(2017年3月に記事名を“脅威拡大、権威失墜”より変更)
「職場の腐敗」と言えば、大げさにも聞こえる。
たしかに背任や横領といったほどの違法行為ではないが、
起業理念から外れている…と言えば、珍しくもない話かも知れない。
数年前、事業所に新人が配属されることになった。
入社したばかりの新人と言っても、学生上がりの”新卒”ではなく。
還暦を迎え、前の会社では、定年まで営業職にいた60才過ぎの男性だった。
終身雇用が崩壊して、転職や中途採用も珍しくない世の中とは言え。
顧客先で、ポケットに手を突っ込んだまま、無神経にプラプラと歩き回り。
先輩社員に”呼び捨て” や”タメ口”で話すような社会常識が、
欠落しているような人物だった。
このような服務態度の悪い人間と言うのは、
履歴書や職務経歴書、面接を行なっても分からない場合も多く。
このような人物がいれば、職場の印象は悪くなる。
一時期、よく使われていた言葉に“自己責任”というものがあったけど。
本当のところ、サラリーマン社会には“自己責任”などというものはなく。
“連帯責任”となる。
新人でも、後輩だろうとも、ちゃんとやってもらわないと、
職場の人間全員に、余計な負担が増えていく。
だから、同僚の不始末は、他人事ではない。
しかし、年長者に厳しい態度をとるのは、かなりの精神的な負担。
ハッキリ言ってしまえば…、
“年寄りをイジメている”ようで、イヤな気分にもなる。
それに極端な成果主義を唱える気もないので、
職場で「出来ないヤツ」を擁護することも、ある程度は仕方がない。
さて、どうするか?
年令も高く、職務経験も長ければ、関係者から期待されるものも大きく。
この仕事はできないなら…。
こっちの仕事をやって、ね。
イヤイヤ、こっちの仕事もできないよ…。
仕事ができないのなら、給料は払わないのか?
他の人に2倍、働いてもらうのか?
同じように仕事ができない人間が、もう1人きたら、どうするのか?
世の中には、誰かが言わなければいけないこともあり。
仕事にかかわることともなれば、無関心ではいられなかった。

追記:
新卒で入社した20年以上前のこと。
職場でポケットに手を突っ込んでいたら…
「ずいぶん、崩れた態度でいるじゃあないか」と、先輩社員から、怒られた。
ポケットに手を突っ込んでいる姿は、崩れた印象をもたせる。
つまり、だらしなく、調子はよくても内容のないものに見られかねない。
当時は、そこまで理解することは出来なかったが、
何度も注意されていくうち意識するようにはなった。
“仕事”と言うのは、生活の中で大きなウェイトを占める。
それだけにツマらないことのようでも無視はできない。
(2021年3月加筆訂正:続く⇒)
「職場の腐敗」と言えば、大げさにも聞こえる。
たしかに背任や横領といったほどの違法行為ではないが、
起業理念から外れている…と言えば、珍しくもない話かも知れない。
数年前、事業所に新人が配属されることになった。
入社したばかりの新人と言っても、学生上がりの”新卒”ではなく。
還暦を迎え、前の会社では、定年まで営業職にいた60才過ぎの男性だった。
終身雇用が崩壊して、転職や中途採用も珍しくない世の中とは言え。
顧客先で、ポケットに手を突っ込んだまま、無神経にプラプラと歩き回り。
先輩社員に”呼び捨て” や”タメ口”で話すような社会常識が、
欠落しているような人物だった。
このような服務態度の悪い人間と言うのは、
履歴書や職務経歴書、面接を行なっても分からない場合も多く。
このような人物がいれば、職場の印象は悪くなる。
一時期、よく使われていた言葉に“自己責任”というものがあったけど。
本当のところ、サラリーマン社会には“自己責任”などというものはなく。
“連帯責任”となる。
新人でも、後輩だろうとも、ちゃんとやってもらわないと、
職場の人間全員に、余計な負担が増えていく。
だから、同僚の不始末は、他人事ではない。
しかし、年長者に厳しい態度をとるのは、かなりの精神的な負担。
ハッキリ言ってしまえば…、
“年寄りをイジメている”ようで、イヤな気分にもなる。
それに極端な成果主義を唱える気もないので、
職場で「出来ないヤツ」を擁護することも、ある程度は仕方がない。
さて、どうするか?
年令も高く、職務経験も長ければ、関係者から期待されるものも大きく。
この仕事はできないなら…。
こっちの仕事をやって、ね。
イヤイヤ、こっちの仕事もできないよ…。
仕事ができないのなら、給料は払わないのか?
他の人に2倍、働いてもらうのか?
同じように仕事ができない人間が、もう1人きたら、どうするのか?
世の中には、誰かが言わなければいけないこともあり。
仕事にかかわることともなれば、無関心ではいられなかった。

追記:
新卒で入社した20年以上前のこと。
職場でポケットに手を突っ込んでいたら…
「ずいぶん、崩れた態度でいるじゃあないか」と、先輩社員から、怒られた。
ポケットに手を突っ込んでいる姿は、崩れた印象をもたせる。
つまり、だらしなく、調子はよくても内容のないものに見られかねない。
当時は、そこまで理解することは出来なかったが、
何度も注意されていくうち意識するようにはなった。
“仕事”と言うのは、生活の中で大きなウェイトを占める。
それだけにツマらないことのようでも無視はできない。
(2021年3月加筆訂正:続く⇒)