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てきとーに謝って、なかったことにしよう

2014-06-23 22:43:16 | ニュース
東京都議会でのセクハラヤジが問題になっているようですけれども。
確かに、それが女性蔑視を疑われるものなら問題なのですが。

でもね、ヤジでしょ。
ちょっとそんな問題にエネルギー使い過ぎじゃないかと思うのですが。


いや、女性蔑視発言を軽視するというのではないですよ。
それが議員の行動倫理に反するというなら、
発言の主を特定して処罰すべきとは思いますけども。

それだけでいいと思うのですが、
やたらセンセーショナルな報道になってませんかね。


だって、議会で
発言台に立った女性議員が泣いちゃったとか、
そんな情緒的な部分にフォーカスして、まるで女性を泣かせたから悪い、
とでも言いたげな論調というのはいかがなものかなと。

性別であれ、人種や宗教であれ、蔑視に繋がる発言であれば糾弾されて然るべきですが、
なんか違うところから弱いものを庇っているカンジがして、なんだかなあと。


で、「早く結婚すればいいじゃないか」の発言の主が名乗り出て、
女性議員に直接謝罪をしたようで、その絵も大きく報道されましたね。

これって、パフォーマンスなのかなと。

一連のセクハラヤジについての責任を一人に押し付けるため、
この議員をスケープゴートにして問題の幕引きを図ってるようにしか
自分には見えないのですけども。

ヤジの悪ノリにはマスゾエセンセーも入っていたのでしょう?
それだけでなく、もっとヤジを発したセンセー方がいるはずなのにね。

そこまで傷口を拡げないがためのパフォーマンスなのでしょう。


そういう意味では、福島第一サティアン、じゃない、原発事故で生じた
放射性廃棄物の中間貯蔵施設建設に絡む「最後はカネめ」発言の
石原ジュニア環境相が福島を訪れて謝罪行脚ってのと一緒でしてね。

これ、とんでもない発言なのですが、さっさと幕引きしたい、
そんで、会議ではろくすっぽ出席していない福島に謝罪では早々に出向き、
謝罪の絵をメディアに晒すという、これもパフォーマンスでしょ。

これでこの問題は幕引きね、という。

だいたい、謝罪を受けた側の福島県知事も大熊町も双葉町も、
石原ジュニア自ら現地に出向いての素早い謝罪は受け入れるだなんて、
ちょっと甘過ぎじゃ、あーりませんか。

「死の町のよう」との発言は袋だたきで、大臣辞職に追い込んだっていうのに、
石原ジュニアに関しては謝ったから受け入れる、ですって?

これって結局、お仲間だからなのじゃないですかね。

ジュニアは「福島の住民に寄り添って」なんて心にもないこと言って、
そのホンネは「原発ムラの住民に寄り添って」なのはバレバレなんですから。


貯蔵施設の受け入れもカネが条件になるのは否定しようがないのですし、
そもそも原発立地自治体であるからには、交付金も受けてきたワケで、
その脈略上にある問題なのでしょうからね。

そういう意味では石原ジュニアの謝罪は、福島の自治体も巻き込んだ茶番、
反省パフォーマンスで、これを機になかったことにしよう、ってなことです。

そうじゃなきゃ、サティアン発言の石原ジュニアが、
今まで大臣を務めてこられた筈がないのですよ。
 

代表チームは王様と一応有名な監督に寛容

2014-06-22 23:09:33 | フットボール・スポーツ
サッカーのワールドカップ、盛り上がってますか?
盛り上がってますね?

いやぁ自分もですね、結構観てますけど、今までの大会から比べても
今回はいいゲームが多いように思いますね。

特にオランダvsオーストラリアとか、ドイツvsガーナとか、あと、
番狂わせってやつ、最近の日本ではサプライズ、なんて言うようですけど、
ウルグアイとイタリアを下したコスタリカの活躍とかですね。

強豪が負けるという意味では、優勝候補と言われたスペインが、
オランダとチリに連敗して早々に一次リーグ敗退が決まりましたが、
これは番狂わせというより体たらく、ってカンジでしてね。


