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日本人に気をつけろ

2019-03-19 22:52:44 | ニュース
ニュージーランド・クライストチャーチのモスク襲撃事件の衝撃から冷めやらぬ時に、
今度はオランダのユトレヒトで銃撃事件が起きましたね。

路面電車での事件で、3名が死亡とのこと。
容疑者のトルコ人は既に捕まっていますが、知人の女性が狙われ巻き添えになった人がいた、
との情報もあれば、無差別テロではないかとの憶測もあり、真相はまだよくわからないようです。

トルコ人というとムスリムですから、また宗教間のいざこざかと思ったりしますが、
オランダってそもそも異文化に寛容なイメージがあったのですけどもね。

でも昨今の政治では極右勢力が台頭していたりもしますし、
オランダとて極右や排外主義に関連する事件とは無縁でないのかもしれません。

もう、世界のどこでも異文化・異民族・異宗教との衝突は避けられないようです。


さて、50人が犠牲になるというモスクでの銃乱射事件を受けてニュージーランド政府は早速、
銃規制の強化という、ごく真っ当な動きを見せていますが、とはいえ無論、賛否はあるのでして。


 ニュージーランド、銃規制強化へ 乱射事件も反対の声根強く「過剰反応だ」

 ニュージーランド(NZ)南部クライストチャーチのモスク(イスラム教礼拝所)2カ所で
 15日に起きた銃乱射テロ事件を受け、NZ政府は18日の閣議で銃規制を強化する方針を決めた。
 具体策を近く発表する見通し。
 人口約470万人のNZでは伝統的に狩りや射撃の愛好者が多く、100万丁以上の銃があると推計される。
 これまでも銃規制が議論されてきたが反対派の反発で先送りされてきた。今回も賛否両論に分かれそうだ。

 NZの大手銃販売チェーン「ガン・シティ」のデイビッド・ティプル社長は18日に開いた記者会見で、
 殺人容疑で逮捕されたオーストラリア人、ブレントン・タラント容疑者(28)に対し、
 銃4丁と弾丸を2017年11月から18年3月までの間に売ったと明らかにした。
 ティプル氏は「販売はインターネット経由で、警察に認められた方法だった」と強調した。

 事件には連射が可能な半自動式銃2丁など5丁が使われた。
 現地紙によると、NZを拠点に活動していた容疑者は、17年11月にNZで「Aクラス」の免許を取得した。
 Aクラスで許可されるのは連射できる弾丸数が制限された半自動式銃だが、
 銃を改造すればより大量の銃弾を装填(そうてん)・連射することが可能という。

 クライストチャーチにあるガン・シティの店舗には、18日も多くの客が訪れた。
 約240キロ北西に離れたグレーマスから弾丸を買いに来た男性客(67)は「政府の反応は過剰だ。
 狩りはNZの大切な文化であり、1人の違法者のために法を守る残り99%の権利が奪われるのは間違っている」
 と憤った。他方で、半自動式銃など4丁を所有するハミッシュ・ブルースさん(50)のように
 「免許の審査を厳しくすべきだ」と銃規制強化に理解を示す人もいる。

 NZでは16歳以上で警察の審査や試験などに合格すれば免許を与えられ、25万人超が銃所持の免許を持つ。
 ただ17年には銃の免許申請に対して99・6%が許可されており、審査が甘いとの批判もある。
 また軍用銃など一部を除き登録義務がないため、当局は銃器の保有状況を確認できていない。
 タラント容疑者が購入した銃も登録対象外だったとみられる。

 銃の暴発で親戚の少女を7歳で亡くしたタクシー運転手、タマティ・テハウさん(74)は
 「悲しい事件や事故は二度と起きてはならない。銃規制を強化すべきだ」と語気を強めた。
 (以下略)


そりゃあ、銃規制に反対する人もいるってものでしょうけども。

で、ニュージーランドで銃を持つのは、刈りや射撃の愛好家が多いから?なんですか?
つまり、遊びの道具ってことですか。

まあ、そうした遊びで所持している人にとっては、銃を殺傷の道具となんて
思ってないのかもしれませんけど、アメリカのように護衛の装備だからって意識よりは、
規制の障害としては低そうですね。

