即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

将棋界近況・続き

2009年08月01日 15時59分08秒 | 将棋
昨日書いた「将棋界近況」の続き、補足です。

昨日行われた順位戦B級1組
3連勝と好発進の、渡辺竜王と山崎七段が負けちゃいましたね。これで3勝1敗。
1回ずつ抜け番だった深浦王位、久保棋王が3勝0敗。
やっぱり大方の予想通り、この4人を中心に回っていくんでしょうか。

女流王将戦の再開について
これはいいニュース。女流王将の名前が消えていくかもしれなかったのが、残ったわけです。
片上六段が、『棋戦が当たり前に続いていく時代ではなくなってきているだけに・・』と指摘していますが、ほんと、当たり前とか、既成概念とか、成功体験、のようなことを、再度ゼロから考え直さないといけない時代です。
将棋の価値、存在意義。タイトル戦とは?

協賛、後援企業の考え方などもどんどん変化しているわけで、単に主催者などが変わっただけでなく、新たな価値を提供する新鮮で魅力あるコンテンツにして欲しいと思います。

次は名人就位式
ほんと、こういうイベントも含め、この方、忙しいですね。

羽生善治(棋士)データベース「玲瓏」の管理人であるたいがーさん熱血レポートをご覧ください。
この大名人の人柄も含め、とってもいい雰囲気が伝わってきます。

連盟のお知らせのコーナーにある女流棋士会分裂の経緯・公式見解
1週間前に(6)(7)が出たと思ったら、昨日(8)がアップされ、順調に更新を続けてます。

4月2日に第一弾が出てから、(つづく)、となってるのに、長い間つづきが発表されなかったので気を揉んでいたのだけど(うそ、忘れていた。)、ここのところどんどん具体的な事実、意見が発表されています。

まあこの問題については、あのころたくさん書きました。
『LPSAの今までと今後』という記事は、ちょうど2年前の7月31日に涙ながらに書いた記事なのだけど、今でもかなりのアクセスがあります。

今はもうつべこべ言う事もないのですけど、連盟側はここまで拘っているんですね。

今回のお知らせの中にある、
「(6)今なお、この問題について将棋連盟への批判がインターネットのブログ上などで続いていることは誠に遺憾である。」

ということ、結構気にしているように思えます。
「あることないこといろいろ書いたりしないでね。」ということでしょう。

あれ、この僕の記事も「面白おかしく取り上げるんじゃないよ」、という範疇に入ってるのかな?

昨日書いた、マイナビ女子オープン矢内女王が3連勝で防衛の話。
今週の週刊将棋の第三局観戦記を読んで、お互いに終盤の詰み筋に気がついてなかったんですね。
この辺が女流のまだまだがんばらなければならない部分。
結局どっちかが勝勢になり、あと少しというところで間違えて、相手が一気に持ち直し攻め立てる。そしてまた最後まで読みきれずに、緩手や悪手を指してしまう。どんどんそれを繰り返していって、長手数の泥試合になる。
僕らのよくやってる感じに思える対局がまだまだあるように思う。
偉そうに言える棋力ではもちろんないけど、そこの終盤力なんでしょうね、課題は。

まあ、人生悪手の山なわけだし、悪手に対する嗅覚を磨いて、悪手を指さないことがどれだけ大切か、人生の話でもつくづく思う今日この頃です。
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