即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

夢の扉を開くこと

2009年12月01日 01時09分33秒 | 雑感
先日書いた、ニッポン人の忘れものの記事。
「夢の扉」という番組に登場したワタミ社長、桑原さんの無邪気な笑顔。
今の時代だからこそ、こんなファミリーレストランを作りたい、と、熱い思いを語っていました。


いろんな起業家その他の本を読んだり話を聞いたりしていると、やはり夢の扉を開けるのは、何よりも強烈なパッションですね。滾る情熱、熱い思い。

パッションがないと人は動かない。
この変化の激しい時代には、何よりもパッションがなければ生き抜くことはできない。

人を説得するにはロジックで納得させ、パッションで動かす必要がある。

日本人が忘れてきてしまった、
家族で、三世代で、ごちそうを食べながら笑顔で会話が弾むひととき。
そんなハレの場を実現するレストランを作りたい。
これが桑原さんの提案。

昨日も「買うのやめようよ」という記事を書いたけど、なんともせちがらい今の世の中。
安くないと売れないという法則に対するアンチテーゼであり、閉塞した現代社会に対する果敢なる挑戦でもある。

その思いに共感し、パラダイムシフトを実現するのであれば、皆で応援するしかない。
民主党政権もそうだし、政治に批判的なことばかり言っていて、我々が何も動かなければ何も変わらない。

そう、いいと思うなら積極的に応援する気持ち。

「夢の扉」を皆で開こう。
閉ざされた扉を開けよう。

これは別にごちそう厨房「饗の屋」のことだけを言ってるのではない。
何でもそうだけど、いい社会にするために効果的なものを我々は選択し、それに沿って消費行動、応援行動を取ること。我々の意思を反映させる事。

例えば、町の豆腐屋さん。あるいは、電気屋さん。

細々とでも、地域社会の役に立ってるようなものは、皆で応援して潰してはいけない。
価格競争の荒波の中に放り込まれたらひとたまりもない。
皆でホッとする町を作っていかないと。

今、商店街でも、ショッピングセンターでも、(僕が)良いと思う店がどんどんなくなっている。
大手資本のチェーン店ばかりが幅を利かしている。
そして結果としてつまらない店が残っている気がしてならない。
ワクワクしない商品、メッセージ性のないサービス。
特に若者向けのイージーでセンスもなく、かつ低価格の店が増殖する。

安くないから買わない。
安いものだけに凄い勢いで飛びつく人々。

今こそ我々が立ち上がり応援する姿勢を出さないと。
このデフレスパイラルを脱却するのは、そんな我々の思いと行動の力。

安くなくても、少し高くても、あまりお金が無いにしても、
その店が、その商品が世の中に存在することで世の中が楽しく豊かになるのかどうか。
チェーン店だろうが、小さな商店だろうが、同じ。
そんな視点で、自分の買いたいものは買う。行きたい店は行く。
自分が必要と思う商品、ぜひあって欲しいと思うお店を応援する。

弱肉強食、市場主義、低価格至上主義の世の中。
すべて自分の理念、考え方で行動する。消費する。

いいと思うものは応援して、自分が精一杯できることをして、
社会の中に根付かせよう。消えていかないようにしよう。
それが結局自分も得をする事になるのだから。
一時(いっとき)の財布の状態や、考えなしでパッとお金を使ってしまうのでなく、できるだけ長い目で考えて使うところにきちんと納得して使う姿勢。
皆がそういう風にしていかないと、社会全体の流れはきっと変わらないよ。
と、自戒も込めて、今日はちょっとまじめな話でした。
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