Do you remember rock'n' roll radio?

Macとか音楽とかサッカーとか気にくわないニュースとか、独りよがりの邪推と妄想

もう日経の表1~4は要らないかも

2009-06-29 23:57:43 | 国際・政治
会社に入ってから十数年になりますけれども、仕事に必要ってことで、竹中ヘーちゃんヨイショ!日本経団連新聞を購読してきたんですがね。いや~ここんとこの1面と2面、表3にあたる社会面は読む気を削いでくれますな。さすがに経済や企業動向に関する記事は他紙じゃ拾えないんだけれども、もうね、この表1~4にあたる外側1枚の4ページは要らないっすよ。

おとといの土曜日と今日・月曜のへーちゃんヨイショ!日本経団連新聞を見てね、ホトホトそう思ったわけであります。

まずは 6/27 土曜日の社説。
「派遣労働者のためにならぬ民主改正案」

今日 6/29 月曜日の2面。
「民主、鳩山代表・岡田幹事長で意見食い違い 党内で不安の声も」

他に土曜の社会面には、
「民主 候補者ラッシュ波紋」

ってな記事もありましてですね。

なんかもう、民主党を叩くのに必死、って感じがありありと見えてイタイわけです。報道機関として客観的に批判しているんだろう、というレベルではないんですよ。そういう意思のもとに記事ができあがっているんでしょう。

自分の場合、もともと社説なんてのは書いてる本人の主観が強いもんだろうし記事としていちいち目を通してらんない思って読む事は少なかったのですが、このところの自民党擁護・民主党バッシングな姿勢にかえって興味をそそられて時々目を通すようになっってしまいまして。ま、そういう先入観を持って今や政治に関する社説については見ちゃっているんで、公平ではないのでしょうがね。

なんとかして民主党の揚げ足を取ってやろう、って頑張ってるように思えるのは自分だけでしょうか。それだけ政権交代がリアルになると、へーちゃんヨイショ!日本経団連新聞にとっては都合悪い事があるんだろうと思っちゃいますよ。
確かに自民党ではOBの中川(秀)センセーが、郵政アメリ化!って頑張っておられますがね。

しっかし、自分達で勝手にバカな阿呆ソーリを総裁に選んでおいて、やっぱり支持しない!ってのは、自民党の連中はどういう神経してるんでしょうか。総裁選びに不満があるなら総裁選びの時点で言っておくべきことでしたでしょうに。あのね、今、そんなことで騒ぐのは too late ってことです。あなたらはバカな阿呆キャプテンのタイタニックで運命を供にするしかないのです。


マイコー・ジャクスン

2009-06-27 23:54:52 | 音楽
80'sの欠片をひとつ、失ってしまった。それも、最も大きい欠片だった。そこには、こう書いてある。

「キング・オブ・ポップ」

今の若い人の多くがマイコーのことをスキャンダルまみれで醜聞まみれで気持ち悪いヤツと思うのは仕方がない。ここ数年のメディアでのマイコーの扱われ方はそういうものでしかなかったのだから。だからこそ、彼等に問うてみたい。たぶん、 Thriller や Bad のPromotion Video でのサビ数秒しか彼の作品を見てないのじゃないか、と。アルバム Thriller を聴いたことがあるか、と。Beat it や Billie Jean だけじゃなくだ、例えばこのアルバムで自分が一番好きなスピード感溢れる Wanna be startin' somethin' を、ポール・マッカートニーとのユーモラスな掛け合いが楽しい The girl is mine を。自分では Thriller 以上のアルバムだと評価している Off the wall を聴いたことがあるか、と。例えば、 Don't stop 'til you get enough から Off the wall までの息もつかせぬ上質なダンスチューンの連続を、恋に落ちる心地よさが伝わってくる It's the falling in love を。

まあ、なんじゃこりゃな Billie Jean のムーンウォークとか、へんちくりんな Thriller のゾンビダンスとか、普通だったらカッコいいと受け入れられるものなのか、冷静に考えれば微妙なもんである。しかも、「フーーー!」「ヒーーッヒ!」「ポーーーウ!」こんな奇声を発しながらだ、普通だったら変である。マイコーだからカッコ良かったのだ。もともと一級品だったヴォーカルに、有無を言わさぬ完璧なダンス、身のこなし、表情からつま先・指先に至るまでの繊細で圧倒的なキレと表現力。同じ事をやったとして、ジョージ・マイケルでもボーイ・ジョージでもサイモン・ル・ボンでもリック・スプリングフィールドでもサマにはならないものが、マイコーがやるとカッコいい。マイコーはスーパースターなのである。