で、銃を所有するニュージーランド市民からはこんな動きも。


 「この国に銃は必要ない」ニュージーランドで銃の自主返納広がる

 <50人もの死者を出した銃乱射の惨劇を目の当たりにして、
 事件翌日から銃を警察に返納して廃棄してもらいたい所有者が殺到>

 ニュージーランドのクライストチャーチで3月15日、2つのモスクを狙った銃乱射事件が発生した。
 50人が死亡し、数十人が負傷した銃乱射事件は、ニュージーランドでは史上最悪。
 地元警察には、事件翌日から自分の半自動小銃を廃棄してほしいという依頼が相次いでいる。
 半自動小銃は、今回の大量虐殺で犯人が使ったとされる武器だ。

 事件発生を受けて、ニュージーランドでは銃を所有する多くの人が、
 持っている武器を当局に引き渡し、二度と同じ悲劇を繰り返さないようにしようと
 ソーシャルメディアを通じて呼びかけている。

 農業を営む銃所有者、ジョン・ハートはツイッターにこう書き込んだ。
 「今日にいたるまで、私は半自動小銃を所有するニュージーランド人だった。
 農場では便利なツールだったからだ。しかし、自分にとっての便利さよりも、
 誤った使い方をされるリスクのほうが重要だ」

 「私たちの国では、こんなものは必要ない」とハートは付け足した。
 「こんなことは絶対に起きてはならない。#NeverAgain(二度と繰り返すな)」
 ハートは、自身の半自動小銃を「迷うことなく」警察に返納したと述べた。
 銃は廃棄されると言われたという。

 ハートは、半自動小銃は農場で害獣駆除のために使っていたが、駆除方法はほかにもあり、
 こんな恐ろしい武器を使う必要はないと述べている。
 「(銃が)なくても大したことではない。銃器を自分で所有しながら、
 銃を禁止せよと言うのは道義に反する」とハートは言う。
 「こうしたものが誤った人の手に渡れば凶器になりうることがわかった以上、
 それと引き換えに味わう不便さなど、ささいなことだ」

 別のツイートで、ハートは自分に寄せられた「前向きな反応に圧倒された」と述べた。
 否定的な反応はごくわずかだったという。

 ツイッターでは、「Fey Hag」というユーザー名のニュージーランド人も、
 銃乱射事件を受けて家族の銃をすべて返納したとツイートした。
 「夫が死んだとき、彼が持っていた複数の銃は、ライセンスを持つ家族が相続した。
 私の両親は狩猟の名人だったし、私自身も9歳のころから銃を使ってきた」
 「私は今日、それらの銃を警察に返して、廃棄してほしいと頼んだ」と彼女はツイートしている。

 また「Blackstone」というユーザーは、銃の所有を放棄するために警察に提出する
 書類の画像をシェアし、31年間にわたって銃を所有してきたが、銃を引き渡すことは
 「これまでで最も簡単な決断のひとつだった」と述べた。

 「金曜午後に事件のことを聞いてから、これはちゃんと考えなければ、と思った」
 とBlackstoneはツイートしている。
 「月曜朝に出した答えが返納だ。これまでで最も簡単な決断のひとつだった」

 ニュージーランドでは、1990年にも精神的な問題を抱えた男が13名を射殺する事件が発生し、
 その2年後に銃規制法が厳格化されている。
 ジャシンダ・アーダーン首相は今回のテロ事件発生後、すぐにも新たな銃規制法を導入すると明言した。

 アーダーンは今回の銃乱射事件について「恐ろしいテロ行為」だとし、
 10日以内に銃規制の改革を発表すると述べた。


素晴らしいニュージーランドの市民たちですね。
いや、アメリカ人でもこういう人たちはいるのかもしれませんけども。

しかし、もしコレが日本だったら、どうなんでしょうかね。
手にしたモノは手放したくないと、自分なら思ってしまうところです。

上の記事でハートさんが言う、

 「(銃が)なくても大したことではない。
 銃器を自分で所有しながら、銃を禁止せよと言うのは道義に反する」

 「こうしたものが誤った人の手に渡れば凶器になりうることがわかった以上、
 それと引き換えに味わう不便さなど、ささいなことだ」

との言葉には敬服せざるを得ません。
正義と賢さに満ちた態度とは、こういうことを言うのでしょう。

だからこそ、誰でもが持ち得る徳ではないのかもしれませんけども。


さて、徳を持った立派な模範的民族というと日本人ですが。

そんな日本人だって、意味なく外国人を傷付けたりしましてね。


 モスク前でインドネシア人男性に暴行の疑い 41歳男逮捕

 17日、栃木県佐野市のイスラム教のモスクの前の路上でインドネシア人の男性に暴行を加えて
 けがをさせたとして、警察は近くに住む41歳の男を18日夜、傷害の疑いで逮捕しました。
 警察の調べに対し、「私に覚えはありません」と容疑を否認しているということです。