そんなこんなで自分的にもワールドカップは盛り上がっているのですが、
どうでしょう巷では、日本代表も盛り上がっているようですかね。

自分はギリシャ戦の予約録画に失敗し、ニュースなどでダイジェストしか
観ていないのですけど、ま、一人退場のギリシャ相手に不甲斐ない試合をして、
選手も監督も批判されてるようでありますね。で、サポーターは激おこ、と。

まあ、コートジボワール戦で逆転負けし、
続いてのギリシャ戦で数的優位に立ったにも関わらず引き分けに終わり、
一次リーグの自力突破が消えたのですからね、気持ちもわかりますけども。


この激おこの理由には、ギリシャには勝てるだろうという見込みがあった、
だから数的優位に立ったのに勝てなかったことに憤慨してるように見えますが。

それはちょいとギリシャに失礼、というか、相手を見くびり過ぎですね。

確かにギリシャは大会直前の親善試合で韓国にホームで負けてますからね、
日本からすれば勝てる相手と踏んでいたのでしょう、特にメディア的には。


でも、ギリシャって強いんですよ。
やってるサッカーは決してモダンではないですしつまらないものですが。

特にヨーロッパではどんな強豪でも彼らに手を灼いているのです。
FIFAランクが無駄に高い気がしますが、ヨーロッパ勢に強いというのが
その理由ではないかと思います。

ギリシャ代表の特徴はよく堅守と言われますがその通りです。
高く強いフィジカルとメンタリティで相手を自由にさせず守り抜くのです。

一方でアジリティに勝る韓国や日本などのアジアや南米は不得意のようで、
だからこそ日本も勝てる相手だ、なんて見てしまったのでしょうね。

確かにギリシャからすれば日本は不得意なタイプだったと思います。
だからって日本は、あまりにもギリシャに勝てると勘違いし過ぎ、
退場で一人少なくなったギリシャに勝てなかったことをことさら嘆くのです。


まぁ自分の予想では、今でもこのグループの上位2チームは、
コロンビアとギリシャだと思っているのですけど。

コートジボワールは個人の能力が高く、ギリシャを上回ると思う人も
多いでしょうけど、そういうチームにこそ勝ってしまいそうな不気味さを、
自分はギリシャに感じてしまうのですよねえ。


さて、サポーター達が日本代表に対して激おこなのは、勝つべき相手だった
ギリシャに有利になったにも関わらず勝てなかったことだけでなく、
その戦術にもあったようですがね。

自分は録画失敗でちゃんと見てないのですが、亀のように守るギリシャに対し、
パワープレーを仕掛けたとのことで。

まあねえ、攻撃パスサッカーだ、なんて言っておいてクロスボールを放り込んで
パワープレーなんて、これまでやってないことを本番でするかという、
そんなチームのちぐはぐさがあったなら、そりゃ監督も批判されるってもので。


でも、これまでは親善試合でも連勝を重ねてチームの調子もムードも
良かったような報道がされてまして、一次リーグ突破だのベスト8だの
優勝を狙うだの、景気のいいハナシが飛び交ってましたが。

2戦終えて勝ち点1にとどまり、結果とその戦いっぷりからも
手のひらを返したように選手批判・監督批判が起こっていまして。

まあ、勝ってるときはもてはやし、そうでないときは叩くという、
なんとも安易な反応が日本全体に見受けられるようです。


特にギリシャ戦の結果を受け戦術などで批判を受けている監督のザッケローニですが。

なんだってまた、あんなに日本代表スポンサーの広告塔と化しているのでしょうか。
こんな現役の代表監督がCMで重宝されること、今までありましたっけ。

いや別に、現役監督がCMに出ちゃいけないってことはないのですけど、
特にキリンのCMではわざわざ「ザッケローニ!」と名前を叫ばせちゃって、
ヨイショぶりにもほどがあると思うのですが、いかがなものでしょう。

なんか簡単に広告会社の企画にされちゃった感がありますね。

そんな、スポンサーにヨイショされまくっていたザッケローニが、
ここに来て批判の矛先にされるとはねえ、いやはや。


あと現チームでアンタッチャブルな存在というと本田ですが。
なんか監督やチーム、メディアも本田にモノを言えず、妙に彼を立てている雰囲気がありますが。

それって健全なのでしょうか。

こういう空気って、2006ドイツ大会の中田ヒデに対するものと似てる気がするのですよ。
その大会では、1勝もせずに敗退しましたけど。監督はジーコでしたね。

こうした、あまりに王様でアンタッチャブルな存在、
自らの意思だけでなく周囲もそれを容認してしまうことってのは、
チームにとって健全なのでしょうか。


そんな王様、もしくはある意味モンスター、そんな存在を容認し、
一応世界的には名前が通っているし、とりあえず親善試合の結果は出てるので、
ちやほやされる監督をヨイショする、多少はそういうことも必要かもしれませんけど、
日本はあまりにそれに寛容で無批判過ぎたのではないですかね。