それまでは楽曲中におけるダンスっていうのはスクールメイツみたいに主役である曲の演奏の脇で演出としてやっているものだという印象があった。もちろん、ヴォーカルをとりながら踊るアーティストはいたが、それはどちらかといえば振り付け程度のものだったと思う。ところがマイコーは演奏の、ヴォーカルの主役であると同時にダンスの、それだけで作品となりうるストーリーあるダンスの主役でもあった。こんなのはマイコーだけであって、ダンスだけだって十分に衝撃的で、独特かつ超強力なオーラを放っていたのである。それがPVとして極上のエンターテイメントとして映像化され、Billie Jean, Beat it, Thriller と立て続けに強力なヒットチューンを送り込まれた際には、そりゃインパクト絶大である、特に自分のように当時思春期を過ごしていた世代には、だ。自分達は彼の音楽を耳で聴いて目で映像を追っていた。それはラジオやレコード、カセットで聴いているときでも同じだった。

とにかく自分も含め、周りの友達みんなが教室で、廊下で、柔道場の畳の上でムーンウォークを真似、ゾンビダンスを覚えたがったものだ。
自分の田舎に書店とレコードショップが一緒になった大型のお店があって、高校生だった自分は参考書やレコードを物色しによく通っていたのだが、お店のテレビモニターでときどき「Making of the Thriller」というビデオを放映するようになった。メイキング・オブ、つまり Thriller のPVの制作過程をドキュメンタリー風の作品としたものであるが、その放映がはじまるや、店にいる客達はみんなページをめくる手を止め、レコードを探す手を止め、モニターに釘付けになり、パブリックヴューイングのような状態になっていたのを想いだす。自分も参考書よりそのビデオが放映されている事を期待してそのお店に通うようになっていた。何せ今みたいにYouTubeもなく家にはビデオデッキさえなく、PVを見ようと思ったら音楽番組での放映に頼るしかなかった時代なのだ。

エンターテイメントのみならず社会に与える影響が大きくエポックメイキングだった Thriller だが、おそらく、メイキング・オブ~という作品形態を最初に商品化したのも Thriller だったんだと思う。ある作品の制作過程自体が作品になってしまうことに世界を気付かせた。従来からそうした作品もあったのだろうが、その手法を一般的に定着させたのだ。今じゃ普通に映画のDVDについてくる特典映像をはじめ、この手のもの全ての先駆けである。NHKのプロジェクトXだってそうだろう。この場合は企業の成功物語であるが、その過程をドキュメンタリーとして番組パッケージとしたものである。自分の勝手な想像に過ぎないが、制作者は間違いなく若い頃に Thriller の影響を受けた世代であろうし、無意識にでも Making of the Thriller がクリエイティブ・マインドの片隅にあったんじゃないだろうか。

幸か不幸か、Thriller の成功がマイコーをモンスターにしてしまった。モンスターは人に理解されない。10歳そこそこでエンターテイメントの世界に入り、ずっと大人の社会の中で育ったマイコーは、あっと言う間にポップスターの仲間入りをする。そしてエンターテイナーとしての地位と名誉、富、それぞれ桁違いなレベルで、まさに頂上に上り詰め、いや、それさえ越えて神に近いところまで辿り着いたのかもしれない。世界は Thriller に匹敵するものをマイコーに期待した。その世界中の期待を、無理強いするほどの大きく過度かもしれない期待を、それこそモンスターか神にしかでき得ないような重責を、マイコーひとりが背負う羽目になったのだろうか。その姿は、天空を背負う巨人アトラスのように苦しみに満ちていたのかもしれない。そして、ひょっとしたらマイコーは、Thriller というゾンビに、ずっと追われ続けていたのかもしれない。

マイコー、君はあるときから自分が知っていたマイコーとは変わってしまったよ。でも、それは錯覚だったのかもしれないね。本当は死んでなんていないんだろう? だって君は不老不死だろう?
もし今、ポールの声を借りることができるとしたら、マイコー、君にこう言いたいよ。

I don't believe it!

