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なぜ神風特攻隊の犠牲を強いられ、核攻撃を受けたのか

2014-02-28 22:12:36 | 日記
あのう、27日に北朝鮮がミサイルを日本海に向けて発射したそうですけども。
日本は平和ですねえ。

今までは北朝鮮のミサイルとうと蜂の巣をつついたような騒ぎになったものですが、
今回はメディアも政府も、そして国民もやたらおとなしくないですか。
ま、国民はメディアが騒がなければ気づかないものですけれども。

政府では、防衛相の小野寺センセーなんかに言わせると、
日本の安全保障に直接、影響はない、ですってよ。
妙に温度が低いなぁと。

以前なら北朝鮮でミサイル発射の動きがあるってだけで、
大袈裟にも迎撃態勢組んだり警報とか出しまくり、
メディアは特番組むんじゃないかってくらいの勢いだったのですけどもねえ。

なんでしょ、ああいうのに大騒ぎするメディアに国民が飽きたというか、
あいそつかすようになったのでしょうかねえ。
で、メディアも数字が取れないのがわかって騒ぐの止めたとか。

もしくは、アメリカさんから騒ぐな、とでも釘さされてるんですかねえ。


さて、北朝鮮が北朝鮮なら、日本も日本でして。
アベちゃん政権になってからは日本が日々、
戦争できる国になるのに向かっている気がしてなりません。

で、ま、アベちゃんのお友達の百田が原作の映画「永遠の0」が劇場公開されている
今日この頃、BBCが神風特攻隊に関する記事を書いています。

記者は以前から神風特攻隊に対しての疑問を持っていて、
この度、当時の元パイロットに会うことができたようです。


 Remembering Japan's kamikaze pilots

 Japan hopes to immortalise its kamikaze pilots - a squad of young men who crashed their aircraft into Allied ships in World War Two - by seeking Unesco World Heritage status for a collection of their letters. Rupert Wingfield-Hayes meets the former pilot who built the collection, in honour of his fallen comrades.

 "Kamikaze" - it is a word that has become synonymous with all that is crazy, fanatical and self-destructive. I remember as a young schoolboy in Britain learning about the kamikaze pilots. To me, what they had done was inexplicable. For long afterwards, it coloured my view of Japan, and it left me with a nagging question: how did it happen? What caused thousands of ordinary young Japanese men to volunteer to kill themselves?

 I had long dreamed of asking a kamikaze pilot that question. And so it was that last week I found myself ringing the bell of a comfortable-looking house outside the city of Nagoya in central Japan. Moments later, striding out to meet me came a small, energetic and very neatly dressed old man, a wide smile on his face.

 Tadamasa Itatsu is a spritely 89-year-old with twinkling eyes and a firm handshake. He cancelled his tennis game because I was coming, he tells me.

 It's hard to believe that cheerful old man was once a kamikaze pilot.

 In March 1945 Itatsu-San was a 19-year-old pilot. Hundreds of American and British battleships and aircraft carriers were sailing towards Okinawa. He was asked by his commander to volunteer for one of Japan's infamous "special attack" squadrons.

 "If Okinawa was invaded, then the American planes would be able to use it as a base to attack the main islands of Japan." He tells me: "So we young people had to prevent that. In March 1945 it was a normal thing to be a kamikaze pilot. All of us who were asked to volunteer did so."

 The inside of Itatsu-San's home is a shrine to his fallen comrades, the walls covered in grainy photos of young men in flying suits. Over and over as we talk, he comes back to the same point - these young men were not fanatics, they believed their actions could save their country from disaster.

 "Common sense says you only have one life," he says, "so why would you want to give it away? Why would you be happy to do that? But at that time everyone I knew, they all wanted to volunteer. We needed to be warriors to stop the invasion from coming. Our minds were set. We had no doubt about it."

 Itatsu-San did not die. As he flew south towards his target, his engine failed and he was forced to ditch in the sea. He returned to his unit, but the war ended before he could try again.

 For many years afterwards he kept his story a secret, ashamed he had survived. He often thought of committing suicide, he says, but didn't have the courage.

