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はんぐおーば

二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094

愚行道程:(不審の1)

2018年10月17日 16時30分06秒 | 寒空小人

数日前、よく閲覧しているブログ上の記事から、
あることを思い出した。


2年ほど前のこと、複数の事業所で仕事を兼務していた時期があり。
そんなとき、身体の具合がおかしくなったときがあった。
頭が痛く、全身に寒気があり、動くのも考えるのも苦痛だった。
その日は、スケージュール上、病欠できない日でもあり。
バファ〇ンを飲みこんで、職場に向かうしかなかった。
顧客と向き合うような仕事は、幸いにもなく。
事業所のPCを前にして、
就業時間が過ぎるのを待つことで終わりそうだった。
そんなとき…。
こちらが体調を崩したことを聞きつけて、直属の上司がやって来た。
「オイ、お前、体調が悪いのに、わざわざ職場にやって来て、
他のヤツにうつしたらどうする気だよ」
「これでスケージュールに穴が空いたら、また手詰まりになるだろう」と、
もっともらしいことを口にしていたけど。
自分で仕事を引き継ぐ気はないらしい。
どう言う訳か?
世の中には、病身の人間に対し、
なじるような言動をする人間がいる。
常日頃、世の中に対して、チリ積もった鬱憤を晴らしたいだけなのか?
それとも、安っぽい自己顕示欲を抑えられないのか?
他人が自分よりに不利なポジションにいるということを、
わざわざ実感しないと気が済まないらしい。
弱っている人間を前にしたとき、
意識的なのか?無意識的なのか?は理解できないけれど、
悪意的なアプローチをしてくる。
そもそもズサンな(バカげた…)スケージュールを組んでいたのは、
この男であり。
だからこそ、別の人員を頼めない状況に陥っていたのだけど。
「こういうときは別の人員に連絡をとっておくのが、当たり前だろう」と、
いつまでもやめる気がないらしい。
こんな言動や態度に憤りを感じないほど、寛大でもなければ、
アホウでもいられなかった。
「見苦しいところを見せて、申し訳ありません…。」
「しかし、それ以上、余計な口を開いたら、ブッ飛ばすぞ!」
と、
かなり感情的な言動を、口にしていた。
この言葉に対して、何か言い返そうとしているのが分かったが…。
こちらの表情をみて、
ようやっと“本気”で怒っていることに気付いたらしい。
黙って、奥のデスクに下がっていった。
この事業所は、親会社の職場であり、複数の関連会社が入っていた。
一連の状況は、関連会社の社員も見ていた。



それから1年後…。
「あのとき、アナタの顔色は、かなり悪かったのに、
あの人は何もしませんでした、ね」と…。
当時のことを、近くで見ていた関連会社の方が思い出していた。
関連会社の人員が、自分の仕事や立場を理解して、
このような憤りを見せてくれるのはウレしかったが、
少し情けない話だった。
相変わらず複数の事業所を兼務しており。
一方的な使い捨て仕事を受け入れすぎたからなのか?
同じ会社の上司や同僚からは、軽く見られていたこともあった。
この事業所は、数人の人員しかいないことから、
関連会社の人員と仕事することが、同僚と仕事にあたるより多く。
もう少しだけ、話を続けることにした。
そこで、かなりトンでもないことを聞かされることになった。
「正直、所定の業務をキチンとこなしているのは、
アナタくらいですよ」

えっ!?

<2020年7月誤字脱字訂正:続く ⇒>
・・・これはネット上にあふれる“創作”の1つ(としてください)。


蛇足:
一方的に他人をなじるような言動を繰り返した末、
社会を腐らせるバイ菌のような人物がいる。
誰もが知っているような会社に所属していて、
肩書(役職や要職)こそ立派でも、
それは実力や経験が評価されてのことでもなく。
人知れず努力してきた訳でもない。
つまらないことなら、それなりに会話もできるけど。
大事なことでは、結局のところ折り合いはつくハズもない。
そのような相手とは、無縁でいたいのが、理想的だけど。
仕事でかかわることであれば、そうはいかない。

