波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

【その94】  継続力

2013年01月17日 | 【保管】一寸凡師コラム

Photo_2  先日荒馬さんから「やせたんじゃない? そのズボン、94 ブカブカになってるもんね」と言われた。肉体改造計画が進行中の凡師にとってはうれしいお言葉。あまりのうれしさに、「このズボン、もともとブカブカだったんだよね」とは言えず、エヘヘと照れ笑いしてしまった。計画を後押しするかのような連日の大雪。除雪に頭が行ってしまい、計画推進をバックアップするはずのサポーターと腹巻きを付け忘れてしまう日が続いている。体の方もケアしなければ。何事も積み重ね、継続が大事。

 さて、お正月に衝動買いしたサプリメント。これ一つで体に必要な何かが摂れるらしい。最近の疲れや年齢のことを考えて購入、さっそく飲み始めた。実家から帰ってきて、「そういえば以前何かサプリメント買ったことあったよなぁ」と思い出し、棚をごそごそ。凡師の記憶通り、棚の奥から封の開いたサプリが出てきた。しかも、お正月に買ったものと同じサプリが。

 次にサプリを買う時は、ビタミンやミネラルよりも「継続力」を補えるものを購入したい。

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昨日から3学期です、と凡師さんから。さてさて、大阪の桜宮高校体育科の入試中止に次ぎ、全教員異動の橋下市長発言。「体罰」問題を利用し、かねてからの教育の全権掌握の企て。邪魔な教育行政の独自性と学校の自律性を一気に消滅させるつもりだろうが、「やりすぎ。生徒は何も悪くないのに。」(生徒発言)がことの本質を突いている…泣いている子をさらにいじめる市長、何様のつもり?1月18日(金)、「波風食堂~」更新しました。

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「わたしの骨格『自由人』」(金子兜太)

2013年01月16日 | 読書

Photo   俳人・金子兜太氏(93歳)へのインタビューで「わたしの骨格『自由人』」(NHK出版)。「自由人」とは、普通に生きる努力の人で、欲を満たし迷惑かけず、美しい感性で生きる人だという。明るく素直に価値観や人生観を語り、「ストレスの捨て方…嫌なこと5言われたら7で言い返す」、「好きな女性はスケべで感性がひらめいている人」「性的行為は90歳になり自信なくなった」の奔放さに笑う。話引き出す聞き手が鋭い。

         長寿の母うんこのように我を産みぬ

         酒止めようかどの本能と遊ぼうか

  これ俳句?学校で習ったのと随分違うべや(笑)何だか楽しい。絵も書も文も、ある段階越えると「自由」の境地に行きつくのか。社会や時代に向き合いつつ、自由であり続けたいと氏。組織に向かないから、組織使い良い社会を築いたり自由人になるのは無理だとも言う。東日本大震災のボランティアを認めつつ、原発反対の文化人を、自分を不自由にして無理して自己顕示してないかと疑う。「べ平連」の小田実を評価しつつ、原発反対デモへの協力は認めながら主催者になったら決別すると断じる。衰えない感性、深い人間信頼、絶妙なバランス感覚…こういう自由さが個人主義かと思う。自由人の骨格なるものが浮かんでくる。それにしても、個の確立と組織・集団・他者との「自由」な関係は90歳越えても大問題なのか…それが人間なのかと思った。

 原発事故を「2度目の原爆被害…東電の幹部どもの大犯罪、大詐欺」、「『いじめ』を前に、命の大切さは言葉では伝えられない」、「私は死刑肯定」、「イデオロギーで社会をつくる考え方をもう卒業」の一言一言が興味尽きない。小沢昭一さん、山田洋次さん、井上ひさしさんなんかが自由人、簡単になれないと言う。ここらが何とも面白い。
 TVのNHK俳句教室で、氏が登場する時だけ、俳句に興味無いはずのママヨさんが一人で笑って見ていた。押しつけがましくなく、楽しいそうだ。