 Then, in the 1970s, he began to seek out the families of his dead comrades, asking them for letters and photographs from the dead pilots. His collection became the core of what is now known as the Kamikaze Letters.

 From a series of long cardboard tubes Itatsu-San pulls thin pieces of paper covered in black calligraphy. He carefully unfurls one on the table and begins to read.

 "Dear mother, my one regret is I could not do more for you before I die. But to die as a fighter for the emperor is an honour. Please do not feel sad."

 A lot of the letters are in this vein. They appear to confirm the view that a whole generation of Japanese men had been brainwashed in to self-abnegation and blind obedience to the Emperor.

 But there are others, which show a minority of kamikaze pilots had not swallowed the propaganda, and even some that appear to reject Japan's cause.

 One of the most extraordinary is by a young lieutenant, Ryoji Uehara.

 "Tomorrow, one who believes in democracy will leave this world," he wrote. "He may look lonely but his heart is filled with satisfaction. Fascist Italy and Nazi Germany have been defeated. Authoritarianism is like building a house with broken stones."

 So what should the world make of the Kamikaze Letters, and should they be given World Heritage status?

 Itatsu-San clearly thinks they should. He describes them as a "treasure to be passed down to future generations". But even today with the benefit of 70 years' hindsight, Itatsu-San remains astonishingly unreflective about what happened to him and his comrades.

 "I never look back with regret," he says, "The people who died did so willingly. I thought at the time it was really bad luck to survive. I really wanted to die with them. Instead, I have to concentrate my efforts to maintain their memory."

 Japan has immense problems with its memory of the war. Prominent politicians and media figures still frequently espouse absurd revisionist versions of history - that Japan never started the war, that the Nanjing Massacre never happened, that tens of thousands of comfort women "volunteered" to become sex slaves for the Japanese military.

 The massive bombing of Japanese cities at the end of the war, and in particular the atomic attacks on Hiroshima and Nagasaki, has allowed the construction of a narrative of victimhood. Japan is the only country to have suffered an atomic attack. The firebombing of Tokyo, in one night, killed at least 100,000 civilians. But when talking about these horrors, what is often forgotten or omitted is how it all began.

 Likewise, the desire to remember the terrible sacrifice made by the young kamikaze pilots is understandable. What often appears to be missing is that question: "How did we get here?"


ということで、元パイロットによると、
当時の若者は天皇のために命を投げ出すことを光栄だと皆が考えていたし、
それが普通であったと。

記者が最後にこう書いています。


 The desire to remember the terrible sacrifice made by the young kamikaze pilots is understandable. What often appears to be missing is that question: "How did we get here?"


神風の若者たちの犠牲、そこになんでそうなっちゃたの?
って疑問を見失っているんじゃないかと。

ナニが若者に犠牲を強いるよう駆り立てたのか。
そしてその犠牲を容認してしまったのか。

確かにその疑問に日本人は目を背けているかもしれません。

若者が命を投げ出す一方、のうのうと生き延びてる戦争加担者がいる。
なんという罪作りなことか。

日本人は神風特攻隊についてその自己犠牲精神を日本人ならではの美徳と勘違いし、
若者の勇気を勘違いし、賛美し、その一方で犠牲を強いたものが何であったか考え、
突き止め、反省することを忘れているのです。


ところで神風特攻隊の攻撃は、まさに今で言う自爆テロであって。

自爆テロというと現在、中東などで起きていることを我々は恐れ、
そうした行為に及ぶ他の民族の精神を不気味に感じることが多いでしょう。

ということは逆に、日本人が中東の自爆テロを気味悪がるのと同様、
外国の人々は日本の神風攻撃を、その精神性を気味悪がるのでしょう。


日本人ってのはいつもは勤勉でまじめで秩序を守り礼儀正しく、
多くの外国に好意的に受け取られていると日本人自身は考えがちかもしれません。

それはあながち間違いではなく、そういう面もあるはずと信じますが、しかし、
ひとたび戦争となれば日本人は神風のような自爆攻撃を辞さない国民であると、
危険で不気味な、そんな一面も持っている国であると、
外国はそう見ていると考えていいのではないでしょうか。

神風の攻撃を受けたアメリカにそうした思いがないとは考えにくいです。

そして日本は、先の戦争への反省も薄いのです。
万一、戦争となればまた凶暴性をむき出すと考えられているかもしれません。


上の記事で記者はこうも書いています。


 But when talking about these horrors, what is often forgotten or omitted is how it all began.