 逮捕されたのは、佐野市の無職、島田秀史容疑者(41)で、警察によりますと、
 おとといの正午すぎ、市内にあるイスラム教のモスクの前の路上で20歳のインドネシア人の男性に
 棒のようなものを数回突き刺すなどの暴行を加えて手や顔にけがをさせたとして傷害の疑いが持たれています。

 男性の左の手のひらは棒のようなものが貫通する大けがだったということです。

 警察は、現場から逃げた男の行方を捜査していましたが周辺の防犯カメラの映像などから
 近くに住む島田容疑者が関与していた疑いがあることがわかったということです。

 警察の調べに対し「私に覚えはありません」と容疑を否認しているということです。

 男性は「用事があってモスクに向かう途中に面識がない男に襲われた」
 と話しているということで、警察は、事件のいきさつを調べています。


真相はまだわかってないのですが、なんでしょう、
イスラムフォビアを持った日本人もいるのでしょうか。
とすると米欧の文化風習によっぽど影響を受けてるのですかね。
新聞テレビや漫画に映画とかで。

しかし、棒のようなもの・・って、鉄筋かナニかでしょうか、
手のひらを貫通するくらいの大怪我させるって、傷害容疑というか殺人未遂じゃないです?


それからこんな事件も。


 世界遺産アンコールワットの街でタクシー運転手殺害、逮捕された日本人は23歳の元自衛官

 世界遺産アンコールワットのある街で事件は起きた。
 カンボジアでタクシー運転手フム・チャンさんを殺害した疑いで逮捕されたのは日本人の男、2人だった。

 地元メディアによると強盗殺人の容疑で逮捕されたのは千葉県出身の石田礼門容疑者、元陸上自衛官。
 そして、福島県出身の中茎竜二容疑者。ともに23歳。
 (中略)
 警察によると、中茎容疑者がフムさんの首をナイフで刺し石田容疑者が運転し逃走したという。
 容疑者らがカンボジアを訪れたのは強盗が目的だったとみられている。
 警察によると石田容疑者らには日本円で400万円ほどの借金があったという。

 シエムレアプは世界遺産のアンコールワットがあり世界中から多くの観光客が訪れる、観光都市。
 容疑者らは車を奪って強盗することを企みタイ国境に近い町から
 タクシーで移動している最中に犯行に及んだとみられている。
 警察は、口裏合わせを防ぐため2人を別々の施設に留置し取り調べを行っている。


異国で殺人事件ですよ。

もうね、日本人が世界から尊敬される国民なんてのは、幻想なんですよ。
政権は極右で嘘つきで戦争に前のめりで、役所も企業も不正だらけ。

もちろん個人も(米欧の白人以外には)差別的で傲慢で、過ちを認めない。
過去の戦争では一方的に被害者を気取り、加害者の意識はない。
それでも「日本凄い」と自己陶酔している。

ひょっとしたら、日本人が中国人や韓国人を訝しんで見る以上に、
日本人が外国からは要注意として見られているのかもしれませんよ。

 

「無かったことにする」全否定と排除の論理はもういい加減に

2019-03-18 20:48:28 | ニュース
この週末に明石市長選挙が行われ、暴言で辞任した前市長・泉氏の圧勝となりましたね。

あの暴言ニュースのときには大マスコミがセンセーショナルに騒ぐモノですから、
この選挙戦で暴言市長はダメだ!なんて、安易な判断がされないかと思ってましたが、
暴言とされる職員への叱責も市民生活のためにとの想いが現れたモノであり、
ただのパワハラでないことが有権者にわかってきてましたからね、
「暴言」に左右されなかった、ということでしょうか。

