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ギムレットと”長いお別れ”:ロング・グッドバイ


多くのカクテルブックにおいて…。
スタンダードなカクテル“ギムレット”が、
チャンドラーの小説「ロング・グッドバイ」の物語中に
印象的な小道具として使われたことが記されている。
このため、チャンドラーの小説を読んでもいないのに、
ウンチクを語る人間も多く。
「ギムレットには早すぎるね」という主人公マーロウのセリフが、
どのような場面で言われたのかも知らないまま。
勝手なことを語って、シラけさせられたことがある。

ギムレットは、ジンをベースにしているので、比較的、強いカクテルだが、
ライムをシェークしたノドごしは辛みがあるのに飲みやすい。
スタンダードなカクテルは、シンプルだからこそ、
味わい深いものが多いけど。
だからこそウンチクは、ちゃんと語って欲しいところ。

前置きが長くなってしまったけど。
そんなチャンドラーの小説「ロング・グッドバイ」の舞台を、
戦後の日本に置き換えてドラマ化されたらしい。
(N〇Kで、19日の土曜日から、5回放送予定)
主演は、浅野忠信。
彼が、マーロウ役というところかな?
他のキャストも興味深い。
何かと時間が厳しいけど、レコーダーに予約を入れることにしました。

蛇足:
チャンドラーと聞いて、ウル〇ラマンの怪獣を思い浮かべる人もいたけど。
正直、生活感が異なることもあって、洋書は和訳されていても感情移入しにくい。
個人的には、チャンドラーより、ハメットの方が読みやすい気もするけど(?)
「ロング・グッドバイ(長いお別れ)」は、
あらためて読み直したい小説の1つでもあり。
数年前から、古本屋に寄っては探してみるも、なかなか見つからない。
近年では、大沢在昌の訳もあるから、新書で買ってみるかな?




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