なぜ東京大空襲や2度の核攻撃を受けたのかを考えるときに、
どのようにこれらが始まったかについては忘れられてるし、抜け落ちていると。

確かにそうだと思います。

日本は戦争の被害者である意識が強い一方で加害者の意識は薄いのですが、
加害者であったことを顧みなければ、日本が被った戦争の悲劇、
それはどこに起因しているのかに気づくことも難しくなるのではないでしょうか。
 

NHKはますます政権の広報機関に、福島の放射能汚染は平気なことに

2014-02-26 00:07:46 | 社会・経済
NHKの新会長・モミーが、理事に対して日付なしの辞表提出をさせていたんですってね。

これがナニを意味するのかというと、お前ら、いつでもクビにするからな、
ってことでして、モミーが理事をどうにでもできるということです。
つまり、お前ら、俺の言うことを聞けよ、ということです。

そうすっとNHKの番組作り、報道はモミーの意のままになるのですが、
これって、モミーというより、アベちゃんの意向だったりしませんかね。
こうして従来からのNHKの役員を排除し実質、NHKを乗っ取るという。

まーさーにナチスの宣伝省のような、プロパガンダ機関の誕生ってワケで。
トップのモミーはゲッベルス役にしては相当マヌケなカンジですが。


ホント、田舎のウチの親なんかはニュースというとNHKばかりですからね。
NHKの報道をそのまま受け取りかねないのですよ。

NHKでも中にはためになる情報もありますのでね、
そういう信頼感からニュース報道まで信用してしまうというね。

それで、大マスコミの世論調査(笑)なんてのは、
こういう固定電話に平日に応答できる人たちなワケでしょう。

そりゃあ、世論調査(笑)の結果がNHKの報道に近くなるってもので、
そしてその傾向をもっと強めようってんでしょ。


コレね、モミーの強権とかじゃなくて、アベちゃん政権のNHKへの関与、
って面から厳しく見ないといけないのですけどね。

もしくは、こんなことがNHKに起きているのなら、
やっぱりNHKの受信料は、放送を見たい国民だけが払い、
受信料を払わない国民は視聴できないスクランブル有料放送にすべきですよ。

そしたら別に、モミーがナニをしようと勝手ですから。

ま、オリンピックだったりワールドカップだったり、そうしたイベントや
ドキュメンタリー、演歌、情報番組やもちろんニュース番組にもついてくる視聴者も
多数いるでしょうから、それでいいのじゃないでしょうか。


さて、アベちゃん政権は、エネルギー基本計画案において、
電力供給における比率を減らすと言っていた原発を、
重要なベースロード電源と位置づけ、さらに、核燃料サイクルも続けるし、
もんじゅの研究も続けるとの方針を示したようですね。

原発の比率を減らします、なんてのは、やっぱり嘘っぱちだったワケです。
知ってましたけどね。


福島第一原発の事故で、汚染水のトラブルが後を絶たないのも知らんぷりで、
汚染水はアンダーコントロール、をしらばっくれて演じ続けていますね。

福島での原発事故の汚染具合は、こんなカンジみたいですけどね。


 福島のため池に高濃度汚染土 10万ベクレル超14カ所

 福島県内の農業用ため池576カ所の底の土から、1キロあたり8千ベクレルを
 超える高濃度の放射性セシウムが検出されていたことが県などの調査でわかった。
 うち14カ所は10万ベクレルを超えていた。国はため池を除染対象外としているが、
 農業用水を供給している池や住宅街にある池も多い。汚染土の農地流出や住民の
 健康被害を不安視する県は、国に汚染土の処理を求めている。