そしたらマイコー、君はクールにこう答えるのだろうか。

You keep dreaming.


古賀議員と東国原知事の戦略とは

2009-06-25 00:28:43 | 国際・政治
いやあ世の中、そのまんま宮崎知事が自民党・古賀氏の出馬要請に対し、我を総裁候補にするのかという発言に関してあれやこれや騒いでおりますね。自分も最初にこのニュースを聞いた時、そうか知事はやんわり断ったんだな、と思ったもんでした。

そして、単独行動を取ったんだとか、馬鹿にされたコケにされたとかで自民党内からも古賀氏を批判する動きも伝えられましたよね。

ところがねえ、どうでしょうか。一夜明けた今日、そうじゃないんじゃないかと思ったんです。自分はこの世界に明るい訳でもなんでもないですが、古賀氏ほどの議員がですよ、吉と出るか凶と出るかもわからない「交渉」に、わざわざ宮崎に出向いたりするでしょうか。

自分は怪しいもんだと思います。むしろ、ある程度の道筋はこれまでの会談等を通じてできていて、今回はそれを「詰めに」宮崎まで行ったんじゃないかな、と。

いやいやこれがですよ、ポっと出の議員なりたてタイゾー君とかさつきタンとかの軽はずみな行動であった、ってならうなずけるものですが、あの古賀氏が何の計算もなくあんなことするんでしょうか。

しかも、おちょくられたとかナメられたとか受け取られかねないのに、あんなに記者を呼んで取材させるでしょうか。こうした機会を。これはもちろん、ある計算のもとにわざと取材させたんじゃないでしょうか。

つまり、この会談がのちのち効いてくるのを見越しているんじゃないかと思うんですね。今はまだシラっとしてる自民党幹部もだいたいの動向はわかっていて、動けるタイミングになったら一気に「そのまんま」モードに切り替わる。それがうまく行けば古賀氏は英雄ですからね。

そうすると、ああ、想像がつくってもんですが、マスメディアは一斉に、そのまんまヨイショ!報道に突入するんですよ。そんでまた自民万歳を掲げ、選挙においての自民党応援をするわけです。
今日、どっかの局のニュースでそのまんま知事を追っかけている映像を見たのですがまあ、たくさんの見たまんまB層主婦が知事をケータイで撮ろうとして熱狂してるじゃないですか。ああ、小泉・竹中のB層戦略ってのは正しいのだなと、改めて現実を突きつけられましたよ。この層を動かせば選挙に勝てるっていうね。かなり胸に重たい物が残る映像でした。

今、自民・公明の政権じゃダメだという空気が日本を覆っている中、またしてもこんなメディア受けしそうな軽薄な存在が広告塔になることで票が左右されてしまうんでしょうか。

とまあ、古賀氏・そのまんま知事会談の真相がわからぬまま妄想に突き動かされて書いてしまいましたが、なんかねえ、何かストーリーができあがってる気がするんですがねえ。。。


イランの政治体制批判

2009-06-23 01:03:09 | 国際・政治
イランの大統領選挙の結果について不正があったと抗議するデモが続いている。どうせ裏ではアメリカが抗議を煽っているんだろう。

そして最高指導者ハメネイ師のデモ中止警告に抗議する改革派は、ハメネイ師への批判も強めているという。これこそ、アメリカが煽動してやりそうなことだ。1979年のイラン革命でイスラム法学者が国を政治的に支配する体制となり、親米政権が倒れたイランなのだ。アメリカにとって「悪の枢軸」なわけである。今こそその体勢を倒し、民主化の旗を掲げて親米政権に戻す機会だと踏んでいるのだろう。だから改革派を支援する。

このデモの中で改革派の少女が狙撃されるというセンセーショナルなニュースも報道された。
本当だろうか。少女が狙撃されたのは本当だとしても、狙撃したのは誰か? 自分は、CIA、つまりアメリカの可能性があるのではないかと考えている。実行犯ではなくとも、少なくとも裏で手を引いているだろう。アメリカはこうしたニュースを提供する事で改革派への世界の支持を集めようとしているのではないか、つまり、イランを民主化せよと、アメリカの影響下に置くようにと世論誘導をしているのではなかろうか。

自国の大統領でさえ暗殺してしまう国である。外国の一庶民の命など、自分たちの使命のためなら取るに足らないに等しい。

以上、勝手な憶測であるので、念のため。