愚行道程:やさしい世迷い事

2018年10月16日 21時19分43秒 | 寒空小人

ゴミとウソは、人間が作り出したものでいらないもの。
それなのに人間は、何故、ウソをつく?
「真実を受け入れることが、出来ない者が多いから…」


子供の頃、両親の仕事の都合で、何度か転校する機会があった。
面識のある友人や知人もなく、勝手も分からない。
だから、転校先では、問題となるような行動には、
注意はしていたが…。
特に思い当たることもなく、
他人と諍いになってしまうことがよくあった。
ほとんどの場合、相手は「お前が悪い!」としか言わず。
理由も分からないままだった。
今、考えてみれば、
「何だか、見慣れないヤツがいるのが面白くない」
「マゴマゴしているようだから、からかってやろう」
…と思ったもの。
予想外の騒ぎになって、どうにも収拾がつけられそうにない。
“こいつがいると面白くない、だから、こいつが悪い。”
そんな気持ちが「お前が悪い」という言葉になる。
ただの逃げ口上。
結局、相手は、子供なので言っているうちに、
自分でも、何が事実かも分からなくなってしまう。
そこで、誰かが仲裁に入るのだけど。
“どのような状況なのかは分かった”でも、ね。
“君にも反省することがあるのではないか?”となってくる。
「喧嘩両成敗、見事な大岡裁きです」と時代劇のような幕引きになる。
本当のところは…。
面倒臭い状況で、何だか分からないから…。
「適当なところで、手打ちとして片付ければいいだろう」
…とでも考えでいたのかも知れない。
転校したばかりで、意味も理由も分からないまま諍いごとになり。
しかも、そんな全体像を、子供には理解できるハズもなければ…。
(大人の判断を)疑いようもなく。
どこか釈然としないまま、
「よく分からない加害者意識」を抱えていくことになる。
今、思えば、理不尽な話だった。




ほとんど何気なく。
それも悪意と呼べるほどの明確な意図や意思がなくとも、
人を傷つけることがあるけど。
こんな行動がもたらした破壊的な影響に気付いていない人は、
かなり多い。
これを子供だけの話…、
自分には関係のない話だと思っているものも多く
頭を抱えたくなるときもある。

仕事の道筋

2017年04月01日 05時02分06秒 | 寒空小人
(画像は、6年前のもの)
この国の多くの会社では、4月1日に新社会人たちの入社式が行われる。
エイプリルフールのウソは、当日中にバラさないといけないのが、
ルールだったけど。
まあ、それは置いといて…。
10年以上前のこと。
職場に、中途入社の新入社員が配属されてきた。
ある程度の規模の会社であれば、採用した社員への新人研修が行われる。
新社会人(新卒)として採用される社員の場合だと、
挨拶や電話応対、名刺交換などの一般常識から、教育されるけど。
さすがに新卒社員に教えていくような時間もないので、
研修項目には、実務的なことが中心になっていく。
”当たり前のこと”を、当たり前に教えていくだけと言えば、
それまでだけど。
新人を使えるように、教えていくことは重要なこと。
どうやら、先輩同僚には、訳知り顔で、
勝手なことを吹き込んでいるようにでも見えるのか?
不満気な表情を浮かべていたが、
どんな職場においても、本当に予測もなく、“不測の事態”は起こる。
それほど大きなトラブルやクレームでもなくても、
病欠のまま、欠員が出ることなどになれば、
「人員が足りない」…となり。
そのときに対処できる人員がいなければ、自分の負担が増えることになる。



こうやって、”自分の仕事”ができるようにと、
仕事の”道ならし”をしていったハズなのに?
いつの間にか?
自分が整えたハズの”仕事”が“誰か”のものになっていたときもある。
向上心をもってやっていかなければ、
どんどん仲間から置いていかれる…という緊張感は持っていたけど、
ちょっと甘かったのかな?
当時は、そう思って、四苦八苦しながらも、次の仕事に意識を向けることにした。
…でも、組織社会で生きていくのなら、
向上心だけあれば、充分というものでもない。
組織社会における“悪癖”や“横暴” を否定しても、
それが無くなる訳でもない。
対処する知恵が必要にもなる。

蛇足:(2019年5月加筆)

営利企業が、業務を安定して提供していける姿勢を、
社内外にアピールし、社会的な信頼を得て、存続していくためにも、
人材の育成は必要なこと。
ましてや社会的な信用は、お金では買えない。
それだけに…。
将来のある若い人のそばに、ダメな大人がいていいのだろうか?
そう思うときがあった。
今は…。
もっとダメな奴を寄せ付けないため,
魔除けぐらいにはなっていると思っている?

愚酷醜齢(後編)

2017年03月30日 12時34分56秒 | 寒空小人
(前回の続き)
仕事に関わる約束事を、得意先や顧客との間で決めるには、
それなりの手間がかかることも少なくない。

例えば…。
“倉庫の一角に在庫商品を置かせてもらうこと”
“業務用の車両を乗りつけるのに駐車場を貸してもらう”…などがある。
他社(他者)の都合で、自社のスペースを取られるのだから、
面白くもないと感じてもおかしくもない。
スペースに余裕もない会社なら、なおのこと。
それを、職場の先輩社員が都合をつけてもらったもの。
身勝手なマネをする者が出てくれば…。
「お前ら、出ていけ!」…となり。
まあオジャンとなってしまう。

