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中二病もどきの二千年


古代ヘブライ語で記された”少女”という言葉が、
“処女”と誤訳されたことから、
聖母は、処女のまま妊娠したと伝えられていくこととなった・・・というのは、
映画「スナッチ」での冒頭シーンだけど。
現実的には、処女のまま、受胎することなどなく。
昨今、謂われる中二病、
「自分の物語に浸ったまま、その主人公を演じている病気(?)」じみており。
チープなファンタージと同レベルの妄言にしか思えない。

・・・と言えば、キリスト教の福音派(原理主義者)らによって、
家に火をつけられそうかな?



以前に記したけど。
ツリーのイルミネーションは、
宗教改革で知られるマルティン・ルターが発想したと聞く(諸説あり)。

学校の教科書でも知られる宗教改革によって、
キリスト教は、カトリックとプロテスタントとに分かれることとなり。
(正確には、その前に、カトリックと正教会とに分かれている。⇒)
キリスト教のプロテスタントから派生したものには、
福音派と呼ばれるものを、いくつか生み出していく。
福音派とは、キリスト教の原理主義とも言われていたこともあり、
聖書への原点回帰を主張する、宗教右派になる。
キリスト教と世界史とのことを、ちゃんと勉強してこなかったこともあり。
「キリスト教、原理主義者(福音派)は、
宗教改革を行なったルターのことを、どのように捉えているのだろうか?」
・・・と、考えたことがあり。
ずっと、気になっていたところ。
あるテレビ番組を見ることがあった(その受け売りとなってしまうけど・・・)。
キリスト教、福音派と呼ばれるものは、
ルター派からは、あまり生まれることはなく。
カルヴァン派から、多くのものが生まれていったとのこと。
・・・以上(?)。

小中学校の授業で習うような、数百年も前のことが、
現在も、影響しているのだから、困ったところです。

<キリスト教福音派に関連する過去の記事⇒>
「ジーザスキャンプ(前編)までの感想」




追記:
キリスト教が支配する中世という時代は、哲学は神学に準ずるものだった。
彼らの感覚は、現代人と異なるのかも知れない。

“神のもとでは、すべての人間は等しい存在である”と、
キリスト教の聖書にはある。
そんなキリスト教文化が根付いている欧米の社会から、
奴隷制度が廃止されるには、数百年も必要とされた。
奴隷は、所有物でなく、人間だと抗議することは、
奴隷の劣等さが、主張されることで反撃されたとも聞く。

「“彼らは人間ではない“だから、教義に反していない」という詭弁が、
まかり通っていたということであり。
人の痛みが分からない相手には、道徳や倫理などが、
どれほどの意味をもつのだろうか?
そう考えてしまうことは、今でもある。
そして、差別は、現在においても存在するのだから、
人間って、ほ・ん・と・うに、業の深い生き物なの、ね。
(困ったものです。)
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