それに、こんなにも市民の泉氏への支持が高いということに驚きますね。
ここまでの自治体は日本にそうはないのではないでしょうか。

暴言がニュースになったときに一切弁解をせず、潔く過ちを認め即座に辞任した泉氏の戦略勝ちでしょうか。
今は選挙戦に勝っても殊勝な泉氏ですが、おそらくここまで計算していたのかもしれません。

自分はあの暴言騒動は4月の市長選に向けて泉氏を貶めようとした謀略じゃないか
と考えているのですが、泉氏もそれを見越して行動したのではないか、と。

謀略を仕掛けた側の失敗になったのですかね。
4月にまた市長選があるようですが、次はどんな手を打ちますかね。
もう時間がありませんがね。

でもまあ、暴言まがいの叱責ひとつで、それまでの市長の実績を全否定することもないワケで、
全否定を求めるかのような大マスコミの報道ぶりとはなんだったのかと思えてきますが。


一方で、ピエール瀧の薬物騒動については、現在出演中のドラマやイベントはともかく、
過去の映像作品・音楽作品の流通が差し止められる事態にもなっていまして、
果たしてそこまでする必要があるのかとの疑問が各方面で湧いております。

まあ、一部から、犯罪者の作品を流通させていいのか!みたいな、
モンスタークレイマー的な面倒くさい声はどうしたってあがってきてしまいますから、
こうして完全に蓋をすれば、そうしたことにも対処できるってことなんでしょうけども。

しかし、とにかく、こういう、ナニか起きたら全て「無かったことにする」という態度は、
さすがに行き過ぎなんじゃないでしょうか。


コレって嫌煙みたいな行動論理といいますか。
タバコについては全否定して何が何でも自身から遠ざける、隔離する、
といった排除の論理が絶対正義となってまかり通ってしまうという。

こういう風潮って、自分が気に入らないモノは排除していい、
そうした態度は間違っておらず正義であるという倒錯に繋がると思うのですよね。
寛容とか、共生みたいな感性が蔑ろになってしまいます。

例えば人種差別・民族差別・宗教差別なんてのもその一つなのではと。


宗教差別、というか嫌悪なのでしょう、先日はニュージーランドで痛ましい事件が起きました。
モスクで礼拝をしていたムスリムに銃が乱射され、50人が死亡の惨事になりました。

ニュージーランドには一度、旅行に行ったことがあるのですが、
ほんとに治安が良いというか平和で、ヨーロッパのように、
東洋人に対する差別のようなことも全く感じることのない、
穏やかな国との印象がありましたので、こんなことが起きるなんて、ちょっとショック大きいです。

犯人は単独なのか複数なのかわかりませんが、捕らえられた容疑者はオーストラリアの白人で、
白人至上主義、イスラムフォビア、移民排除などの思想を持っていたように思われます。

しかも犯行の様子をSNSで中継していたといいますから、狂っているというか、
この凶行に同調してくれる輩がいると自信があったのでしょう。
実際、排外主義者なんてたくさんいますからね、白人だけじゃなくアジアにも。


なんかわかりませんが、容疑者によると自身の住むオーストラリアやニュージーランドは
白人の土地であり、ムスリムの来るトコロじゃないってことのようですが。。

いつも思うのですが、、オーストラリアやニュージーランドの白人も移民なんですけどね。
アメリカのWASPももちろんそうなんですが、彼らはそこに気付かないのですか。
もしくは「奪ったモノはオレのモノ」みたいなジャイアン思考で凝り固まっているのでしょうか。

白人・キリスト教とイスラムは仲が悪いと思わせる事態で今は日本にとって対岸の火事でも、
こうした憎悪のエネルギーは、仮にイスラムフォビアが落ち着いたら別の対象に向かいかねないのです。

それが黄色人種や東洋人、神社仏閣になるかもしれないとの想像力と危機感を持って、
こうした事件には向き合わなければならないと思います。


差別していいんだ!排除していいんだ!みたいな思想は、こんな暴力を肯定させるのですよ。
社会としては、こういう風潮に向かないよう努力していきたい筈なんですが、
どうも今の日本もそこに向かいかけていませんか。

大マスコミが日本凄い、なんて言うのもその一つですよ。
日本が優れていて、劣っている他国は見下しても排除しても攻撃しても良い、
みたいな倒錯した妄想、差別意識につながることはあるのだと思います。