 8千ベクレルを超える汚染土などは、国の責任で処分する指定廃棄物に相当する。
 また、環境省は県内で発生する除染廃棄物のうち10万ベクレルを超えるのは
 2千分の1以下と推定している。

 県によると、県内の農業用のため池は3730カ所。
 県と農林水産省東北農政局は2012年2月~昨年12月、
 地域のバランスを考えて選んだ計1939カ所の底にある土壌を初めて調べた。

 その結果、東京電力福島第一原発事故で住民が避難した国の避難指示区域内では
 108カ所(調査対象の41・2%)、事故後も水田や畑にため池の水を
 供給している同区域外では福島市や伊達市などの中通り地方を中心に
 468カ所(同27・9%)から土1キロあたり8千ベクレル超の
 セシウムが検出された。10万ベクレルに達した池は区域内で9カ所、区域外で5カ所あり、
 最高は区域内にある双葉町の大南廹(おおみなみさく)ため池(39万ベクレル)だった。
 (以下略)


まぁ、こんなカンジなのでしょうね。
原発で大規模事故が起きてしまえば、汚染を止めることは難しいのです。

上の記事では農業用のため池での汚染ってことですからね、
やっぱり福島での作物を摂取することはためらいますよ。
いくら、収穫物の検査で問題がないと言われてもね。

それを風評被害と、ろくでもない評価をしてると言われても、
そりゃあ一消費者の判断であるのでとやかく言われる筋合いはないですね。


こんな実態が明らかになる一方、福島第一原発から20km圏の
避難指示の解除がなされるようですね。

これに関連して被災者のインタビューにあったんですが、
この期に及んで「国を信じて」とか言ってるワケですよ、
つまり国が安全というならそれを信じて帰還しようかという。

福島に対する国の態度なんか信用できるものなのでしょうか。
これまでの国や東電の対応、発表、姿勢、全てを鑑みても、
信用に足る何かを見いだすことさえ困難と思うのですが。

そして今の政府のトップといったら長州のアベちゃんですよ。
福島に対して、長州のアベちゃん、ですよ?

ひょっとしてこのインタビューに答えた住民らしき人、仕込みだったりして、、
お前らぐだぐだ言ってねえで、ぼつぼつ政府の言うこと聞こうぜ、的な、、、

ま、勘ぐり過ぎかもしれませんが。。


でも、福島出身でTTG総選挙にも出馬した田母神閣下は、
原発事故が起きたからって避難の必要はなかったと言ってるようですから、
帰還したって実は平気なのかもしれませんね。
嫌なら帰還しなきゃいいワケで。

田母神閣下の言い分によれば当然、農業用水の汚染度合いがどうあれ、
収穫物は安全性に影響ないということなのでしょうね。

自分はまっぴらごめんですけどね。
 

今さらながら森喜朗センセーの発言について

2014-02-25 01:12:01 | フットボール・スポーツ
ソチ・オリンピックも終わりましたね。

この間、競技を見続けて日常はソッチのけ、
なーんて人も多かったのではないでしょうか。


そんな中、選手たちの頑張りに水を差す出来事というとなんと言っても、
森喜朗・東京オリンピック組織委員会会長の発言じゃないでしょうかね。

あの、講演会での、「浅田真央は大事なところで必ず転ぶ」という。

まぁこれ、最初の報道が全体の講演文脈から一部を恣意的に切り取ったと、
いう批判もあとで出まして、確かにそれはそうだなと思うのですが、
じゃあ、全体を読んでみるとニュアンスが違うかというと、
違うという人もいるのですが、自分は大して違わないなと思ったり。


この講演ではいろんなことを森センセーはおっしゃっているのですが、
あまりに浅田真央に関する発言ばかりが注目を集め過ぎているきらいがあります。

なんたって浅田真央ですから、彼女への批判ととられかねない発言に
ファンからは脊髄反射のような森センセーへの感情的なバッシングがあるようで、
ここぞとばかりに言葉尻をとるだけのバッシングをする傾向も見られて、
それは見苦しいとも思いますが。

