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日帰り、ワイナリー探訪?:その2

(前回の続き)
画像に写っているのは「葡萄の花」になります。

ハデさはなく、控えめな花であるとは聞いていたけど、
実際、その通りだった。
豊かな果実がなるだけに、少し不思議な気がする。
「サントリー登美の丘ワイナリー」は、
甲府駅から、車輌で20分ほどの場所にある。
最寄りにバス停留所もなく、
見学者は移動手段を考えないといけない。
当然だが、車輌運転者は試飲できない。
ワイナリーでは、車輌での訪問者を運転者か確認する。
ワイナリーで試飲できないのは、正直、さびしいので、
タクシーを利用する見学者は多い。
甲府駅からのタクシー料金は、ボトル1本ほど。
うん? 例えが変かな?
貧乏性のNAには、ちょっと負担だった。
今回、この時期に「登美の丘ワイナリー」の見学に向かったのは、
サントリーからのEメールが届いたからだ。
(NAはサントリーのEメール会員。)
醸造所の技師による同行説明まであると言う。
ワイナリーまでの送迎バスが用意され、
参加費は¥2000ー。
タクシー代を考えても、このような機会は滅多にない。
事実、希望者に対し、10倍の抽選だった。

ワインの製造手順は、白、赤、ロゼ、それぞれ違う。
一般に言われるワインの製造手順は、
果皮を除いた葡萄を発酵させたのが、白ワイン。
果皮を含めて、葡萄を発酵させたのが、赤ワイン。
赤ワインと同じ製法で造られ、発酵途中で、
果皮を取り除いたのが、ロゼ・ワイン。
・・・でも、ワインって、こんな簡単に造れるのだろうか?
つまり、これは基本の製造過程。
これだけでは、商業製品として成り立たない。
現在のワインは、こんな単純な製造手順だけではない。

この「登美の丘ワイナリー」は、単なる醸造所ではなく。
かなりの広さの葡萄畑もある。
葡萄畑には、雑草がしげっていた。
これは地中の水分を吸わせる目的がある。
(手を抜いているからではない?)
葡萄以外にも、果実を育てるとき、
水分を与えすぎないようにする場合がある。
果実に養分が集中させるためだが、
葡萄は、生育上、水はけの良い土地が望まれる。



樹の根本が細くなっているのは、接ぎ木をしているからです。
ワインの歴史上、有名な事柄がある。
18~19世紀、欧州のワインがフィロキセラと
呼ばれる害虫により、壊滅的な被害を受ける。
この対策として、米国産などのぶどうの樹に
接ぎ木する方法が用いられる。
その対策は、現在も必要とされている。
フィロキセラの被害は、歴史上の話(昔話)だと、
思っていたので、少し驚かされた。
そして、接ぎ木される理由は、
フィロキセラへの対策だけではなく、台木との相性もある。
つまり慣習的にノウハウを引き継いでいるのではないと
言うことです。
(2020年7月誤字脱字訂正:次の記事へ⇒)
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