また、日本人は戦争の反省をしてないですよね。
原爆を落とされたり空襲を受けたっり戦争被害者としての意識ばかりが強く、
加害者としての側面は「無かったことに」して教育しているかのようです。


さて、モスク襲撃事件を受けてニュージーランドの首相は早速、
銃規制を強化するとの方針を表明しております。

そりゃそうです。
あんな事件が起きてしまったら、そうした動きになるのが当たり前ですよ。

なのに、いくら銃乱射事件が繰り返されても、銃規制に動かない国もあれば、
破滅的な原発事故が起きながら、それでも原発を推進する国もあるのですよね。
不思議なことです。


社会から絶対排除していいのは原発と戦争だけだと思うのですがね。
日本は着々と戦争の準備をしているようですがね。


 長距離巡航ミサイル開発へ 政府が国産初、抑止力強化

 防衛省は、戦闘機に搭載して敵の射程圏外から艦艇を攻撃できる
 長距離巡航ミサイルを初めて開発する方針を固めた。
 中国海軍艦艇の能力向上などを踏まえた抑止力向上が狙いで、
 日本が開発した既存の空対艦ミサイルを改良し、射程を400キロ以上に伸ばす。
 政府筋が17日、明らかにした。予算案に関連費を早期に計上し、実用化を目指す考えだ。

 昨年末に策定した防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」には、
 日本の離島などへ侵攻する敵に対し、その射程圏外から反撃する能力の強化を明記している。
 長距離巡航ミサイルの開発は、それを受けた措置。


「抑止力」なんて行ってますが「戦闘力」でしょうね。
「抑止力」を理由にミサイルを持つなら、そのうち核兵器だって持つようになるでしょう。

 

ファンタジー経済

2019-03-10 18:05:25 | 社会・経済
日米韓の貿易格差是正を日本に求めるアメリカのトランプ大統領が、
日本の大工場を7つ、アメリカに移転するとアベちゃんが約束したと言いましたね。

先日はアベちゃんからノーベル平和賞に推薦されたと述べたトランプでしたが、
結局ソレは本当らしいので、この工場移転のやりとりも本当かもしれません。

どうなんでしょう、もちろんアベちゃんの一存で企業の活動を左右できないとは思いますが、
なんたって経団連と蜜月のアベちゃんのことですし、アベノミクス(笑)のおかげで
儲かってる大企業なんかは、工場移転に付き合ってあげてもいいでしょうね。


さて、アベノミクス(笑)なんかで儲かってるのは少数の大企業に過ぎないのですが、
ソレこそが日本経済としか見えないのか、アベちゃんはじめ官邸や政府は、
日本は景気が良くなってると盲信してるか勘違いしているかのようです。

小市民からすれば統計不正に見られるように、アベノミクスが成功していると
見せかけるためのウソか誤魔化しにしか思えないのですがね。

で、先日は戦後最長の景気拡大を見せたと言いふらしていたばかりの政府ですが、
直後に臭い!汚い!カッコ悪い!でお馴染み3K新聞にこんな報道が。


 中国経済の減速波及 「戦後最長景気」は幻の恐れも

 7日に発表された平成31年1月の景気動向指数で、景気の現状を示す一致指数の基調判断が
 「下方への局面変化」に引き下げられ、1月に達成したとみられている「戦後最長の景気拡大局面」
 が幻だった恐れが出てきた。政府は「戦後最長景気」更新の判断を維持する構えだが、
 その可能性は「五分五分」(民間エコノミスト)といわれており、予断を許さない状況だ。
 一致指数による景気の基調判断は基準が決まっており、7カ月平均のマイナス幅の累積が
 一定以上を超えるなどの条件を満たすと機械的に「下方への局面変化」と判定される。
 今回は昨年7月の西日本豪雨以降に相次いだ自然災害の影響が反映された。
 ただ、基調判断が「下方への局面変化」になったことがそのまま景気後退局面入りと
 認定されるわけではない。消費税率8%への引き上げの駆け込み需要の反動減が起きた
 26年8~11月にも基調判断は「下方への局面変化」とされたが、
 内閣府の「景気動向指数研究会」は雇用や企業収益が堅調だったことなどから、
 後退への転換点を示す景気の「山」を認定しなかった。