ですが、浅田真央以外の言及も注目に値しますので、今更なんですが、
ぜひ、そういった箇所にも目を通してもらいたいと思います。


 森喜朗 元総理・東京五輪組織委員会会長の発言 書き起し


どうでしょうか。
これ、東京オリンピック組織委員会のトップの発言です。

読んだ方はいろんな思いがあったかと思いますが、
自分が浅田真央以外で気になった箇所を列挙してみることにします。


・障害者をおろそかにしてると言われちゃうから、
 パラリンピックでも仕方なくソチに行くんだそうです。

・アイスダンスのリード兄弟はオリンピックに出場するだけの力がなかったんですが、
 日本の都合で帰化させてあげたんだそうです。

・リード兄弟はもともとはアメリカと日本の二重国籍で、
 そもそも日本の国籍を持っていたらしいのですが。

・で、その、リード兄弟、全然点数がとれなかった、とのことです。

・「スキーの連中」呼ばわりです。
 彼にかかれば、フィギュアの連中、カーリングの連中呼ばわりになるのです。
 選手たちへの敬意がどんだけあるのか疑います。

・関東を襲った大雪、あれは日本がロシアの雪を引き受けたんだそうです。
 ま、時にはそんなシャレがあってもいいと思いますが、
 山梨や東京奥多摩はじめ幾つかの地域では交通・物流が寸断され、
 停電にもなってまさに孤立する大きな被害を受けた地域があるのに、
 このタイミングで言えるシャレではないのではないでしょうか。

・NHKのモミーみたいに、個人の意見だと取り消したからいいじゃねえか、
 ってことのようですが。
 じゃ、ナニを言っても「個人の意見」と言えば許されるのですよねえ。

・政治家だと何か言うといろいろ言われるんだそうですが、
 政治家じゃなきゃナニをいってもいいんだそうです。


結局ね、いろいろデリカシーのない人ですよねと。
選手への尊敬もないですし。

この人がオリンピック組織委員会のトップってことは、
それでおいしい思いをする連中がいて、その支持があるってことなんでしょう。
 

西側諸国や「アンネの日記」への共感

2014-02-24 23:59:09 | 国際・政治
ウクライナの情勢が大変なことになってますね。
先日は政府と反政府派の衝突で多数の犠牲者が出てしまいました。

そして、ヤヌコヴィッチ大統領が政権を追われるという、
クーデターといったところなのでしょうか。

そもそもはウクライナのEU加盟拒否に端を発し、
親ロシアのヤヌコヴィッチ政権への反発が、
ここまで大きな動きになったのですけれども。

これ、このタイミングがオリンピックとシンクロしたのは偶然ですかね?
むしろ、オリンピックの期間を狙ったのじゃないかと疑うのですけども。

反政府派ってのは、どうせ西側諸国が煽ってるのでしょうからね。
オリンピックでプーチンが忙しいときを意図的に狙ったんじゃないでしょうか。

まぁそうしてまんまと親ロシアのヤヌコヴィッチを追い払い、
更に彼を多数の犠牲者を出した罪で指名手配と、
旧政権側を悪役に据えることにも成功しているかのようです。

ウクライナの他にもベネズエラにシリアでも反政府デモが起こっていて、
エジプトでは既にイスラム同胞団の政権が軍政府にとって代わられていますが、
これらはみな米欧の西側諸国から距離を置いていた政権ですよね。

これ、偶然、、 ってワケじゃないような気がしますがねえ。

西側が自分たち寄りじゃない政権の転覆に精を出している、
ま、そういうことじゃないかと大いに妄想するのでありますが。


本当に、戦争とか物騒なことは世界的にやめてもらいたいものですが、
第二次世界大戦でナチスのホロコーストに遭ったユダヤ人少女、
アンネ・フランクの本「アンネの日記」やナチス関連書籍が都内の図書館で
破られる被害が相次いでいるとのことですね。

ナチスの愚行が描かれていることに反発する組織的な犯行かもしれませんし、
個人による狂信的な行動、と思えなくもありません。
被害に遭った図書館の立地からしても、単独で行うのに不可能とも思えません。

