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デジタル機器との現実社会(リアル)…。

(画像は、先週末の秋葉原。本文との関連はありません。)

チェ・ゲバラが処刑された地でもある南米ボリビア。
このボリビアを舞台としたコンピュータゲームを、
ここ数カ月、友人の誘いもあって楽しんでいる。


昭和世代のファミコン人間には、
現在のコンピュータゲームには驚かされることが多い。
まるで実写映像のようなリアルなCG映像の世界で、
主要キャラクター(主人公)をアナログコントローラーにより操作できる。
デジタルに対して、アナログと言えば…、
どこかレトロで、一世代前のものにも聞こえる。
だが、アナログ信号をデジタル技術で再現するのは、
制約が多く、複雑で高度な処理能力を求められる。
アナログコントローラーは、操作レバー(スティックレバー)だけでなく。
「決定」や「解除」を行なうアクションボタンへの「強」「弱」まで、
認識できるコントローラーとなり。
レーシングゲームなどでは、
アクセル(スロットル)を一気に踏み込むように、強くボタンを押し込めば、
エンジンの回転数が急加速するような演出まで行われる。
ブレーキでの操作の場合にも、一気に押し込んで、急ブレーキをかけられる。
これだけ高度で複雑な操作を処理できるようなゲームのシステムは、
業務用のゲーム筐体でもなければ、かつては不可能だった。
そんなアナログコントローラーも、目新しい技術ではなく。
10年ほど前から、家庭用のゲーム機にも用いられている。
子供の頃に夢見ていた未来社会とも異なり。
いつもの生活…、
当たり前の日々の中にいると忘れそうになるけど。
かつては、SFの世界でしかあり得ないようなことが、
当たり前になりつつあることを実感する。



さて…。
実写並みの映像で展開されるリアルなゲームであっても、
現実とは異なるのは、仕方のないことなのだろうか?
例えば、現実の世界では、車輛(自動車)のハンドルから手を放したまま、
運転するドライバーなどは、まずいない。
オートバイなら、尚更となる。
しかし、アナログコントローラーは、
ハンドルとは違って、ボタンやレバーに触れていれば、
指先の圧力を感知して、運転中の車体が不安定に揺れることになる。
コントローラーから、手が放れている状態が、
もっとも車体が安定するという状況には、強い違和感がある。
(現実ではないのだから、仕方がないけど、ね)
それでも、フルCGによるゲームの世界(ヴァーチャル)が、
現実社会(リアル)に近付いてきたのを感じる。
いずれ現実を超えるデジタル世界ができたとき、
“何”が現実となるかも変わってしまうのかも知れません?
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