、なんて言えないところなんじゃないでしょうか。
それがそうでもないってのは、もんじゅの再開に見込みがある、
核燃料サイクルは継続する確信があるってことだったりしませんかねえ?
だとすると、今回のもんじゅの運転再開禁止命令ってのは、
ただのガス抜きに過ぎない可能性があるのかもしれませんよ。
引き続き規制していいんかい?はもんじゅ敷地内の破砕帯について
活断層かどうかの調査をするということですので、それに注目ですね。
活断層との判断となれば、それこそもんじゅは廃炉でしょうから。
廃炉にできる技術があるのかどうかは別としても。
すると核燃料サイクルの実質的破綻ですからね。
増え続ける使用済み核燃料をいよいよどうにかしなければなりません。
保存のキャパからして原発の再稼働など難しくなる筈ですが。
逆に、活断層でないと判断され、もんじゅの事故再発防止策が徹底された、
というような判断になれば、またグダグダな原発行政が続くのですけども。
どうなることやら。