いずれにせよ、一体ナニを意図しているのか不明で、不気味な事件であります。

ま、ナチス自体、政権の方針に合わない書籍は焼き払ってましたからね。
ナチスに共感する連中の行動なのでしょうか。

そういえば、ヒトラー聖誕祭の開催を呼びかけた連中ってのが、
最近いましたけれどもねえ、関連はどうなんでしょうか。
確か、TTG総選挙に立候補した田母神閣下の支持者でしたっけ。


さて、「アンネの日記」というのは、アンネ・フランクの日記ではなく、
アンネ・フランクを題材にした日記風の小説なんでありますが。

これはアンネの父・オットーが作家に書かせたもので、
ユダヤ人が戦争被害者であるというプロパガンダ目的とも言われたりもします。

その小説が、世界的に見ても日本で絶大に支持されているのだそうです。

なんでかっていうと、こんな記事がありました。


 戦争被害者として共感?『アンネの日記』日本で人気の理由 イスラエル紙が分析

 イスラエルの新聞ハアレツ紙のニュースサイトに、
 「日本人はなぜあれほどアンネ・フランクに引きつけられるのか」
 という記事が掲載された。
 人気の理由を分析しながら、その陰には、日本特有の問題がある、と指摘している。

 【“漫画の国のアンネ・フランク”】
 『アンネの日記』は、今日なお、世界中で読み継がれている。
 現在は博物館となった、オランダ・アムステルダムの「アンネ・フランクの家」には、
 毎年100万人以上が訪れるという。なかでも、日本における関心はとりわけ高い、
 とハアレツは述べる。

 日本には、これまで、少なくとも4つのアンネ・フランクに関する漫画と、
 3つのアニメ映画があるという。ユダヤ系フランス人ジャーナリストの
 Alain Lewkowicz氏は、日本での人気の広がりについて調査し、
 『漫画の国のアンネ・フランク Anne Frank au Pays du Manga』という
 ビジュアルブックを、iPadアプリとして発表した。
 同氏の主張を、ハアレツが紹介している。

 大部分のヨーロッパ人にとっては、アンネ・フランクは、ホロコースト、
 および人種差別政策の恐ろしさのシンボルとして受け止められている。
 しかし日本では、事情が異なる。日本での彼女は、戦争被害者のシンボルだ。
 そして日本人は、自分たちも戦争の被害者だと見なして、アンネに共感している、
 というのだ。

 【戦争において、加害者側でもあったことを知らない日本人】
 しかしその反面、日本がナチス・ドイツと同盟を結んで戦争を行っていたことや、
 自国の軍隊が、中国や韓国で何をしていたかについては、特に若者が、
 驚くほど無知である、と同氏は指摘。
 「日本人は、アンネ・フランクと同じ時代に、自国の軍隊が、韓国や中国で、
 無数のアンネ・フランクを作り出していたことに思い至らない」と述べる。

 記事は、広島県福山市にあるホロコースト記念館を紹介している。
 日本人牧師が、アンネの父、オットー・フランクに会ったことから、
 感銘を受けて建てた個人博物館である。
 「アンネ・フランクは、日本では、平和への願いの強いシンボルです」
 という館長の言葉を取り上げている。Lewkowicz氏は、この施設においても、
 加害者としての日本の側面は取り上げられていないが、それを遠回しに
 気づかせることには役立っている、という。そして、館長や、
 同じ志を持った人々が、徐々に、日本人に真実を教えていくことだろう、と述べる。

 【人気の理由の1つは、父の熱意】
 オットー・フランクは、隠れ家に住んでいた8人のうち、ただ1人の生き残りである。
 ハアレツは、彼が日本人に、アンネのことを熱心に伝えようとしたことが、
 いまの日本での人気の一端となっているのではないか、という
 「アンネ・フランクの家」館長の言葉について触れている。

 【日記文学の伝統が影響している、という意見も】
 ハアレツの記事とは、まったく角度が異なるが、オランダ政治史の専門家、
 水島治郎・千葉大学法経学部教授は、オランダで目にした、
 日本での人気の理由を分析したものを、コラムで紹介している。
 それによると、日本には『更級日記』、『紫式部日記』といった、日記文学の名作が
 多数あり、それがのちの日本人の美意識に大きな影響を与えている。アンネの、
 「日記を書く少女」というイメージが、それにぴったりと当てはまったのだという。