 こうした前例もあり、菅(すが)義偉(よしひで)官房長官は7日の記者会見で
 「緩やかに回復している」という景気の現状認識について「変わらない」と強調。
 「戦後最長景気」を更新しているとみられるとの見解も変えなかった。
 一方、民間エコノミストの見方は厳しい。
 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの小林真一郎主席研究員は
 「春節前倒しの影響などを割り引いてみても、一致指数の落ち方が大きい」として、
 昨年10月ごろに景気の「山」が生じた可能性があると指摘。
 「戦後最長景気」更新について「黄信号が赤になるか青になるかは、米中貿易戦争の動向が大きい」
 と分析している。


戦後最長と言ったばかりの景気拡大を「幻」だったかも、と。

幻。。

いやあ、経済をファンタジーで語るようになりましたかね。

「3K」ってのは「産業経済」の略かと思ってましたが、「ファンタジー経済」なのかもしれません。
妙に高い日経平均株価なんかを見ても、ファンタジーで上げ下げしてる感はありますけども。

ま、幻というか、おそらく景気が良く見えるように偽装してるんですから、
自分的には「ハリボテ」と言った方がしっくりくるのですがね。


で、この件、3Kだけでなく他の大マスコミ各社とも同代の報道をしているようで、
あり?景気拡大もやばくね?ってハナシなんですが、
さすがに統計不正による景気の誤魔化しを擁護しきれなくなったのか、
政府から景気悪化の発表を見据える伏線を張った記事でも求められたのでしょうか。

つまり、そのうち、景気が悪くなりました!って言いたい下心でもあったりしてですね。
んで、消費増税を中止すればまた与党の支持率は上がりますんでね。

じゃあやっぱり賃金上昇とか雇用とかDGPとかアベノミクス(笑)の成果を
統計不正によって偽装してたのか、となると、記事によるとどうやら、
景気悪化の要因は中国と欧州の情勢、ということになるようです。
どうしてもアベノミクス(笑)の失敗にはしたくないのでしょうね。

景気が良くなればアベちゃんのおかげ、悪くなれば中国経済のせいだと。
だとしたら、過度に中国経済に依存しているって政策の問題にはならないのでしょうかね。


アベちゃんはというと、統計不正にも関わらず景気はいいと強弁を続けているようですが。


 安倍首相 “景気回復し経済は好循環”と強調

 安倍総理大臣は、景気の現状について確実に経済の好循環が生まれているとしたうえで、
 引き続きアベノミクスを推進し経済成長を実現する考えを強調しました。

 参議院本会議では8日、10月の消費税率引き上げに伴う景気対策などが盛り込まれた
 新年度の税制改正関連法案の趣旨説明と質疑が行われました。

 この中で安倍総理大臣は、「アベノミクスの3本の矢で取り組み、もはやデフレではない状況を作り上げた。
 これはごまかしなどではなく、現実だ。全国津々浦々に景気回復の暖かい風が届き始めており、
 確実に経済の好循環が生まれている」と述べました。

 そのうえで、「国民生活にとって最も大切な雇用が大きく改善しているのは事実であり、
 『えせ好景気』とか『経済成長偽装』といった指摘は全く当たらない。
 引き続きアベノミクスを全力で推進し、少子高齢化が進む中でも力強い成長を続ける経済を
 作り上げることで責任を果たしていく」と強調しました。

 そして、「消費税率10%への引き上げは全世代型社会保障の構築に向けて
 少子化対策や社会保障の安定財源を確保するためにどうしても必要で、
 リーマンショック級の出来事がないかぎり引き上げる予定だ。
 あらゆる施策を総動員し、経済に影響を及ぼさないよう全力で対応する」と述べました。


現実だ、って言われても、その根拠となるべき統計の不正が強く疑われているのですが。
それにいつまで経っても、景気回復の暖かい風が「届き始めて」いるに過ぎないってのも、
不思議なもんですけども。

わざわざ『えせ好景気』『経済成長偽装』との評価を否定しなきゃいけないってのも、
やっぱり後ろめたいところがあるんではないかと思いますね。

「リーマンショック級の出来事がないかぎり」ってのも、どこかで聞いたセリフじゃありません?
ナニかを示唆しているような気がしてなりませんが。

そしてまたいつものように「あらゆる施策を総動員」との意気込みですので、
そりゃ統計不正だって動員するワケですよ。


さて、戦後最長らしい景気拡大ですが、そのわりに「神武」「岩戸」など、
今回の景気に名称がついてないと、こぼす関係者もあるようです。

そうですか。
どんな名前がよろしいですかね。

従来が古代日本の故事などから名付けられているようですから、
そうですね、ソレに倣ってこんなのはどうでしょうか。


 「うまやど景気」


うまやどの王子といえば聖徳太子ですが、今では実在が疑われるようにもなりましたがね。

 

