即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

消費者の勝手

2008年02月05日 00時28分22秒 | 雑感
ギョーザ中毒 人為的に混入強まる 中国で製造・流通時に(産経新聞) - goo ニュース


期せずして、凡人さんこのことを書いてますが、ちょっと違う視点で。

最近、このニュースで持ちきりですね。

もう絶対に中国食材は食べない、と、街頭インタビューなどで皆が言ってる。

そりゃあ、あんな被害を目の当たりにしたら、誰だってそう思ってしまう。

ただ、その前に、我々消費者はメーカーや流通に対して、1円でも安いものを求めていなかったか。

メーカーはそれに応えようとして、1円でも安くできるところに発注する。

当然仕事は中国に行く。

価格だけでなく、品質も求めてはいるけれど、安さが正義、という感は否めない。

安全なのが当たり前。
安いのが当たり前。

もちろん両方を満足できればいいけれど、安さの方にウェイトが行ってしまうので、中国に目が行き、そして劣悪な環境で生産が行われる。

無理に無理を重ねて価格競争に勝とうとする。

しかし、特に食品は、当然ながら安ければいいということではない。

しっかりした安全検査とか、品質管理とか、それ相応の必要コストがかかる。

精一杯の企業努力は必要だけれど、それ以上の経済原理が働くので、当然どこかが蔑ろになる。

これだけの検査とか、品質管理とか、念には念を入れてやっているので、少し高いですよ、という売り方に修正していかないといけないのでは、と思う。

買う方も、そういう目で、買い物をしていく習慣をつけないといけない。

ディスカウント=ディスクオリティ?

品質も良くて、しかもめちゃ安、だなんて、そんな自分だけうまくいくわけはない。

消費者はしかるべきコストをきちんと払うから、という姿勢がないと、

何でも安けりゃいいだろ、の世界になってしまう。

安全代、安心代は高くつくもの。

別にいい加減な企業をかばったりするわけじゃないのだけど、

自戒の意味で、そう思った次第です。
コメント (4)
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