そして本番でそれに気づく、いや、気づくというより、
チームなどに怒りを向けてうっぷんを晴らし、これまでの態度を誤摩化す。

そんなカンジでしょうか。


それから日本代表は昔からワールドカップで優勝を目指す!
なんてことを公言するのですけど、もちろん志が高いのはいいのですが、
それってちょっと地に足がついていない気がするのですよねえ。

メディアや協会からそう言え、と促されることもあるかもしれませんけど、
どうも選手自らの意思で発言しているようにも思われます。

目標を高く設定するのをダメとは言いませんが、
現実的な力関係というのを見誤るか無視しているように思います。

最初から目標を低く設定するのは日本人的に悪徳なのかもしれませんけど、
サポーター向けのパフォーマンスも行き過ぎてはいませんかねえ。
 

リモコン付きヘッドホンでも初代iPod shuffleで普通に使えるらしい

2014-06-21 23:01:27 | Mac,ガジェット



以前、初代iPod shuffleとリモコン付きヘッドホンは相性が悪い
とのエントリーをポストしたのですが。


読者の方から、

 ジャックを少しずらして挿入すれば、普通に使えんだよ!タコ!

との情報をいただきました。

そんなこと全く知らなかったのですが、どういうことかというと、
まず、リモコン付きヘッドホンのジャックをフルに挿入した場合がこれ。





で、そこまでフルに挿入せずに微妙に位置をずらしたのがこれ。





そうすっと確かに、フルにジャックを挿入した状態では
まともで聞こえなかった音楽が、ほんの1mm弱だけジャックをずらすと、
ちゃんと聞こえるのですよ! へー。


ただ、ちゃんと聞こえるとは言っても、音がなんか不安定な気がします。

そりゃ、ジャックが物理的に不安定な位置に納まっているのですから
そういうものなのかもしれませんが、そういうことを認識している分、
なんとなくそう思っちゃうのかもしれませんね。

これが本来再現されるべき音なのかという疑いはありますのでね。


それで、リモコン付きでないケーブルに付け替えた場合と聴き比べしましたが、
やっぱりリモコン付きでない方が音が安定し、明瞭な感じがします。

それも、ジャックがちゃんと挿入された状態で聞けているという認識から、
心理的な作用が働いているからなのかもしれませんけど。


ちなみに、この聴き比べのときに気づいたのですが、
リモコン付きでないケーブルを初代iPod shuffleに挿した状態がこれ。





あら。
ジャックが根元まで挿入されているワケではなく、ちょっと隙間があります。
リモコン付きケーブルを若干ずらして挿入したときと同様の状態なんですね。

このケーブルがたまたまそういう作りだっただけか?
と思い、他のケーブルを初代iPod shuffleに挿してみると、





フルに挿入してこんなカンジ。
やっぱり若干の隙間があります。

なるほどー。
こういうことだったのですかね?