沖縄に起きることは日本のどこでも起きる

2019-03-03 19:12:33 | 国際・政治
 東京新聞の望月衣塑子記者を助けたい。中2の女子生徒がたった1人で署名活動に取り組んだ理由とは


官房長官の菅センセーの記者会見で、果敢に質問を繰り返し投げつける、
東京新聞の望月記者が話題になってどのくらい経ちますでしょうか。

自分はその記者会見の様子をつまびらかには見ておりませんので、
それだけ望月記者が他の大マスコミ記者と違うのか、よくわかりませんが、
どうやらこの頃は望月記者が質問を始めると、「簡潔にお願いします」との注意、
ま、質問への妨害と言っていいと思うのですけど、そんな茶々が入るようになったとのことで。

と思えば更に記者達に「事実に基づかない質問」とかなんとか難癖つけて、
質問に制限をかけるかのような圧力をかけたり、国民の代表として質問をしている、
との記者に菅センセーは「国民の代表との根拠を示せ」と迫ったり、
「あなたに答える必要はない」と居直ったり。

まーこの様子のどこが記者会見なのかわかりませんが、
この官邸と東京新聞とのやいりとりを遠くから眺めるだけの、
他の大マスコミも情けないと言いますか。

と思っていたら、この菅センセーの対応はいじめそのものと中学生が立ち上がり、
行動を起こしたというのが冒頭の記事になります。

その通り、いい大人が公然といじめの醜態をさらしているワケでありますね。
大人にしてみたら菅センセーの様子も、大人社会で見慣れたモノになってしまい、
感覚が麻痺してるかもしれませんが、こういう素直な感性をと取り戻し、
今の政治の幼稚さ加減というのを見つめ直し、声をあげねばならないと思いますね。


さて、そんな「いじめカッコ悪い」菅センセーはじめ政権が押し進める、
中央から地方のいじめと言えば沖縄の基地問題でありますが。

先日、辺野古での基地建設に関する沖縄県民投票が行われ、
7割以上が辺野古での建設に反対との結果が示されました。

日頃、「沖縄県民に寄り添う」と発言している「いじめカッコ悪い」菅センセーや、
アベちゃんはじめ政権側は、この結果を「真摯に受け止める」としながらも、
辺野古での基地建設を続行することに変わりないようです。

でもまあ、そりゃそうだと思いますよ。
県民投票で政権側の意図と違う結果が現れる度に政策を変更するなんて、
現実的にできないでしょう。


と、いうかですね。
どうもこの件、たくさんの要素を考えると、自分にはうまく咀嚼しきれないのですが。

まず、この沖縄県民投票、正式名称は


 普天間飛行場の代替施設として国が名護市辺野古に計画している
 米軍基地建設のための埋立てに対する賛否についての県民による投票


と、言うのでして。
辺野古での米軍基地建設のための土砂投入に賛成かどうか、を問うているように見えます。

そりゃ、米軍基地なんて原発に並ぶくらいの迷惑施設なんですから、
地元への建設が反対かどうかと言われれば反対が多くなるに決まってます。

じゃ、世界一危険と政府が強調する、普天間基地の除去あるいは返還に
賛成か反対かを問うたら、どうなっていたでしょう。

今回の住民投票も「普天間飛行場の代替施設として」と謳ってはいますが、
その視点が十分に含まれての投票結果となったのでしょうか。


だいたい、「普天間の代替施設」「辺野古への移設」とか言うじゃないですか。
辺野古に建設する基地が普天間基地の代替・移設ってのは、ホントなんですか?
辺野古は新設もしくは増設だったりしませんか?