 同教授は「彼女の日記が多くの人に読まれることを通じて、かの国でもこの国でも、
 同じ思いをする少女が二度と現れることのないように、と願わずにいられない」と述べている。


これ、結構、同意してしまいますね。
特に、


 そして日本人は、自分たちも戦争の被害者だと見なして、アンネに共感している


そうですね。

日本人は戦争加害者としての反省が薄いですからね。
むしろ唯一の被爆国ということで、被害者としての意識はとても強いのです。

そして、


 しかしその反面、日本がナチス・ドイツと同盟を結んで戦争を行っていたことや、
 自国の軍隊が、中国や韓国で何をしていたかについては、特に若者が、
 驚くほど無知である、と同氏は指摘。
 「日本人は、アンネ・フランクと同じ時代に、自国の軍隊が、韓国や中国で、
 無数のアンネ・フランクを作り出していたことに思い至らない」と述べる。


これもそうだなと。
日本の先の戦争に関しての教育はどうだったのかなと。

アベちゃん政権になってまさに戦争をしかねない国へと
休息に進んでいるようにも思える今日この頃、
「アンネの日記」事件は何かの関連があるのでしょうかね。


ところで、アンネ・フランクはアシュケナジ系ユダヤ人、
つまり白人のヨーロッパ・ユダヤ人ということなのですが、
写真を見るといかにも中東なカンジがするのですけど。
本当にアンネはアシュケナジなのでしょうか。

まあ、写真ではそう見えるってだけかもしれませんが、
なんかずっと不思議なのですよねえ。
 

アベちゃんも断食してみたほうがいいよ

2014-02-19 01:24:10 | 国際・政治



本州の太平洋側を中心に2週続けて大雪に見舞われ、
また今週の火曜~金曜にかけて降雪の予報がありましたが、
どうやらそれは免れるようで、一安心の日本列島。

しかし、山梨県など、先週末の豪雪によって孤立した地域の復旧は
まだまだです。


そんな災害に対して国民を守るべき政府はのんびり週末を過ごしたようですが、
さすがにそこへの批判が高まったことにビビったのか、Facebookで急遽、
こんなアピールをしています。


 首相官邸

 週末の大雪で、多くの方が亡くなられ、孤立集落や車両の立往生なども多数、
 発生しています。亡くなられた方々に心から哀悼の意を表します。
 被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。
 政府は、降雪前の14日から、関係府省が集まり事前対策の確認等を行い、
 被害発生後においては、警察や消防が救助や交通誘導などの初動対応に当たると
 ともに、国土交通省と自治体などが協力して懸命の除雪作業を行っています。
 15日からは、災害派遣された自衛隊が物資輸送や除雪などを行っており、
 今後とも、関係府省が一体となり、一刻も早い解決に向けて取り組んでいきます。


このFacebookページに掲載されたのが冒頭の写真なのですが、
なんでしょうねえ、この写真のわざわざ会議しているふうのやっつけ感。

テーブルの上にペラ1枚の資料があるんですけど、
それが何のどういう資料なのかは不明です。

だいたい、大雪の件と関係のある件での打合せ模様なのかも不明ですし、
そもそもいつ撮影したものかも不明なワケでしてね。

おっと、我ながら、ちょっと見方が意地悪過ぎますかねえ。


で、大雪から5日経った18日に、政府が豪雪対策本部を設置したとのことです。


 政府、豪雪対策本部を設置 首相「対応を加速」

 政府は18日午前、関東甲信と東北の記録的な大雪の影響で集落の
 孤立が続いている状況を踏まえ、関係省庁災害対策会議を格上げして
 豪雪非常災害対策本部を設け、首相官邸で初会合を開いた。
 安倍晋三首相は「全国的に長期化する可能性がある事態に対し、
 対応をさらに加速する」と強調した。

