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通勤選手vsスマホブロッカー:乗降の邪魔なのだけど


朝方、そして夕方の通勤時。
都心の電車内は、すべての座席が埋まり、
吊革に手をかけた通勤者たちの肩が触れ合うほどになる。
いつものように乗り換える駅が近づいてきた。
混雑する電車内から、ターミナル駅への乗降は、
競技スポーツの選手にでもなった気分になる。
目線を乗降口のドア方向に向けると、
ドア近くの座席ハジに背中をあずけるようにしている乗客がいる。
その姿勢から、選手(乗降客)たちをブロックするように
スマートフォンを突き出すように持ち、なにやら一心不乱に操作している。
正直、かなり邪魔くさい。
「審判!これはペナルティだろう!」と抗議しようにも、
あいにく電車内に審判(ジャッジ)はいない。
そんなスマートフォンのブロックをかいくぐる。
右へサイドステップし、
片足でトントンとステップを刻みながら、テンポアップする。
人の流れに合わせるようにしながら、足を踏み出す。
そのまま、足を早めたまま、乗り換えホームに向かうと、一気にトップだった。
後ろからは、無数の足音が迫ってくる。
さながら・・・。
血の臭いにピラニアの群れが獲物に追いすがる様が思い浮かび、
ちょっとゲンナリする。
もっとも、ピラニアが生息するアマゾン川なんて行ったこともないけど。
バカなことを思いながらも、足を止めず。
乗り換えホームに降りると、すぐに電車が入ってくる。
ガラリッと開いたドアの先には、座席の両ハジに寄っかかりながら、
またも突き出すようにスマホ(スマートフォン)を操作している者がいる。
”オノレ!邪魔くさいスマホブロッカーたちがぁー!!”
※スマホブロッカー・・・こんな言葉はありません。NAの造語。
難敵であるスマホブロッカーたちを押し分けるようにして、
満員電車に乗り込んでいく。
いつものこと。
・・・でも、まだ仕事前なんだよなぁ。







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