辺野古に基地ができれば普天間は返還されるような論調になってますが、
確かソレさえも定かでない状況なのでなかったかと思います。

とすれば、辺野古への移設に基地建設に賛成か、という問いの土台が崩れると思うのですよ。
いったい、ナニについての賛否を問うているのか、自分はわからなくなります。


反対派の一部でしょうが、「美しい海を汚すなー」「ジュゴンを守れー」とか言うのも、
自分にはどうにも違和感があるのですよね。

こういう情緒的なハナシじゃなくありません?
政府の圧力に屈して地元を差し出すのかどうかってコトかと思うのですが、
なんでこんな論理になっちゃうのでしょう。

だったら、仮に美しくない海があれば、そこになら基地作ってもよかったんですかと。
もちろんそういう意味で言ってるんじゃないでしょうが、こういう論理を聞くと、
反対する側はナニに反対しているのか、こんがらかってきたりします。


その美しい海に政府は既に基地建設を事実化しようと土砂投入を始めていますが、
コレ自体が正当化どうかは怪しいとは思ってますよ。

だって、普天間からの移設・代替施設という説明自体が疑わしいというだけでなく、
そもそも、建設がいつ終わるか、費用がいくらかかるかといったことに国が答えられないからです。
おそらく、その根拠を把握できてないか、発表できないくらい莫大だからではないかと。

辺野古での基地建設には6-7万本の杭を海底に打ち込む必要があるらしいですね。
そのうち何割かは90メートル級の杭が必要らしいんですが、日本には、
その作業可能な船が日本に足りない、もしくはない、らしいのですよね。

じゃ、どうすんのと思ったら、中国が持っているらしいので、ソレを借りるとか?
いやいや、日本国内の基地建設に中国の船を借りるワケにいきません。

となるとこれから船を造るのでしょうかね。
どんな見切り発車なんでしょうか。

または、90メートル級の杭は打てないけど、70メートル分の作業はする、
なんてハナシもあるとかないとか。

つまり、土砂投入を始めている割には、基地建設の方法論さえ確立してないようなのです。
こういうのがホントだとしたら、政府が欲しいのは基地なんかではなく工事であって、
無駄金をたくさん使う利権に預かれるゼネコンほか関係者が気持ちよければいい、
といった税金ぶんどりプロジェクトに過ぎないってコトです。

よって、工期は長ければ長いだけ、予算は膨れれば膨れるだけおいしいワケです。
ひょっとしてコレこそが、辺野古基地建設の本質だったりしませんかねえ。

こうやって一部の人間だけが恩恵を受けられる事業のために、
日本の防衛をタテマエに、沖縄が食い物にされてる、そんな構図なのではと。


辺野古の問題は本土の多くの人間が「沖縄の問題」と捉えていると思うのですけど。
コレ、いつか本土のどの地域だって無縁ではいられなくなる問題だと思うのですよね。

沖縄の基地建設の問題だから沖縄県の問題、ではなく、日本の防衛のためとしたら、
沖縄県の問題でなく日本の問題の筈ですし。

ソレはともかくとしても、こういう、中央政府の都合で負担が地方に押しつけられるのは、
原発もそうでしょうし、何かにつけ沖縄県以外でも起きうることだと思います。

そう考えると、中央が強引に地方の反対を省みずに政策を強引に進めることに関しては、
日本全体が危機感を持たなければならないことの筈です。

が、どうもその危機感に乏しいですね。
恐らく、基地問題は沖縄のこと、とでも考えているのでしょうか。


自分は神奈川県在住ですが、例えば神奈川県民がアレは沖縄のこと、
遠い地方のこととして米軍基地問題を見ているとします。

今度は例えば東北が沖縄と同じような負担の押しつけに反発しているとします。
ソレでも神奈川県民は、アレは東北のことと考えるかもしれません。

その後、同じような構図で埼玉県に何らか負担の押しつけにあったとします。
コレでもひょっとしたら、東京都の向こう側のことと、神奈川県民としては考えるかもしれません。

ところが次は、神奈川県民が負担の押しつけにあうかもしれません。
沖縄で起こることは東北でも九州でも、関東でも起こるかもしれないのです。

なので、政府の理不尽な行動には声をあげていかないと、
いつしか自分の地域にソレがふりかかってきたときにも、
中央からの理不尽な圧力を結果的に嫌でも受け入れざるをえない側になるのです。


ということで、いつもにもまして散漫なエントリーになってしまいましたが。
どうでしょう、そんな危機感や想像力を持ち得てますかね。

ま、自分も偉そうにはいえないのですがね。
オリンピックなんて、「東京都のこと」と考えてますんでね。