 首相は対応策として
 (1)今後孤立などによる犠牲者を出さない
 (2)自衛隊の人員や装備を大幅に強化し次の降雪に備え
  最大限の総力をあげて除雪などの対応を加速する
 (3)ライフラインの復旧、道路の通行確保に努め
  国民生活の早期改善に全力を挙げる――の3点を指示した。

 首相指示を受けて小野寺五典防衛相は18日、
 自衛隊の災害派遣部隊を1000人を超える規模にすると発表した。
 現状の約500人から2倍に増やす。
 被害が深刻な山梨県で約300人から約800人に増やし、除雪などにあたる。
 生活必需品を輸送するヘリコプターも現在の7機から14機に増やす。

 防衛相はこれに先立つ閣議後の記者会見で、
 海上自衛隊機の整備を請け負う民間の整備工場(神奈川県大和市)の屋根が
 14日以降の記録的な大雪で陥没し、海自機6機に「かなり大きい損害があった」
 と明らかにした。警戒監視にあたるP3C哨戒機3機のほか、
 EP3電子戦データ収集機など保有機数の少ない機種も損害を受けており、
 今後の運用に影響が出る可能性もある。
 同施設には米軍のP3C哨戒機もあったという。

 新藤義孝総務相は閣議後の記者会見で、地方自治体の除雪経費などを支援するため、
 3月分の特別交付税の一部を前倒しして配分する方針を示した。
 古屋圭司防災相は閣議後の記者会見で、除雪作業を妨げる
 放置車両の撤去を可能にするための災害対策基本法の改正時期について
 「必要なら今国会で(改正案を)提出する。スピード感をもってやりたい」と述べた。


ということで、遅いだろ!とのツッコミが日本中から投げかけられていますが。

上の記事では、対応を「加速」させる、と言ってますが、
そもそも加速させる元の何かがあったんですかね。

そして「スピード感を持ってやりたい」とかもはや笑いどころでしかありません。


だってようやく雪も落ち着き除雪も進んできたところですからね。
対応の遅きに失した政府の単なるポーズに過ぎないと誰しもが思うでしょう。

自治体等からの要請がなければ政府が動く必要はないじゃないかと、
アベちゃんを擁護していた人々もいましたが、だったら、このタイミングで
豪雪対策本部を設置することだってないと思いますけど、それはどうなんでしょう。

ま、政府に期待するとしたって、こんなもんです。


一方では、数百台のクルマが立ち往生する事態において、
近くの食堂がおにぎり作って運転手らに配ったり、
住民がお風呂などを貸してあげたり、
コンビニのトラックは弁当を配ったり、
山崎パンのトラックはパンを配ったり、
そうしてみんな協力しあい助けあっていたのですね。

アベちゃんはその週末のほとんどを私邸でのほほんと過ごして、
あったかいところで高級天ぷらに舌鼓をうっていたワケですが。

別にいいんですよ、仕事をしてれば、ね。

この事態に高級てんぷらなど不謹慎、なんてことも思いませんが、
ただ、政府の「最高責任者」として、災害に苦しんでいる人々に即、
対応すべき態勢であったかというと、その気構えが感じられないのですよ。

おそらく、この災害に対して当事者意識がなかった、
ってことなんじゃないかと思います。


イスラムは日本人にとって馴染みが薄いので、
彼らの習慣というのは不気味に思われる人も多いと思います。

例えばラマダン期の義務である断食なんかもそうでしょう。

ラマダンでは日の出ている間は一切の飲食や喫煙、セックスも絶つというもので、
その代わり日没後は大いに飲み食いするらしいのですが、
それでもさすがに、断食してる間が苦しいのにかわりはありません。

そこにどんな意味があるかというと、ある人々の苦しみを同様に味わう、
そしてそれを理解することで同胞の一体感が高まるのだそうです。

そう聞くと、尊い意味を持つ行事のように思われます。


ところがアベちゃんときたら、人の苦しみなんか知らないもんね、みたいな、
そんなカンジに見えるワケですよね、この週末の体たらくを見れば。

アベちゃんは境遇が恵まれ過ぎていて、
人の助けの有り難みってもんが、良くわからないのじゃないでしょうか。