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【その93】 肉体改造計画

2013年01月11日 | 【保管】一寸凡師コラム

Photo2 93  「ちょっと見ない間にこの人、変わったな・・・」そう思う瞬間がある。変化を恐れず、常に貪欲に進化を目指す、そんな野性味溢れるオジサンになりたいもの。「触れば火傷するゼ」、そんな切れ味と熱さを持ったオジサンが粋。

    野性味と言えば、①彫刻のようなムキムキの肉体。②ぶっきらぼうな言い回し。③困っている人をそっと助ける優しさ、がポイント。②は仕事に追われ、余裕が無くなってくると自然と出てくるので良し。③は仕事が片付いて、余裕が出てくるとできると思うので良し。問題は①だ。

  ということで、新年早々肉体改造を進行中。冬場の肉体改造計画は、毎日の除雪作業が根幹をなす。日々の肉体改造を無理なく進められるよう、2つのマル秘グッズを用意。1つめは「腰サポーター(Z社製。割とガッチリと固定してくれる)」。これを装着することにより腰回りが安定、「加齢による腰痛」、「俺はまだ若いという思い込みによる無理がたたっての腰痛」両方を防いでくれる。もう1つは「ボディウォーマー(U社製。俗に言う腹巻き。初売りで安かった)」。腰回りの冷えを防いでくれる。

  久しぶりに会った人が、凡師の「分厚くなった腰回り」を見ながら「凡師さん、ちょっと見ない間にワイルドになりましたね!」と感じる日も近いのだ。

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三男君の年賀状

2013年01月09日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo  波風三男君の年賀状。前からこんなイラスト描いていたかなあ?バンド「シベールの日曜日」と何だかイメージ違う。だが、こういう軽いタッチ、いいな。
  ツイッターに、最近の三男君の画像も。ママヨさんと驚いた。知らA_fnmmycyaahc61 ない金髪頭の三男君に。立男とママヨさんは絶句した。「これはカツラだよね?そうに違いないよね!」と確認しあって安心感を共有しあった…カツラダヨネ、ソウダヨネ。

 三男君のブログはかなり理屈っぽいけれど、内容は至極まともだ。こんな考えもあるのか…。故加藤周一氏も読み、忙しくても時代に対峙する姿勢に共感…それにしても、アレハカツラダヨネ…。

最北の街に、いつまでも終わらない粉雪、真っ直ぐに降り積もる。バス通りも歩道側に高い壁、大型車とすれ違うのが怖い狭い道。まだ1月初めというのに雪捨て場に苦労する。昨日の歌登、-30℃だという。ただでさえ強くなる閉塞感が一層身に沁みる。

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3年目のブログ

2013年01月05日 | 日記・エッセイ・コラム

H25  明けましておめでとうございます。本ブログも3年目に。我ながら、よくやってる(笑)よろしかったら、今年も御愛読を。

 さて、しばらくぶりのブログ更新。年末掃除でPC周りの配線を抜き差し、これが間違いの元で、ひかり電話もインターネットもつながらなくなった。困ったが、連絡は携帯で間に合うから、静かな正月だった。
 さっき、友人が一旦縁の切れたデジタル世界と接続してくれた。1週間ぶりのブログ更新。何だかホットした。

    ママヨさんは里帰り。独り身の立男は、除雪、Photo_2 除雪で日が暮れた。記録的降雪量の昨日は5時間働いた。その合間合間で、本を読み、蜜柑食べ、ゴムハンコづくりで遊んだ。画像の「波風」は、来たるべき「波風食堂」の看板に彫った。材は実家の洗濯板。子どもの頃、母が家の裏口で洗濯桶にこれを浸して使っていた。 固くて大きな洗濯石けん、白い割烹着、夏草の匂い、すり減った凸凹に触れあの頃を思った。2年前に実家を手放したとき、思い出の品をもらった。買い物籠、まな板、しゃもじ、食器、寿司桶…思い出がこびりついている品々だ。

北海道新聞コラム「朝の食卓」、昨年12月24日掲載「北の街で」が立男の最後。2年間で18回(40日間隔)、とても勉強に。年賀状に「読んでいる」と書いてくれた人多く、驚いた夜、33年前卒のクラス会。働いて、家族養い、楽しみを自分でつくっている…素敵な大人だ。

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