リモコン付きヘッドホン(ケーブル)と、
リモコンがついてないヘッドホンとのジャックの違いというのは。


さて、リモコンヘッドホン(ケーブル)でも、
ジャックの挿入位置を調整すれば普通に聴けることがわかりましたので、
この装備にて外出したときに使ってみました。

まぁ、普通には聴けるのですが。

なにせジャックの挿入位置が微妙で不安定なもんですからね、
外出時の動きとかでそれがすぐズレるワケです。
ズレるたびに調整し直しです。

それを大した手間じゃないとおもうかどうかは人それぞれでしょうが、
ちょっとウザったくて、外出時の使い物にはならないと思いましたね。

それに、この状態ではリモコンは使えませんからね。

ま、緊急時には十分使えるTipsではあるな、というカンジでしょうか。
 

新聞のお悔やみ広告特集 第2弾

2014-06-18 00:39:18 | ニュース





10日のエントリーで桂宮親王殿下逝去のお悔やみ広告のことをポストしたのですが。

それでまず、10日の日本経団連新聞に掲載されたお悔やみ広告特集が、
上段の画像です。

そして17日の斂葬(れんそう)の儀に合わせて、その日の日経朝刊に
掲載されたのが、下段の画像です。

それぞれ8社・9社のスポンサーがついてますね。


このうち、10日・17日の両日に広告出稿しているのが4社あります。

その中で、三越伊勢丹、高島屋、松屋と、大手百貨店3社が共通しているのは
偶然なのでしょうか。それともそれぞれ、宮内庁が外商のお得意なのでしょうか。

そんな妄想もしますが、もう1社の今村(株)とは知らない会社だったのですが、
そうやらシニア男性向け服飾の会社のようです。

こちらも宮内庁御用達の会社なのでしょうか。
それとも、単に皇室への敬意がすこぶる高い経営者がいるのでしょうか。


さて、このお悔やみ広告特集についてのエントリーは10日にもポストしましたが、
今回は広告費について軽く見てみます。

日本経団連新聞の場合、新聞の1ページを15段に分けて広告費を設定しています。
上記の広告の場合ですと、5段のスペースということになり、
広告費はコチラの料金表にある通り、736万円になります。

それを17日の広告特集の場合は9社で割ることになりますから、
1社あたりにすると80万強になります。


が、この広告企画のセールス料金はおそらく約30万円です。
つまり、結果的に正規料金の4割程度でセールスしていることになります。

しかも、実勢の出稿価格はもっと低いでしょうから、
この9社で稼いだのは正規料金の4割未満です。

正規料金並の広告費を稼ごうと思えば、25社のスポンサーが必要だったのですけど、
今どき、こうした企画でそんなにスポンサーは集まらないと。


とは言え、こうした複数社の出稿をアテにする広告企画で
正規料金を稼ごうとは最初から思ってはいないでしょうが、
それにしても、正規の4割程度とは、日経からしたら適当なのでしょうか。

今回のようなお悔やみ広告特集が、レアなケースで、
それほど収益を見込んでいるワケではないにしてもです。

そう見てみると、大マスコミの広告料金とはどんだけ値崩れしてるのか、
そもそも価値というのはせいぜいその程度なんじゃないか、
そんなことが言えるかもしれません。


まぁ、それ以前に、こうした機会ですんで名前だけ出して広告費下さい、
なんてのは、すんごい時代遅れの商品の気がしますね。

新聞もその媒体としての価値は完全に失ったワケでないにしても、
今どきこうした広告企画はそろそろ見切ったほうがいいんじゃないかと
思うのですが、ま、過去の成功体験から抜け出しきれないのでしょうねえ。
 

「カネで解決」はホントだから言ってはならない

2014-06-17 22:09:29 | 社会・経済
この2つのエントリーでサッカー関連の話題をポストしてしまいました。

いつも社会に対して斜に構えている自分としたことが、
つい旬なネタに乗っかってしまいましたね。

自分も人並みの話題が人並みに気になるのだなあ、なんて、
改めて社会への着眼点が高くないことを自覚しました。

まぁでも、ブログタイトルで謳っている通り、Macやサッカーのことを中心に
エントリーするブログの筈なので、まあ、いいですかね。

とかって、先日のアップルのWWDCについての感想を書こうと思いながら
いまだに書けてませんけども。


さて、政治云々の動きはニュースとしてサッカーに埋もれてしまうかと思いきや、
環境相の石原ジュニアが、それをものともしない発言をしましたね。

福島第一原発事故で生じた放射性廃棄物の中間貯蔵施設について、
建設候補の地元との解決に向けて「最後は金目(カネ)でしょ」との発言でして。

相変わらず全体の文脈とは別に部分的に切り取られた感もしないではないですが、
まぁホンネが出たのじゃないでしょうかね。地方なんてカネで屈服させられるというね。
原発ムラなんてこんなもんです、最初から。


それになんたって福島原発をサティアン呼ばわりする石原ジュニアですから。

そういう傲慢さと住民への敬意も持ってないってことは明らかで、
地方の意志そっちのけで政府の意思をごり押しするのだ、
カネをちらつかせればちょろいもんだと見下しているワケです。