昨日までは、門外漢のアマチュアだった中途入社の新人が、
年長者だからといって、先輩社員に対して暴言を吐き、
自分勝手な行動に出れば、”しめし”がつかなくなり。
“場が荒れる”ことになる。
さらに余計なものに意識を割いていれば、ミスも多くなる。
そもそも、年長者であると言うことは権利(特権)ではない。
年令を重ね、その言動や行動が責任を伴うものだから、敬意が払われる。
この敬意に対して、実務能力もないのにカン違いし、
やる気もなければ、こちらも考えを変えなければならなくなってくる。

虚栄は、もっとも警戒すべき感情。
根拠もないプライドばっかり高くても、気持ちは中途半端。
悪い先輩社員ばかりを、見習って…、
「アイツ(先輩社員)がやっているから…」と、
ロクに仕事も覚えもせずにラクをしようする。
“顧客先との取り決めに尽力した人物(先輩社員)と扱いが違うのは、
当然だろう!”…と注意すれば、
「”先輩”ですら守ってもいないのに、何でやんなきゃいけないですか?」と、
逃げの一手。
仕事では、マゴマゴしていながら、
他人を不快にさせるのだから、軋轢が生まれないハズもない。
ここまで注意してもダメとなると。
当然、上司に対応を任せるしかなくなってしまう。
上司も、本社の人事部が採用した人員のことで、軋轢を生みたくないのが本音。
ましてや、この上司の本心には…。
“しばらく、耳をふさいでいれば…”という態度があった。
誰だって「イヤな奴とは関わりたくもない」というところ。
これを職場の先輩社員として見過ごせるハズもなく、
対立することになったもの。
当時、(NAには)別の問題もあり。
事業所を追われることとなる。
(関連する過去の記事「かたり、たかり:逸~誤」)
この人物は、半年後、会社を辞めてしまうもの。
その後も、トラブルとクレームばかりだったとも聞く。



職場の人間関係は、モチベーションに影響する。
現在のサラリーマン社会には、
悪い方向に、クオリティコントロールされている会社も少なくない。
自分の財布が痛まなければ、タダで済むと考え、
他人の物が、自分の物になると思うような人間を採用しながら、
中途半端な社員教育しか行っていなく。
何の問題も無いと思い違いしているところもある。
根拠もない気位ばかりが高くて、気持ちも中途半端。
どんなに頑張っても、他人にはなれないし、自分以上にもなれない。
他人”ひと”の話を受け入れられない人間に言葉を尽くしても、
無意味となってしまうのは努力不足だからではなく。
そういう種類の人間が、相手なのだと、やっと実感することなった。
(2021年3月加筆訂正)

(似たような過去の記事「酷薄」⇒

愚酷醜齢(中編)

2017年03月29日 12時34分56秒 | 寒空小人
「2017年3月に加筆し「中編」へと分割しました」
(前編からの続き)

前職では、職務経験も長く、ルーチンワーク以外のことは、
何もできなくても、それなりの給料をもらってきた。
しかし、定年を迎え、別の会社に中途採用され、新入社員となった。
はた目には、簡単な仕事にも見え、甘く考えていたもの。
慣れない仕事を、実務能力もない人間がこなせる訳もなく。
大勢いる同僚たちに紛れ、電話の鳴らないデスクで、
やり過ごそうとしているのがミエミエとなる。
このように、職場で求められるレベルを満たしていないのは、
年寄りで、物覚えが悪いからなのではなく。
ハッキリと言えば、バカなのに、やる気もないからであって、
これでは、仕事が出来るハズもない。
大体、年金受給するまでの“つなぎ”としか思っていなかった(らしく?)。
面倒なことは覚えようともせず、業務を説明しても生返事ばかり。
自尊心はあるけども…。
それを刺激しても、向上心が出るタイプでもなく。
自分よりも、年下の人間から注意されたのが面白くなかったのか?
露骨に態度が悪くなった。
書類の記述や電話応対などで失敗し、他人から注意、指摘されても…。
「いや!こう教わった。俺は間違っていない」としか言わない。
単なる負け惜しみなのか?
「なんか、声が大きいなぁ(うるせぇなぁ!)」
「顔色が悪いんじゃない」と、
わざわざ軋轢を生むようなことを、口にするようになり。
そんな人間を注意し、指導する同僚は減り。
やがて、誰も相手しないまま放置されていった。
この人物は、職場のモラルやマナーと言うもの蝕んでいた。
しかも、反省の態度もない。
ガマンできることにも限度があった。



追記:
年齢を経て、より豊かで深みのある人生を送りたいと思っていた。
それは幻想でしかないのかも知れない。
齢(よわい)を経ても、愚かで、あさましく、
そして、醜い。
“眉目秀麗”ならぬ“愚酷醜齢”という表題は、すぐに思いついたけど。

ちょっと抵抗があった。
それから、数年が過ぎ…。
より良くなるどころか、悪くなるだけの状況を前にして、
より深く、暗いものが根を張っていくような気分に陥った。
その気分からの回復には、かなりの時間を取られている。
(2021年3月加筆訂正:続く⇒)