確かにですね、原発立地自治体は札束に目がくらんだからこそ
原発を受け入れたのでしょうから、カネに弱いと思われてしまうでしょうけども。


しかし、石原ジュニアもその発言の直後に釈明会見するということは、
よっぽどまずい発言だと、さすがに政府の中の人も気づいたってことでしょうかね。
それでジュニアに釈明会見を促したとか。

いくら施設受け入れに伴う交付金の件で交渉が滞っている実態があるにせよ、
それでまぁいろいろ言い訳してるようですが、この発言はアウトですよ。

中間貯蔵施設については原発事故近隣の福島県内が妥当ですし、
あと条件交渉ということでリスクなりの地元の負担をカネに換算するのは
当然っちゃ当然でしょうけど、どうもカネで服従させる感が丸出しで、
いかにも下品ですし敬意もナニも感じられませんからね。


だいたい本来ならサティアン呼ばわりした時点でアウトの筈なのに、
未だにこんな発言してるジュニアに対して謝ればいいとか言ってる
政府もおかしくないですか。

それを言っちゃ、「死の町」発言がどれほど不適切だったのですか。
漫画の鼻血描写がどれほど不適切だったのですか。

カネで懐柔すりゃいいだろ、と言ってるほうがよっぽど不適切じゃないのですか。


で、この問題を追求する野党が、これまたよろしくないのですね。

それを「言ってはならない」とかのツッコミってどうなんですか。
何ですか「言ってはならない」ってのは。

それって言い換えれば「本当だから言うな」ってことでしょう。

それはそれでとてもマズイんじゃないのですか。
ここでもまたホンネが漏れたってところなんでしょうけどね。


ところで汚染水対策の切り札(笑)として期待されていた凍土壁が、
うまい具合に凍らなくて、先行き不安視されてるようですね。


 地下トンネルの汚染水 十分に凍らず

 東京電力福島第一原子力発電所で汚染水が地下のトンネルから海に流れ出すのを防ぐため、
 トンネル内の汚染水の一部を凍らせて氷の壁を作り、止水する作業が進められていますが、
 凍結を始めてから、およそ1か月半がたった今も十分に凍らず、止水できていないことが分かりました。

 福島第一原発では汚染水が増える原因となっている地下水の流入を防ぐため、
 1号機から4号機の周りの地盤を1.5キロにわたって凍らせる「凍土壁」の
 建設進められていますが、これほど大規模なものは過去に例がなく、
 技術的な難しさを指摘する声も上がっています。
 これとは別に、2号機と3号機ではメルトダウンした燃料を冷やした汚染水の一部、
 およそ1万1000トンが「トレンチ」と呼ばれる地下のトンネルに流れ込み、
 ここから海に流れ出している可能性が指摘されています。
 東京電力は、このうち2号機の汚染水を止水するため、
 トレンチの入り口の部分に地上から配管を打ち込み、
 冷却用の液体を流し込んで汚染水の一部を凍らせ、氷の壁を作る作業を進めています。
 ところが、内部の温度を測ったところ、ことし4月末から凍結を始めたにもかかわらず、
 いまだに一部が凍っていないことが分かりました。
 トレンチ内にある構造物が障害となって、均等に汚染水を冷やすことができないことに加え、
 トレンチの中で汚染水が常に流れていることが原因とみられていて、
 東京電力は汚染水の流れを抑えたり、凍結用の配管を増やしたりして改善を図ることにしています。
 東京電力では今月中に2号機のトレンチの止水を終え、来月から中にたまった汚染水を
 取り除く計画でしたが、計画どおりに氷の壁が完成するかどうかは不透明な状況だとしています。
 また、3号機でも同じ作業が進められていて、東京電力は今年度中にトレンチ内の汚染水を
 すべて取り除く計画ですが、全体のスケジュールへの影響は今のところないとしています。


もともと確実な効果が認められた手法ってワケでもなかったですしね。
かといって、確実な効果が認められる汚染水対策ってのもないのですがね。


ちなみに凍土壁が仮に成功したとしても、莫大な電力を必要とするらしいですね。
なんつーか、蛇が自分の尻尾を食べているようなものですか。

汚染水対策に廃棄物処理に地元への交付金にと、
まあ原発ってのはカネのかかるものですね。